進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

AKB48の「終わりのはじまり」のタイミング

2012-07-31 12:40:21 | AKB48_軽ネタ

こんな時・・リアル知人にブロバレしているのが辛い(><;)
いろんな人の手助けをもらっている状態なのに、ここに書いているのがバレるから(笑)
「お前・・仕事しろ」などと内心思われてそうで・・いやしてるって!!(クワっ)
書かせてくれ!書かせてくれぃ!



チーム4のメンバーを入れ替えたところで、問題は何も変わらない
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/bf007919e6f741b14ea38f27b5e1fb68


の続きを少し。

何度も同じ話をしてすみません。



次世代について語る時、「次世代」には「ファン」も含まれるわけです。

次世代のAKB48を背負って立つということは、ファンも次世代であるということです。

仮に闘魂注入ができるとして、チーム4がチームAKBの何かのエッセンを注入されたとしましょう。

それは次世代のAKB48と呼べるのでしょうか?

チーム4は、チームAKBのカーボンコピーであってはならないのです。

なぜなら、次世代のAKB48の顧客は、今チーム4を批判している人々ではなく、次世代を支える人々になるからです。

もちろんAKB48としての基本コンセプトなど重要なエッセンスは継承するべきでしょう。

ですが、チーム4の歴史は、チーム4が創らねばなりません。

チームA/K/Bのどれとも違う、チーム4のオリジナルでなければなりません。

その歴史なり物語を共に歩み創り上げるファンこそが、次世代のコア・ファンになるからです。

チームA/K/Bのファンからの要望に負けて、チーム4をチームA/K/Bらしく創るのは最悪です。



いいですか、AKB48自体が「信念を貫き通すことこそ成功要因である」ことを体現したグループです。

合理的な思考の持ち主では、AKB48をブレイクさせることはできませんでした。

ここでチーム4へのプレッシャーに屈服するような運営では、2度と奇跡は起こせないと思います。

もし、運営が組閣のような形でチーム4を解体し、チームAKBとシャッフルするようなことをした場合には、AKB48の「終わりのはじまり」だと思ってよいと私は思います。


チーム4こそが次世代のAKB48 できなければAKB48はゆっくりと消滅するだけ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/112e9a62a9970d0be6f2d6734cdbafb6



いつもの『イノベーションのジレンマ』の一節で締めくくります。


鈴木まりやに贈る 愛のダメだし ~イノベーションのジレンマ編~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/5589b5803ccdd9895ee920d7d983f89b


 たいていの経営者は、組織を運営し、重要な決定を下すのは自分であり、自分が何かをやると決めたら、すぐに全員が動き出すと信じたがる。しかし、企業に何ができて、何ができないかを実質的に決定するのは、企業の「顧客」である。

 企業は、顧客がその製品を求めていると分かれば、技術的にリスクの大きなプロジェクトにも投資を惜しまない。しかし、収益性の高い既存顧客が製品を求めなければ、はるかに単純な破壊的プロジェクトを完成するための資源も集められない。これは、企業の行動の自由は、企業存続のために必要な資源を提供する社外(主に顧客と投資家)のニーズを満たす範囲に限定されるという主張である。

 企業が依存する資源を提供するのが顧客であるがゆえに、実際に企業の行動を決定するのは、経営者ではなく顧客である。企業の進路を決めるのは、組織内の経営者ではなく、組織の外部の力である。

 特に、成功している企業では経営陣の決定より、顧客重視の資源配分と意思決定プロセスの方が、投資の方向を決める上ではるかに強力な要因になるという点で一致する。

 それでは、顧客が明らかに求めていない破壊的技術が出現したとき、経営者はどうするべきだろうか。その技術を必要とする新しい顧客のなかで活動させるべきなのである。

 つまり、企業経営においは、どの顧客に貢献するかという選択が、戦略的に重要な影響力を持つ。

チーム4のメンバーを入れ替えたところで、問題は何も変わらない

2012-07-30 19:27:24 | AKB48_軽ネタ
NGOは素晴らしい。

チーム4にNGOがいてくれてよかった。

もしチーム4にNGOがいなかったら・・(考えるのをやめよう)

リーダー適性がある。

暗黙のリーダーシップだ。

それに愛してる

チーム4を。

それが最高に素晴らしい。

(たまたまNGOをクローズアップしているけど、NGOだけを賞賛したわけではないです。下のリンクでNGOの話題があったので取り上げました。)


よく、チーム4に外部から強力なリーダーを連れてこようという話があるが、私は反対だ。


論点をすり替えるつもりはないのだが、企業の話に置き換えてみよう。

ダメな会社に外部から力のある社長がやってきて、その会社を変えることができるだろうか。

できる場合もあれば、できない場合もある。

だが、あえて断言しておこう。

まず無理だと。

外部から招へいした有名なCEOが、ダメ会社を不死鳥のごとく蘇えらせ、その後も繁栄した例を知っているなら教えて欲しい。

ここにこういうデータがある。

参考図書はジェームズ・C・コリンズ『ビジョナリーカンパニー』(第1巻)だ。






永続的に好業績を上げ続ける企業(ビジョナリー・カンパニー)の経営者は「生え抜き」と決まっている。

1806年~1992年までの間、ビジョナリー・カンパニー18社の合計113人のCEOのうち、社外から招へいされたのは3.5%しかない。

比較対象企業(比較対象となったビジョナリーじゃないが優良企業)の140人では22.1%が社外の人材。

外部から経営者を招いてうまくいったのはIBMのルイス・ガースナーと日産のカルロス・ゴーンくらいしかいない(日産も一時的なものなのかはまだ見極められないけど)。


なぜだろう?


ごく簡単なことが理由だ。

売っている商品やサービスに対する愛がないと、コストダウンや目先の出荷、売上、利益だけにとらわれて、イノベーションを起こすための忍耐ができないから。

(米国の有名投資会社も投資対象を選ぶ時はプロCEOよりも創業者CEOのいる会社を選ぶことを哲学としているそうです。)

「愛だけじゃ飯は食えない」と言われるかもしれないが、「愛がなきゃそれに一体何の価値があるっていうんだい?」と答えたい。

つまるところ、企業活動の目的の1つである「持続的な利益」とは、その組織の「存在意義」を表しているのだ。

ドラッカーがいうように、企業が社会的機関なのであるならば、社会的に企業の理念が認められていて、その理念に忠実であるということが、企業の存続に決定的に重要である。

(逆に言うと、存在意義がなくなれば利益はとれない。)

チーム4の理念が認められて、チーム4がその理念に忠実であるということが、チーム4にとって決定的に重要なのである。

その理念をメンバーを変えたからといって創れるわけがない。


チーム4を変えることができるのは、チーム4を愛してやまない者だけだ。

嫌いという感情から物事を変えることはできない。

それが好きだから変えることができるんだ。



◆◆◆◆◆◆


話を少し変えよう。

1つの可能性について話をしたい。


ここだけの話、永尾まりやがキャプテンってどうなの(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51834710.html


私はNGOのリーダー適性を認めているが、キャプテンはだめだ。

私なら絶対にNGOをチーム4のキャプテンにしない。

私はチーム4のキャプテンとして大場一択だ。

なぜかって?

チーム4のキャプテン論争を見ていて、違和感を感じることが多々ある。

みな、ある共同幻想にとらわれているのではないか?


力のあるリーダーをチーム4のキャプテンにすれば、チーム4は変わる。



もし、これが偽なのだとしたら?

みんなキャプテンが変わればチーム4はうまくいくと思っているようだが、

誰がキャプテンをやるかが、本質的な問題でないかもしれない。

もし、そうなら誰をキャプテンにする?

誰がやっても叩かれるのだとしたら?

