入城三番手也!
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のっとれ松代城は、十日町市松代で開催される「越後まつだい冬の陣」の1イベント。
雪上障害物マラソンで、風雲たけし城を真似た企画だ。
しかし、参加者には屈強な物が多く、セミプロランナー、消防士、トライアスリート、クロカン選手、トレイルランナー等、異種格闘技戦である。
それもそのはず、優勝者には米1石(150kg)が与えられるのである。
冬のオフトレに合わせて参加し始めたのが2008年。
もう9年前なのかあ・・・ 当時29歳。
リザルトは以下の通り。
2008年 4位 入賞
2009年 6位 入賞
2010年 5位 入賞
2012年 1位(城主)
2014年 1位(城主)
2015年 2位(城代家老)
2016年 2位(城代家老)
そして今年。
第30回記念大会ということで、歴代城主は招待選手として参加。その代わり、リザルトには残らずの扱い。
開会式は、歴代城主ということで最前列で入場。
初代城主(30年前)ともお話しできて、この大会の歴史を感じずにはいられなかった。
ステージで歴代城主を紹介してもらい、いつもの長~い前振りを経てスタート。
序盤の田んぼピステ区間は、かっとんで行く参加者に惑わされないようにギリギリのハイペースで行く。
最初の障害物である馬落しには2位集団で突入。1位は10秒ほど先。
今年は雪が少なく、例年より馬落しの高さが低く、段数も少なかった。これによって情勢は大きく異なってくる。
3人の2位集団最後尾で騎馬止め破りへ。
高さ5m程の直壁の綱を上って降りるセクション。高所恐怖症としてはやっかいなセクション。
安全第一でクリアする。
立て続けに、掘り越え(ソリセクション)。さらに第二砦(直壁の雪山)。
これをこなしてロード区間へ。すでに心拍マックス、腕アールアウト、ゾンビ状態。
この時点で
先頭 ~10秒~ 2位集団2人 ~10秒~ 自分
という状況。
走りこんでいると、このロード区間で前との差を詰められるのだが、今年は全くトレできてなく、少しずつ離されていく。
そして最後の決戦の地、松代城への登りセクション。
1位の選手はペースを維持して遥か彼方。こりゃツエェ。
2位と3位の選手はギャップが出来ている。じわじわと3位の選手が近づいてくるので俄然元気が出る。
第二給水の前にその選手(新潟市消防)を捉えて3位に浮上。その先には最多城主の村山選手(十日町消防)が見える。
去年も一昨年も同じようなシチュエーション、同じような距離、違うのは今回は残念ながら2位争いということ。しかも自分はリザルト残らんけど。
最後の踏ん張りどころなのだが、色んなところが限界でパフォーマンスが下がってくる。
トレーニングをしっかり積めているか、いないか、ここで差がでる。
最後までこの差を埋められずに、3位で松代城へ入城!一般エントリーなら侍大将だ。
城主に駆け寄り賞賛。で、専門種目は?と聞くと、農大陸上部です!と。そりゃはえ~わ。
今回は障害物の規模が小さく、ランナー向きなコンディションだった。
これが通常の障害物の規模だったら、また結果も変わっていただろう。
これがのっとれ!松代城の面白いところ。雪の量、コースコンディションによって適性が大きく変わってくるのだ。
2位の村山選手は夜勤明けとのこと。やはり鉄人だ。ミスターのっとれ。
ということで、民間人の部では優勝ということを付け加えておきます。笑
会場から自宅へは自走で。ちなみに行きは輪行。
天気が良くてメッチャ気持ちいい!
おっと、自分が設計したものが出来とるではないか!@小千谷
天気とは裏腹に、背中の荷物が10kg近くあるのと、レースで攣りかけた脚で、結構つらい。
小千谷付近から左膝に違和感が出てきて、誤魔化しながら走って行ったが、見附付近でピキピキし始めてこりゃアカン!
燕三条ICから高速バスでワープ。
膝の故障は過去にも経験あるけど、厄介なのでしっかり対応しないと。
というオチがありつつ、今年ののっとれも閉幕です。
もう春やね。