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イタリアより

滞在日記

ベネチアのサンドイッチ屋さん「ティツィアーノ」への行き方

2016年10月16日 | ベネチア

こんなベネチアンガラスも

昨年リアルト橋のたもとでスリの被害に遭ったとき、帰り道のお店のショーウインドーで見た…(-_-;)


■2015年12月29日

ガイドブックやネットでも、お勧めレストランやバールなどの情報は沢山出ていますが、それらのほとんどはお店の名前と住所が載っているだけで、そのお店に行くまでの詳しい道のりまでは知ることができません。地図の読めない女は勘も働かないし、ましてや迷宮都市のこの町では迷子になるに決まっている←自信あり。もっとも今はスマホやiPadのナビ機能を使えば目的場所には簡単にたどり着けるから、こんな案内は不要かと思いますが、ひとつの目安にする、ということで(^^)


リアルト橋


「ティツィアーノ」へ行く起点はリアルトから。カナル・グランデを背にして先ずは「カンポ・サン・ボルトロミオ」へ出ます。リアルト橋からすぐです。


カンポ・サン・ボルトロミオ

2015年12月28日


何度も記しているので恐縮ですが、カンポというのは、ベネチアでは広場のことを意味します。地図を見れば、結構あちこちに「campo(カンポ)」という表示が出て来ますが、カンポは、その地区の起点になっていて、町歩きをする時の目安になります。このカンポ・サン・ボルトロミオもそんな広場の一つで、メルチェリアと呼ばれる“商店街”をたどって行けば、サン・マルコ広場に到達します。


赤い矢印:サン・クリストモ通りへ
黄色い矢印:カナルグランデ・リアルト橋方向へ
青い矢印:メルチェリアを通ってサン・マルコ広場へ


ついつい話が脱線してしまいますが、ティツィアーノへ行くには、サン・ボルトロミオ広場から、サン・クリストモ通りへ行きます。上記の写真赤い矢印方向です。そのまま直進、ずっとずっとまっすぐ歩きます。


サリッツァダ・デル・フォンテゴ・デイ・テデスキ


この通りは、フォンテゴ・デイ・テデスキ通りと言います。前述していますが、“サリッツァダ”とは、メインストリートを意味します。といっても、上記の写真のようにとても細い小さな通りです。ベネチアならではの“大通り”。写真の正面に見えるピンク色の建物は、デパートの「coinコイン」です。実は…ヒソヒソ…このデパートの中にはトイレが勿論ありますが、一見の客が探しても、絶対と言っていいほど、どこにあるか見つけられません。沢山の観光客に利用されては困るからだと思いますが、トイレの入り口は見事なほど壁に同化しています。利用したいときは何かひとつ店内で商品を買って、店員さんに聞くのがベスト。探す時間がもったいない^^;


サリッツァダ・サン・クリストモ

正面右に見えるピンク色の教会が「サン・クリストモ教会」です


とまた、脱線しましたが、このデパート「coinコイン」を右に見て、小さな橋を一つ渡ります。そう、ここまで来ると、以前ご紹介した隠れ家レストラン「カンピエッロ・デル・レメール」へ行く道だと気付きます。ピンク色のサン・クリストモ教会が見えてきますので、その前が、ティツィアーノです。何でも知れば簡単なのですが、ベネチアだけは、慎重に。一つ通りを間違えば、即迷子になるのがこの町です(^^)
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ベネチアのお勧め/ティツィアーノのサンドイッチ

2016年09月06日 | ベネチア

町の至る所のショーウィンドウに飾られているマスケラ


久しぶりの更新です(*^_^*)

■2015年12月29日(火)

ベネチア通いを始めてもう何年になるでしょうか。私の故郷神戸の須磨は、JRの鉄道駅の改札を出ると、すぐ目の前に白い砂浜が広がって、内陸の静かな海は見飽きることがありません。そんな水のほとりを見ながら育ったせいか、何処に行っても川や湖や海には郷愁を覚え、気持ちはいつだって水辺に惹きつけられます。特にベネチアは唯一無二の海の上にある水上都市。そればかりか、入り組んだ地形に町歩きは迷路をさまようごとくまともに歩けたことはないけれど、光と影が交錯するカッレの散策は魅力にあふれ、イタリアに来ればどうしてもこの地に足が向いてしまうのでした。

