進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

サプライズ手法に対する疑問に回答します(4) ~顧客と共に成長する関係~

2012-03-31 22:52:35 | AKB48_オピニオン
やすす先生! 鬼になれ! そして前へ進み、河を渡るのです!
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e757f5634174d9975a4874bed4b2e24e

↑こちらの記事にYossie kaさんから当Blogとは異なる立場での非常にいいコメントを頂けたので、これを基に議論を発展させていきたいと思います。
(コメントありがとうございます!)

本エントリは、第2弾。

サプライズ手法に対する疑問に回答します(1) ~直接的な情報発信~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2b073e5db2ac14c7c2f3d4756030801e

サプライズ手法に対する疑問に回答します(2) ~「マクロ vs. ミクロ」の構図~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/fb8016295797abd4e6befdce2b362718

サプライズ手法に対する疑問に回答します(3) ~采配~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/825893f0f01429761f0656144c1061a3

の続きです。
これで回答終了です。

◆◆◆◆◆◆


「人そのもの」が商品として取り扱われているということ。
そこには人格も権利も存在します。細心の注意が必要です。

これは全く同意です。
反対する人はいないと思います。
それに、権利というよりも、アイドルのように人的資本の質が非常に重要な場合、「人そのもの」の人格を否定するようなことをしてしまっては、人のパフォーマンスが出ませんので、モチベーションに最大限の配慮が必要なことは言うまでもないと思います。


声が大きい顧客が相手であること。
その声に支えられている特殊な組織です。
新しい顧客層を獲得するための変化は必要ですが、
声を無視してはいけません。
(ぐぐたすでは最大限の努力をしていますね)

これも全く同意です。
無視はいけません。
ただ一つだけ言うことがあるとすれば、声を聞くだけではいけないということ。
AKB48と顧客が共に成長する関係であることは理想であると思います。


SKE/NMB/HKTのコンセプトは、地元密着です。
その努力は運営の想像を遥かに超え、
強い地元愛に支えられつつあること、
そして大本営がそれを知らないことは問題です。
(少なくともそう思える言動や行動が多過ぎます)
当初の目的「AKBが展開するご当地アイドル」が
地元で大成功を収めていることが数字でしか理解されていないと思われます。
メジャーブランドによる地元アイドル、実は新しい試みです。
ならば、トップが保守的な地元視点に立つ努力も必要です。

ここはよくわかっていないので、是非みなさんから教えて頂きたいです!

AKB48自体が相当苦労して這い上がってきた組織です。
「運営の想像を遥かに超え」ということも「大本営がそれを知らない」なんてことも、ましてや「数字でしか理解されていない」ことも想像し難いのですが、そう感じることが多いということですね。
問題があるとすれば、運営がうまく伝えることができていない、ということだと思っています。
おっしゃるとおりで、ググタスに支配人が参加してからずいぶんマシになったと思うのですが、まだまだ努力が必要ということでしょうね。
コミュニケーションの問題を抱えていると考えた方がよさそうだと私は思っています。
(ほんとググタスでだいぶよくなったと思うのですが・・)


今秋元氏は、大企業経営の岐路のような難しい舵取りを任されています。
やっぱり彼には優秀な側近が必要なのかもしれません。
現在はイエスマンで固めているフシがありますから。
そして、安定している今だからこそ、
少しだけ立ち止まって、自分のビジョンを
整理してみる勇気も必要なんじゃない?と思います。

これは個人的な考えでしかないのですが、どちらかといえば、秋元康氏にはビジョンもアイディアもあるのですが、それをうまく伝えたり、実現したりする力が足りていないのだと思います。
方向性としては大きく2つあって、1つは発するアイディアを絞りこんで秋元氏自身がアイディア1つひとつにかける時間をとって練り上げる方向。
もう1つは、これまで通り秋元氏にはあらん限りのアイディアを発してもらって、周りがその具体化や実現を担う方向。
二人目の秋元氏を探すのは大変なので、私だったら後者を選ぶと思います。


