無病息災のとびら

21世紀の健康について考えています

手の経絡と健康

2009年08月06日 20時51分00秒 | Weblog
おおまかではありますが、腕から*(パー)*手には、「気をつけ」の姿勢の腕を下げた状態で見ると…

体の*(笑顔)*前面側の肩から親指に向かって肺・大腸の経絡(けいらく=ツボの流れ)が流れており、体の後ろ側の腋から小指に向かって*(ハート)*心臓・小腸の経絡が、*(ノーティー)*側面にあたる外側部分には三焦経が、内側部分には心包経が流れています。

脚の場合と同様に、腕に出てくる*(キラキラ)*痛みやしびれ、あるいは、シミや吹き出物、手の爪の変形や変色、又爪の生え際の逆むけ、手の皮の荒れ具合などを観察していくと、まだ病気ではなくても、体が病気に*(車)*向かっている状態を前もって把握する事ができます。

漢方医学に、*(ダイヤモンド)*黄帝内経(こうていないけい)という書物があります。

大昔は、病気をタタリや*(雷)*神罰などと考えて、呪術やお祓いなどをしていたようです。

薬を服用するといいますが、服という字は*(制服)*身につける意味で、病気の治療は元々魔除けを身につけることでした。

その後、*(クローバー)*薬草を飲むようになってから、飲み薬のことを、内服薬というようになったようです。

そのように、病気を自然現象と捉えるようになったのは、黄帝内経が著された前漢時代(紀元前206-後8年)の頃だったようです。

しかし、黄帝内経が著された漢の時代から、呼び名と共に漢方医学の基本的な病理観はほとんど変わっておらず、現代の科学によって近代化された事もなかったようです。

それは、漢方医学は人の*(ハート3つ)*生命現象と病気との係わり合いをとことん観察して、整理して、観察と整理を数知れない人達が何世代にわたり繰り返して、その膨大な*(ハート6つ)*積み重ねから得たエッセンス、あるいは大自然の法則みたいな物だからのようです。

たとえば最近、海藻が枯れて*(波)*磯が砂漠化する磯焼けが問題になっています。

磯焼けは*(ヨット)*漁業に大打撃を与えるそうですが、日本のあちこちで磯焼けが起こると、それは磯だけの問題とはいえないようです。

その原因として、*(地球)*地球温暖化による海水温の上昇とか、河川や海の沿岸をコンクリートで固めてしまって磯の環境が変わった…など考えられているようです。

同じように、たとえば心臓が悪くなるのは*(割ハート)*心臓だけの問題ではなく、いろんな事が関連し合い、いろんな関連を長期間観察し続けた結果のエッセンスのひとつが、経絡のようです。

経絡は血管や神経のように直接目には見えません。が、体に起る痛みやシミや吹き出物などを観察していると、徐々に皮膚表面に浮かび上がってくるように見えてきます。

経絡は、手足を使うことで活性化されるようです。

手仕事は*(退屈)*頭の働きを良くするといわれますが、運動や仕事以外でも、手の経絡は編み物や刺繍、書道や絵画や彫刻や*(ギター)*楽器や*(トランプ)*手品などを楽しむことでも刺激され、内臓の働きを整えることもできるとおもわれます。