シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

こんなにいただいていいんすかって濃さ!!!「コイラ~愛と復讐の炎」

2006-06-23 21:31:41 | Weblog
97年インド映画「コイラ~愛と復讐の炎」

今日相方と夕飯を食べながら、ふとMXテレビをつけたらインド映画をやっていた。それがこの「コイラ」

いや~~~もうね~~~おなかいっぱい、すごいすごい!

167分の尺を120分にしているので、かなりカットしてますが、それでこれですから、まんま見たらどうだったか・・

幼いころ、両親を殺害され自分の声帯もつぶされた主人公、シャンカールは、それ以来ある男(実はこれが両親殺害の犯人)に奴隷として仕える。この男が見るからに大悪人の面構え。

この男の元に花嫁としてやってきた女性、美しい彼女と主人公シャンカールは恋に落ちる。

でも話すことができないシャンカール。まあ、とにかくいろいろあってさ、要は復讐劇なんだけど、すごいよ!だって前から殴られているのに、横っ飛びに飛ぶんだもの。殴り合いに必ず飛ぶシーンが入るの。殴っているベクトルと違うあさっての方に飛ぶの。

「マトリックス」のパロディの弾よけっぽいシーンがあるんだけど、もろに合成であることがわかる。

シャンカールは走るのがめちゃはえ~~。列車に追いついちゃうんだから。

徹底的にやられて瀕死の重傷を負ったシャンカールはある一家にかくまわれ、手厚い看護を受ける。松葉杖をつき、びっこをひいていた彼。恋人からもらったスカーフが風のいたずらで飛ばされるやいなや、追いかけて走り始め、その走っている間にギプスがバリバリとれていくの~~「フォレスト・ガンプ」かい??

全編がクライマックス。ほぼ80%のシーンで「絶対これってクライマックスシーンでかかる音楽だろ?」ってな曲がかかる。

盛り上がるとシャンカールはすぐ目が充血、ナミダ目。額から流れる血が二股に分かれ、目頭から鼻に向かって流れていく。でも次のカットにはもう血はなし。

すんごくぼこぼこにやられた傷も数日もたっていないだろうに、キレイに消える。

人間ふたりの素手の戦いで馬小屋がばりばりに壊れる。

もう楽しくてたまりませんでした。インドはもう10年以上行っていないですが、また行ってみたくなりました。とりあえず、レンタルでちょっと見てみようっと