その強烈な火山の月イオからの木星に流れる電子の雨を聞くことによって、ジュノ宇宙船を使っている研究者達は、この怪物惑星の巨大な磁場の中に、強力な電波の放出が起きていることを発見した。この新しい結果は、木星のようなガスの巨人惑星によって発生する巨大な磁場の作用に光を投げ掛けている。木星は、強さが地球より約2万倍強い源を持つ、我々の太陽系全ての惑星で最も大きく最も強力な磁場を持っている。それは、太陽から吹く帯電する粒子の流れ、太陽風によって絶えず襲われている。太陽風がどの程度激しく吹くかによって、木星の磁場は、太陽の方向へ320万キロメートル、また、太陽から9億 6500 万キロメートル以上の範囲の土星軌道まで広がることがある。木星はその大きな磁場の中を周るいくつかの大きな月を持っておりイオが最も近い。イオは、木星と、近隣の他の大きな月の二つの間の重力の綱引きに捕らえられており、これらが、その表面全体に何百もの火山の爆発を起こさせる内部の熱を発生させている。
<出典>: 「ジュノ(Juno)」
<音を聞く>: 右上のイメージをクリックして Youtube から。
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<火星探査>: ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。
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<お知らせ>: 今夜(8月5日早朝)、テストフライト、ボーイングスターライナー OFT-2 の、国際宇宙ステーションとの並走とドッキングが予定されています。中継をご覧になるには、ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。
--- 8月4日 (水): <速報・追記> 日本時間4日早朝打上を予定されてきたボーイングスターライナー OFT-2 のテスト打上は再度延期されました。一日延期のようですが未だ番組表への掲載はありません。以後、打上時刻が日本時間では深夜のこともあり、打上げに成功した後にのみ取上げます。