アルド・モーロ広場の噴水
2022.12.25撮影
女性一人のイタリア旅行で頭を悩ますのは、いつだって宿泊先のホテル選びです。中心地や旧市街を連泊して散策するのであれば、迷いなくその周辺のホテルに決めるのですが、今回はバーリを拠点に各地の町巡りを予定しています。幾日も日帰りの列車移動が続く…そのために駅近くに宿泊するのは当然の選択だったのですが、大都市にも関わらず、「駅から徒歩数分」&「ホテルの安心度」という私個人の尺度に見合うホテルは一か所しかなく即決でした。
バーリ(南口)駅前にある
「Hotel Excelsior Bari」入口
2022.12.17撮影
このホテルへの評価はともかくも、駅に近い、という一点においては他のホテルの追随を許さない、駅を出てから徒歩1分、まさしく駅の目の前でした。
が、不安要素も一つあって、それが前述した❛事情❜でした。というのも、このホテルは、シャトルバスが発着するバーリ駅北口/アルド・モーロ広場とは反対側のエリアに位置します。その為に、大きな荷物を携えて、深夜に到着した駅の北口から南口への移動がスムースに出来るのか、きっと駅構内を❛横断❜させてもらう、ということになるとは思うものの、エスカレーターやエレベーターは利用できるのか、そもそも駅舎はこの時間帯に開いているのか等々、これらへの危惧が最後までぬぐえませんでした。
ホテルの窓から見える「バーリ中央駅」
徒歩1分
結果、夜遅い到着に加えこの❛事情❜を加味し、いや回避しようと空港からホテルまでタクシーに乗る、という思惑だった訳ですが…。
余談
「ジュゼッペ・カプルッツィ通り」
2022.12.17撮影
バーリ中央駅南口がある大通り「ジュゼッペ・カプルッツィ通り」(Via Giuseppe Capruzzi)の界隈は、見るからに閉店したと思われる店があって、一見すたれた雰囲気が漂っていましたが、歩いてみるとスーパー(「supermecat dok」・「supermecat SISA」)や携帯ショップ(wind tre)をはじめ、夜8時あたりから営業するバールが点在していて、朝と夜とではちょっと風情が変わります。今回、アルベロベッロとマテーラは一度訪れているので端折りましたが、これら各地に行くバスもこの通りから発着するため、バーリを拠点に各地へ日帰り旅行するなら、意外に穴場のエリアかもしれません。バーリ中央駅はプーリア州のハブ駅。北口とは打って変わって南口の駅の斬新さをみると、これからまだまだ開発されていく地域なのだろうと思います。
オープンしたばかりの「binario」
2022年にオープンした「binario」は、駅南口を出たすぐ横にあるカフェです。ガラス張りの明るいお店で、店内もとても綺麗です。モーニングやちょっとした軽食も取れます。ここで時々お水を買っていましたが、さすがにお水はスーパーで買うのが断然安い。
-続く-