私は大場しかいないと思う。

大場には悪いが、矢面に立ってもらうしかない。

誤解を恐れず言えば、チーム4のメンバーで最も叩かれるのにふさわしいメンバーだ。

失礼な意味ではなく、評価しているのです。

AKB48運営は失敗を認められるか ~危機管理の模範的教材:タイレノール事件~

2012-07-28 09:56:16 | AKB48_経営戦略・組織論系
調子が悪くて・・体調も悪くて余裕もないという状況です。

それでつい・・帰りのコンビニで買った「ストロングゼロ」をプシュッとしたところです。
ここずっと家では飲まないようにしてたのになー。


気分がネガティブだからというわけではないのですが、今日は少し趣向を変えて、リスク管理について語ろうと思います。

指原の件で、運営の対応はANNの時は最高だったが、その後の対応は最悪だと思ったから。

一貫性の無さに、スピード感の欠如。

みんなにいい顔をしようと形式にこだわりズルズルと引きずったがために、望ましくない結果を呼び込んだと個人的には思う。

(指原本人にではなく、AKB48全体に)

念のために言っておくが、私には誰かを責める意思はない。

(みんながんばっているのだろうし。)



さて、本題に入ろう。

リスク管理の教材として燦然と輝くジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のタイレノール事件について。

今回の参考図書は、リチャード・S・テドロー『なぜリーダーは「失敗」を認められないのか』






長いし、とりわけ強く主張したいわけでもないので、単なる読み物として読んでもらえればこれ幸いです。


◆◆◆◆◆◆


■ある日、突如として事件は起きた


1982年9月29日。

イリノイ州シカゴ郊外のエルクグローブ村で事件は起きた。

12歳の少女が突如として原因不明の不慮の死を遂げたのだ。

さらに同じ日、エルクグローブ村のすぐ近くアーリントンハイツで、27歳の郵便局員が同じように、理由も分からないまま死亡した。

兄と義姉が見舞いに行ったところ、兄は突然死し、義姉はこん睡状態となり10月1日に死亡した。

さらにさらに、9月30日にはエルクグローブ村の近くに住む3人が亡くなった。

みな突然死だった。

原因が全く不明であったため、保健当局は事件が発覚した地域を隔離することも検討しはじめた。

そんな中、救急隊員が事件に共通する要因を発見した。

死亡もしくは危篤状態にある全員が、その直前に『タイレノール・エクストラ・ストレングス』というカプセルの鎮痛剤を服用していたのだ。

タイレノールはアメリカで最もよく知られる鎮痛剤で、当時1億人のアメリカ人が服用していた。

しかし、タイレノールを服用したつもりだった7人の被害者が口にしたのは、極めて毒性の強いシアン化合物だった。


■どうなった?


死亡事故の知らせがタイレノールの製造元マクニール・コンシューマー・プロダクツの親会社であるジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の本社に届いたのは、9月30日のことだった。

多くの人が危険にさらされていることは、誰の目にも明らかだった。

J&Jの経営陣にとってこの問題は、多くの一般の人々が危険にさらされている重大な事件であると同時に、7万5千人もの従業員とその家族を守らなければならない問題でもあり、また何十万人もの株主に対する責任も負っていた。

しかも、情報も無ければ、参考となる前例も一切ない中で、迅速に重大な決断をしなければならなかった。


先に結果を述べておこう。

ご存知の人も多いが、『タイレノール』というブランドは生き残った。

今日、このときにJ&Jがとった行動は、危機管理の模範例として語り継がれている。


■J&Jは何をしたか?


「製品として、ブランドとして、タイレノールは終わった」


当時CEOだったジェームズ・E・バークは、有識者やアナリスト、専門からの主張に屈せず、事実が何かを判断するために必要なデータを集め、徹底的に調べた。

事実ではないことを無批判に受け入れるのは、事実を拒絶するのと同じだと理解していた。

バーグは、被害者や遺族の苦しみを軽んじたり、覆い隠そうとすることは一切しなかった。

たとえ無実だとしてもJ&Jがこの事件に関わったことに対し、バークはこの危機の核心に、「人間性」という要素があることを理解していた。

危機が発生して最初の混乱に満ちた数時間の間に、J&Jが最初に出した指示は、「何がどのように起きたのかを正確に尽き止めよ」というものだった。

9月30日、バーグはタイレノールに責任を持つ部門であるマクニール・コンシューマー・プロダクツの会長ウェイン・K・ネルソンに連絡を取った。

ネルソンはオーストラリア出張中だったが、こう言った。

「工場の管理体制から考えて、毒物混入が発生したのは工場ではない。今年の給料を全て賭けてもいい。」

9月30日、事態は急展開を見せる。

当局が記者会見を開き、死因がシアン化合物であり、シアン化合物入りのカプセルがはいった瓶は、すべて製造ロットが同じものだった。

そのロットでは、合計470万個のカプセル、9万7千本の瓶が製造され、31の州に出荷されていたため、被害が広範囲に起きる可能性があった。

マスコミは大騒ぎだ。

ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件以来の大騒動となった。

9月30日の午後、J&Jは殺到する消費者からの問い合わせに対応するため、フリーダイヤルを開設した。

問い合わせの電話を受けるための人員を確保するのも容易ではなく、社内でボランティアを募ったほか、従業員の家族も応援に駆けつけた。


■正直に事実を受け入れる


最初の数日間で、メディアからの問い合わせは2500件あったが、J&Jにも情報が無く、マスコミに対して、信頼できる情報があったら何でも知らせて欲しいと逆に頼んでいた状況だった。

最初に突き止めようとしたのは、工場の敷地内にシアン化合物があるか否かだ。

工場にいた全員がそれを否定したため、J&J本社に伝え、それはそのままメディアに伝えられた。

しかし、残念ながらそれは事実ではなかった。

工場には食品医薬品局のルールに基づいた品質検査で、タイレノールの原材料の純度を確認するために使用される少量のシアン化合物があったのだ。

その事実がわかると、工場からJ&J本社に伝えられ、またそれはそのままメディアに伝えられた。

当時、この事件はJ&Jの社内的な原因によって引き起こされた可能性が有力視されていたため、J&Jが工場にシアン化合物は存在しないと発表した後に、やはり工場内にシアン化合物があったと認めたことは非常に重要な意味があった。

シアン化合物の存在を認めたこと、しかもその迅速さによって、同社への信頼は一気に高まったのだ。

こんな事実を躊躇無く公表する会社であれば、間違いなく事実を明らかにすると感じたのだ。


■迅速な対応


9月30日の時点でタイレノールの宣伝は中止され、夕方には問題の起きたロットで製造された全ての瓶についての回収がはじまった。

小売店の棚から商品は姿を消したのだ。

さらに、同じ9月30日に、J&Jは医師、病院、小売業者に向けて詳細が明らかになるまでタイレノールの使用を中止するよう45万通のファックスを送った。

その上、問題のロットを製造していた2つの工場を閉鎖した。

事件の本質部分を特定し、限定しないままでは、どんな対策も効果を生まない可能性があったし、タイレノールがリコールになれば、犯人は意を強くし、他の製品に対しても犯行を企てるかもしれなかった。

