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イタリアより

滞在日記

イタリアに向けて

2014年12月20日 | 旅行
■2014年12月20日(土)



関空の中にあるホテル

並んでいるのは、皆、中国からのお客様(^^)


昨夜は会社が終了後、新幹線に飛び乗って、関空のホテルまでやってきました。一昨日のような大雪に見舞われたら大変でしたが、とにもかくにも、飛行場の目の前まで来れば安心です。出発は午後なので、広島からなら当日でも間に合わないことはないものの、この天候と交通事情を思うと、前泊は必至です。イタリアに向けて、私にとってはこれがまずは第一関門といえるでしょうか。


ホテルのエントランスもクリスマス模様

そういえば、ホテル横にコンビニが出来ていました。

のぞいてると買い物をしているのは中国の旅行者ばかり


まだ冬のバカンスには少し早いので、混乱はありませんが、ホテルのロビーに居るのは皆、中国からの観光客。賑やかですね。私と同じ時間にチェックインした中国の女性は前払いの宿泊料をなんと私の倍、支払いました。私は某旅行サイトをいつもチェックして安い料金が売り出されるのを待つのですが、それにしても倍の金額とは。ちょっと驚きました。彼女は私と同じ階の部屋に入っていきましたが、ホテルの宿泊金額には一体どんなからくりがあるのでしょうね。



レストランもすっかりクリスマスモード



私の部屋


このホテルの部屋は、荷物を広げても十分の広さがあって快適です。やはりこの部屋の広さ28㎡の広さはどこのホテルでも欲しいと思います。イタリアではどうかすると10㎡足らずの部屋を写真で大きく見せてサイトにアップしていたりしますが、その面積ではベッドが部屋を占領する形になって、とてもとてもくつろげるような空間ではありません。もう寝るだけの部屋。ホテルの経営も大変なのでしょうけれど、部屋の面積は最低20㎡以上とか決まりがあればいい。

それにしても、日本のホテルには安心感があります。どこのホテルでも冷蔵庫やエアコンはじめ、浴槽やお湯の温度、量まで、滅多に不備があることはありません。ホテルが無料で提供してくれているこのWIFIだってサクサクとつながるし、なんと今回は最新式のマッサージチェア(黄色の矢印)まで部屋に設置されていました。

部屋の鍵が開かない、窓の鍵が壊れている、お湯が出ない、エアコンも効かないし、WIFIも役に立たないetc。海外のホテルのこんな“あるある”を挙げれば切りがないほど出て来ます。日本はおもてなしの国だからと言われるけれど、同じ人間なのだから、やって出来ないことはないのになぁ。出来ないのではなくてきっとしようとしないのね~

さて、もうすぐホテルを出て、出発カウンターへ行こうと思います。ハイ、今年もあの飛行機会社です。ここ1~2年は目立ったトラブルはありませんでしたが、以前到着地が突然変更になって、見知らぬ空港に一人取り残された悪夢がよみがえります。その時の空港が、今回の到着地なのですが、いやいや今年はそれも想定内。私も学習しています。いざ、第二関門突破にこれから望みます(^^)
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いよいよ出発ナポリへ

2013年12月19日 | 旅行

出国審査を通り抜けたすぐのところにあるDF
年々増える気がする…今年も中国人観光客がいっぱい


関空にいます。先ほどチェックインを済ませました。大阪は朝から雨です。そういえば、昨年も雨が降っていたことを思い出します。これから行くナポリの天気を調べたら、日中の気温は14度、お天気は晴れのようでした。昨年のリグーリアは雨にたたられたけれど、明日行くアマルフィは晴天ならいいなぁ。


関空の両替所


そうそう、このところの円安で毎日気をもんでいましたが、今日のレートはなんと1ユーロが147円になっていました。昨年は116円だったのに、なんと上がってしまって、アベノミックスが恨めしい。もっともプチ留学をした時は160円台だったから、まっユーロも円も、天下の回り物ということで…もう買い物はしないぞーとDFは通り過ぎました(^^)


