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アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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山中渓の桜と電車

2013年04月04日 22時09分19秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 昨日の休みにお花見に行ってきました。場所は大阪・和歌山の府県境近くにあるJR阪和線山中渓駅とその近くです。ここは山間の無人駅ですが、桜の名所として知られており、シーズン中はお花見客が大勢押しかけます。私が行った昨日も、平日にも関わらず、花見客を何人も見かけました。
 ここは、昔は旧紀州街道の宿場町として賑わったそうです。しかし、戦後は温泉旅館もなくなり、「このままでは寂れる一方になる」と憂えた住民の手で、約1千本の桜が駅や川沿いに植えられました。その桜が今、花を咲かせ、山中渓は桜の名所として再び脚光を浴びるようになりました。
 
  
 駅に停車中の紀州路快速と駅の桜(上左写真)、川沿いから撮った写真(同じく右写真)。

  
 山中渓駅の桜(上左は天王寺方面、同じく右は和歌山方面)。写真に写っている鉄骨四角アングル架線柱は、創業当初(昭和初期)の阪和電鉄時代からの物です。

  
 上左の写真は、駅近くのテーマパーク「わんぱく王国」内の恐竜アスレチック施設。横の階段を上がり、丘の頂からローラー滑り台で恐竜の中に滑り降りる仕組みになっています。無料の遊技施設であるにも関わらず、「まむしに注意」の看板に恐れをなしたか、滑り降りる人は誰もいませんでした。4月7日にはここで恒例の桜祭りが行われますが、もうその頃には桜は散ってしまっているかもしれないので、今年は早めに花見に来ました。
 上右の写真は、これも駅からほど近い子安地蔵尊(地福寺)の枝垂桜。
 この付近には他にも、日本最後の敵討ちの場となった府県境の境橋や、風化した砂岩の景観で有名な自然公園「砂川奇勝」などの史跡もありますが、歩いて行くには距離が遠いので、今回はパスしました。
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西成高校の反貧困教育(続編)

2013年04月03日 22時37分48秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を
反貧困学習 格差の連鎖を断つために
クリエーター情報なし
解放出版社


 反貧困学習テキストに載っていた「不公平なイス取りゲーム」の話も面白かったので、これも続編として今までの前編後編に追加します。まずは当該ゲームの説明から。

ゲームの手順
(1)クラスをA・Bの2チームに分け、流れている音楽が止まればチーム対抗でイスを取り合うゲームである事を説明する。
(2)そして、30席のイスを用意し、そのうちの10席にはAチームの人しか座れないようにし(Aと書いた紙を座席に置く)、残りの20席にはどちらのチームも座って良い事にする。(この時点で既にAチームに有利な不公平ルールである事が分かる)
(3)しかも、Aチームの人だけ、座れなくてももう一度ゲームに参加出来る(Bチームの人は1回切り)上に、「Aチームの人、頑張って下さい」と教師が言うと、その5秒後には音楽が止まる「秘密ルール」まで作られる。「Bチームの人、頑張って下さい」「みんな頑張って下さい」と教師が言っても音楽は止まらない。その「秘密ルール」もAチームの人にだけ伝え、Bチームの人には伝えない。
(4)音楽をかけてゲームスタート。進行役は「秘密ルール」の存在に感づかれない様に、さもAチームにもBチームにも平等に声援を送っている様に振る舞う。但し、Aチームで座れなかった人には敗者復活戦がある事を伝え励ますが、Bチームで座れなかった人には冷たく「残念、もうゲームには参加出来ないよ」と突き放す。
(5)次にイスの数を減らしてゲーム再開。Aチームの席を8席、Bチームの席は12席とする(全体に占めるAチーム専用席の割合は最初の1/3から4割に上昇)。その際、Bチームで勝ち残った人には「不利な中でよく頑張っていますね~」と拍手する。
(6)最後に、A専用席5席、A・Bどちらも座れるフリー席5席で決勝戦を行い、最後まで座れた人に最高の賛辞を贈る。
(7)ゲーム終了後に、それぞれのチームで感想を出し合い、それを下記の質問項目に答える形で書き込む。

テキスト(ワークシート)の質問項目
(1)このイスは世の中では何を象徴していると思いますか?
(2)Bチームの人、どんなふうに感じましたか?何が不公平だと思いましたか?
(3)Aチームの人、何が有利だと感じましたか?Bチームの人の意見についてどう思いましたか?
(4)この「不公平さ」は世の中ではどんなことがあるでしょう?また、Bチームに入っている人は、世の中ではどんな人だと思いますか?
(5)「不公平さ」をなくすにはどうしたらいいですか?
(6)イス取りゲームは「不公平さ」をなくすと座れない人はなくなるでしょうか?
(7)イスに座れない人をなくすためにはどうすればいいでしょうか?
(8)この解決策は世の中では、どのようにすることでしょう?
※注:以下、サブプライムローン問題や「派遣切り」で仕事や住居を奪われ、日雇いや非正規雇用で社会保険にも入っていなかった為に、ホームレスになる人が激増している事や、企業が金儲けの為にそんな使い捨て労働を広げてきた事を、「釜ヶ崎」や「派遣村」や新聞記事から読み取らせる。
(9)新聞記事読んで、あなたはどう思いましたか?
(10)今回のようなことが起こらないように、どのように社会を変えていけばいいでしょうか?あなたの意見を書いてください。

