冷静な友人

いつも、困ると電話をかけてしまう友人に、また今日も電話をかけてしまった。
少しの現状の説明で、的確な答えが返ってくる。
彼女もまた困っている。しかし、彼女は自分で解決している。
とても頼りになる友人である。
どうしたら、私も冷静にいろんなことを判断できるようになるのか。
年齢も、だいたい同じ年頃なのに、雲泥の差である。

彼女は、いつも判断が早い。周りへの気配りも素晴らしい。
どこを比べても私のほうが、劣っている。
大人の女性とは、彼女のことを言うのではないかと思っている。
子どものときからの生活が、差を生むのを感じている。
私は、未だに親から過保護な扱いを受けて、のほほんと暮らしている。
その差が、今に至っているのではないか。
私も、親から離れたら、少しは成長するのではないかと感じ始めている。
いつか頼る性格から、頼られる性格に変わるのは・・・。まだまだ先のことである。

時

いろいろなものが、不平等だ。
しかし、時だけが、全てのものに平等に働いている。

子供の頃、時間が経つのが遅かった。
でも、大人になるにつれて、時間の流れるのが早くなっていった。
それは、物事の道理がわかってきたからだという。
お年寄りになると、あっという間に時間が過ぎていくにちがいない。

私は、最近、時間の流れかたが、普遍的なものに感じることがある。
それは、あることを待っているからだと思う。
その待っていることが、嬉しいことではない。
時は、人の気分によって、平等でありながら、不平等な流れ方をする。
いつか、今を振り返ったとき、この時が素敵な時間だったことを祈りたい。