イタリアより

滞在日記

イタリア鉄道ネット予約2015(最新版)その2.

2015年08月14日 | イタリア鉄道ネット予約最新版
7.帰り(翌日フィレンツェ→ローマ)の切符を選ぶ



次の画面では、上記の写真にもあるように、「viaggio di ritorno」(直訳すると“帰りの旅”)帰りの切符を選びます。幸いにもスーパーエコノミーの切符があるので、行きと同じように帰りもこの切符を選んで、下方にある「Continua」(続ける)をクリックして、次に進みます。

8.再度確認



行きの切符を予約した時と同様に、帰りの切符の詳細も確認します。フィレンツェからローマまで、フレッチャ・ジェント二等車、時間はいいか、日にちは10/2になっているか、二人分取れているか、さっと目を通します。ここでは、往復分の切符の内容も記されていますので、決済に進む前に再度間違いがないか確かめましょう。

9.座席指定その一



往復の切符が確定したら、ここではじめて座席指定が出来ます。画面にある「Voglio scegliere il posto」(直訳すると、“席を選びたい”)にチョンと印を付けますが、ここを飛ばすと、自動で席が割り当てられることになります。一人なら、どこでもいいし、私は余り気にしないのですが、二人なら自動で取ると席が離れてしまうこともあるので、ここは、指定した方が安心です。なお、イタリアの鉄道の席は、予約指定していても、乗車すると誰かが自分の席に座っていることが往々にしてあります。それも平然と。いい加減というか、日本とは違う国民性というか、これも“あるあるイタリア”のひとつで、こんな時は笑って許しましょう。ここは私の席だ「il mio posto」(イル ミオ ポスト)と言えば、すぐに立ってもくれるので(^^)


10.座席指定その二

上記、“席を選びたい”とした後、下方の「Continua」(続ける)をクリックすると、画面には以下のように列車の絵が表示されるので、下の座席表から好みの席を二つ、クリックして選びます。選択した席は、赤い色に変わりますが、ここで気を付けたいのが、テーブルをはさんで、4人掛けの席があるということです。4人連れならいいのですが、向かいの座席に二人他人が座ることにもなるので、これを好まないのなら、二人掛けの席を選んで下さい。以前、自動で席が用意されたとき、この4人掛けの席の一つで、周囲中国の観光客10人ばかりに囲まれたことがありました。もうそれはそれは賑やかなこと。乗車時間は2時間余り、それも一等車両だったのに、さすがに、空いている席に移動しましたが、シーズンオフで、車内は空席が多かったのは幸いでした。



下方にある「Conferma」(確実にする)をクリックして確定させたら、次は帰りのフィレンツェ→ローマの座席表が表示されるので、こちらも同様に指定します。



さて、ここで、頭を悩ませるのが列車の進行方向です。ローマもフィレンツェも、いわゆる行き止まりのターミナル駅なので、ローマを発車した列車がフィレンツェに着けば、今度は先頭車両が最後尾になって発車します。例えば、行きのフレッチャジェント・9414は、ローマを出た後、フィレンツェとベネチア・サンタ・ルチア駅、少なくとも二つの行き止まり駅に停車し、他の駅も経由して又ローマに戻ってくるのだと思いますが、行き止まり駅に着く度、先頭車両が変わるので、列車の進行方向を予測するのは難しいです。鉄道関係者か余程のマニアで無い限り、ムリっぽい。しかも、イタリアの鉄道の座席は固定されているので、日本のように席をくるりと回転することはできません。もし、逆方向の席になって、具合が悪いなら、これも空いている進行方向の席に取りあえず移動するか、周囲の人にお願いして変わって貰うか、そこは臨機応変に対処しましょう。車掌さんは、正規の切符を持っていさえすれば、席の移動を咎めることも注意をすることもまずありません。移動したその席に予約した人が乗ってくれば、「ソーリー」とでも言って元の席に戻ればいい。日本人は几帳面だし、心配性の人が多いのですが、座席ごときで気に病んでいては、この国で楽しい旅は出来ません。その時はその時のことにする~、これも私の旅の鉄則の一つです。

11.認証/切符の購入者(予約者)の情報を記入



次のページでは、決済をするために、購入者の情報を入力します。上記の写真にあるように、デフォルテ(初期設定)は、トレニタリアにユーザー登録している会員用に設定(effetuo il login)されていますので、横の、“ログインしないで続ける”(Proseguo fare il login)にチョボを入れて、画面を切り替えます。(会員になっている人は、このまま、ユーザーネームとパスワードを入力して次に進みます。次頁では、ユーザー登録した時の自分の情報が表示されます。)