何をすべきかは誰にもわからなかったが、バークは、この事件は「国家的危機」であるという結論に達した。

J&Jはロットに関係なくタイレノール全てについての全国的なリコールを決めた。

しかし、FBIはタイレノールを市場にとどめておく方が望ましいと主張した。

治安当局としては、変わり者達が増長する可能性があるための反対だった。

食品医薬品局の長官はそれ以上にリコールに反対した。

通常は行政機関が市場からの製品回収を要求するというのに、このときは反対だったのだ。

タイレノールの売れ行きは目覚しく、その年の業績は素晴らしいものになる予定であったが、J&Jはリコールを決めた。

さらに、FBIと食品医薬品局と協力し、800万錠のカプセルを調査した。

調査、回収、廃棄のコストは全てJ&Jが負担し、費用は総額は約1億ドルにもなった。


一番問題だったのは、犯人が逮捕されなかったことだ。

今日に至るまでタイレノール事件の犯人はわかっていない。

当時、タイレノール使用者のほぼ半数は2度とタイレノールは使わないと回答していた。

一方、ライバルたちは、タイレノールの回収によって生じた市場の隙間をうめようと画策していた。

10月7日、J&Jは問題がタイレノールというブランドにあるのではなく、「製品形態」にあるという認識に基づき、タイレノールをカプセルからタブレット錠にする計画を発表する。

(タブレットなら毒が混入できない)

10月11日、J&Jはタイレノール・ブランドの存続を決定した。

10月15日、食品医薬品局は毒物混入を巡ってJ&Jには一切の過失や不正が無かったと正式に発表した。

競合他社はタイレノールの災難に乗じることはできなかった。

事件発生から3週間あまりが過ぎた10月22日、タイレノールの新しいテレビCMが放映された。

CMは地味で単刀直入な内容だった。

「私たちを信じてください。」

というものだった。

151語の台詞の中で、「信頼」という言葉を5回も使った。


■問題の本質へ


バークは、「時間」がブランドの命運を握っていると感じていた。

市場からタイレノールを回収してしまった以上、できるだけ早急に再投入しなければ、顧客がライバルに乗り換えてしまう。

11月4日、食品医薬品局は医薬品の包装に関する新たな規制を発表した。

カプセル剤のような異物を混入されやすい形態の製品は、混入しにくく、また万一何かが混入された場合には、それが一目でわかるように容器に封入しなければならない、というものだ。

アメリカ政府も事件に対するJ&Jの解釈を追認したということだ。

毒物混入は特定のブランドの問題ではなく、むしろ異物が混入されやすい製品全体の問題なのだ。

11月11日、J&Jは業界の先陣を切って、当局が義務付ける予防策の3倍にあたる、3重の密封構造をしたタイレノールを数週間以内に再び市場に投入すると発表した。

しかも、新たなパッケージのコストは販売価格には転嫁せず、J&Jが負担するとした。


■そして結果は


11月末には、タイレノールの市場シェアは事件発生前の55%に回復した。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は「マーケティングの奇跡」と称した。

奇跡はそれで終わらず、翌年の1983年には市場シェアは事件前の85%までに回復し、1984年には事件前の水準を超えた。

バークはこう言う。

「これまでJ&Jをつくってきた過去の経営陣は、”会社そのものに対する信頼”という最強の武器を我々に継承してくれた。たとえどれほど深刻な問題であろうと、100年にわたって築かれた信頼があれば、解決は不可能ではない。」



■なんとまた事件が・・


1986年2月7日、またタイレノールで事件は起きた。

しかし、ここでもバークはうまく乗り切るのだ。

(省略する)



■教訓


(省略してる部分があるので、伝わっていないかもしれないが)

『タイレノール事件』が教えてくれるのは、自らが向き合うべきものは官僚的な形式主義ではなく、人間の感情であるということだ。

結果うんぬんよりも、その瞬間が「決定的瞬間」であること、「事実を語るべき瞬間」であるということに気づくことだ。

現実否認を拒み、事実と正面から向かうことで、バークはブランドを守っただけではなく、アメリカの人々の日常に、忘れられない瞬間を刻んだのである。


■恋愛禁止条例という内輪の論理とAKB48ブランド


(指原の博多での活動が多くなり、ひと段落したところで個人的な見解を述べようと思う。)

『恋愛禁止条例』などというのは所詮、AKB48の内輪の論理である。

AKB48に興味がない人にとってはどうでもいい話題だ。

しかし、だからといって恋愛禁止条例にまつわるスキャンダルを内輪の論理で片付けていいかというと、それは別問題だ。

表面上の問題は「恋愛禁止条例が破られたこと」だが、本質的な問題は「AKB48への信頼が傷つけられる可能性があること」だからである。

以前より問題が起きる度に「恋愛禁止条例の是非」が論じられてきたが、それと運営が問題に対して取るべき対応策は別の話だ。

運営が考えるべきものは「どうやってAKB48ブランドへの信頼を守るか?」であった。

(AKB48ブランドは内輪の論理だけで語れるものではない。)

私は、今回の件で運営がそのような観点で迅速に行動をとったとは残念ながら思うことはできなかった。

一貫性およびスピード感に欠ける対応で、最後までメンバー個別の問題として、内輪の論理で処理してしまったと思う。

運営は顧客にどのようなメッセージを送ったのだろう?

タイレノール事件におけるJ&Jのようにメッセージを送れただろうか?


私自身27時間テレビでがんばる指原を応援していたし、これまでも指原を擁護する立場を表明してきた。

ただ、指原自身の問題と、AKB48の問題は関連はしていても同一のものではない。

指原は与えられた立場でがんばるしかできないし、彼女はよくやっているし、彼女のがんばりは評価されてもいいと思う。

だが、ANNでやすす先生が「AKB48のために」即日博多への引越しを命じたのにも関わらず、諸般の事情を優先し、命じられたものが後回しになってしまった。

短期的にはそれでいいだろうが、AKB48がそれによって失ったものは大きいと私は思う。

(感覚的な話だが、今回の件はボディーブローのように徐々に効いてくる可能性すらあると私は思う。)

一度傷つけられた信頼を取り戻すためには、何倍もの努力が必要だ。

「信頼など傷つけられていない」と主張する人もいるだろうし、私には自分の意見をより詳細に説明する気力も能力もないので、私の誤解ならそれ以上この話はしない。


さて、今回の件を「失敗」だと思っているのは私だけかもしれないが、果たして今後この失敗を生かすことができるのだろうか。

AKB48のブームは去りつつあるのか? グーグル先生に聞いてみた

2012-07-25 17:33:40 | AKB48_アナリシス
今とっても時間がないので後で再編集します。諦めました(笑)


「AKB48のブームが去りつつある」という話を最近聴くので、

あくまで一つの指標としてGoolgeでの検索ボリュームを見てみたいと思う。

(データはGoogle Insightsのもの。運営なり広告代理店のみなさんも見てるデータなのだろうから。)

縦軸は絶対値ではなく相対値なので、

Googleの検索量がどのように変化したかを見ることはできるだろう。


まずは、全世界でのAKB48の検索ボリュームがどう変化したか。





ベースが「UP」しているのがわかるだろう。

(HKTが一時期伸びているのはHKT48以外の何かの要因だと思われる。HKTっていう何かあるんだろうな・・)

では、日本ではどうか?





日本では「横ばい」である。

なるほど、少なくてもGoogleでの検索ボリュームは向上していないと言えるかもしれない。

絶対量がさほど変化していなくても、成長率が鈍化すると下降して見えるのは人間の性である。

変化率が変わってきているからだ。


「変化」も重要だが、本質的な「絶対量」を忘れてはいけない。いつだって基本が大事。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/bdf7548f7139201858d41566e5880152


確かに、AKB48のブームが去っているかのように見えるのは仕方がないかもしれない。

(あくまでも検索ボリュームの話)

余談だが、選挙は今年(2012年)よりも昨年(2011年)の方が注目を集めたのかもしれない。


では、少し視点を変えてアジアではどうか?