搭乗ゲート前のwifiスポットで現地の天気とバスの時刻表を調べました


関空は成田に比べると、どことなく田舎っぽい。成田も海外の空港に比較すれば遊び心がなくて、空港での楽しみがありません。そんな中、ここ関空は出発フロアに国内最大級の免税店が出来るというニュースを知りました。来年開港20年に合わせて改修、増えるアジア客に人気の電化製品を販売する店も新設されるとか。今私が居るエリアに約500平方メートルの店舗が二つ。来年3月から約1年掛けてリニューアルし、空港の魅力を高めるのだそうです。何でも前向きの明るいニュースはいいものですね。

あっ今、目の前を沢山の中国の観光客が通っていきました。もしや、一緒のアリタリア?機内はきっとにぎやかだろうなぁ(^^;)私は、日本人の矜恃をしっかり保ってイタリアの地を再訪したいと思います。さっ時間になりました。これからいよいよ出発です。
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アリタリア・マイルの真実番外編4

2013年11月03日 | 旅行

韓定食(ハンジョンシッ)「シファダム」の全景

伝統のある歴史地区には珍しいモダンな建物でした


韓国では、この国の三大宗教のひとつ道教の陰陽五行思想(日本にも伝わる「土用の丑の日」など)に則って、五味(甘、辛、酸、苦、塩)五色(赤、緑、黄、白、黒)五法(焼く、煮る、蒸す、炒める、生)を献立にした料理を程よく摂取するのを良しとするとかで、この思想から生まれたのが宮中料理なのだとか。ふむふむ、王様はどの国でもいつの時代でも病気することなく、元気で長寿を全うしなければならないですものね(^^)。


わっーウニのスパゲティが出てきたーと、私は好物の登場に大興奮!が…しかし…

正式名称:キムチガ・パスタルル・マンナッスルテ

キムチがバスタオルまいてます?


ウニだと思い大喜びをしたのは実はキムチなのでした。このお料理は、『キムチがパスタに出会うとき』と名付けられているそうで、又々禅問答が始まりそうですが、成る程パスタとキムチの取り合わせも結構イケました。パスタにはイカスミが練り込まれていましたが、それらをクリームで和えたのがミソでしようか。勿論パスタはアルデンテで、何とも上品な口当たりでした。



エビと5種の野菜の芥子マヨネーズソース和え

正式名称:ヨムジョンエ・フッナルリヌン・パラム、コッソグムル・クルセ・タマ


塩田に一陣の風が吹いた風情を表現しているのだとか。塩が一筋添えられているのは、この塩田を守る人の足あとなのだそう。色鮮やかな野菜たちをまあるくくりぬいて、エビと共に芥子(からし)のドレッシングで和えた、いわば冷製野菜でした。


揚げキノコの甘酢ソース和え


正式名称が分からないのですが、上記の表現通り、キノコを油で揚げて甘酢を絡ませた一品です。そろそろお肉も食べたいと思っていた私は、おっー肉だー、酢豚かも~☆と小躍りしましたが、その思いは裏切られ…
ハハハッ^^;次の料理に期待しましょうね。


トッカルビ

分かりやすく言えば、「味付け牛肉ダンゴの石焼き~」(^o^)

正式名称:ソルイプ・カリビョン

エリンギに印が押されていますが、どうも「シファダム」と焼き付けしてあるらしい


甘辛い味付けは美味しかったですが、正直、見栄えはどうだろな~。確かに秋の風情は感じられるのだけれど、我が家の玄関先に敷いてある同じ石ころの上に乗っている肉だんご^^;それを言っちゃおしまいというフレーズがありますが、このお料理はその部類に相当する…と心の中でつぶやきましたm(_ _)m。


