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雑草の日:珍菌発見

2019-07-02 19:26:19 | 日記
雨後のキノコ

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げていますが、今週はちょっと
毛色が違うものを。
ハラタケ科 ホコリタケ属 スミレホコリタケ です。

 今年の梅雨は生真面目と言うか律儀と言うか、とにかく毎日の様に雨が降ります。
お蔭で私は庭の水やりを怠けられるし、植物も気まぐれオヤジの散水を期待せずに済んで
喜んでいます。
 でも梅雨らしい今年の梅雨を一番謳歌しているのはたぶんキノコです。
散歩をしていると公園の芝生や歩道脇やらに、にょきにょきと顔を出しています。
その中に特別な姿をした物がありました。
白くて丸いキノコです。
 遠目ではソフトボールが転がっているのかと思いましたが、近付くとどうも質感が違う。
ざっと見たところオニフスベに似ていますが、表面に凹凸があるので雰囲気が違います。
それに短い柄のような物も見えるので、どうやら別の種類らしい事は分かりました。
 しかし帰宅後に図鑑を調べましたが該当するものは無し。
特徴を手掛かりにネット検索しましたがこちらもヒットせず。
正体不明です。

 例によって知人を通じて、いまだお会いした事の無いキノコ博士に鑑定をお願いしました。
とにかくキノコに関する知識が豊富な方です。
知人がスマホで写真を送ると暫くして返信が届き、スミレホコリタケの名前を教えてくれました。
 このキノコは<表面に菊目模様があり、老菌になるとよりはっきりと模様が現れる。
指で押すとポコッと穴が開き胞子が見える。
胞子は紫色をしている。>(OSO的キノコ写真図鑑 より)
 結構珍菌の部類に入るらしいので、貴重な遭遇体験になりました。

胞子と知識

 キノコと言えばディズニー描くところの、水玉模様の付いた赤いカサが柄の上に
乗った姿が一般的。
でもサルノコシカケの様に柄の無い物もあれば、キクラゲの様に形状がハッキリしない
物もあります。
更にまん丸いキノコまで出て来ます。
どうしてこれ程に様々な形状があるのか不思議です。
 <キノコは真菌の一種で、子実体を生じる糸状菌の集合。
世界には150万種あり、日本には約1万種がある。>(三河の植物観察 より)
 そんなに多くの種を抱えるキノコは、<個性により生活環境を選び、遺伝子と環境
により形状が変化する。>
その結果が半円形や球体や不定形になった様です。

 今日の主役のスミレホコリタケは球体の中に数えきれない胞子を抱えています。
同様に知人の知人のキノコ博士も頭の中にキノコに関する膨大な知識を蓄えています。
だから写真を見ただけで珍菌も判別できてしまいます。
 日本に存在する1万種が詰まった頭の中って、いったいどうなっているのか不思議です。

コメント
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