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日本語のおさらい:無理筋な読ませ方

2019-07-11 06:29:49 | 日記
最初は神武天皇

 毎週木曜日は日本語をおさらいする日。
日本語には色々と厄介な問題が存在します。
例えば小学校低学年で習う文字で書かれているのにどうしても読めない漢字。
これまではそう読むのだと無理やり納得してきましたが、この機会に由来を探ってみました。

 人名や地名に「日下」がありますが、これを「くさか」と読むのが不思議でした。
調べてみるとこんな謂れがあるそうです。
 <神武天皇が東方の生駒山麓の草香地方から太陽が昇るのを見て「日下の草香」
(ひのもとのくさか)と言われた。
以来枕詞的に日下の表記でくさかと読ませるようになった。>(ニコニコ大百科 より)
ストンと腑に落ちる程ではありませんが、何となく理由が掴めました。

 続いても人名ですが「妹尾」と書いて「せのう」と読む理由。
こちらはこんな背景がある様です。
 <鎌倉時代から記録されている。
妹の「せ」は「兄と妹」「姉と弟」を意味する「妹背」(いもせ)から来た読み方。>
(日本姓名語源辞典 より)と説明されていますが、イマイチ理解できません。
 すると<全くの当て字。
天皇に嫁いだ妹を持つ武家が諸事情によりそれまでの姓を名乗ることを禁じられた為に、無理やり
「妹」を「せ」と読ませる苗字を名乗ったことによる。>(YAHOO!知恵袋 より)との解説が
ありました。
「無理やり読ませる」に納得します。

新たな文字

 日本家屋の中にも読めない漢字が潜んでいます。
切妻屋根の横の部分を表す「破風」、これを「はふ」と読むのは良いとしましょう。
でも<柱を固定する建築材。
現在ではハンガーなどを掛ける為に使われている。>(Suumoジャーナル より)「長押」を「なげし」
と読むのは結構ハードルが高い感じがします。
 何とかそれも納得したとして、最大の難関は「三和土」です。
玄関で靴を脱がせる為の段差のあるスペースを指しますが、これこそどうしても読めない漢字の
代表格です。
 きっとこれまた無理やり読ませているのだろうと推察しましたが、調べた結果は意外にも理詰めな
裏付けがありました。

 <赤土・砂利と消石灰とにがりの3種の材料を足して混ぜ合わせて作ることからこの字になった。>
(Wikipedia より)
 これはストンと腑に落ちました。
ついでに新しい文字がフワンと頭に浮かびました。
3つの技を使いこなす我が女房を表す「三和技」です。
 その技とは、おいしくて栄養バランスがとれた料理を作る技。
何時でも清潔にしている掃除洗濯の技。
そして最後は自在に亭主を操る技。
読み方はもちろん「たたく」です。


コメント
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