パンチャン


韓定食というのは、特に宮中料理に限ったことではありません。エビやあわびやカニなど高級食材をふんだんに使った、まさに李朝時代の王様が食べていた“宮廷料理”から、韓国の伝統的な食事を一挙に味わう家庭料理まで、その解釈は幅広いです。そう考えると、このシファダムは、どちらかというと、それらを融合させて、健康に良いメニューを揃えた創作料理というところでしょうか。

そういえば、昔々の王様たちはえてして病気がち、その原因はきっと肉や魚介類など豪華絢爛な食卓のせいだと思われるし、シファダムでは野菜を使った料理がこうして多いのも、身体の為を考えるならうなづける。さて一通りのお料理が出た後に、パンチャンと呼ばれる“おかず”が出てくるのはどの韓定食でも共通なのだそうです。ジュウンさんに聞いてみたところ、これらの料理をはじめ、パンチャンはジュウンさんの家庭でもお母さんが普通に作ってくれるものばかりだそうで、その違いは、飾り付けだけだとか。

思えば、日本でも同じですよね。折しも和食が世界無形文化遺産に登録されましたが、食材はどの家庭でも使われるもので、こちらも違うのは調理するプロの技と盛り付けくらいなもの。でも、これが和食だと定義されたなら、日本の主婦にとっては少々苦々しい。だって毎日毎日、あんな凝った豪勢な食事を作れる訳がないし、登録を申請したのは名のある調理人なのだもの。世界に日本の伝統を知らしめるのは悪くないことだけれど、もっと大切なのは、その伝統料理を次世代につなぐこと、ジャンクフードの味しか知らない子供たちがないように、家庭の味を守るのが未来の子供たちへのまさに“遺産”なのだと思うのです。


デザート


ちょっと熱く語ってしまいましたが、いよいよデザートです。正直一口食べても何の味なのか分かりませんでした^^;お店の人から説明があって、それをジュウンさんが教えてくれたところによると、セリの酢で作られたゼリーらしい。これも秋の風景を表していて、お米を焼いた、縁日などで売られている、いわゆるポン菓子が添えられていました。何とも香ばしくて懐かしい味でしたが、セリの酢のゼリーと違和感もなく、すっとお腹に収まりました。


大満足な私たち-☆


どのお料理も家庭で使う食材で献立をされているし、特別な料理ではないと思うものの、一皿ごとにコンセプトを持たせた創意工夫のある見事な伝統料理でした。シファダムを訪ねたお陰で、韓国の昔から伝わる家庭の味も知ることが出来たし、今回の体験は貴重だったと思います。アリタリアに感謝しなければならないですね。
GRAZIE MILLE ALITALIA!!




★シファダム(詩画談)

ソウル市 鍾路区(チョンノグ) 仁寺洞(インサドン) 152番地/電話02-738-8855



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アリタリア・マイルの真実番外編3

2013年10月26日 | 旅行

店内は個室になっていてとても静かでした

白い矢印が私たち三人が入室している部屋です

夜になれば黄色の矢印の舞台では演奏があるらしい


このシファダムは、地元の人たちにとっては婚約などが整ったお祝いの膳やお客様をもてなす席などに使われるレストランで、普段はめったに来ることのないお店だとジュウンは言いました。先の話題に出たスターバックスでさえ韓国ではちょっとしたステータスがあるとかで、考えればコーヒー一杯が3500ウォン(約300円)となれば韓国ではランチが食べられてしまいそうな値段。この国の食文化は想像以上に幅が広く深いのですね。



シファダムのパンフレットより


私たちが選んだのは、「コンガンハン イヤギ」(日本語では「健康の話」)というコース料理です。食材も調理法も成る程ほんとにヘルシー。テレビで流れたCMの、“あなたの身体は食べたものから出来ている”というキャッチコピーにドキッとしたことがありましたが、毎日こんな料理を食べることができるなら、一生病気知らずで暮らすことができるでしょう。


「マウムル ピウォ ヨンヒャンウロ チェヌンシガン」ってどこで区切っていいか分からない

絶対覚えられない料理名なのでメモっておきました(^^)


