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8月10日: ペルセウス座流星群が極大(2021年8月)/お知らせ

2021年08月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2021年のペルセウス座流星群の活動は、8月13日4時頃に極大となり、前後数時間にわたってとても活発な状況となることが予想されます。この状況は日本での観測に適しており、8月12日の夜半頃から13日の明け方にかけて、たいへん多くの流星を見ることができるでしょう。また、8月8日が新月で、12日頃は、ほとんど月明かりの影響がなく、とても良い条件で流星を観察することができます。普段よりも目立って多くの流星を見ることができるのは、11日の夜から13日の夜までの3夜と予想されます。3夜とも、21時頃から流星が出現するようになり、夜半を過ぎて薄明に近づくにつれて流星の数が増加していくことでしょう。最も多く流星が見られるのは、13日の夜明け近く(東京では3時台)と考えられ、このときの流星数は、空の暗い場所で観察したときには1時間あたり50個程度が予想されます。

<出典>: 「国立天文台」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 今年のペルセウス座流星は比較的多くの流星が見られると言われます。流星は、天候、時刻、空の明るさ(月や街の光)、目の慣れなどによって大きく見え方が異なります。残念ながら日本列島はこの期間曇りまたは雨が多く観測に適していません(気象庁週間予報)が、前後数日は時刻の関わらず雲の切れ間に見える可能性もあります。注意しましょう。

流星群は、太陽系内を大きな周期で周る彗星が、太陽に接近したときに緩み、まき散らしたダスト(径1ミリ程度の岩や氷)の群れの中に地球が入ったときに生じます。ペルセウス座流星は、太陽の回りを約130年周期で周るスイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)が残した流星体によって生じます。星座はこの現象と直接かかわりはありませんが、流星群が生じるとき、その星座を中心に放射状に現れることから名付けられています。ペルセウス座流星群の他、しぶんぎ座流星群(1月)、ふたご座流星群(12月)が三大流星群として知られています。

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<火星探査>: ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 明日朝早く、国際宇宙ステーションに向けて、シグナス NG-16 貨物船が打上げられます。国際宇宙ステーションへの到着は12日夜の予定です。これらの中継放送はホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。


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