「UP」もしくは「横ばい」といえるのではないか。

日本では伸び悩んでいるが、アジアではまだ伸びているといえそうだ。

注目すべきはインドネシアだろう。

JKT48の立ち上げでJKT48が急激な伸びを見せているが、それにともなってAKB48も伸びている。

これは狙い通りだろう。

アジア戦略は、AKB48の成長戦略と一致するのだ。

(何度もしつこいが、検索ボリュームだけでできる話ではないのは前提として持った上で言っている)


また少し視点を変えて、48グループ全体と、上位メンバーの検索ボリュームを見てみる。

上位メンバーのデータは、前田敦子に2012年の選抜総選挙上位10人を足したものだ。






ここで、当Blogが主張したいことは、2つある。

1つは、グループとメンバーの差が縮まっている点である。

日本国内だけで見れば、逆転している。

もう1つは、グループ全体では「横ばい」だがメンバーで見ると「UP」している。

非常にわかりやすく、ある特徴が出ている。

グループがブレイクしたことで、みんなの関心がグループから個人に移行しているということだ。


では、最後に次世代候補として名前の挙がるメンバーと、Team4の検索ボリュームを見ておく。

少し見難いので、2012年以降に限定したデータも載せてみる。







渡辺麻友が一歩抜けている。(あくまでも検索ボリュームでみれば)

そして、島崎遥香が急激に伸びているのがわかる。

渡辺麻友につづく2番手だ。

ある意味では、ゴリ推しをして「注目を集めること」には成功していると言えるだろう。

(ただ、この程度のボリュームで成功と言っていいのかという点については議論の余地がある。)


なぜ運営は島崎遥香を激推しするのか? ~あつゆう、W松井の奇跡~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/954de4b52b6d9d5530d1b34affcd2328

なぜ運営は島崎遥香を激推しするのか? パート2  ~台風の目になれること~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/92b293d05c66aeb0da4973c2be240e39


しかし、Team4メンバー16人全員を合わせても、渡辺麻友とたいして変わらないのは情けない。

ただ、AKB48の全体戦略を考える人がいたとしたら、アジア戦略を推進することに興味を持つ人が多くても不思議ではない。

そちらの方が「AKB48」そのものの価値を高めることができるかもしれないからだ。

また、国内ではAKB48グループがブレイクしたため、メンバー単体の売り出しへと関心が移りゆくのも無理はない。

間違いだとは言えない。

合理的な判断だろう。

それが適切かどうかは、別問題なのだがね。

映画『苦役列車』を見た。

2012-07-24 17:53:25 | AKB48_軽ネタ
大桟橋なう。

それを言いたいがためだけにここに来ましたw


みなとみらいで映画を見たのです。

『苦役列車』と『海猿』の2本。

当初『苦役列車』だけの予定だったのですが、鑑賞後に胃が重くなったので中和するために即座に『海猿』を見てみました(笑)

で、海猿の最後のシーンが大桟橋だったのでここに来てみた、という感じです(汗)

夕時に大桟橋から見る夏のみなとみらいはいいいな~。

前は氷川丸でビアガーデン行ったりしたものだが・・



『苦役列車』を見てわかったこと。

(私は原作を知りません。)

はじめゆきりんにオファーがあったけど前田敦子になったとかいう話がありましたね。

正解です(笑)

仕事を横流ししたのではなく、あの役をゆきりんにやらせたくなかったが正解だと思います。

想像がつかないし、やらせたくないと思いますよ。

内容を知ってる人はわかると思います。

まずもっとゆきヲタは耐えられないでしょ・・

AKB48ではあっちゃんが一番適役ではないかなと思いますし。

どうしようもなく救いのない話で、あっちゃんが出てなければ絶対見ないです。

「コケ」ではなく「小ヒット」という話ですが、内容からすれば十分に「ヒット」ですね(笑)

甘ったれた男の妄想みたいな内容なので、まず100%女性ウケしないですよ。

否定はしないし、社会の実情の一側面なのでしょうけれど、なんにせよ視聴後感が悪い・・。

そしてあっちゃんあんまり出てないし・・いや見ながら出ないでくれって思ってみてました(笑)



逆に『海猿』はウォェウォェ涙してしまいました。

もう涙もろくてだめです。

がんばろう!という気になりました。

まず家には早目に帰ろうっと(笑)

盛者必衰の理

2012-07-24 10:09:03 | AKB48_軽ネタ

「海外留学制度」に名乗りを上げたメンバーへのファンの反応が厳しい。

運営への不信感などが背景にあるのだろうけれども、ググタスを見ているとファンがメンバーへ反対意見を述べることにちょくちょく出くわす。

こういう声は、一部のファンのものでしかないが、声が大きいとそれが代表であるかのようなバイアスがかかる。

これは政治の世界でも同じだろう。

圧力団体の声にバイアスがかかる。

私は、AKB48を封建領主に喩えるのが好きなのだが、この関係性を現代で説明するなら選挙区における政治家に似てる。


マス時代の終わりとアイドル戦国時代、そしてAKB48ネットワーク
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/46ac6f1a1c4f937a34a0d1ed5d2e64ae


政治家が地元の有権者の声を聴いて一進一退を繰り返すように、AKB48のメンバーは時にファンの支持を受けて進み、時にファンの反対を受けて後退することになる。


これ自体は、珍しいことではないし、「こうするべき」といった答えがあるわけでもない。

ただ、この状況をどう理解すべきなのか、という点について一度説明しておいた方がいいように思う。

実は、あらゆる企業が程度の違いこそあれ同種の問題を抱えているからだ。

それが当Blogによく出てくる『イノベーションのジレンマ』である。





ハーバード大のクレイトン・M・クリステンセンは、優れた特色を持つ優良企業が滅ぶメカニズムをこの『イノベーションのジレンマ』にて解明し、大きな反響を引き起こした。

「優良企業は優良であるがゆえに滅ぶ」ことを明らかにしたのだ。

これは『平家物語』のあの一説を彷彿とさせるため、イノベーションのジレンマを「盛者必衰の理」という人もいる。


祇園精舎の鐘の声

諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色

盛者必衰の理をあらわす

おごれる人も久しからず

ただ春の世の夢のごとし

たけき者も遂には滅びぬ

偏に風の前の塵に同じ


ただ「イノベーションのジレンマ」は必ずしも理解されていないように思う。

検索してみると、イノベーションのジレンマについて語る論者の多くが、「なぜイノベーションのジレンマがわかっていながら、イノベーションのジレンマにはまってしまうのか」といった悩みを暴露している。

これは、既存の優良企業を滅ぼす「破壊的イノベーション」に注目してしまいがちで、大事なところの理解が欠けているからのだ。

「イノベーションのジレンマ」は、わかっていても、どうすることもできないから「ジレンマ」なのである。

もちろん、ジレンマだからといって乗り越えられないわけではない。

そこで、近いうちに『イノベーションのジレンマ』について簡単に説明することにする。


◆◆◆◆◆◆

というのも、Google先生で「イノベーションのジレンマ」を検索してみたら、なんとWikipedia→Amazon→当Blogの並びで出てきたものだから、一度説明した方がいいと思ったよ・・。





田野しいやつらが引き起こす創造的摩擦 ~イノベーションのジレンマを超えるバリュープロポジション~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/cfdd89f383a05dfda9d5ac8a934d4b7c

夜マック

2012-07-23 23:39:53 | AKB48_軽ネタ
夜マックなう。

腹が減り過ぎてつい・・

疲れがひどい。

もう夏バテか。

それとも単なる寝不足なだけか。

明日はしれっと休みでもとってどこか行ってくるかな。

朝起きて決めよう。

しかし、なんでマックのBGMがブラームス・・眠くなる (-_-)zzZZ



ぱるるがググタスで面白い・・w

才能あるじゃないか。

まとめたいのにここ電波が細くて・・・重い。

ほんとLTEは入らない。

速度うんぬんの前に繋がらないよっ!

