私は最近トイレの照明消し忘れが多い事に気が付きました。最初は年のせいかと諦めていましたが、実はそれだけではなく、「トイレの構造が変わった事にも原因があるのではないか?」と言う仮説に行き着きました。
私は現在、マンションのワンルームに住んでいるので、トイレもユニットバスに併設されています。ユニットバスの扉を閉めると、たとえ照明を消し忘れていたとしても、扉を閉めてしまうと分からなくなってしまいます。
もし照明を消し忘れてしまっても、扉の下の隙間から光が漏れる仕組みになっているので、そこで気が付きそうなものですが、実際は隙間が下の方にあり、漏れ出る光も弱いので、なかなか気が付きません。
それに対して、昔住んでいた実家のトイレは、扉の上部に小さな灯り窓が付いていたので、もしトイレの照明を消し忘れたとしても、窓から漏れる灯りの光で、消し忘れに気が付く事が出来ました。
それともう一つ。照明スイッチの形が変わった事も、消し忘れが増えた原因としてあるのではないでしょうか?昔のスイッチは、左下の写真のスイッチのように、指先で開閉を確認出来ました。この昔のタイプのスイッチの事を「片切りスイッチ」と言うのだそうです。
だが、今のスイッチは、開も閉も同じ肌触りなので指先では確認出来ません。その代わりに、スイッチのランプが緑色に点灯する事で、トイレ(ユニットバス)の照明が消えた事を確認する仕組みになっています。点灯した事で消灯を確認する、このランプが付いたスイッチの事を「ほたるスイッチ」と言うのだそうです。
確かに「ほたるスイッチ」は便利です。昔の「片切りスイッチ」とは違い、リモコンでも操作できるので、夜間ベッドで寝ている時も、トイレに行きたくなれば、ベッドからリモコンで室内の灯りを付けて、明るい中でトイレに行く事が出来るようになりました。
その代わりに、開閉を指の感覚で確認出来なくなったので、その分、照明の消し忘れが増えてしまいました。しかも、私の部屋の場合は、上から順に、室内灯、ユニットバス灯、ユニットバスの換気扇と、3つも「ほたるスイッチ」が連なっているので、1つぐらい消し忘れても全然気が付かないw。
この「ほたるスイッチ」は、今のマンションやオフィスなどの集合住宅によくあるタイプのスイッチで、昔の戸建て住宅にはあまりありませんでした。昔の実家は戸建て住宅で、私はそこに住んでいた期間が比較的長かったので、今の「ほたるスイッチ」には余り慣れていません。それでトイレの照明消し忘れに気が付かないのではないか?と、ふと思うようになりました。
そこで、トイレ(ユニットバス)の扉に冒頭の写真の貼り紙を貼る事にしました。さて、これでどれくらい消し忘れを防ぐ事が出来るでしょうか?一度試してみる事にします。