2月から週の前半は夜もダブルワークする事になり、ダブルワーク先の指示で、ゆうちょ銀行に給与口座を作らなければならなくなりました。そこで私は、労働組合費の引落し専用で使っていたゆうちょ口座を、給与口座にする事にしました。
今の昼の勤務先にはバイトの組合はありませんが、私は過去の労災もみ消し事件などを契機に、組合のない会社のバイトでも一人から入れる労働組合に加入しています。今はもう組合活動は何もしていませんが、また何か同じ様な目に遭った時の為に、掛け捨ての保険のつもりで、組合費だけは今も毎月1200円ずつ払っています。その組合費引落し用の口座を給与口座にも流用する事にしたのです。
しかし、そこで困った事が起こってしまいました。そのゆうちょ口座は、組合費引落し専用に使っていたので、カードの暗証番号をすっかり忘れてしまっていました。何度か心当たりのある番号を入力して試してみましたが、全部エラーで返されました。
ゆうちょ銀行は、累計で3回暗証番号の入力に失敗すると、もうロックがかかって使えなくなります。過去も含めての累計なので、例えば昨年入力に失敗していたら、もう2回失敗したらアウトなのです。他の銀行のように、日を改めてまた試してみる事はできないのです。私はそれを知らなかったので、もうとっくにロックがかかってしまっています。ロックを解除するには、窓口の開いている時間に郵便局に出向いて、ロック解除の手続きをしてもらわなければなりません。
そこで、暗証番号を教えてもらえないか郵便局に相談しましたが、「暗証番号の開示通知は住民票の住所(実家)に郵送でしか送れない。しかも、郵送するまで一週間前後はかかる」と言われてしまいました。e転居(郵便物の自動転送機能)も、開示通知の受け取りには使えません。開示通知を受け取るには、わざわざ実家に出向いて、あの毒親のクソ親父にダブルワークの事まで話して、開示通知を受け取らなければならなくなってしまいました。
私はそんなのは絶対に嫌です。そこでいくつか対策を講じる事にしました。
まず一つは、郵便局の窓口の開いている時間に、通帳・印鑑と払戻請求書でダブルワーク先の給与を引き出す方法です。ロックがかけられたと言っても、別に口座自体が凍結された訳ではありません。一時的にカードが使えなくなっているだけで、口座自体は使えます。ATMが使えないのは不便ですが、しょせん副業でやり始めたダブルワークなので、平日の公休日に郵便局に出向いて引き出すだけで充分事足ります。
二つ目は、毎年行っている医療費控除の確定申告を住所の証明に使う方法です。私は腰痛治療の為に、実費診療の分も含めれば毎年20万円以上も医療費を支払っており、その分の控除申告を毎年行っています。確定申告は、別に住民票の住所だけでなく居所(現住所)最寄りの税務署でもできるはずです。そうすれば、確定申告書の控えが手元に残りますから、それに税務署の受理印を押してもらい、それを郵便局に持って行けば住所の証明に使えます。
郵便局が、あくまで住民票や運転免許証などの公的証明にこだわるのは、個人情報漏えいで責任追及されるのが怖いからです。しかし、税務署のお墨付きがあれば、もし情報漏えいなどが起こっても、他の役所(税務署)に責任転換ができます。だから、税務署の受理印が押された確定申告書の控えを郵便局に提出すれば、そこに書かれた居所(現住所)に開示通知が首尾よく送られて来るはずです。
三つ目は、郵便局でロックを解除してもらい、改めて暗証番号の入力を試してみる方法です。暗証番号は4ケタの番号の組み合わせです。それも全く脈絡のない番号ではなく、大抵は生年月日など何らかの心当たりのある番号である場合が大半です。私がロックをかけられたのも、番号入力が全く間違っていたからではなく、たとえ正しい番号を入力していたとしても、それまで何度も入力間違いを犯していたので、自動的にロックがかけられた可能性の方が高いのです。
四つ目は、今の現住所最寄りの郵便局で、もう新たにサラのゆうちょ口座を作る。住所は住民票の住所のままで、但し、暗証番号は今、銀行で使っているものと同じものにする。ダブルワーク先の方にも、そのサラのゆうちょ口座に給与振込先を変えてもらう。
五つ目は、一時的に住民票を現住所に移す。私が住民票を実家の住所に置いたままにしているのは、あくまで相続税対策の為です。住民票を実家以外に移してしまうと、法律上も親と別居する形となり、親が亡くなった時に相続税がガッポリ取られてしまいます。しかし、親と同居している形にしていると、小規模宅地の特例措置で、相続税が大幅に免除されるのです。親の遺産と言っても、その中には私が正規雇用だった時代に、給与の約3分の1から半分を親に渡して、資産運用してもらった分も含まれます。その分は私の金でもあるのです。そうであるにもかかわらず、肝心な時に特例措置が受けられないのでは話になりません。だから、あんな毒親でも、法律上は同居の形を取っているのです。
でも、給与が引き出せないとなると、背に腹は代えられません。面倒ですが、一時的に住民票を現住所に移した上で、暗証番号の開示通知を受け取った後に、また住民票を実家の住所に戻す方法もあります。本当はこんな事まで書きたくなかったのですが、敢えて書かせてもらいます。尚、この件についての批判は一切受け付けません。いくら資産運用してもらっていたとしても、それで毒親の行為が免罪されるはずはありません。毒親育ちの苦しみを知らない老害のネトウヨ封建ジジイから、あれこれ言われる筋合いはありません。
何だ、別に暗証番号忘れても、結構色々手の施しようはあるじゃないですか。まずは、一番手っ取り早い三番目の方法で試してみて、それでダメなら二番目の方法を使い、それでもダメなら一番目、最悪でも四番目か五番目の方法で給与を引き出そうと思っています。
(追記)
昼の勤務先の源泉徴収票に現住所の記載がありました。昼の勤務先には交通費支給の関係で現住所に変更届を出していたので、それが源泉徴収票にも反映されていたのです。わざわざ確定申告まで待たなくても、源泉徴収票をそのまま郵便局に持って行けば、現住所の公的証明として使えるはず…。そう思って郵便局に持って行きましたがダメでした。郵便局では、住民票や運転免許証、健康保険証以外は全て民間の私文書扱いなのだそうです。税務署ですら、たとえ住民票の住所でなくても源泉徴収票さえあれば確定申告を受け付けてくれるのに。