人生アラカルト

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ルイサダのショパンに酔う

2013-11-26 22:41:38 | お勧め

Jean Marc Luisada plays Chopin's Grande Valse brillante Op 18

ジャン=マルク・ルイサダのピアノリサイタルを聞いた。

後半にショパンのワルツ集があるから、これは行くべし。

私はカセットテープで録画したものを持っている。

「わー、華やかなワルツ」と最初驚いたものだ。ショパンはい

つも聞いているが、ルイサダのワルツは違うんだな。

いわゆる、本場の音楽って感じ。

それから、ルイサダはテレビの講師をしているのを見た。

あの、にっと笑う表情が人を惹きつける。好かれるのは、

音楽もさることながら、彼の風貌がなんともいえない、

コンサートホールの大ホールは7分の入りか。

悠々と現れたルイサダはにこやかに挨拶。

「へー、譜面が置いてある」

カセットテープでは、リサイタルの録画だが、譜面なしで全曲

弾き切っている。

第1番の華麗なる大円舞曲」から始まるワルツはこのうえなしに

心地良い。「あれ、3番が抜けた」 こっそりパンフを覗いたら、一番

最後にあった。

最も華やかな曲を最後に持ってくるとは、心にくい。

コンサートホールのホールがショパンの旋律で満ちた。

「本物を聞かせてもらった」

だが、ルイサダは全然譜面を見てなかった。係りの人だけが一枚一枚

ページを捲っていたが。

帰りの地下鉄の中でも、頭の中でルイサダの指が踊っていた。