あみの3ブログ

能登半島地震 珠洲市・見附島

今回のまとめは→こちら


能登町松波から珠洲市にある見附島へ移動しました。



国道から見附島公園に向かう道路沿いでは、何件も家屋の倒壊が確認されました。
また道路中央のマンホールがアスファルトを突き破って飛び出しており、通行にも支障をきたすほどです。



デイサービスのドラレコで、地震の激しい揺れと津波で流されていく様子が撮影されていたのは「宝達町春日野」なので、この地区周辺に当たるようです。



【見附島】
島の形が軍艦に似ているところから別名「軍艦島」とも呼ばれる高さ28mの奇岩。能登のシンボルとしても有名です。
浜辺には縁結びの鐘があり、その名も「えんむすびーち」と呼ばれています。
※珠洲市HPより・見附島→こちら

最後に訪れた2014年6月に撮影




珠洲を震源とする群発地震のうち
2022年6月19日に発生した震度6弱(M5.4)
2023年5月5日に発生した震度6強(M6.5)
により島の一部が崩落し、美しい島の稜線が崩れるという事態が発生しました。
そして
2024年1月1日に発生した震度7(M7.6)の能登半島地震により、島の形は大きく変化してしまいました。
2024年4月6日撮影






縁結びの鐘は奇跡的に倒壊を免れていますが、地盤がめくれ上がってとても危険な状態です。



また恋路椿の絵馬の所には海藻がが絡みついており、津波がこの高さまで到達したことを物語っています。



能登の人たちのシンボルもあった「軍艦島」は
どんなに形を変えても
当時の美しい姿は心の中にあって
これからも復興のシンボルとして生き続けていくのではないでしょうか。



見附島の隣にある「能登見附温泉のとじ荘」
道路側の正面は被害がなさそうですが



海に面した客室やホールなどはガラスが割れたり、壁に亀裂が入るなどの被害を受け休業中です。




海岸沿いの民家も地震と津波で破壊されています。
窓枠に海藻が絡みついているので、ここまで津波が来たことがわかります。


片付け作業の合間に呆然と海を見つめる老人




【鵜飼漁港】も大きな被害を受けていました。
津波で沈没した多くの船が引き揚げられて無残な姿をさらしています。







防波堤は破壊され



漁業施設も壊滅状態。



台船から大きなクレーンを伸ばして、しゅんせつ工事をしているのでしょうか?
不安そうに作業を見つめる漁業関係者らしき男性の姿が印象的でした。




漁港近くにある民家の自主解体現場
重機背後に見える山の頂上に注目してください。
左端の風力発電の羽根が折れ曲がっているように見えませんか?
これも地震の被害でしょうか?


トリミングしてみました
周囲には土砂崩れの跡のような、地肌がむき出しになったところが数カ所確認できます。



実はこの山(宝達山系)に山城があるんです。
2022年6月18日に登城した【黒峰城】です。訪城記事は→こちら
訪れた際、この風力発電の巨大な扇風機(笑)を設置する工事が行われていました。

しかも、その翌日の6月19日 珠洲を震源とするM5.4 震度6弱の地震が発生したんですよ。
たった1日違いで難を免れた私です。
なので、
珠洲の群発地震、そして今回の能登半島地震は他人事ではないのです。

見附島で写真撮影していて偶然発見した宝達山の巨大扇風機が、黒峰城と当時の記憶を思い出させてくれました。
因縁を感じます。


見附公園では応急の仮設住宅の建設が始まっています。
大勢の作業者が手際よく部材を組み立て集合場宅へと組み立てられていきます。


仮設住宅への入居希望者の何割が入居できるのか?
利便性がよくて、まとまった土地、そんな条件のもと、至る所で建設の槌音が聞かれました。
体育館や公民館などに身を寄せている一次避難者が、速やかに仮設に移って僅かでも平穏を取り戻せることを願うばかりです。



次は珠洲市・飯田へ向かいます。
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