って、何度も言ってますね…スイマセンm(_ _)m


ソットポルテゴを通り抜けるとひょっこり現れたリアルトの橋のたもと


ベネチアは、イタリアを旅する誰もが一度は訪れる町と言っても過言ではありませんが、そんな旅行者の足元を見て、物価はどんどん上がります。本島のホテルの宿泊料金はもとより、ヴァポレットの乗船料金や食事代etc。


ヴァポレットの料金は毎年値上がる


そんなベネチアでも、とてもリーズナブルで美味しいサンドイッチ屋さんがあります。それも、観光客が往来する町のど真ん中に。イタリアでは、サンドイッチのことを「tramezzino(トラメッツィーノ)」と言いますが、沢山の種類があって、そのどれもがとても美味。しかも先だけしか中身がないような代物ではなく、たっぷりと具材が詰まっていて、食べ応えもある。ベネチアに来れば、必ず立ち寄るお店でもあるのですが、そういえば、一度もブログに載せていなかったことに気付きました。


ベネチア・サンドイッチ屋さん/「ティツィアーノ」


昨年までは、表示がなかったですが、今年(2015年)は、ドアにトリップアドバイザーの認定店になったようで、このロゴのある標識が入り口に掲げられていました。未だかつてこの店内で日本の旅行者には会ったことがありませんが、きっと口コミですっかりメジャーになったのだろうと思います。


持ち帰りも出来るし、勿論店内ででも食べられる

※写真は2013年のストリートビューより



ショーケースには沢山の種類のサンドイッチが並んでいて迷う(^^)


どうかするとスパゲティやピザは、日本の方が美味しかったりするけれど、このサンドイッチだけは料金の安さも味もイタリアが上。2015年の時点では一つが1.6ユーロで、軽食にはもってこいの食べ物だと思います。ベネチアにはマクドナルドもありますが、パンの種類が違うとは言え、このサンドイッチに軍配が上がる。


ホテルで、持参したお味噌汁とこのパンで簡単にランチをしました(*^_^*)


次回はこのサンドイッチ屋さん「ティツィアーノ」への行き方を詳しくご紹介します。とっても簡単。このお店の近くを通りかかったら一度立ち寄ってみて下さい。

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浴槽狂想曲 in ベネチア

2016年01月26日 | ベネチア

カナル・グランデを行くゴンドラ


■2015年12月27日(日)

あっという間に終わってしまった“イタリア旅行2015”ですが、又、ぼちぼち更新したいと思います。

この日は、ミラノから移動して少し早めにベネチアのホテルに入りましたが、私の部屋はまるでお姫様が滞在するような、そしていかにもベネチアという雰囲気のある、ゴテゴテした内装の一部屋でした。かなり早い時点で予約をしたお陰でプチ・ゴージャスなお部屋に滞在できる訳ですが、通常のこの時期なら、とてもとても手が出る宿泊先ではありません。


ホテルのロビー


ネットの評価では、誰もが口を揃えてロケーションが最高と言うだけあって、ヴァポレットの乗り場は目の前だし、帰国時に乗る空港までのブルーラインも同じ桟橋から乗船出来る、よしんばアックアアルタが起こっても、このエリアなら何とでもして移動が可能だし、成る程場所的には非の打ち所がありません。

あとは、こうした旧い建物にありがちな部屋の居心地、周りが壁で窓がないとか、あっても隣のホテルの建物が目の前に迫るとか、部屋そのものがとても狭くてスーツケースの置き場がないとか、これまでの経験からベネチア特有のホテルの仕様に様々な憶測が私の脳裏に去来しました。



そんな心配が的中しないように、そして一年頑張ってきた自分へのご褒美に、はたまた旅の最後には、いい旅行だったと思えるようにと、これもこのホテルの評価にあったように、予約時にはラグーンビューの部屋を選択したのですが、部屋に案内されて初めてまずまずの滞在が出来そうでほっとしたのでした。



