浅尾弥子のノンジャンル道

 
 富山県小矢部市のシンボルキャラクター・メルギューくんの
 お姿をお借りして、日々更新。

「ジキル&ハイド」(3/26・マチネ)

2012-03-26 22:13:27 | 舞台・イベント

ミュージカル「ジキル&ハイド」(日生劇場)を観てきました。

この作品は初鑑賞。

曲も「ディス・イズ・ザ・モーメント」しか知らない状況でしたので、

ハラハラドキドキ、驚きの連続でした。

善と悪という人間の二面性と、その間で苦しむ良心、

それを通して、人が「人」として「生きる」とはどういうことか、

を問いかける作品ですが、

主演の石丸さんはその両極と葛藤を見事に表現していました。

コーラスやダンスの質も高く、密度の濃い内容でした。

驚いたのは、吉野圭吾さん。

2003年に「レ・ミゼラブル」でアンジョルラスを演じていた頃と、

容姿が変わっていない!いや、むしろ若返っている!

経験に裏づけされた自信も加わり、好演が光りました。

笹本玲奈さんも、同じく「レミゼ」でエポニーヌ役で、初めて見たとき

「恐るべき18歳」が現れたと舌を巻きましたが、

今回も、チャーミングななかに貫録が備わり、

舞台を占めていました。

それにしても・・・。

「白鳥の湖」の悪魔ロットバルト、黒鳥オディールしかり、

「エリザベート」のトートしかり、ハイドしかり。

「悪」の部分には、魅力がありますな。

だから、誑(たぶら)かされたり、戻れなくなったり、

揺れ動いたりするんでしょうね。

そもそも「善」とは?「悪」とは???

・・・いろいろ考えさせられる作品でした。

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長々語ってしまいました。

明日もがんばるぞ!

コメント
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