やすす先生!選考会をやったらどうでしょう? ~AKB48海外留学制度が設立~

2012-07-21 21:23:28 | AKB48_軽ネタ
希望者のみか。









応募者がどれだけいるかわからないけれど、海外留学制度の選考会をやりましょう!


公開で!


選ばれて派遣される方がメンバーに箔がつくし、それなりに力のあるメンバーでないと役に立たないと思う。


あくまでも「選抜されたエリートが派遣される」形でないと、行く人も送り出す側も、受け入れる側も困ることになるから。


「選抜される」ことで、志願する側の意識も変わると思う。


あと、志願するのはいいのだけど、「AKB48の看板を背負う覚悟」は必要だと思う。


学びに行くだけで済むわけなくて、当然ながら先方にも得るものがあると考えることのできる人材でないといけないよ。


既に相応の実力があって留学先にいろんな刺激を与えることができるメンバーか、留学先でともに成長する可能性のあるメンバーでなければ。


少なくても、そういう基準で選ばれたメンバーという事実が重要だと思う。


だって海外の留学先となる姉妹グループって資本関係ないんでしょ?
48フォーマットの権利で抑えているだけで。
上海なんて特に実利主義だから相当のメンバーでないと話しにならないのではなかろうか。
日本人スタッフもあっちにいってるみたいだから、どういう役割分担になっているかわからないけど。


とにかく新しい出世コースということで選抜方式でいこう。


結果の発表は東京ドームで。


まとめサイト見てたら左遷的なイメージで海外留学を捉えている人が多くて驚いた。
留学先がアジアだからか・・
何かの縮図を見ているようだ・・
今はエースが乗り込んでいく時代なんだけどなぁ



◆◆◆


































































青春とは

2012-07-21 13:56:36 | AKB48_軽ネタ
昨日あのあとワインぐびぐび飲んで帰ったらほんとに寝てしまってマジすか学園3を見逃した・・orz

しかし、あれですね。

前から思うのですが、バーよりも小さいレストランの方が1人飲みには適している気がします。

女性のおひとり様も多いし。

心理的な距離感の問題でないかな。



さて、↓田野ちゃんが相変わらず面白い。


田野優花「自分は何がしたいのか…もうわかんない」(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51833141.html


特段、珍しい悩みではないと思うし、自分が中高生くらいだった時のことを考えると、こんなことばっかり悩んでいた気がするな。

破滅的で刹那的な欲求にさいなまれていたことを覚えている。

今よりもずっと抱えていた問題は簡単だったが、幸福度は低かったと思う。

よく「生まれ変わったら」なんていうが、私は二度とあのめんどくさくて陰湿で暗い中高生時代を繰り返したくない。

記憶がなくなればまた繰り返すんだろうけど。

だから前世って覚えていないんだよな。

サミュエル・ウルマンの言葉を思い出す。
(歳のいってる人が使ってるイメージがあるけど・・内容は素晴らしいと思う)


「青春」

青春とは人生の或る期間を言うのではなく
心のもち方を言う
薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意志、豊かな想像力、燃える情熱をさす
青春とは人生の深い泉の清新さを言う

青春とは臆病さを退ける勇気
安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある

年を重ねただけで人は老いない
理想を失う時に初めて老いる

歳月は皮膚にしわを増すが
熱情は、失えば心はしぼむ
苦悶や・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥にある

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、
脅威に魅かれる心、おさな児のような未知への探究心、
人生への興味の歓喜がある

君にも吾にも見えざる駅逓が心にある
人から神から美・希望・喜び・勇気・力の
霊感を受ける限り君は若い

霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷に閉ざされるとき
20歳であろうと人は老いる

頭を高く上げ希望の波をとらえる限り
80歳であろうと人は青春にして已む




AKB48は恐ろしいなと思う。

こうやって悩みを一緒に共有して乗り越えていく「同士」が太いファンになっていくのだよね。

もっと悩んでいいと思うよ。

悩むしかないんだから。

ちょっと時間ないから適当なこと言っているけど・・

チーム4に関する居酒屋談義

2012-07-20 19:37:41 | AKB48_軽ネタ

さて、何か今日はいろんなコトがはかどらないので、どこかで酒でも飲んで帰るかな。

今日はマジすか学園3があるので、これを楽しみにしよう。

でも飲み過ぎて始まる前に寝るというパターンが容易に想像できる・・汗

と、その前にチーム4について、酒の席などでいろいろと話をしたことをQ&A形式で簡単に残しておきます。

かなり適当ですし、続きは用意しません m(_ _)m

え?残すことの意味?

まぁ誰がどんなこと考えてるかわかった方がいいと思って・・


◆◆◆◆◆◆


「チーム4について」

最初に言っておくけど、問題を間違ってはいけない。

解決できるものが解決できなくなる。


「チーム4はうまくいっていない?」

主観になるけど、今のところうまくいっていないと思う。

期待値が高いからね。

特に基準はない感覚的な話だけど、AKB48の9~10期は、SKE48でいうと2期と3期の間、NMB48だと1期よりずいぶん前の加入となるので、もうちょっと頑張ってほしいところではあるよね。

↓これ見て欲しいんだけど、選挙結果だけ見ると、そんなに悪くないと思うよ。

第4回選抜総選挙 結果の図解
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/c153b4df0c7d5748202b695e610752ee

9期は横山の分があるから差し引かないとだけど。

票数や生産性だけで見れば、チーム4はSKE48のチームK2、NMB48のチームNとどっこいどっこいだから世間の印象よりもずっといいけど、如何せん期待値が高いからね。


「期待値が高いことが叩かれる原因か?」

先輩チームのA/K/Bが飛びぬけているから。

追い越す勢いがないとみられているんじゃないのかな?

あとは、先輩を差し置いて推されている件も影響してるんだろうね。


「チーム4のメンバーのやる気がないと言われるが?」

それはない。

違う。全く違う。

むしろやる気マンマンだから、うまくいかないということが、本件の問題なのだと思うよ。


「彼女らでなければチーム4はうまくいったのか?」

うまくいかなかったと思う。


「誰か有力メンバーをチーム4に移籍させればうまくいくのか?」

うまくいかないと思う。

よく「○○を連れてこい」みたいな意見があるけど、そういうのは解決策にならない。

誰がやってもほぼ同じ結果になるよ。

日本の総理大臣と同じさ。

なぜなら、チーム4が加速しないのは、メンバー個人の資質の問題ではなく、組織の構造に起因する問題だからだよ。

犯人捜しするのは楽しいし、苦労もなくて楽だが、問題の解決につながらないのでは意味がないね。


「AKB48がヒットしてから入ってきたメンバーであることが関係あるか?」

ある。大いにある。


「つまり、初期メンバーのようなハングリーさに欠けることが問題か?」

違う。

むしろ彼女らの意識が高いことが問題なのだと思うよ。


「意識が高い?」

そうだ。

意識が高く、優秀であることが問題だな。

ただし、その方向性が正しいかどうかには一考の価値があるだろう。


「具体的にどういうことか?」

ひ・み・つ (また今度)


「チーム4のキャプテン批判についてどう思うか?」

不当な批判だと思うが、それらの批判を受け止めるためのキャプテン大場なので、狙い通りでもあると思う。まぁ仕方ない。


「キャプテンとして不適格という批判があるが?」

そもそも、チーム4のキャプテンである大場への批判の理屈がよくわからない。

大場そのものを批判するならまだしも、キャプテンとして批判する理由が弱すぎる。

チームのキャプテンは予算などの資源配分に関する権限を持っていないので、名誉職のようなものだと思うのだが、みなキャプテンに多くを求めたいということだろう。


「イメージが悪くなるという批判もあるが?」

そんなこと言ったらソニーだってサムスンだって、最初は三流メーカーだった。

良さが認められるのには時間がかかるもんだ。

問題は将来性があるかどうかであって、現在だけで判断していいものではな思う。


「将来性に疑問符がつくのでは?」

何を見て、将来性に疑問があると言っているのかによるのでは。

批判だけを見て判断している人も多いのではないだろうか。

たしかに各チームのキャプテンが並ぶと、一人だけ浮いている感じが強いが、仲がよければいいというものでもない。

個人的には、将来性の有無を決めるものは、大場個人の資質だけではないと思っているので、大場個人だけを見て判断していいものかどうかについても、議論の余地はある。


「謹慎の影響があるのでは?」

そりゃあるでしょうね。

遠慮してる部分は否めない。


「他の選択肢を考えるとして、誰がキャプテンをやるべきか?」

大場がダメなら他のメンバーが実質的なキャプテンをやればいいのではないの?

