声の変調に注意ーひょっとして

食道がんになった時、声がしわが
れた。友人は咽頭がんを患ってい
た。

声の変調は、電話の時みつけるこ
とが多い。

話しているとき、段々声が変わっ
ってきた、しんどくなった時、注
意が必要だ。

電話は普通の会話より語気を強め
る。やや高めに発声する。そうし
ないと、言葉が相手に通じない。

「お父さん、声が変よ」、「おい、
声がかすてる」

肉親や、友人が指摘する場合、咽
頭、食道、肺など首から上の肉体
に異変が起きているとみてよい。

私は電話の時、声の調子を良くし、
声のボリュームを上げる。

「お、元気やな」　相手に言わ
せたら成功。

ずっと、かすれてるな、と気づ
いたら医院か病院へ行くべし、で
ある。

誤嚥の話がそれた。

口から食べる喜び

口から食べる。日常、当たり前の
生活を送れないために、胃ろう・
腸ろうに頼って生きている人が多
いとか。

胃ろうは肺炎の原因の誤嚥を防ぐ
ための手段だが、口からものを食
べなくてもかゆ状態にして直接胃
や腸に送り込むだけ。

それでも、かなりの期間生きられ
る。

ところが、口は肺に空気を送るだ
けの器官に役割が落ちてしまう。

昨夜観たテレビでは口だけでなく、
他に支障が出ている様子が描かれ
ていた。

食事を口から入れないと、運動能
力はおろか、精神的にもダメージ
をもたらす。

テレビでは口から食べるのに、ト
レーニングに関わった医師たちと
患者の苦労を知らせていた。


私が食道がんで経験したなかで声
の変調がきつかった。