どのホテルも、中に入ってみなければ実際のところは分からない。今までだって、良かれと思って予約した部屋はびっくりするほど狭くて、おまけに三角形の角部屋だったことがあったし、替えて貰った部屋は広いけれどかび臭い、なんてこともありました。


三日間いつも座った朝食のテーブル


このホテルでは欲を言えば、同じカナル・ビューでも、最上階が良かったけれど、そこまでは望むまい。フロントの係の男性は、「とてもきらびやかで素晴らしいですよ」と自慢もしたこの部屋で、三日間の滞在を満喫しようと、この時点では満足度100%の私なのでした。ところが・・・


いかにもベネチアらしい内装でした


夜も10時を過ぎていたでしょうか。お風呂に入ろうとして、バスタブにお湯を張り始めました。部屋に入ってすぐお湯は出るか、水は綺麗か、ミラノのホテルの出来事があるので確かめましたが、問題はなさそう。ただお湯や水を出すレバー部分がやけに固いのが気にはなりましたが、しかし、それよりも、どうしても分からないことが。

シャワーは勿論あるのに、その切り替えをどこでするのか、どこかに切り替えレバーがあるはずなのに見つからないのです。あっちこっち思い当たるところはひねったり押したり引いたりしてみても、お湯はシャワーに切り替わらない。というか、レバーそのものがないのです。


窓を開ければ、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島が望めて、まるで一服の絵を見るようでした


もうこれは、フロントに聞くしかないと電話をすると、すぐにメンテナンスの係の男性がやってきて、ここだと、切り替え部分を教えてくれました。が、しかし彼を以て為ても、もう固くて固くて動かない、そのレバーはそれ程難物でした。何度も何度も押したり引いたりしてくれましたが、彼の顔は真っ赤になるほど。それでもどうにかレバー部分は動くようになったし、彼の目の前で、切り替えの練習をさせて欲しいと言って、押し上げる要領を体得もしたのですが、これで終わらないのがイタリアです。


ジャクジー付きのバスタブ


シャワーの切り替えも分かったし、安心してお湯を張り終え、備えられていたバスソルトも入れて浴槽に身体を沈めました。そしてジャグジーのスイッチを押すと、ボコボコ、ガボガボ、ビユーっと横から下から斜めから、それはそれは凄いジェット水流が吹き出して疲れた身体には心地の良い振動が始まります。入浴剤のフローラルな香りもしてあー気持ちいい~♪

が、暫くして私の身の周辺に、ゴミや湯垢や何やら浮遊物が漂っているのに気付きました。それも水流に乗って四方八方から湧いてくる・・・まっいっかとそれこそ水に流せる限度は超えて、さすがに気持ちが悪くなり、バスタブから出ましたが、今度は出していたお湯のレバーが元に戻せなくなって止水が出来ません。このままでは浴槽からお湯が溢れてしまう。それこそ、部屋がアックアアルタになる!。

大急ぎで、バスローブを身にまとい(このバスローブ、おっきくて身長155㎝の私にはまるで舞妓さんの着物のよう)旅先には必ず持参するゴム手袋をスーツケースから取り出して手にはめ、その手でレバーを思いっきり回しました。これって火事場の馬鹿力だよなぁと独りごちながら、それでもなんとかお湯が止められたのは幸いでした。でも、どうしてレバーがこんなに固いのか。それよりもバスタブに浮遊するゴミや湯垢はどうするか。


バスタブのそれぞれのレバー


正直、ホテルにクレームを入れたい気分でしたが、夜中に部屋を変わるのも面倒だし、次に替わった部屋で又何が起こるか分からない。そうだ、ジャクジー部分を掃除すればいいと、ここはもう主婦根性が顔を出して、そこから約1時間ばかり、私の奮闘が始まりました。何度も水を張ってはボコボコとジャグジーのスイッチを入れて浴槽の大掃除。幸い、隣室には客は居ないのが分かっていたし、階下は客室ではなかったので、夜中でもジャクジーの振動は迷惑にはならないだろうとも思いましたが、しかしなんという清掃の怠慢か。4度目のお湯の張り替えで、やっとゴミも湧いてこなくなって、以降は快適なバスタイムになりはしましたが、まさかベネチアのこの優雅な部屋で風呂掃除にいそしむことになろうとは思いもしませんでした。