キャプテンなんて運営が勝手に決めた役職だけど、権限などないのだから、やりたいやつがやればいい。

↓基本的な考え方は、ここに書いておいたから。

次期48Gのリーダーとして最も適任なのは?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f8f00404313ef9bbdb0e51d13a51dbc6

私は、大場にしかできないことがあると思っているから、キャプテン大場でいいと思うよ。

もしメンバーの中に、大場のせいにしている人がいるなら、そちらの方が問題だ。

自分も含めて、みんなで変わろうとしなきゃ。


「大場にしかできないこと?」

悪い意味でとらないで欲しいんだけど、存在だよね。

サラリーマンならわかるでしょ言いたいことが。

彼女なら踏ん張れる。


「島崎に対する批判については?」

不公平感を感じる人がいるのは仕方がないと思う。

しかし、批判の起きないことしかやらないのでは、何もできないと思う。

むしろ、運営が推すことで起きる反作用的な力を利用するべき。

↓ここに書いといたから。

なぜ運営は島崎遥香を激推しするのか? ~あつゆう、W松井の奇跡~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/954de4b52b6d9d5530d1b34affcd2328

なぜ運営は島崎遥香を激推しするのか? パート2  ~台風の目になれること~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/92b293d05c66aeb0da4973c2be240e39


「チーム4のセンターは誰がやるべきか?」

その質問をよく見かけるけど、私はその意味を理解できていない。

AKB48のセンターは重要だけど、チームのセンターってそんなに重要なのかな。

私はセンターの重要性を主張する派だけど、劇場公演を主として考える時には、その重要性がわからない。

誰を推すべきか?という話なのかね。


「具体的にチーム4はどうするべき」

「チーム4はどうすべき?」という話をよく聴くんだけど、それって無意識的に「チーム4のメンバー構成やチーム活動」をどうするべきかって話に変換されていると思う。

でもその前にやることがあると思うんだよね。

チーム4を取り巻く体制全般を変えることなんじゃないかな。


くぁzwsぇdcrfvtgbyhぬjみk、おl。p;・@:¥


(・・というような話をしながら夜はふけていくのであった)

人と違うことは良いことなのか? ~独自性欲求~

2012-07-20 15:58:17 | AKB48_行動原理系
さて、ニワカな知識でAKB48について語るシリーズの続編です。


「変化」も重要だが、本質的な「絶対量」を忘れてはいけない。いつだって基本が大事。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/bdf7548f7139201858d41566e5880152


指原莉乃が背負ったカルマ ~優越性ルールの侵害~ [途中] ←途中のままだ・・
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/85e5b4bb6e4a707ea700e555bca5051c


人はおとりに釣られる。 相対性の前では全てが錯覚。 ~おとり効果~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/7fc79b658340efabf6fb9461cbf8231d


如何にして顧客の日常となり得るか ~ 「ゼロの力」とググタスの未来 ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4c9821ec2aceb2416ab5aa3af807c062


エンターテイメントが感動を求めてやまない理由 ~ピーク・エンドの法則~ [作成中]
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/1437ce8f735583fa0634880965a7d219


AKB48と自分のモノという意識の深い関係 ~所有意識~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e763b2d0812b7407b30562276345df02


今回の参考図書はダン・アリエリー『予想通りに不合理(増補版)』です。




◆◆◆◆◆◆


■チーム4などについて語る前に


「独自性欲求」について知っておくことは有意義と考えますので、その話をしたいと思います。



■ビールの注文実験


これから説明する話は、多くの人が遭遇するであろう"あの状況"についてだ。


とあるバーで、客に無料でビールを配る実験をする。

メニューの中に無料ビールを載せるのだ。

ただし、一つだけ条件がある。

店員が客のところに行って無料ビールの注文をとっていいのは、客が席についてから1分以内に限る。

時間が過ぎてしまった場合は、通常の注文を取る。


無料のビールは4種類あり、それぞれに説明がついている。

(1) コパーライン・アンバー・エール
バランスのとれたホップとモルトが特徴で、伝統的なエールのフルーティさがある、ミディアム・ボディのレッド・エール。


(2) フランクリン・ストリート・ラガー
ソフトなモルトの風味と爽やかなホップの後味をもつ、ボヘミア・ピルスナー・スタイルのゴールデン・ラガー


(3) インディア・ペール・エール
イギリスからアフリカの喜望峰を回ってインドまでの長い船旅を耐え抜くように醸造された、ホップをよく効かせた力強いエール。誇り高いフローラルな後味のために、カスケードホップをドライホッピングしている。


(4) サマー・ウィート・エール
小麦50%で醸造されたバイエルン・スタイルのエール。ホップはやわらかめで、本物のドイツのイースト株によるバナナとクローブを彷彿させる独特の香りがする、ライトで爽快な夏向きのビール



あなたなら、どれを選ぶだろう?


・実験結果の例 1:皆が見ているところで注文を取る


ダブルデートをしている二組のカップルが席に着いた。

まず男性の1人にどれにするか尋ねた。

彼は「(3)インディア・ペール・エール」を選んだ。

続いて女性に尋ねると、

彼女は「(2) フランクリン・ストリート・ラガー」を選んだ。

もう1人の女性に尋ねる。

彼女は「(1) コパーライン・アンバー・エール」を選んだ。

最後に、その女性の彼氏に尋ねると、

彼は「(4) サマー・ウィート・エール」を選んだ。

この4人が、他の人のビールを味見するかどうかを確認したが、誰も仲間とビールを交換することはなかった。


・実験結果の例 2:個別に注文を取る


今度は口頭で注文を取るのではなく、4種類のビール名を載せたメニューを1人ひとりに配り、どのビールがいいか記入してもらった。

個別に注文を取るので、他の人が何を注文したかわからない。


はたして結果はどうなったか?


想像がつくと思うが、結果が異なった。

口頭で注文を取る時の方が、一つのテーブルで注文されるビールの種類が多かったのだ。

つまり、多様性が好まれるということだ。


この理由を理解するのに「(4) サマー・ウィート・エール」について考察してみるのがよい。

このビールは大半の人にとってあまり魅力的ではないようだった。

ところが、他のビールが先に取られてしまうと、客はそれ以外のビールを注文しなければならないと考えて、おそらくは他人を真似しているのではなく、自分自身の意見を持っていると示すために、誰も注文していないビールを選んだ。

はじめに注文しようと決めていたものではないかもしれないが、個性を顕示できるビールだ。


・満足度はどう変わったか?


実は、ビールを注文した客にアンケートを取っていた。

選んだビールの満足度を観測するためだ。

人々がもし、独自性を顕示するためだけに誰も注文していないビールを選ぶのだとしたら、本当は望んでもいないし好きでもないビールを飲むはめになるのも納得がいく。

結果は?

