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日々の愚問:土に溺れる

2019-07-06 19:06:56 | 日記
文系と理系

 前にも書きましたが、私、根っからの文系人間。
理論立てた話を考えるのは苦手だし、それを構築する為の公式を覚えるなんて大嫌い。
 そんなオヤジが水やりをしながらふと愚問を抱いてしまいました。
プランターにまいた水はあっと言う間に吸い込まれます。
中身が培養土なので水はけが良くて当たり前。
一方花壇に水を撒いてもなかなか染み込んでいきません。
相当水をまいたつもりでも土を指先でほじくるとほとんど水気が無い乾いた状態です。
 水が土にしみ込む速さや量の違いにはどんな仕組みがあるのだろう。
禁断の理系の範疇に足を踏み入れてしまいました。

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、どーでも良い愚問を取り上げています。
今週は「水と土の関係」を調べてみました。

 <空から降った雨がどういうふうに陸地を移動していくかを調べる学問を「水文学
(すいもんがく)」と呼ぶ。
雨がどうやってどの位しみ込むか、木や作物にどの位吸い込まれるか、どの位蒸発するか
などを調べる。
 現代社会は建物や道路があるために雨がしみ込まなくなった。
木が少なくなったので蒸発量が減った。
人間が大量に水を使うので時に枯渇することもある。>(マイ研究室 より)
 そんな学問があるとは知りませんでした。
ちょっとかじれば、今週の些細な疑問はチャチャっと答えを教えてもらえそうな気がします。

 ところが水文学関連と思しき資料は文系頭には難しい!
「土壌の基礎知識」と題された物を開いたら1行目が<土のもととなる材料を母材といい」と
ありました。
理解できたのはそこまで。
その先の規定やら計算式やら少しも頭にしみ込んで来ません。
 「雨水浸透と地下水涵養」の論文も<~浸透という用語を多孔質媒体中の水分移動に対して
用いている~>等の謎の言葉が続いて悩ましい限り。
 知りたいのは土の中に水がどのくらいの時間でどのくらいの量がしみ込むか?
こんな簡単な事なのにどうして答えに巡り合えないのでしょう。

小学生向けの説明

 <地表に降った雨が地下に浸透し直下の帯水層に到着する時間は数日から一か月かかる。
帯水層とは地下水に満たされた砂層などの浸水性が比較的良い地層。
ここを流動する水の速度は1年間に数メートルから数百メートルになる。>(日本地下水学会 より)
 漸く理系苦手の私でも分かる文章がありました。
更にもう少し砕いた説明が国土交通省の子供向けのページにありました。
<砂よりも土、土よりも粘土が水を通しにくい。
同じ土の中でも水がしみ込みやすい場所としみ込みにくい場所とがある。>
ここまで噛み砕いてくれると、ありがとうと言いたくなります。

 で結局、今週の愚問に関する回答は見つかりません。
色々見た検索結果の中にもしかしたらズバリな解答があったのかもしれませんが、私の頭では
理解不能です。
 苦手分野に踏み入った私は、膨大で難解な情報の海で溺れています。

コメント
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