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ラ・ムーの198円弁当探訪記

2018年07月15日 22時03分16秒 | なにわB級グルメ探訪

 「私の住んでいる近くに弁当を198円で売っているスーパーがある」と聞いて行って来ました。「ラ・ムー」という名前のスーパーで、岡山を拠点に西日本一帯で店舗展開しています。しかし、大阪市内には此花と西成にしかお店がありませんので、ご存じない方も結構おられるのではないでしょうか。現に私も、今までそんなスーパーがあるとは思いもよりませんでした。その西成区北津守のお店に行って来ました。

 北津守は西成区の北西のはずれにあります。店の前に大きな駐車場があり、自動車で行くには便利ですが、私は車を持っていないので、電車かバスで行くしかありません。電車では南海汐見橋線の木津川駅、大阪シティバス(旧大阪市バス)では浪速西4丁目(住之江公園行き)か北津守(鶴町行き)の停留所で降ります。私は電車で行きました。

 南海本線の岸里玉出で汐見橋線に乗り換え、木津川で降ります。汐見橋線は元々、高野線の一部でしたが、高野線が難波発着になってからは、もう完全に都会のローカル線と化してしまっています。各駅停車の電車が2両編成で、30分に1本の割で走っているだけです。私が乗った時も、乗客は2両合わせて10人いるかいないかでした。

 最寄り駅の木津川も、元は大きな貨物駅でしたが、今は側線も撤去され、無人駅になっています。駅前は原っぱで、周囲は工場街です。ラ・ムーは、駅の改札口とは反対側のロータリーに面した一角にあります。実は、改札口の横に反対側に渡る踏切があり、その踏切を渡りロータリーを横切れば、もうそこがラ・ムーだったのですが、私はその踏切に気付かず、駅前を直進し、だいぶ大回りしてようやく反対側のお店にたどり着く事が出来ました。

 ラ・ムーの店は、大きな駐車場の奥にありました。立地こそ都会の中にありますが、実態は郊外型のディスカウントショップです。商品も買い物かごではなく、巨大なカートに入れてレジまで持って行くようになっています。

 

 店内は、通常の商品は他のスーパーと同じように陳列棚に並べられていますが、安売りの商品はディスカウントショップのように、段ボールやコンテナに入ったまま床の上に積み上げられています。但し、通路はカートが行き交うので、他のディスカウントショップよりも広く確保されています。

 商品も、かき氷が58円、揚げ物が50円、あんぱん・ジャムパンも58円と、非常に安いです。同じようなあんぱんが、イズミヤでは98円で売られていますから、それよりも更に40円もお得です。出来合いの惣菜とは別に、お客が商品をパックに詰めて計量器に乗せて買う「量り売り」のコーナーもありました。

 

 しかし、肝心の弁当はと言うと・・・やはり198円の弁当は、スーパー玉出やローソン100で売っているような、あまり見栄えのパッとしない代物でした。量が少ない上にオカズも揚げ物ばかり。そして、少しまともな弁当は、もう276円と値段が跳ね上がります。これでは、イズミヤやライフで売っている200~400円台の弁当の方が、はるかにマシです。納豆も39円と超特価ですが、タレも辛子も付いていません。タレも付いていない納豆なんか、一体誰が買うのでしょうか?

 しかも、日曜日の夕方に行ったにも関わらず、弁当コーナーは既にガラ空き。残っていたのは、198円(本体価格184円)の中華弁当と、298円(同276円)のカレーピラフ・チーズハンバーグ弁当の2種類だけでした。「西日本大水害の影響で品薄になっている」旨の表示が横にありましたが、大阪の他のスーパーではそんな事には全然なっていないので、「これは単なる言い訳ではないのか?」と、余計に勘繰りたくなります。

 

 

 ただ、その中でも「おっ、これは!」と思う商品もありました。例えば、この184円で超特大サイズのナポリタンなんかは、かなりお得で見栄えも割と良い。こんなもの1人では食べきれないので、私は横の98円の普通サイズのナポリタンにしましたが、それでも結構なボリュームです。要は商品によりけりなんでしょう。

 でも、付け合わせに買おうと思っていたパンがどれもイマイチで、お握りも見当たらなかったので、店員に「お握りはどこで売っていますか?」と聞いたら、「惣菜コーナーにありませんでしたか?」と、つっけんどんに返されてしまいました。これが他のスーパーなら、売り場に案内までしてくれるのに。別にそこまでは期待していませんでしたが、それでも、客にこの対応は無いでしょう。「無かったから聞いているんだろうが!」と、私は心の中でつぶやき、もうカートを通路に置いたまま、店を出てきてしまいました。店の外で販売していた100円のソフトクリームも、マクドナルドの100円ソフトと同じで、変に甘ったるいだけの、後味の悪いものでした。そして、ソフトクリームと同じ場所でたこ焼きを焼いていた店員も、心なしか疲れている様子でした。

 やはり、198円の弁当は、198円の値打ちしかありませんでした。安いに越した事はないけれど、そこには必ず裏がある。その陰で苦しめられている人もいたりする。私が知っているテイクアウトの弁当の中では、「膳や」さんの454円~639円のものが一番マシです。

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