多かった徒の感想・意見
・私らは必死だったのにAの人は余裕で座れてズルい。
・Bチームは不利だと思って最初からやる気が出なかった。(注:最初から棄権→これでは不公平は変わらず、正にAチームの思う壺!)
・Aチームの人は自分たちの専用席があるのに、わざとフリーの席に座って!(実際は直ぐ横にフリーの席があったから座っただけなのだが)
・少ないフリーの席を不利なBチームの人同士で争うので悲しくなった。
・何よそれ!(後で秘密ルールの種明かしを聞かされて)
・秘密ルールがあったので助かった。(Aチームの人)


しかし、橋下徹クン(後の大阪市長)や蓬莱務(ほうらい・つとむ)クン(後の兵庫県小野市長で福祉給付受給者ギャンブル禁止条例を制定)ならこう答えるであろう、彼らの想定回答(あくまで反面教師として想定した物ですので悪しからず)

 質問には「格差が悪い」と答えさせたいのだろうが、そうは問屋が卸すか。格差や差別があっても、現に俺様の様に地区から努力して這い上がってきた人間もいる。Bチームの人間も、文句を言う前にAチームに選ばれるように努力すべきだろう。「ルールが不公平」だと言うが、所詮「世の中なんてそんな物」だ。
 そんな事も見抜けず、「弱者にも人権がある」だの「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」だのと、そんな「世界人権宣言」や「日本国憲法」みたいな寝言を言っているから北朝鮮や中国にも舐められるのだ。北朝鮮や中国がそう出て来るなら、我々も北朝鮮や中国と同じように振る舞えば良いだけじゃないか。役立たずのBチームの人間など、文句言わずに何されても黙って働いていたら良いのだよ。生かしてやっているだけでも有難く思え。日本人の10分の1の賃金で1日10何時間も働き、いざとなれば反日デモに決起する、中国人ネトウヨの「バイタリティ」や「愛国心」をBチームの人間も見習え。
 実際、Bチームのアホどもを煙に巻くのは簡単だ。アベノミクスで「正社員もバイト並みに解雇出来る」様にしても、「バイトの低待遇はそのままに、単に名前を正社員と呼び換えただけ」なのに、まるで安倍のお蔭で賃上げが実現したかの様にマスコミは書いてくれる。EU先進国などの解雇自由化も、向こうはセーフティネットが充実し、正社員だけでなく非正規労働者の権利や生活も守られているからこそ、社会もそれを一定受け入れてきたのに、その事はおくびにも出さず、「解雇自由」の部分だけつまみ食いすれば良いのだから。TPPも、それで得をするのは一握りの輸出大企業だけで、殆どの庶民にとっては、国内農業壊滅で外国の農薬まみれのジャンクフードばかり食わされ、健康保険もなくなり「金の切れ目が命の切れ目」となるだけなのに、まるで生活がバラ色になるかのように思っているバカの何て多い事か。

 それに「不公平なゲーム」というが、AチームよりもBチームの席の数の方が多いじゃないか。本当に公平にするなら、高裁で「一票の格差」是正判決が出た事でもあり、この際、AもBも同じ席の数にすべきだ。但し、BよりAの人間の方が努力し、実際にクラスの成績平均値アップにも貢献している以上、Aチーム優先の根幹部分には絶対に手を付けさせない。株主総会でもそういうルールになっているだろう。これこそが「決定できる民主主義」だ。
 本当にクラスに貢献し国を憂いているのは我々Aチームだけだ。Bチームの奴らなんて、自分の怠慢を棚に上げて文句を言っているだけにしか過ぎない。Aチームの意見だけが「民意」であり、「扇動家」に唆されたBチームの意見なぞ「ゴミ箱に捨てても構わない」。「週刊朝日」の俺様に対する差別は許せないが、Bチームの「平公務員」や「非正規労働者」の人権なんて認めない。救われるべきは、俺様の様に人を蹴落としてでも這い上がろうと努力する「真の弱者」だけで良い。
 何?「お前の今の財産や地位も、お前の努力だけではなく、部下の頑張りや顧客からの信頼があったからだろう」だって?何を生意気な事を言う。全て俺の努力だけによるものだ。そういう事にしないと、俺達Aチームがお前たちBチームからいつまでも搾り取る事が出来ないじゃないか。ましてや「”八百長”ルール一掃だけでなく、イスの数自体も増やさなければならない」なんて思わせては絶対にダメだ。
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