F(t)麒麟山Racing 女池支部の記録

社会人になって始めた自転車ロードレースの成長の軌跡と、シクロクロス全日本チャンピオンへの道のりを綴るブログ。

UCIグランフォンド・ワールドシリーズ ニセコクラシック

2018年07月08日 | 大会
35-39カテゴリ優勝、総合3位。

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▪️機材
▶︎BIKE <tuning by 自転車の駅サガミ
フレーム:YONEX CARBONEX
ホイール:ROVAL CLX50 tuning by グルーヴィーインターナショナル
タイヤ:Continental Grand Prix Supersonic 23c 6.2bar
プーリー:REDEAビッグプーリーC35

▶︎WEAR
ヘルメット:protone
ジャージ:valette TTジャージ軽量モデル、防寒用にベスト着用
ソックス:オンヨネ 腱力ソックス
インソール:田村義肢 カスタムインソール
アイウェア:RUDY FOTONYK tuning by eyecue

▪️補給
・井村屋の羊羹×3つ、マグオン×2、ワンセコンド×2
・ボトル ZEN塩梅水×1本、水×1本
・ZENトラ、MAGMA(スタート前)

▪️目標/作戦
・目標は35-39カテゴリー優勝、総合優勝
・しかし、パフォーマンスが上がりきらない上に、風邪気味でコンディションも低下気味
・同カテゴリの森本選手、岩島選手、松木選手といったアマチュア最強レベル層相手にどう戦うか…そして総合…
・で、作戦としては、自分が攻めれるタイミングは無いかもしれないが、先頭集団に合わせつつその時を待つ。クライマー同士のスプリントに持ち込めれば可能性もあるかもしれない…

▪️レース
最初の10分程はニュートラル。先頭でクルクル回しながらウォームアップ。先導車が登りも下りも同じペースで行くもんだから、登りではゆうに300wを超えて、脚パンの兆候が早くも出始める…。Mt.富士のネガティブな記憶が蘇る。

昨年はリアルスタート前後に、1分前スタートの若者カテゴリー集団とジョインしたのだが、今回は姿を見て見えぬままスタート。総合リザルトってどうなるんだ?

高速の下りを経て、スプリントポイント手前でようやく若者カテゴリ集団に追い付く。そのまま前方に上がって前半の登りに突入。

序盤はテンポ走程度の強度で登っていく。前方で岡選手が森本選手にリストラしましょうと持ちかけている。間も無く岡選手アタック、森本選手追随、行きましょうと声を掛けられ、お尻に着いた頃には脚パン、嗚呼自分がリストラされるよ…。

©️シクロワイアード

あと何分あと何分あと何分と耐え、ここで切れたらこれまでの努力が水の泡だぞとセルフ鼓舞、KOM手前の5分は切れる寸前だったが、なんとか20人程の先頭集団でクリア。

下ってからは30kmのフラットセクション。集団が活性化する要素なくペースが上がらないため、次々に後続がジョインして大集団に。とはいえ、後半の登りで勝負出来るのは、パノラマラインを先頭でこなした選手だろうから慌てない。

そして後半の勝負所に突入。大きく3つのセクションに分けられ、最初は12分耐えれば良い。実際はこの後も登るがアップダウンがある。岡選手が掛けていき強豪が続いていく。合わせると終わる可能性もあるので、時間を少し掛けてお尻につくように。

残り時間とケイデンスに集中して、ここも耐えるのみ。パノラマラインの時に比べると僅かに走れている感覚はあるが、依然として防戦一方。なんとか先頭集団に生き残り、この時点で10人程に絞られる。

ここから登り基調のアップダウンセクション。休みたいとこだが、登りを利用したアタックが掛かり、確実に脚が削られていく。チームのバン君も単騎で抜け出す場面あり。漢だな〜。下りに入る直前で中切れっぽく集団が割れて、慌てて前のお尻に飛びつくく。乗ったグループは後続を引き離すべく下りを飛ばしていく。軽量級の自分はスピードに乗らずローテ回すだけで切ない…。だが、結局また集団は1つになり次の戦いへ。

©️シクロワイアード

同カテゴリでは依然として森本選手、岩島選手、松木選手、雑賀選手が残り、カテゴリ入賞も見通せない状況。最後の区間は緩く抜け出しは難しいので、この区間が順位を大きく決定づける。故に、この登り切りをゴールと思って出し切る覚悟で。

登りで強さを見せるのは、森本選手は当然として、岡選手の存在感が凄い。レースを掌握しているようにさえ感じる。この2人のペースアップに合わせつつ、踏みすぎないように冷静に、そしてフレッシュな筋肉を探りながら。
そうしているうちに、あのロング練終盤で降ってくる踏める感覚が降臨。さらにこのタイミングで松木選手と雑賀選手が切れていることを確認。さらに突き放すべく、さらにあわよくば抜け出しを図るべく踏んでいく。
頂上手前で脚が終わりかけて、自分が千切れそうになるが、腕で進ませるダンシングでなんとか切り抜ける。練習で意識していることが繋がってくる。ここで同カテゴリでは森本選手、岩島選手、若者カテゴリの岡選手、紺野選手の5人に絞られる。

最後のセクションは15分。入りの2分とゴール前だけが急坂であとはダラダラとと登るプロフィール。仕掛けるなら入りだが、森本選手が上げていき合わせるので精一杯。脱落者はいない。

©️シクロワイアード

ゴールまで淡々とローテしながら距離を消化していく。ゴール前の急坂を考えると、怖くて攻め切れない。ラスト2kmを過ぎたあたりで紺野選手がローテを外し、自分も外して牽制モードへ。

先頭森本選手、流し気味に進んでいき、ラストの急坂への左折が見えたタイミングで岡選手アタック。登りに入り、下ハンダンスでグリグリ上げていく。イメージは角田裏灯台。坂の途中でタレた?岡選手を抜いて先頭で勾配が一旦緩む区間へ。後ろは見ずに踏み続けるのみ。最後右折すればラスト100m、がしかし、この手前で岡選手、え?復活?!紺野選手に交わされて右折。身体全部を駆使してモガくが届かず、4秒差で3位!く〜

©️シクロワイアード

そして、カテゴリは森本選手と岩島選手に先着して優勝!!松木選手も含め、沖縄優勝、入賞メンバーを相手にして善戦した!

表彰式では、総合成績をネットタイムとして、おじさんカテゴリ3人が総合表彰されるミス。テクニカルガイド上はハッキリ明記さらておらず、ここは次回改善頂ければと^_^; 真剣勝負はグロス、そして同時スタートで。

チームメイトも力を出し切って無事ゴール。もえまぐろはカテゴリ3位入賞。走ってて感じたけど、今回はチームとしても存在感を示せたんじゃないかな。


今後のシーズン中盤は、国体予選(バンク)、乗鞍がターゲット。乗鞍では富士のリベンジを果たしたいところ。減量しないとな…。