ヴァポレットの乗り場サンザカリアの目の前にあるロケーション抜群のホテルでしたが・・・


実は、ミラノのホテルの浴槽事件も後になって分かったことですが、あのお湯の色は、間接照明の為に黄色っぽくなっていたのではなく、まさしく水の色だったのです。

命にかかわらなければ、旅先で起こったことは何でも笑って受け止める~私の旅の鉄則ですが、この浴槽狂想曲だけはあのゴージャスな部屋を思い出すたびに、今も耳に鳴り響くのでした^^;
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レストラン・アル・コーヴォへ

2015年12月30日 | ベネチア

やっと晴れた!


ベネチアはお昼前あたりからやっと晴れてきました。こうして晴天になると風景は一変します。同じ場所、建物、運河、とはとても思えない、ベネチアはこうでないと!


サン・マルコ広場


ホテルは、サン・マルコ広場のすぐそば、スキアボヴォーニと呼ばれる河岸にあります。ここを中心にウロウロしたわけですが、賑やかなリアルト区域と違って、ちょっと角を曲がると、静かな趣のあるエリアになります。いつもリアルトを起点にしていたので、この付近はなじみがないのですが、それだけに、足の赴くまま朝の散策を楽しんでいました。すると…えっまさか…?


レストラン・アル・コーヴォ


以前テレビで紹介されたベネチアの老舗レストラン、アル・コーヴォが目の前に現れたのです。店主が、地元の新鮮な魚介類を用い、こだわりを持って作る創作料理は絶品で、地元の人にも絶大な人気を誇るとか。そんな内容だったと思います。いつか行けるといいなぁと手帳に店名を記したので、しっかり覚えていたのですね。


アル・コーヴォ店内


営業時間はと見ると、12時45分からとあって、もしや一人なら、予約ができるかも、と気付けば私はお店のドアを開けていました。応対してくれたスタッフは、暫く考えていましたが、一人の席なら用意ができると、私の予約を受け付けてくれました。


日本で言う先付けに出された一品とこの店オリジナルのグリッシーニ


時間は13時からと希望を伝えて、出直しましたが、なんと幸運だったことでしょう。ベネチアのお店は探そうとしてもなかなか見つからないことも多いのに、ましてや、飛び込みで予約ができるなんて。


プリモに選んだ魚介類のスープ


イタリア語でスープはズッパと言いますが、これまでどのお店でも結構塩味が強かったので心配しましたが、日本人の口に合う優しい味でした。アサリがたっぷり入っていましたが、臭みも全くなくてすんなりお腹に収まった。量も適量、これならデザートまで進めるかもと安心したのでした。


セコンドにはイカの料理を頼みました


今日は新鮮なイカがお勧めだとスタッフ推薦の料理でしたが、下処理がきっちりと出来ていて、美味しく頂くことが出来ました。イタリアの人たちもこんな繊細な調味が出来る、ちょっと感心もした次第です。ほんとうは、スパゲティ・ボンゴレも食べたかったのですが、デザートを考えると、断念せざるを得ませんでした。


デザートのナッツのジェラート


うーん、唸りました。美味しいっ。自家製だとメニューにありましたが、これではグロムは負ける。

決して安くはないランチでしたが、店内は落ち着いていて地元の人のみ。席の入れ替わりもなくて、ほんとにゆっくりと食事をすることが出来ました。スタッフは何気に気遣ってもくれて、実に居心地良いお店でした。ベネチアに又訪れることが出来るなら、次は是非スパゲティ・ボンゴレを食べようと思います。


皆さんが集まって下さって、記念に(^^)


日本のテレビで、このお店の物語を知ったと話すと、皆さんがとても喜んでくれました。そして驚いたことに、スタッフの中に日本の女性がおられたのです。ゆっくりとお話しすることは叶いませんでしたが、きっと異国の地で修業をされているのでしょうね。イタリア旅行最後の日にこんな出会いもあって、水の都は今年も心に残る訪問地になったのでした。

