肩の凝らないスローライフ

ようこそtenchanワールドへ。「一日一笑」をモットーに・・・日常生活の小さなことを笑いに変えるtenchanの雑記帳

母親ってしょうがない

2011-04-19 12:44:41 | 子供の話題
3月末に長男が東京へ戻ってから
こちらからメールする回数が確実に増えた。

この一か月で、
多分、昨年一年間に送ったメール件数を軽く超えているかもしれない。

去年、下宿し始めた頃は、
心配でメールを何度も送った。
最初は返事を寄こしていたが、
そのうち、メールの返信はおろか、
電話しても滅多に繋がらなくなってしまった。
気がつくと、2か月ぐらい音信不通の時もあった。

やはり下宿生を持つママ友に聞くと
女の子でさえ、メールの返事が翌日以降、
ということもあるということだった。

男の子なら尚更だ。

最後のほうは、
「便りがないのは元気な証拠」と、
なかば諦め気味だった。

しかし、今回は事情が変わった。

余震も続いているし、
なにより原発がどうなるかが心配だ。

ベトナムの夫は、
「万が一何かが起こっても、東京への影響は直ちにはない。」
と、言ってくれるが、
離れて暮らしている分、不安でしょうがなくなる。
で、ついついメールしてしまうというわけだ。

「そちらではミネラルウォーターは品切れではないですか?」

「お米はまだありますか?」

「お餅を入れておいたので、すぐに冷凍庫に入れなさい。」

向こうからの返信はない。

私から一方的に送るだけ。


原発のことにもつい過敏に反応して、
メール頻度が異常にup。

「雨が降る時は必ず傘を差して、くれぐれも濡れて歩くことのないように。」

「○○っていうサイトに詳しい情報が載ってるから見て。」

ネットの情報に振り回されないようにしよう!
と、密かに決意したことも何処へやら。

「もし爆発が起こったら、すぐに東京を脱出できるよう、
荷物をまとめておきなさい。
手持ちの現金もあらかじめATMで下ろしておくように。」

メールボックスを開けた長男の
呆れた顔が目に浮かぶようだが、
心配の種はまだつきない。

「福島方面で鼻血が出る人が急増しているみたいだけど、君は大丈夫?」

すると、とうとう夜中の2時に返信があった。

「心配しすぎやって!」

うん、確かにそうだ。
でも・・・・・

「用心することに越したことはない。」

と、近視の目を画面に近づけながら文章を打ち、
送信ボタンを押し、そのまま布団に突っ伏した。


翌朝、
ちゃんと送信できたかどうかチェックしてみた。

すると・・・・・


「用事するにこしたことはない。」

変換間違いのまま送っていた。

嗚呼、これじゃオカンのメールだよ~~~。(涙)