ここで、少し注意をしなければならないのは、上記写真の右上、実際の画面も右上に、切符の購入を完了する為の残り時間が表示されるということです。(ここでは残り時間9分)なにしろイタリアは観光大国なので、世界中からこのサイトにアクセスがある為制限時間を設けているのだと推測するのですが、どちらにしても、慌てずとも、サクサクと決済まで進めるのが、このサイトのトラブル回避のコツでもあると思います。なお決済までの制限時間は、約10分ほど。

そしてもう一つ、これが一番大切ですが、メールアドレスは、絶対に間違えないこと。予約のバウチャー(切符)はここに入力したアドレス宛に送信されるので、受け取れなければ大変です。決済は済んだのに、メールが送られてこない、ということになります。くれぐれも受信できるアドレスを正しく入力してください。


次にこのページの下方に、決済の方法を選択する項目がありますので、通常であれば、クレジットカードを選びます。以下の写真に、“関係無し”としている項目は、トレニタリアにカード情報を登録している人、あるいは電子マネーで支払う人が選択する項目のようです。一般の旅行者には関係がありません。



上記の通り、支払いにクレジットカードを選び、左下の運送約款に同意する、に印を入れて、「Continua」をクリックすると、いよいよ最終項目、カード決済の画面に進みます。


12.カード情報を入力



このページに変わるまでに、パソコンの画面が白いまま、固まったようになることがありますが、しばらく待つと、上記の画面に切り替わります。必要事項を入力して「Contiua」をクリックすれば、購入(予約)が完了です。この後は、記入したメールアドレス宛にバウチャー(切符)が添付ファイルで送られてきますが、これ以降は昨年と変わっていないようなので、決済の仕方を含めて、詳しくは以前の「イタリア鉄道のネット予約」を参照して下さい。

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4 コメント

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Unknown (MOMO)
2015-08-20 14:02:13
イタリア鉄道ネット予約でぐぐったらこちらを見つけました。ほんと最新で感動しています。イタリア語はもとより英語も分からないので助かりました。有難うございます!ちなみにこの例にあるように行くのは10月でナポリからフィレンツェ予約します!
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MOMOさんへ (kazu)
2015-08-23 23:00:54
MOMOさん、こんばんは。初めまして。10月にナポリとフィレンツェに行かれるのですね。いいですねぇ。記事がお役に立てば嬉しいです。コメントもありがとうございます。MOMOさんのその行程なら、イタロも候補に挙げられたらと思います。トレニタリアの方が便数は多いですが、サービスはイタロがいいかな。いろいろと計画を立てるのも楽しいですよね。良いご旅行になることをお祈りしています。
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かずさん、列車の進行方向、 (なおこ)
2015-08-26 16:13:36
乗り込むときには考えるのですが、予約時には考えたことがありませんでした。なるほど、4人がけか、進行方向はどこか、考えればあらかじめ、できるだけ望ましい席にするための方策はいろいろとあるのですね。

ちなみに、わたしが持っている切符の場所にだれか別の人が座っているということは、わたし自身は日本でも時々遭遇しました。今だれもいないのであれば、できるだけゆったり座れる方がいいということかと思います。ただ、飛行機と違って、列車の場合は後からその席に人が来ることがあるので、そのときには迷惑ですよね。イタリアではこういう別の席に座るというのを、映画館でもすることがあって、映画が始まってから、前列に本当のその席の人が来るので、席替えをはじめられてしまうと、画面がさえぎられるので困るということがたまにあります。
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なおこさんへ (kazu)
2015-08-29 00:48:51
こんばんは。日本の列車なら特に考えなくても済むことを海外となると、いろいろと神経を使うものだなぁとつくづく思います。私はいつも独りだし、まっいっか~で収めることが多いので列車の席もさほど気にはしないのですが、もし連れがいるとなると、やはり考えるかも知れません。特に言葉が不案内だと、出来るだけ日本に居るときに準備しておこうとなるでしょうね。

そうそう、たまに私も新幹線に乗ると他の人が座っている時があります。なおこさんが言われる様にその気持ちも分からなくはないですよね。でも、映画館で、そんなことがあるとは、さすがイタリア、といったところでしょうか。日本では間違って座っている人はいても、確信犯というのはないなぁ。何かにつけて、気にしないというのは、いいような悪いような・・・ですね。なおこさんは礼儀正しくきちっとしておられるから、イタリアのこんな“あるある”には、まだまだ困惑されるでしょうね。
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