“心を空にして蓮の香りで満たされる時間”というのが、このお料理のコンセプト、何だか禅問答でも始まりそうな料理名ですが、餅米を蓮の葉で蒔いたこの一品は、確かに豊かな蓮の香りが口の中で広がりました。



テジプルコギ(豚のプルコギ)

サンドイッチが出てきたーとちょっと驚きました^^;


でも、サンドイッチと言ってもあながち間違いではないようで、料理名を日本名に訳すと「「コリアン・ランチ・ボックス」なのだとか。パンだと思ったのは実はお餅でした。中には甘辛いプルコギとお野菜がぎっしり詰まっていて、硯をイメージした器の中にはキュウリと大根のお漬け物が添えられていました。

少しづつながらでも、ここまでで食べたお料理は5品です。ランチタイムだし、肉料理のプルコギも出てきたので、そろそろ次はデザートかと思いきや…まだまだ続く韓定食(宮廷料理)~恐るべし韓国料理!
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アリタリア・マイルの真実番外編2

2013年10月25日 | 旅行

SI・WHA・DAM(シファダム)


アリタリア・マイルの一件は、すっかり飛んでしまっている私です。マイルの交換をしなければ今回の旅行はありませんでした。そして、こんな韓国の伝統料理を食べることも叶わなかったと思うと、少しアリタリアに感謝の念がわいてきました。(あっでもほんのちょっとだけ)現金ですね。美味しい食べ物は全てを凌駕する!とは大げさか(^^)


お店の受付です。う~ん、店内そのものがヘルシーだわ(^^)


ジュウンさんが予約をして連れて行ってくれたのは、仁寺洞(インサドン)のメインストリート、あのハングル表記のあるスタバの目の前のお店「SI・WHA・DAM(シファダム)」でした。宮中料理が食べたいと言った私のリクエストに、とてもヘルシーだし韓国の伝統料理が少しづつ味わえるこのお店はお勧めだからと、提案してくれたのです。勿論異議なんてありません。落ち着いた風情のある通りには突出しておしゃっれっぽく建つ白いビルの2階がそのお店でした。


まずは栗のスープ

秋の季節にピッタリの温かいスープは、まろやかでこくがあって冷えた身体にじんわり染みわたる


店名「シファダム」を漢字で書くと「詩画談」なのだそうです。まるで絵画のような美しい盛り付けと味もそれに見合う美味しさ、更にこれらのお料理にストリー性も持たせて、まさに韓国の伝統創作料理といえる品々でした。


鴨と桃のサラダ

ソースのベースはバルサミコ酢と上質のオリーブオイル

サムゲタンに並んでヘルシーな肉料理かも~なんて、ハイ、見事に滑るダジャレでございますm(_ _)m



セリと海鮮のチヂミ

芹が練り込まれたチヂミが表すのは、緑豊かな田畑の風景


日本では、チヂミという呼び方をしますが、この言葉は釜山(ぷさん)の方言なのだそうです。ソウルでは、「ジョン」というらしい。ジュウンさんが教えてくれました。へえへえ~と感心する私、知らないことばかりだな…ジョンか…なんかワンコみたい、とは又々失礼致しましたm(_ _)mペコペコ


トンチミ(右)とは大根の水キムチのこと。口の中がさっぱりして次のお料理も美味しくいただけます。冷たいスープも一緒に飲む、いわばオモニ(お母さん)の作る韓国のお漬け物なのだそうです。

セリのジョン(ワンコ好きの私はチヂミをもうこう呼んでしまう、ジョンっ待て!って違うか)は食べるとき、少々待って~お皿に添えられているスポイトに入っているタレを掛けて頂きます。う~ん、モチモチしてなんて上品なジョンっなのでしょう。あっこのジョン、別名プチ剥け いや 「プチムケ」とも呼ぶらしい。なんかやっぱりもふもふワンコを連想する…

続く
コメント (10)
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