物の値段

たぶん、父が自分の棚の大掃除をしたのだと思います。
ゴミ箱にいろいろなものが捨てられていました。
そこに、２枚の現金書留の封筒も捨てられていました。
「ああ、もったいない。」と、思う私です。
現金書留の封筒にも、それなりの値段があるのです。
サラの封筒なので、ゴミ箱から拝借し私のものにしました。
まあ、めったに使うことはないのですが、買うと２０円か、３０円の値段がします。

父はいつも何かあると、私に買い物をさせます。
だから、物の値段がわからないのです。
自分で買ったものは、大事に使っているようですが、全ての物には値段があることを、すっかり忘れているようでした。

ゴミ箱には、はがき用のホルダーも捨ててありました。
「これも、もったいない。」と、拾うことになります。
本当のゴミと、使えるものを見極めるのは、本当に難しいことです。
そういう私も、物の値段を見過ごすことがあります。
何が良くて、何が悪いのか、もう少し考えながら大掃除するようにしないといけません。
ただ、身の回りが綺麗にするだけではいけないのです。