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日々の愚問:テレビの小窓

2019-07-27 06:29:59 | 日記
同じ手法

 テレビを見ていて気になることがあります。
というよりもちょっと気に障るレベルです。
どうしてこんなに頻繁に現れるのか、どこの局でも同じように使うのか、気になって
仕方ありません。

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた、極々小さなどーでも良い愚問を取り上げています。
今週は「テレビに出て来るアレ」についてです。

 ワイドショーなどで画面の端に出て来る小窓、芸人やアナウンサーなどの顔を映すあの小窓が
気になります。
正式名称は「コーナーワイプ」と呼ぶらしいのですが、あれ程よく目にするのにはどんな理由が
あるのか不思議です。
 <驚いて欲しいところで驚き泣いて欲しいところで泣くように、視聴者を誘導する役割がある。
1990年頃に「世界まる見え」が従来からあったこの手法を上手に取り入れ、視聴率アップに
貢献したことで広まった。>(YAHOO!ニュース より)
 世界では日本と韓国と中国のバラエティ番組で大流行なのだそうです。(ガジェット通信 より)
 共感できれば視聴率が上がるという理屈は分かりますが、何しろ30年も前に始まった技法です。
それをいまだに何処の局でも何の番組でも同じような使っていては、共感するのは難しそう。
誰か全く違った小窓の使い方を考えついてくれないかな。

単純なストーリー

 子供の頃に読んだ漫画を思い出しました。
誰でも名前を知っている有名漫画家がまだ売れていなかった頃に描いた漫画です。
 ストーリーはいたって単純。
テレビ大好き少年がある日画面の隅にある卵を見つける。
孵化して現れた存在が、テレビの中に自由に出入りできる小窓を作ってくれた。
少年は憧れの女優と付き合ったり美味しい物を好きなだけ食べたりして有頂天になった。
 そんな単純な話でしたが子供心には衝撃的でした。
何しろ昭和30年代と言えば漸く一般家庭に白黒テレビが普及し始めた頃です。
未知の機械には秘められた力があると信じてしまいました。

 さてその漫画家とは水木しげるさん。
おそらく1963年頃の作品だったと記憶しますが、当時の漫画の主流はロボット物や潜水艦・
飛行機物。
 絶対的なヒーローが活躍する時代にあって、ノンポリ少年の夢物語は斬新と言えば斬新、しかし
明らかに時代のニーズとは違っていました。
それでも水木さんは独自な世界を発展させて「テレビくん」で1965年に講談社児童まんが賞
を受賞、1968年からは代表作の「ゲゲゲの鬼太郎」を描き始めます。
そして妖怪物という誰も描いたことの無い新境地を造り上げたのでした。
 現在のテレビ界に、誰も見た事の無い「テレビの小窓」を発想するひと、いないかなぁ。


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