昨日、関東周辺をかすめるように通り過ぎた台風26号は
各地に大きな被害を与えましたが、わけても伊豆大島では
土石流による土砂崩れが発生し、今朝の段階で17人が死亡し、
43人の方が安否不明となっています。
8月に仙北市で発生した土砂災害をさらに大きくしたような映像に
大きなショックを受けました。
上の写真は以前もアップしましたが、仙北市の土砂崩れ現場です。
特に、これだけの大雨が降りながら、8月末から運用が始まった
特別警報が出されなかったこと。
更に、地元自治体である大島町が避難勧告を出さず、町長、
副町長が出張で地元に居なかったことなどが、今朝のマスコミで
大きく取り上げられていました。
特別警報は都道府県単位の広域で発生することを想定していて
今回は該当しなかったと言われていますが、見直しが必要でしょう。
また、避難勧告もタイミングが難しいと思いますが、早めの対応が
必要なことを物語っています。
仙北市の場合もそうでしたが、同じ自治体を預かるものとして、
とても他人事とは思えず、我が町でも常にこうしたことが起きうる
と考えて対処法を取っておく必要を痛感しました。
以前講演で聞いた、「危機は常に休日や夜間、トップが不在の時に起きる」
という元内閣危機管理室長をされた、佐々淳行(あつゆき)氏の話が
心に残っています。