はい、予想通り、実験結果はそうなることを示していた。

口頭でビールを注文した人たちは、人知れず注文したために他人の意見に左右されなかった人たちよりも満足度が低かった。


ただし、一つ重要な例外がある。

口頭で注文したグループの中でも最初に注文した人は、他の人の選択に左右される余地がなかったため、最も満足度が高く、人知れず注文したグループの人たちと同じくらい満足していた。


■独自性欲求


デューク大学で行われた研究によって、「同じテーブルの他の人たちと違うアルコール飲料を注文する傾向」と、「独自性欲求」と呼ばれる性格特性の間に相関があることがわかった。

独自性を表現することに興味がある人ほど、テーブルではまだ誰も頼んでいないアルコール飲料を選んで、自分が本当に個性的だと示そうとする傾向が強いのだ。


この結果は、人がときとして、他人に何らかの印象を与えるために、消費行動から得られる快楽を犠牲にすることを示している。

人が食べ物や飲み物を注文する場合、目標は2つあるようだ。

「自分が最も楽しめるものを注文すること」「仲間に好感を持たれるように自分を表現すること」の2つだ。

問題は、料理なりなんなりを注文した後、好きでもない料理に閉口させられる場合があるということだ。

ちょくちょく後悔するはめになる。

つまり、独自性への欲求が強い人たちは、評判等の効用を得るために、個人の効用を犠牲にすることがある。


■文化が違っても当てはまる独自性欲求


独自性欲求を望ましい特性と考えない文化では、結果は変わるのだろうか?

香港で実験を行ったところ、人前で口頭で注文する場合、グループへの帰属意識を示すために、他の人に同調したものを選ぶという結果が得られた。

また、人知れず注文した時より、人前で注文した時の方が、好みでない料理を選びやすいという点では同じだった。

香港の人たちの場合、先に他人が注文したものと同じ料理を選ぶ傾向が強かったが、料理を注文する時の失敗として、後悔が残る失敗であるという点では同じである。


■ちょっとしたアドバイス


レストランでは、ウェイターがやってくる前に注文を決め、それを変えないことだ。

まわりの人が選んだものに影響されると、イマイチなものを選んでしまいかねない。

どうしても他人に左右されてしまうと心配なら、ウェイターが来る前に自分の注文をテーブルのみんなに宣言するといいだろう。

そうすれば、それを注文するのは自分の権利だと主張したことになり、たとえ誰かが同じ料理を選んだとしても、テーブルの他の人はあなたに独自性がないとは思わないだろう。

だが、もちろん最善の策は、一番に注文することである。

(「わたし無意識にそれやってる!」と気づいた人もいるのでは?)


■独自性欲求をどう捉えなおすか


「独自性欲求」が私たちに訴えかける本質的な問題は、私たちの意思決定が環境や状況に左右されてしまうということだ。

私たちは環境や状況によって、意思決定を良い意味でも悪い意味でも変えてしまう。

もし、「独自性欲求」が悪い方向に作用してしまっているようなのであれば、その意思決定のやり方を修正する必要がある。

先述したように、ウェイターが来る前に注文する内容を宣言するようにすることもその一つだ。

マネジメントのレベルでは、「独自性欲求」が望ましくない方向に作用していると気づいた時には、環境や状況を変える努力をすることが必要だろう。


ただ、「独自性欲求」にはメリットもある。

なんといっても「多様性」の確保ができることだ。

私たちは、独自性欲求があることによって多種多様な言動を獲得することができる。


一方で、「独自性欲求」は意思決定をする側だけではなく、意思決定をされる側にも影響を与える。

誰かがした意思決定が独自のものであるのかを、私たちは気にかけてしまうのだ。

(だからこそ、意思決定をする側は独自性を追求してしまう。)

それゆえ、独自性欲求が示唆するものは「一番初めの先行者が最も満足度も高く、また受け手も独自性が高いという評価をしやすい」ということだ。

心理的な面からも「先行者利益」の一端を説明することができるのだ。


ただ、当Blogの主張としては「先行者利益」を単純に受け入れるものではない。


「独自性欲求」が投げかける問題提起は、むしろ私たちは「先行者利益」に釣られやすいということなのだと思う。

このことが、個人レベルで「先行者利益」を獲得しようと合理的に行動することが、組織レベルではある種の不整合を引き起こすのだ。

そして、これがチーム4に関して考察する上で、非常に重要な問題であると私は考えているのだが、これについてはまた後程語ることにする。


個人レベルでも組織レベルでも、メリットとデメリットをよく考察して、考える必要がある。

という玉虫色の結論を最後に述べてこのエントリは終了することにする。

佐々木優佳里はもっと人気が出てもいい?

2012-07-20 09:44:06 | AKB48_軽ネタ

佐々木優佳里はもっと人気が出てもいい(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51832945.html



佐々木優佳里の持ってる独特のオーラは輝いている。


さすがに選抜クラスに比べれば劣るが、正規干され中堅メンよりも輝いている。

(あくまでも個人の感想を基にした意見であること、ご了承ください)


だが、それを知っている人があまりに少ない。


なぜか?


そのオーラを目撃する場である「劇場」に足を運ぶ人が少ないからだよ。


新劇場による「劇場への原点回帰」こそがAKB48の再生だ ~事件は現場で起きるんだ!~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/bdaaf2ea3af9f54f875a358221dc674c



よく「なぜ○○は干されるのか?」的な話があるが、その多くは劇場公演などで観てみたら一目瞭然だと思う。

選抜を決めるのは、現場を見てる運営だから。

もちろん、感じ方は個人によって変わるものなので、それが全てではないことは言うまでもないが。

たとえば、まゆゆ。

もう圧倒的な存在感。

アイドルオーラが半端ないし、プロ意識が高いのはよくわかる。

みるきーのこと下品だという人もいるけど、全然違う。

チームBの公演にみるきーが出てる時、みるきーの清涼感は半端ない。

AKB48の中で妹分的な存在であるチームBの中にあっても、干されメンが汚れて見えるほど爽やか。

というようなことを、どう伝えていくか、これが課題。

逆に言うと、干されでも昔劇場で掴んだ太い客がいるメンはなかなか落ちない。

新劇場による「劇場への原点回帰」こそがAKB48の再生だ ~事件は現場で起きるんだ!~

2012-07-19 20:59:59 | AKB48_オピニオン
本当はチーム4への提言という形にしたかったのだが、この流れに乗ってしまいたい。


AKB48東京ドームコンサートで起こってほしいサプライズ(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51832830.html



いろいろ意見があるのは知っています。


各人のこだわりもあるでしょう。


でも、言わせてください。


「新劇場」と。




東京ドーム公演をもって「1830m」の役割は終わりです。


もう「1830m」にこだわる必要もないでしょう。


AKB48第2章の幕を開けるにあたって、


ドンキホーテ秋葉原店8階にある「AKB48劇場」の幕を閉じ、新しい劇場を建設しましょう。




新劇場の建設こそ「劇場」への原点回帰であり、ひいてはAKB48の再生に繋がります。


AKB48が失いつつあるものが、そこにあるからです。


目撃者、生き証人、語り部、これらです。


事件の目撃者がいなければ、事件の真偽を説明する証人は存在できず、


生き証人がいなければ、事件を周囲や後世に語り綴る語り部が存在できません。


語り部がいなければ、事件を知る人も、事件を考える人も存在できなのです。


そして、事件は現場で起きるのです。


現場がないのでは、事件の目撃者は生まれません。


基点は目撃者なのです。


なぜかといえば、事件は目撃者の脳裏に強烈に投射されるからです。


この「心に刺さる経験」こそがAKB48ネットワークを伝搬する共感の源泉なのです。



これまでAKB48は仮想的な現場を増やしてきたと言えるかもしれません。

しかし、現実の現場の担保なしに、仮想の現場など有り得ないと思います。



サッカーJリーグに12番目の選手という概念があります。


「サポーター」です。


目撃者たる彼・彼女らこそ、AKB48における「17番目のメンバー」なのです。


(1チームの構成メンバーが16人なので17番目)


