チャンピオンクラス63位
1:04:55 Top+9:21
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Mt.富士での反省から、前日からのしっかりと水分補給し、当日は念入りにアップを行い、あとは自分を信じてペダルを回すだけだった。
しかし、残念ながら、三本滝後の急坂区間でドロップし、ゴールまで苦しさとは裏腹に力が入らず惨敗という結果に。良い機材やウェアを使っても、エンジンがポンコツではどうしようも無い。
今回はデータの振り返りが出来るように、いつもは外すサイコンを装着して走った。この結果が以下。
全体
1:04:55 231w NP236w 79r
①スタート~三本滝
1701 246w NP252w 91r
②三本滝~位ヶ原
2750 230w NP234w 80r
③位ヶ原~ゴール
1907 223w NP228w 67r
レース内容は、三本滝まで先頭集団で走り、その後の急坂区間、リフト下を通過する辺りで集団から遅れ始め、あとは単独走。
パワーは大したことがないのに、なぜドロップしてしまったのか。気になったのは心拍数の高さ。
心拍数は、普段の練習時でも低く、15分の全開TT(スイカTT)で上がっても160ちょっとで、短い登りを全力で踏んでも170にいくことは稀、という体質。
三本滝までの平均パワーは246wで、自分の脚力的にはL3領域でまったく問題無いペース。しかし感覚としては結構キツいと感じていた。それを示すかのように、心拍数は155前後とスイカTT相当の値になっていた。
三本滝を過ぎての急坂区間から摩利支天までは、254w程度のパワーに対して、平均心拍数161、最大165という高さ。同様に、摩利支天から位ヶ原は、220wに対して平均心拍数151。
一方、位ヶ原からゴールまでは223wで平均心拍数138と低下、走りながら少し順化した?
平地でのパワーと心拍数の関係を基準とすると、このレースでは心拍数が2段階ぐらい高かった。年々高地でのレースを辛く感じてきていて、課題と認識していたので、低酸素機材を用いて順化も図ってきていた。それでこの結果。さらに、最近のコンディションの低下で、FTP自体も幾らか下がっていたことも、厳しいレースになった要因ではあると思う。
加齢と低酸素環境下での心肺機能について、論文を調べてもそれっぽいのは無く、いまいち原因が突き止められない。ただもう、標高が高いところでは心拍数が異様に上がって力が入らないという事実だけ。
40歳を目前に、コンディションの波が大きくなったり、この他にも体質/体調の変化が各所出てきていて、これまでとは違うアプローチで身体と対話する必要だなと改めて感じている。ここは本当に人それぞれなので、自分流を探していくしかない。
アランさんの勧めで、2006年に初めて乗鞍に挑戦し、年代別で優勝(64分ぐらい?)。以降、チャンピオンクラスに出場し、入賞3回(他1回はネットタイムで圏内から脱落)、2012年には優勝を手元まで手繰り寄せたが2位。
乗鞍を目標にしてきたからこそ、ここまで頑張れたし、走れるようになったといっても過言では無い。だが、もう乗鞍では満足な走りをすることが出来なくなってしまった。
最後の挑戦と位置付けた今回の乗鞍、満足な結果とはいかなかったが仕方ない。サボってた訳で無いし、やることはやった結果だ(お盆の食生活は乱れたが。汗)
身体の変化を受け入れ、そして対話しながら、次のチャレンジに向けて頑張っていこうと思う。
まずはちょっと休憩して。
最後に、乗鞍しかり、沖縄しかり、皆が本気で臨むレースは、言葉に表せない素晴らしい大会だなと、改めて思った。
photo by ハシケンさん
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