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身近な生き物:遅れてやってきたシラミ

2019-07-17 06:29:39 | 日記
上半身が粉まみれ

 造園業を営むTさんと公園を歩いていた時のこと、ツツジの植え込みの前でひと言、「病気だな」
ツツジの葉には縮れた物も無ければ枯れた物も無い。
どこが病気なのかと尋ねると「触ってごらん」の返答です。
 それで何気なく植え込みに手を突っ込んだのですが、酷い目に遭いました。
いきなり白い粉が舞い上がり頭や腕に絡みつくのです。
よく見ると粉だと思ったのは極々小さな虫、それをコナジラミと呼ぶのだとか。
 そんな生き物見たことも無ければ、名前を聞いたこともありません。
帰宅後に早速検索してみました。

 <シラミと付くがカメムシの仲間の昆虫で、成虫は2mm程の白いハエに似ている。
28日周期で卵から成虫に育つ。
幼虫は移動が少ないので、柔らかい葉の裏に産卵する。
そのため新葉には成虫と卵、次の葉には幼虫、次の葉にはサナギと順序良く寄生している。
被害植物に触れると一斉に飛び立つのですぐ分かる。>(住友化学園芸HP より)
 コナジラミは変わった成長をとげるそうです。
<幼虫は最初の脱皮までは脚があり移動できるが、2~4齢では脚が無くなる。
そのため葉の裏に固着して吸汁するのでサナギの様に見える。
その後に脚も翅もある成虫に変態する。
これを異変態と呼ぶ。>(Wikipedia より)

 コナジラミに寄生された植物には異変が生じます。
<直接的な被害は葉の汁を吸うので葉緑素が抜けて白いカスリ状になってしまう。
こうなると生育が悪くなり、発生量が多い場合は枯れ死する。
間接的な被害は病気。
コナジラミの排泄物によりすす病が発生し、葉や果実が黒くなる。
適した温度だと急激に増える。
場合によってはウィルスを媒介することもある。>(住友化学園芸 より)
 ツツジの葉が黒く変色しているのを見てTさんは病気に気が付いたのでした。

シラミの攻撃


 私が生まれたのは昭和30年、日本の経済が急成長していた時代です。
その恩恵で国中の住環境はどんどん改善され、ノミやシラミとは縁の無い暮らしができました。
まさか今になってシラミを頭から浴びるとは思わなんだ。
 シラミと言えば長野市のHPにこんな記載がありました。
<幼稚園保育園の園児や小学校低学年を中心に季節を問わず頻繁に発生している。>
何の話かと思えばこちらは正真正銘のシラミの1種、アタマジラミの感染注意を呼び掛ける
内容でした。
それによるとプールの更衣室などでうつる例が多いと言います。
 時代は令和になったのに、爺ちゃんと孫の世代が揃ってシラミの攻撃を受けるとは。

コメント
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