明日は、朝早い出発です。先日のように乗り遅れでもしたら大変。帰国まで気をゆるめずにいなければと思います。
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ベネチア散策2015

2015年12月29日 | ベネチア

ため息橋

長い間工事中でしたが、やっと終了したようです

工事期間に下がっていた垂れ幕が外され本来の姿を取り戻していました


■2015年12月29日(火)

ベネチアの朝です。相変わらず霧に包まれて、晴天なら目の前に見える美しい姿のサン・ジョルジョ・マッジョーレ島も現れては来ません。この景色を見ようと宿泊したホテルなのに、残念。まっお天気相手だと文句も言えない^^;

いよいよイタリア旅行も最終日になりました。先ほど朝食を済ませて来ましたが、今日一日をどうするか、またまた思案中です。

さても昨日は、午後から町の散策に出かけました。これまでのベネチアの滞在場所は、リアルト付近ばかりで、当然その周辺を歩くことが多くなるわけですが、今回はサンマルコ広場のすくそばを宿泊先に選んだので、ホテルを中心にぐるりと一回りしてみることにしました。


サン・ザッカリア教会


小さな脇道を恐る恐る入って歩を進めれば、途端に視界は広がって、カンポと呼ばれる広場が目の前に現れる、かと思えば、ひと一人がやっと通れるほどの細道になってその先は行き止まり。


サン・ザッカリアのエリアを行く


地図も持たず、ガイド本も携えずに歩いて楽しめるのはベネチアならではです。あっというような驚きもあって、それでも一つ道を違えれば、速攻迷子にもなる、入り組んだこの町が迷宮都市と言われる所以(ゆえん)です。



運河を抜けて橋を渡れば、こんなところに教会がある・・・と目を見張りました。横の建物は博物館のようなのですが、この教会の名前が分かりません。でも風情ある立ち姿にカメラを向けました。目の前はすぐ運河です。ベネチアにはこうした教会がほんとに沢山点在していて、その地区に住まう人々のより所となっているのだと思います。


カーニバルの衣装屋さん


そうそう、川岸にベネチア・カーニバルの衣装屋さんがありました。仮面やドレスが展示されていて、それはそれは華やかな店内でした。


怪しげなマスケラ(仮面)たちが並ぶ


そういえば来年1月30日からこのお祭りが始まりますが、このお店からもマスケラを付けた、煌びやかで、それでいて怪しげな雰囲気をまとった男女が、きっと町に繰り出して行くのだと思います。店内には試着室もありました。


私もお店の人に断って、ちょっと雰囲気を味わいました


散策は更に続きます。もう一度行こうとしても、同じ道はきっと選べない、あっちこっちに道を折れ、着いた先は、なんとアルセナーレでした。アルセナーレというのは、ベネチアの元造船所。



その昔、ベネチアが海運国家だった共和国時代、ここで沢山の船が造られていたのです。世界を制覇した最強のベネチア船団、その輝かしい歴史を刻む造船所がここなのでした。なお今はイタリア海軍の軍事施設になっているそうで、確かに鉄の扉は開いてはいたものの、ここから先は入ってはいけないと表示が出ていました。


17世紀、ギリシャから持ち帰った大きなライオンの像


アルセナーレには、カナル・グランデ側から運河沿いに来たことはありましたが、あの路地からなら、ギリシャから搾取したというライオンさんの像の前に、そっか~こんな場所に到達するんだ、と、ちょっと嬉しい発見をしたのでした。

余談


今にもぶつかりそうな船たち

リアルトにて


今、リアルト橋のたもとは工事中です。なので、とても狭くなっていて歩きにくいです。ベネチアはどこか必ずこうして修復作業が行われています。サンマルコ広場の建物も一部シートがかけられていて何とも見苦しい。実は私が居るこのホテルでも上の階で何やらガリガリ作業する音が響き始めました。宿泊客が外出した時を見計らって作業に着手するのでしょうが、まだ、私、部屋に居ますって。
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