人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

雨中の龍谷大学祭

2014-10-30 23:12:49 | 行ってみて
2日の日曜日、お隣の龍谷大学は大学祭で、賑わいました。
ですが,あいにくの雨降りでキャンパスはいまごろ広葉樹が
色づくのに、代わりに傘の花が咲きました。

校門で分厚いスケデュールの冊子を渡されます。
龍大深草学舎は見事なビル群に変貌を遂げいます。エレベ
ーターからトイレに至るまできれいで、大勢の学生はお客
様扱いです。

こうでなければ、大学に学生が来ない時代になっています。

今年のタイトルは《万華鏡》とありました。
万華鏡のように、さまざまなサークルが活動をしており、
入場した人たちを迎えます。

子供達が「わーわー」云っています。
「呪いの家」だって。
お化け屋敷とどう違うの?

「今を生きる」「Ivusa」はボランティアの団体です。
ずっと説明してくれたs.s君に熱いエールを送ってきた。

人気のあるのは、やはり模擬店。

客の呼び込みに熱が入ります。

龍谷大学のシンボル「顕真館」では、龍谷賞の授与式があ
ったあと、吹奏楽部の演奏がありました。



私の目当てはこれ。
龍大の吹奏楽は、いつも大学部門ではトップの質の高さを
誇っています。

演奏はさすが! すごいもんでした。 





舞妓の衣装は足し算 修行僧は…

2014-10-30 16:04:05 | お勧め
引き算に決まってますがな

いや、失礼しました。
鷲田清一先生の『京都の平熱』を読んでおしまい
の方に、こんなくだりがありました。

ぎんぎらりんに対してぼろぼろ。
これも京都の平熱。

鷲田先生は哲学者で前の大阪大学総長。
現在大谷大学教授。

以前、お東の関係する講和を聞いてすぐにファン
になりました。

京都の出身で、ふわっとした語り口がなんともいえ
ない味があって、そのあと人を考えさせるのです。

東北大震災の話でした。

「一番被害のあったところはなーんにもなくて、次
に被害が大きかったところには一番目のごみも集ま
っていて、それはひどい有様で…」

私の東北行きが決まったお話でした。

先生の話には、こうせよ、とかこう思うという
結論は出てきません。しかし、聞く方は勝手に「こ
うあるべき」という答えを出させます。

そんな鷲田先生が「京都の平熱」という本を出して
いました。13年4月の初版か今年4月8刷だそうで、
すぐに買いました。
この本はどこから読んでも自由、と思います。


坦々と描写が続きます。「平熱」はそのうち分かって
くると思います。久しぶりに読みたい本にぶつかった
と思います。

「京都の平熱」
哲学者の都市案内。講談社学術文庫。960円。