世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

小沢一郎に “死んで欲しい” と言わんばかりの朝日新聞記事

2011年10月08日 | 日記
あっぱれ! 朝日新聞(笑) (WAC BUNKO)
勝谷誠彦
ワック


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小沢一郎に “死んで欲しい” と言わんばかりの朝日新聞記事


朝日新聞の報道姿勢が“小沢一郎の政治生命剥奪”で首尾一貫している事は事実である。他のマスメディアも似たりよったりだが、朝日の小沢の政治生命抹殺の姿勢は群を抜いている。

 ところが、どうも朝日新聞は“小沢一郎の政治生命剥奪”以上の望みまで、もっているようだ。筆者の読解力からいくと、“小沢一郎が死んでくれないか?”、と暗に望んでいるとさえ思える記事を書いている。最近は記事の美味しい部分は有料で、と極めて下品なネット有料記事へのシフトを計画しているにも関わらず、小沢の記事は最後まで表示している。  

 相当経営的に支障をきたしている事情が垣間見える。日経もネット有料配信で少しでも稼ごうとしたようだが、概ね大失敗。“取り敢えず会員”まで登録してあるが、なんと1日に5通ほどの正会員誘導のメールが届く有様。或る程度ペイしているのなら、“出会い系サイト”の勧誘並の行為をするとは思えない。チョイと横路に逸れたが、先ずは朝日新聞の“小沢一郎、病気で死なないかな~”を臭わす記事を読んでいただこう。

  ≪小沢氏、広がる健康不安 「大丈夫だ」沈静化に躍起
 6日夜に救急搬送され、そのまま東京都内の病院に入院した民主党の小沢一郎元代表(69)。病名は「左尿管結石」という。小沢氏の健康不安は、これまでもたびたび表面化してきたが、刑事裁判の初公判を終えた当夜の体調不良に、政界には驚きが広がった。
 「検査の結果、左尿管結石と判断しました。経過を観察中です」。小沢氏が入院した日本医科大付属病院(東京都文京区)の福永慶隆院長と本間博医師は7日、記者会見して小沢氏の病状を説明した。
 6日の初公判終了から約4時間後の午後8時ごろ、腰に強い痛みを感じて嘔吐(おうと)。その後も激しい腰痛と嘔吐があり、自宅から救急車で搬送された。 1週間程度の入院が必要という。
 小沢氏には、健康不安がつきまとう。1991年には狭心症で約40日間入院。最近では、民主党代表当時の2008年10月に体調を崩して入院している。
 刑事裁判は今月14日に2回目の公判が予定されている。本間医師は、延期やドクターストップの可能性について「本人に聞かないといけない。その場で考えたい」と述べるにとどめた。
 小沢氏は党代表選に3連敗したうえ、刑事裁判で身動きが取れず、求心力に陰りが見える。それだけに、広がる波紋を鎮めるのに躍起だ。
 小沢氏は7日朝から、民主党の輿石東幹事長や鳩山由紀夫元首相に電話で「心配かけて悪かった。大丈夫だ」とアピール。見舞いに訪れた側近の樋高剛、松木謙公両衆院議員や小沢グループの谷亮子参院議員らには、点滴を受けながら「痛みがある時は痛いけど、ない時は何ともない」と笑顔を見せた。
 小沢グループの議員によると、病院側の記者会見も「メディアが騒いでうるさいから、病状を教えてやれ」と小沢氏が指示して設定したという。別の側近議員は「結石なんて病気じゃない。石さえ出ればすぐに退院できる」と強調した。≫(朝日新聞)

 以上の記事にはオマケの付録までがついている。(笑)小沢一郎の病歴一覧表だ。このご丁寧に作り上げた一覧表は、「小沢氏の過去の健康問題」となっているが、登石裁判長同様に推認、憶測情報まで含まれている。≪94年7月:訪英「心臓病診察か」」との憶測出る≫。挙句に、「人間ドック」「検査」で入院した事まで「健康問題」なのだそうだ。サラリーマンの年一回の健康診断も、朝日から見たら、サラリーマンらの健康問題なのに違いない。(笑)

 今夜は結論を急ぐが、小沢一郎の政治的影響力に陰りが出て欲しいと願っている記事と云う事だが、一政治家の政治的影響力の陰りを望むあまり、その個人の生命に関わる問題を愉しもうとする朝日新聞の報道姿勢は、倫理道徳的立場からも許し難い。

 小沢は病弱で、今にも病気で倒れるやもしれない。そんな政治家を支持することは無駄な努力だ。“国民よ目覚めよ!民主党の議員達も目覚めよ!”と叫んでいる記事にしか思えない。産経新聞と同等の記事を書きだした朝日新聞の姿勢は断固糾弾されるべきだ。明らかに、政治権力闘争とは一線を画した政治家の生命体調に関して揶揄するが如き報道は、報道倫理を大きく逸脱している。

 読売新聞の方が、小沢入院記事に関しニュートラルに思えてしまう。如何に朝日新聞の記事が、報道倫理に抵触と云うか、人の道を踏み外した記事かどうか、読み比べて頂きたい。

≪小沢氏入院、野党は困惑「首に綱つけられぬ」
 民主党の小沢一郎元代表の病状が7日、尿管結石と分かり、大事に至らなかったことで小沢グループの議員からは安堵の声が上がった。
元代表は心臓の治療歴があり、当時の入院先も今回と同じ日本医科大学付属病院だったため、一時病状への懸念も広がった。 7日には小沢グループの山岡国家公安委員長や中堅・若手議員が続々と見舞いに駆けつけたが、面会者によると、元代表は「昨夜は腰が痛かったが、今は全く痛みはない」と笑顔を見せたという。グループ幹部は「裁判の準備などで疲れていたのだろう。小沢氏は大切な首相候補だから、まだまだ頑張ってもらいたい」と語った。
 ただ、1週間程度入院する見通しとなったことで、14日に予定される政治資金規正法違反事件の第2回公判に影響する可能性が出てきた。グループの中堅議員は「『逃げた』とか言われるので、延期しない方がいい」と語った。
 一方、元代表の証人喚問を求めてきた野党は困惑気味だ。自民党の谷垣総裁は7日の読売新聞のインタビューで、「(元代表は)説明責任を果たしていかないといけない。ただ、現実に入院して苦しんでいる時に、首に綱をつけて出てこい、というわけにはいかない」と述べ、当面は病状の推移を見守る考えを示 した。別の同党幹部も7日、「病状の詳細が分からないと、何とも言えない」と語った。≫(読売新聞)

以上となっている。いかに朝日が小沢に対して、悪意以上の怨念のようなものにとりつかれている事が如実に現れている。

朝日新聞の中国侵略
山本 武利
文藝春秋



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