宮崎駿の平和論: ジブリアニメから学ぶ (小学館新書 223) | |
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●金沢市長選の結果報道から見る マスメディアの政党隠し
どうも、日本各地で政治不信が蔓延化している模様だ。何といっても、あの「1強5弱」だか6弱状態の国会を見ていたら、国会議員に政治を任せていたら、“我々は何処に連れていかれるか判らんぞ!”の「空気」がかなりハッキリした形で見えてきている。今後、重要な地方選が続々行われるわけだが、有権者が、既存の政治家に“NO”を突きつけてくる雰囲気が強くなってきた。たしかに、口先では色々言うが、結局は官僚の手綱さばきに操られる政治家なのだから、そろそろ、色んな形で、政治家や政党に鉄槌が下りても良いころ合いである。
これはなにも、国会議員に限ることではなく、地方首長選や地方議員にも累が及ぶ傾向を見せている。このような既存の政治家らへの“NO”は、既存の政治家の“群れ”であるところの「政党」への“NO”と云う象徴的現象として、全体は流れている。その中でも、大変面白いのは、国政レベルで、盤石そうな顔で、国内には美辞麗句の限りを尽くし、実際は何もしない男。海外に出ては、バカンス気分で保養外遊豪遊、挙句に我々の税金をばら撒き、悦に入っている首相の状況を、批判の目を持つことなく、ターボチャージャー付の提灯記事で捲し立てるのだから、地方の反乱が起きていることなど露知らずなのか、実は戦々恐々なのか定かではない。
国政と地方政治は別だから、と云う穿った意見もあるが、ことは、そんなに割り切れる事態とは思えない。全体として、「政党不信」が露わになりつつあるわけだが、特に、上述安倍晋三率いる「自民党」への批判票が最近富に増えている。まあ、常人であれば、あの安倍晋三の「生活者視点ゼロ政策」の連発には、反意の一つも表したいだろうから、このような選挙結果が地方の反乱として起こっても不思議ではない。時の政権に楯突く、最も安全な方法が「選挙の投票行動」なのは自明だ。デモに参加、ブログやTwitter発信よりも、安全確実な権力への抵抗反乱なのである。そういう意味で、これから来年の統一地方選までの期間は、自民党推薦とか、○○党推薦候補者が、大きな取りこぼしをする可能性はかなりあるのだろう。
以上、まとまりの悪い事をゴチャゴチャ書いたが、この政治家不信から「政党不信」へと成長した「空気」は当面続く。今回の金沢市長選がどの程度重要な選挙かどうか別にして、各マスメディアの報道の仕方が面白い。時事通信は、自民公明推薦候補が負けた点にスポットを当てた。読売は届け出順を守ることで、自民公明推薦を最後に持ってこれた。朝日に至っては、“政党色”そのものがなかったような記事にしている。意地悪な記事の見方だが、こういう読み方をすると、政治の世界や、マスメディアの世界でも、推理小説のようで面白い。他の新聞社も、何らかの報道はするだろうから、すべてを並べて読むだけでも、何か気づくものがあるに違いない。今夜は、些細なことから日本の「政党不信」まで、勝手に類推してみた。
PS:それにしても、3か月任期の市長選が全開投票より、投票率が上がるというのも不思議なことだが、おそらく話題性があったのだろう。そして、自民公明民主の推薦候補だけは落選させたい意志が働いたのだろうか?
≪ 金沢市長に山野氏再選=出直し選、新人3氏退ける
山野之義前市長(52)の辞職に伴い、出直し選挙となった金沢市長選は5日投開票され、無所属で前市長の山野氏が、前石川県議の下沢佳充氏(53)=自 民、公明推薦=、前県議の石坂修一氏(61)=民主、社民推薦=、前市議の升きよみ氏(71)=共産推薦=の無所属新人3氏を破り、再選を確実にした。投票率は47.03%(前回35.93%)。
山野氏は競輪の場外車券売り場やリサイクル施設の設置をめぐり、特定の業者に便宜を図ろうとしたとの 批判を受け、8月に辞任した。「市民の審判を仰ぐ」と立候補した山野氏は、来年3月の北陸新幹線長野-金沢間開業を見据えた公共交通網の整備などを重点的 に訴え、無党派層を中心に支持を集めた。
新人3氏は、山野氏の対応や出馬を批判。下沢氏は、新幹線開業に併せたコンベンションホール建設を主張したが及ばなかった。石坂氏は新幹線開業効果を生かしたまちづくりによる定住人口増加を掲げ、升氏は子育て支援など福祉の充実を唱えたが、浸透しなかった。
再選した山野氏の任期満了日は、公職選挙法の規定により1期目の12月9日となり、同日までに再び市長選が行われる。
◇金沢市長選当選者略歴 山野 之義氏(やまの・ゆきよし)慶大文卒。ソフトバンク社員、金沢市議を経て、10年11月金沢市長に初当選。52歳。金沢市出身。当選2回。 ≫(時事通信)
≪ 山野・前市長が再選…出直し金沢市長選
前市長の山野之義氏(52)の辞職に伴う金沢市長選は5日、投開票が行われ、山野氏(無所属)が、前市議の升きよみ氏(71)(無所属=共産推薦)、前県 議の石坂修一氏(61)(無所属=民主、社民推薦)、前県議の下沢佳充氏(53)(無所属=自民、公明推薦)の新人3人を破り、再選を果たした。 山野氏は競輪の場外車券売り場の開設計画への協力を支援者に約束した問題で今年8月に引責辞職し、この問題やこれまでの実績について「市民の審判を仰ぐ」とし、出馬した。新人3人は、山野氏への批判票を集めきれなかった。 山野氏の任期は、公職選挙法の規定により、1期目の残り期間の12月9日まで。任期満了の前日から30日以内に再び選挙が行われる。
投票率は47・03%(前回2010年は35・93%)。 ≫(読売新聞)
≪ 金沢市長に山野氏が再選確実 引責辞任後の出直し選挙で
山野之義(ゆきよし)・前金沢市長(52)の辞職に伴う出直し市長選は5日投開票され、山野氏が前市議の升きよみ氏(71)、前県議の石坂修一氏(61)、前県議の下沢佳充氏(53)の新顔3人を破り、再選を確実にした。任期満了は辞職前と同じ12月9日で、この日までに再び市長選が実施される。 山野氏は今年6月、任期満了に伴う市長選に出馬する意向を表明した。だが、競輪の場外車券売り場の誘致を進めていた市内の業者に対し、計画に同意するかのような書面を独断で交わしたり、計画の代替案を提示したりしていたことが判明。議会などから批判を浴び、8月に引責辞任した。 山野氏は選挙中に「この問題について信を問いたい」と訴え、東京五輪のキャンプ地誘致や新交通システムの導入なども掲げた。 ≫(朝日新聞)
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