パリの大きさの約 1.5 倍の氷山 A-74 は、今年早くに南極大陸のブラント氷棚(Brunt Ice Shelf)から分離した。 それは、この六ヶ月の間、主として海流によって、壊された棚の近くに残ってきた。8月初め、強い東の風が、ブラントの西の端で、氷山を回転させた。コペルニクスセンチネル1号ミッションのレーダーイメージは、8月9日から18日までの、この 1270 平方キロメートルの氷山の動きを示している。氷河学者達は、長い間、この厚さ150メートルのブラント氷棚の、亀裂の構成や拡がり、大きな溝の開きなどを監視してきた。ブラントの最南端から北に走っている大きな亀裂は、ごく最近、ハロウィン亀裂から切り離された。もしこの漂う氷山が激しい力で不安定な氷棚を打ったならば、新しい 1700 平方キロの大きさの氷山の分離を起動させたかもしれない。この状況は、センチネル衛星画像装置を使って、定常的に監視されるだろう。コペルニクスセンチネル1号ミッションは、南極大陸の暗黒の冬の間も、気象に関係なくイメージを送り返している。
<出典>: 「今週のイメージ(Images in week:ESA)」
<動画>: イメージは動画です。右上のイメージをクリックしてご覧ください。
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<火星探査>: ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。
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<お知らせ>: 国際宇宙ステーションでは、明日8月24日午後8時00分から、午後9時半開始の予定で、星出彰彦飛行士を含む二名での、7時間に及ぶ船外活動が予定されています。中継放送をご覧になるには、ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。
右下の写真は宇宙服をチェックする星出飛行士・指揮官。