はいっチーズ!
バーリ空港にて
イタ・エアウェイズ搭乗時もスマホの「青色画面」を提示しました
2022.12.29
日本帰国時の諸手続きがスムースに進むように、2022年12月30日現在の、その流れと注意事項を記しておきたいと思います。Visit Japan Webから行う検疫手続が既に完了していることが前提です。
2022年12月30日、飛行機を降りると、何人もの空港の職員が何事かと思う程待ち構えていて、件(くだん)のVisit Japan Webを通して検疫手続事前登録が完了したスマホの青色の画面を見せるよう促されました。沖止めではない飛行機だった為、ボーディングブリッジを通過するとそれはもう突然のことでした。機内でもファストトラックに関する案内があったので、飛行機から降りる前に日本のキャリアの通信にアクセスをしてスマホの画面を青色にしておいたのは良かったです。
この「青色の画面」は、係の人に見せるだけ。特段読み取りをしたり、本人の物かどうかなどの確認はありません。目視で認められれば、ピンク色の「健康カード」なる紙を一枚手渡されます。その紙をぺらぺら持っている帰国者は、無条件で「入国審査」へ向かいます。目の前の機械に「パスポート」を置いて読み取らせ、顔認証を受けたら完了です。
スマホの「青色画面」を見せると手渡される「健康カード」
次は、ターンテーブルで預けた荷物をピックアップしますが、そのあと「税関審査」が少々問題です。これは旅行者に周知徹底されていないのだろうと思いますが、❛やり直す❜人が結構いました。というのも、「税関審査」を事前登録したQRコードをそのまま審査員の前に差し出す人がいて、後戻りさせられていたのです。実は、ターンテーブルから荷物を引き取った後、税関を通り抜ける手前にある「読み取り機」にQRコードとパスポートをかざし、顔写真を撮影する必要があります。その「電子申告」を済ませてはじめて、税関を通り抜けられるのです。
電子申告の読み取り機
こんなのです↑
公式サイトより
なんて、ややこしい、と言わずもがななことが口をついて出ましたが、職員さんたちも間違える人たちに、その都度同じ注意をせねばならず、この煩雑なシステムは旅行者が増えると混乱をきたしそう…。ちなみに紙の税関申告書に記入したならば、これまで同様、審査員の前に向かいます。又、この税関審査の列は、「紙の申告書」を持つ人と、上記の電子手続きを完了した人の為の「電子申告ゲート」の二手に分かれています。大きな表示もありますので、しっかり見て、該当の列に進んで下さい。でないと、やり直しをさせられたり、後戻りさせられたりします。荷物がターンテーブルに出て来る待ち時間にでもこの「電子申告の手続き」をするのも効率がいいかも知れません。
折角、Visit Japan Webから時間と手間をかけて入国の為の諸手続きを完了したのだから、大いに「時間短縮入国」を享受して下さい。簡潔に箇条書きをすると以下のような流れになります。
1. 機内でスマホの検疫手続き登録の「青色画面」を表示させる
2. 係の人に「青色画面」を見せて「健康カード」を受け取る
3. 入国審査の為パスポートを機械にかざし顔認証を受ける
4. 「読み取り機」で税関審査の電子申告を済ませる
5. 「電子申告ゲート」の列で顔認証を受け税関を通り抜ける
※このシステムは刻一刻と変わります。上記は2022年12月30日現在の流れです。