外交官、杉原千畝の映画を見ました。
杉原千畝をご存知の方も多いと思いますが、第2次世界大戦中、リトアニア領事代理だった杉原は、ナチス・ドイツの迫害で逃れてきたユダヤ難民に「命のビザ」を発給し、6000人もの避難民の命を救った事で有名になりました。
外務省は訓令に違反してビザを発給したとして、正式に杉原の行為を認めてきませんでしたが、杉原が亡くなり生誕100年の2000年に、河野洋平外務大臣によって正式に名誉回復と顕彰が行なわれました。
私が杉原千畝を知ったのは、ちょうどこの名誉回復のニュースだったと思います。
ナチス・ドイツがソ連に侵攻するという緊迫した状況の中で、本国の命令に反してビザを発給し続けたその行為に感激しました。
翌年の羽後町成人式の来賓挨拶で杉原千畝の話をし、新成人の皆さんに、日本にはこういう素晴らしい人がおり、戦争がいかに愚かであるかという話をしました。
映画を見て、改めて「センポ・スギハラ」として世界中の人から敬愛し尊敬される人の生きざまに心を揺さぶられました。
ぜひご覧になることをお勧めします。
秋田は雪がありませんが、孫たちは雪のイベントに参加して雪を体験したようです。