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雑草の日:食欲に勝れ!探求心

2019-07-30 19:52:39 | 日記
目立つ奴を採取

 今年の梅雨は長かった。
関東甲信越は漸く昨日明けた様ですが、それにしてもここふた月はジメジメ続き。
森林公園を散歩していても足元はほぼ毎日ヌカルミ。

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 ベニタケ科 ベニタケ属 クロハツ です。

 そんな湿った環境で我が世の春を謳歌しているのがキノコ。
あっちでもこっちでも名も知らないものがにょきにょきと生えています。
 7月にこれ程顔を出すのは多分滅多にないこと。
そうなるとキノコはずぶの素人ながら、食欲は人一倍あるオヤジは思います。
これだけ種類があれば食べられるものも混じっているのでは。
 目にしたキノコの名前を覚えるのは探求心を満足させるし、森の中で食べられるキノコを
採るのは食欲を満たしてくれます。 
 とは言え繰り返しながらこちらは正真正銘の素人、どれも名前が分からないしどれが
食べられそうなのか見当もつきません。
なので一番目立つ奴を採って図鑑と見比べました。
そしてクロハツだろうと結論付けました。

 <最初は球形をしているが次第にカサを開き、老成すると漏斗状に真ん中がくぼむ。
湿った時には表面に粘り気があるが次第に乾く。
幼時は灰白色で最後には黒くなる。
味も臭いも無い。
ブナ科カバノキ科ヤナギ科マツ科の樹木の下に発生する。>(Wikipedia より)
 さて問題はこれが食べられるキノコなのか否かです。

教訓を得る

 「古くは食用にされていた」そんな記述がありました。
やったあ!目指すキノコをいきなり探し当てた!と喜んだのも束の間、続きがありました。
「近年は有毒とする図鑑が増えている」
 なんでもそっくりなニセクロハツがあるそうな。
こちらは致死性の猛毒を持つキノコ。
毒キノコランキングでは有名なテングタケやツキヨダケを抑えて堂々の6位にランクインして
いるつわものです。(YAMAHACK より)
 これとクロハツは酷似しているのではっきり区別することは難しい。
昔は間違えて口にして中毒になる例が多かったと言いますが、最近の研究でクロハツ自体にも
危険な成分がある事が分かったそうです。

 <加熱しても毒成分は消えない。
ハスフェリン・カナバニンなどを含む。
中でもシクロプロペンカハボン酸は骨格筋の組織を溶解し、それが臓器に障害を与える。
食後10~20分で嘔吐や下痢になりその後言語障害などを起こす。
重篤な場合は心臓が衰弱して死亡する。>(食と健康の総合サイト より)
これを食べていた昔の人って!
これを食べずに済んだオレって!

 クロハツを採って分かったことは唯一点。
「素人が知らないキノコを同定するのはおおいいに結構。
でも食欲を持ち込んだら危険です」
 
コメント
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