チーム4がブレイクできない理由は、チーム4には「17番目のメンバー」が極端に少ないからです。



現場として劇場を再興することこそ、AKB48の再生になるのです。


◆◆◆◆◆◆


「なぜ新劇場でないとだめなのか?」について説明を省いているのですが、いろいろ理由があります。

最も大きいのは、より多くの人に現場を体感してもらうことが重要だということです。

今の劇場は様々な意味で敷居が高すぎです。

(ファミリーやカップル、女性、遠方枠などがあるのは知っています)

ライト層の劇場への取り込みを強力に推進するべきで、ちょっと興味を持った程度のファンに対する劇場への導線を再設計するべきです。


◆◆◆◆◆◆


ここずっと運営は、握手会に力を入れているようです。

メンバーが揃わず劇場公演がままならないからですね。

それも一つの方法論です。

が、私は握手会だけでは顧客から質の高い気持ちを手繰り寄せることができないのではないか、と考えています。

劇場公演でしか伝わらない圧倒的な臨場感、生感が、よりメンバーを輝かしいものにし、それによって憧れに似た恋心や、あの子の夢を応援したいという気持ち、こういうものを想起できるかではないかと思うのです。

それがあるから握手会もより意義深いものになるのではないか、ということです。

次期48Gのリーダーとして最も適任なのは?

2012-07-19 16:10:32 | AKB48_軽ネタ
「リーダーシップ論」は当Blogの関心事の一つです。

語らないわけにはいきますまい。


次期48Gのリーダーとして最も適任なのは山本彩だよな(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51832694.html



■リーダーシップの百花繚乱


「リーダーシップ論」は実業界でもスポーツ界でもどこでも"熱く"語られるもので、かつ、ついつい議論がヒートアップ・・というより混乱しがちなものです。

一つには、何事においても「リーダー」の役割が大きいことを、私たちはよく知っているからでしょう。

何かを成し遂げるのに、リーダーの重要性が高いことは、みなよく理解しています。

ただ、重要性が高い一方で、万能なリーダーシップ理論というのも存在していないため、100人いたら100人のリーダーシップ論があるのです。

それゆえに、議論が混乱し、時として無益な対立を招いてしまう要因にもなります。


■リーダーシップとマネジメント


それゆえに、「リーダーシップ」が何なのかについて、定義を明確にしておいた方が話がしやすいと思います。

「リーダーシップ」は、「成功哲学」や「啓蒙哲学」、「マネジメント」とは違うものだと私は考えます。

(私もよく混同していますが・・)

まず、「リーダー」と「マネジメント」は違うものだ、ということにしたいと思います。


高橋みなみのリ-ダ-シップは実社会で通用するのか
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/345bbbded1c4d7cba33c76900aa33980


「マネジメント」はその組織を統括する権限を持っている者にしかできませんが、「リーダーシップ」は誰でもとれるし、誰もが「リーダーシップ」を発揮するのが理想です。

(セルフマネジメントまで考えると、マネジメントも全員かもしれませんが・・)

では、「マネジメント」とは何か?
わかりやすく言えば、目的を達成するために資源を効率的かつ効果的に使うことです。

では、「リーダーシップ」とは何か?
それは「変革する力」のことです。

状況や問題の解決に向けて、人や環境に働きかけて、また自分でさえも変えていく力のことです。
変革は、どの立場でも求められるし、発揮すべきものです。



■リーダシップの向かう先


私たちが直面する問題の多くが、答えのない(答えの用意されていない)問題で、なおかつ時間経過とともに変化していく問題であるために、問題の特定すらままならず、過去のリーダーシップが役に立たない可能性があります

特定の問題を解決するためにスペシャリストが役に立つ場合もあれば、どんな問題にも対応できるジェネラリストが役に立つ場合もあります。


話がわかりにくいですかね・・汗

こういう時は、比喩を使うに限ります。

「戦闘中に部隊長に求められるリーダーシップと、思春期で荒れる子供を教育する時に求められるリーダーシップは異なる。」

ということです。

目的によって手段の良し悪しは変わります。

つまり、「何に対して変革(リーダーシップを発揮)していくのか?」という問いが生まれると思います。


その方向性は何か?という当然の疑問です。

私は、AB48が目指すべき方向性とは「顧客とのよりよい関係性の構築」だと思います。


AKB48が目指すべき顧客との関係性とはこういうことだ。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/1821cd3905988d15440651b453941005


(今見ると、さや姉の投稿にぱるるが反応しているのが面白いw)


互いに信頼し合って、
互いの強みを引き立たせ合い、
互いの限界を補い合い、
個人の目標よりも大きな共通の目標を持ち、
とてつもない結果を生み出す、
驚くべき形で互いに機能し合う関係性


というチームおよび顧客との関係性を構築するために、リーダーシップを発揮するべきです。

これは、とりとめがなく、抽象的なものです。

それぞれの立場で、リーダーシップを発揮する余地があるということです。

状況や問題の解決に向けて、人や環境に働きかけて、また自分でさえも変えていく力を発揮していくことは、全員の仕事なのです。


AKB48のようにあらゆる方向に可能性を開こうとしている組織では、全員がリーダーであるべきです。

よって、次期48Gのリーダーとして最も適任なのは「全員」だ。


ダンスのリーダー、ボーカルのリーダー、MCのリーダー、公演やコンサートの準備をする時のリーダー、チーム全体のモチベーションを維持するためのリーダー、お客さんとやりとりする時のリーダー、みんなで遊びに行く時のリーダー、料理作る時のリーダー、文化的な仕事する時のリーダー、恋バナする時のリーダー、メンバーを説教する時のリーダー、メンバーのやる気を出させるリーダー、etc...


参考:

経営の未来 ~未来を変えるための話をしよう~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/328d1744aabb082fb4f42d8b04296071


■ではキャプテンは?


「リーダー」とは別に「キャプテン」をどうするのか?

について考えたいと思います。

「キャプテン」を決める必要があるのか?

ないと思います。

ただ、自然発生的に「誰がキャプテンになるべきか」という問いについて答えは出るものだと思います。

みんなが「リーダー」だとして、その中から「大(スーパー)リーダー」が現れるのです。

リーダーの中でも、組織に対して最も影響力の大きなリーダー「大リーダー」です。

1人とは限りません。

その大リーダーをキャプテンにすればよいでしょう。

注意が必要なのは、大リーダーは「最も影響力の大きなリーダー」なのであって「最も声の大きなリーダー」ではありません。

見えやすいリーダーシップと、見えにくいリーダーシップ(暗黙のリーダーシップ)があり、大リーダーは必ずしも率先するリーダーとは限らないのです。

黙ってそこにいるだけで何もしないのだけど、みんなのやる気がみなぎってくるタイプのリーダーもいます。


参考:

高橋みなみの後継者は誰か? それはNEW SHIPのキャプテンだ。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2ed64e5f12760d75d4d05cc13f9346e9


本当の意味で、高橋みなみの後継者が欲しいなら

次世代のAKB48の創業者となるメンバーになるだろう。

後継者を育てるのであれば、AKB48の新しい船(NEW SHIP)の船長(キャプテン)になる人材であろう。


■具体的に誰か?


まだわからない・・