アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

プレカリアートの独立宣言

2017年08月15日 20時44分00秒 | 当ブログと私の生い立ち


 上記が今、私の住んでいる賃貸物件の部屋です。新今宮駅近くのビジネス・ホテルを30日更新の連泊契約で借りました。
 4畳半の1Rで風呂・トイレ別、家賃は4万3千円余り。家賃だけで見るとそんなに安くはありませんが、水光熱費も家賃に含まれています。風呂は、最上階の展望大浴場に深夜・日中以外はいつでも入れ、トイレも清潔。テレビも見放題。勤務先までの通勤距離も約半分に縮まり、今までよりも1時間は余計に寝る事が出来ます。そう考えると、かなりお得な物件です。
 当初は、あくまで仮住まいのつもりで、ここを拠点に本格的に物件探しをするつもりでした。しかし、一人で住むにはこれほど好条件な物件は、そうめったにあるものではありません。確かに、あいりん地区とは目と鼻の先の立地ではありますが、最近はあいりん地区も、かつてのようなすさんだ雰囲気はほとんどありません。近くにはスーパーも百均もコンビニも量販店もあり、生活するには何不自由なく暮らせます。もう、親父の問題が片付くまでは、ずっとここに住む事にしました。
 但し、良い事ばかりではありません。普通の賃貸物件とは違い、あくまでもホテルの連泊契約ですから、家電購入やインターネットのプロバイダ契約については制約を受けます。実家で加入していたプロバイダは、戸建て向けのサービスで集合住宅には適用されないので、これを機に解約しました。もう実家に戻る事もないでしょうし、少しでも無駄な出費を減らさないと、貯金の目減りを減らす事は出来ません。

 あれから、兄貴夫婦と今後の事について相談しましたが、二人とも親父の「毒親性」について薄々感じていながら、でも結局は「親父を何とか立ち直らせてあげたい」「そうする為には、私も引くべき処は引かなければならない」という所に留まっています。しかし、子どもが何か言って立ち直れるぐらいなら、もうとっくに立ち直っています。それが出来ないから「毒親」と呼ばれるのです。虐待・暴力・暴言の被害者が加害者と何故譲り合わなければならないのか?親父が今までの罪を悔い改め本当に謝罪する以外に、一体どんな「立ち直り」があると言うのか?
 はっきり言って、言っている事が甘すぎます。今回も兄貴は「うちにおいでよ」と言ってくれましたが、それに甘えてしまったら、また前回のように、一週間ほど別居してほとぼり冷ました後に、上辺だけの「手打ち」と引き換えに、親父と同居させられ、また同じ事が繰り返されるだけです。そうなるのが分かっていたから、今回は兄貴からの申し出も断り、早めに物件確保に動いたのです。「経済的独立なくして政治的・精神的独立なし」です。

 その中で、前回記事に転載した「実家を出るまでの経過報告」については、そこから「安倍晋三」云々のくだりだけをカットしたものを、改めて兄貴夫婦に渡しました。いくら親父が安倍晋三に似ているからと言っても、そんな事を今更親父に指摘した所で、「お前は思想的に偏っているから結婚も出来ないのだ!」と、さらに歪んで捉えられるだけだと、兄貴に諭されました。その事で、本来議論すべき親父の問題がぼやけてしまっては何もならないので、このくだりについては丸ごとカットしました。
 それを親父にも郵送してやろうと当初は考えていましたが、もう止めました。兄貴の話によると、親父はいまだに「婚活する気がないと私がはっきり言わなかったのが悪い」と思っているようです。実際は、私が何度もそのように言っているのに、親父が勝手に先走って浮いてしまっただけなのに。その親父の「毒親」としての独りよがりでワンマンな性格こそが、今の家庭内の最大の問題であって、婚活の強要は、あくまでもその現れにしか過ぎないのに。そんな事をまだ言っているようでは、何を話し合っても無駄です。
 親父に言いたい事は、最後のメールで既に伝えています。この経過報告文書は、後々の検証資料、証拠物件として、私の手元に保管しておく事にします。

 但し、実家を出た事で、経済的に厳しくなったのも事実です。毎月約18万円の給料から、税金・社会保険料・家賃・携帯電話代・医療費(腰痛の治療に毎月2万円前後)・個人年金保険料(生命保険の返戻金を元手に運用しているが保険料も毎月2万円余り支払)諸々合わせた出費を差し引くと、3万円前後しか残りません。1日当たりに換算するとわずか千円前後です。水道・洗面所は共有で、個室には流しもコンロもないので自炊もできません。毎日の食事は、昼の社員食堂以外は、外食かコンビニ弁当でしのぐしかありません。
 そこで、ズボンのポケットに入るほどの小さな手帳に、毎日の出費を記録する事にしました。自動販売機で買う缶コーヒー以外は全てその手帳に記録しています。転居してしばらくは何かと入用な物があるので、しばらくは赤字続きとなるでしょうが、少しでも赤字額を減らして、何とか収支トントンぐらいに持っていけたらと思っています。競馬も、もう止めます。パソコンは実家に置いてきたので、このブログ更新も新世界や難波のネットカフェから投稿しています。更新は絶やさないつもりですが、更新頻度は以前よりは落ちると思います。悪しからずご了承下さい。

毒になる姑
クリエーター情報なし
毎日新聞社




 図書館で、スーザン・フォワード・著「毒になる親(毒になる姑)」を借りてきて読み始めています。毒親問題の古典的名著で、「毒親」という言葉も、この人が最初に言い出したそうです。私が借りたのは毎日新聞社から刊行されたハード・カバーの方ですが、より一般的な講談社の文庫版は、どこの図書館も貸し出し中で借りられませんでした。他にも同じような悩みを抱えた人が大勢いる事が分かります。これを二週間かけて読もうと思っています。
 昨夜は近くの三角公園で行われていた第46回釜ヶ崎夏祭りに行ってきました。そこでSHINGO★西成のライブを堪能してきました。その場では一悶着もありました。元々、故郷に帰りたくても帰れない「あいりん地区」の人々が、盆の間だけでも故郷にいるような気分でいられるように、という事で始まった夏祭りなのに、いつのまにか、地元住民そっちのけで、ライブ目当ての客が会場を占拠するようになってしまっていました。それに対して、SHINGO★西成が「こんな事では、もう来年は来ない!」と言ってしまったのです。祭り関係者のとりなしで、どうにかその場は収まりましたが、一体何の、誰のためのお祭りかという事を、私も含めて、今一度思い起こさなければならないと思いました。
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1 コメント

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西原さん (三浦小太郎)
2017-08-16 06:44:04
個人的なおすすめですが、西原理恵子さんの本などいかがでしょう。「この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫) 「家族の悪知恵 」(身もフタもないけど役に立つ49のヒント)文藝春秋 など。毒親の話とストレートにはつながらないかもしれませんが、参考になるように思えます
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