第1部「バレエ・コンサート」
小作品や、グラン・パ・ド・ドゥが
並びます。
たいへん、イキイキとしていた
「ラ・フィーユ・マルガルデ」など、
ジュニアの身体性と表現力に
惹きつけられました。
ミツコにとって、新鮮だったのは、
「『せむしの仔馬』より フレスコ」。
初めて観る演目です。
出演者は4人。
1対3の対比や呼応が、なんとも絶妙です。
音楽(作曲:チェーザレ・プーニ)も、
とりとめがあるような、ないような。
不思議な魅力のある作品でした。
第2部「『ドン・キホーテ』第1幕より ”バルセロナの広場”」
青い空、スペインの街並み。
舞台美術(東宝舞台(株))の力だけではなく、
セキディリア、町の娘たち、エスパーダなど、
それぞれが、賑やかに舞台を彩っていました。
幅広い年齢層が、作品に奥行きを出しています。
バレエ少女の多くが憧れるヒロイン・キトリを、
演じるのは、岩田唯起子先生。
出てきた瞬間、キトリでっす。
すべてにおいて、キトリでっす。
的確なパ、確実なパ。
コケティッシュでチャーミングな存在感。
う~ん。
しみじみ、うれしい。
来てよかったなあ。
バレエ「ドン・キホーテ」は、
セルバンテスの小説が、元になっています。
風車に挑むドンは、この物語の象徴的なシーンであり、
彼に仕えるサンチョ・パンサともども、
悲哀に満ちています。
バレエにおいては、
バジルとキトリの恋模様が中心に描かれており、
若々しく、陽気で情熱的。
だからこそ、
より、ペーソスを感じます。
今回も、エンディングでは、
ホロリとしてしまいました。
昨年、岩田守弘さんが出演なさるということで、
岩田バレエスクールの発表会を初鑑賞しました。
あれから1年。
ジュニア、
そして、とてもシニアな方々の技術が
格段に上がっていまっす。
まっとうなバレエスクール。
そんな言葉が浮かびました。
ミツコよ、おめいさんは、進歩しているのか~!?
己に問いかけをしつつ、
帰路につくミツコであった。
夢だけではない、
刺激も与えてくれる発表会。
ありがとうございました~。
明日(もう今日)も、がんばるぞ!
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