私は会社組織を離れ、一人で活動している人間なので
利己的な意見だと思いますが、
あまりに組織立った考えを持ち込むのはどうかなと
少し気になったもので。。

そういう立場の人の意見は貴重ですので、今後もコメント頂けると嬉しいです。
今回頂いたコメントのおかげで、このBlogの議論も一段と深まったと思います。
ありがとうございました。

努力の仕方やむずむず病についてなど細かい話題を

2012-03-31 11:49:46 | AKB48_軽ネタ
少し前にAKB48公式ダイアリーを頂いたのですが、最後の方にAKB48全メンバー一覧があるのでググタスでよく見るメンバーの名前を覚えようとがんばっていたりしています(笑)

AKB48はだいたいわかるのですがSKE48/NMB48/HKT48のメンバーがイマイチわかっていないので・・。

しかし、前から思っていたのですが、この公式のプロフィール画像ってよく撮れていないですよね。。
損をしているような・・。

◆◆◆◆◆◆




家族ぐるみだよね・・。
ほんとみんながんばってる。

でもパパも言いたかったことは「がんばれ」ってことではなくて、
「がんばり方をがんばりなさい」ってことだったんじゃないかな。

というような話を、前に書いたことがあるので、是非読んでみてください。
アイドルだけではなく、どの世界の人たちもみんな同じ悩みを抱えているんだ。
一線級のビジネスマン達も日々頭抱えているのさ。

自己アイデンティティ喪失の時代にあって、AKB48メンバー達はすごいよくやってるよ。

「努力は必ず報われる」 高橋みなみ道
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/63fc307f92313690d76a5205a2b94607

◆◆◆◆◆◆


大家志津香がGoogle+で体調不良を訴える(AKBまとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51812631.html

私、医療関係者ではないからあくまでも噂話くらいで読んで下さないね。

AKB48ファンは男性や若い人が多くて知らない人が多いだろうから、ここで知ってることを書いておきますね。

「むずむず病」だと思うんですよ。

珍しい病気ではありません。
多くの女性が悩まされている症状ですよ。
(潜在的患者は100万人を超えると思います。)

寝不足とイライラがつのるので「うつ病」に繋がる危険性もあります。
(不眠症はうつ病の主な要因です。)

女性、特に中高年に多い病気で、夜寝るときに症状が出るんですよ。
昼間は全く問題なし。
あと、体調や季節によっても症状が出たり出なかったり。
妊婦さんで症状を訴える方も多いですね。

病院に行っても、この病気について知ってる医者が少ないし、仮に知っていても原因が不明なので処方のしようがないです。
たいていは、精神的な要因ではないかと言われて、逆に追い込まれるケースが多いように思います。

NHKの『ためしてガッテン』で、むずむず病の対策方法を紹介していたことがあるので、そのくらいですかね。

足の刺激を抑える脳の神経細胞A11の働きが夜間に弱まるのが原因と思われているので、このA11の働きを助ければ、症状が緩和するかもしれません。

まず、鉄分の摂取。
(これは鉄則)

あと、ドーパミン作動薬。
これは効くらしいです。

マッサージや風呂などで緩和できるかも。
症状が出ると自然とマッサージすると思いますけどね。

カフェインや酒など刺激物の摂取を控える。

医者にかかる時は、神経内科や睡眠専門科なんだそうです。

Google先生に聞いてみてください。

やすす先生がSKE48の成長をたくましく想う

2012-03-30 19:34:06 | AKB48_軽ネタ


さもありなん。
と思った。

全く違和感がない。

AKB48もSKE48も、いいフィードバック・ループが回り始めている。
組織としての学習と成長をはじめたということだ。

参考:

やはり松井玲奈という人は、チェンジ・エージェントの資質を持っている。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f65884e4350e6aef387f22a7d9872cdf

【AKB48】前田敦子の卒業が注目されたのは「スーパースター」だからではなく「センター」だから

2012-03-30 19:17:27 | AKB48_アナリシス
BLOGOSであっちゃんの卒業を受けてAKB48の特集をやっていたようです。
(コメント欄ひどいな・・BLOGOSの知的水準が・・疑われます。)


気になる記事があったので、勝手に引用させて頂きます。

貶めるために引用するのではなく、あくまでも議論を深めるためにです。
フロッグ&トードさん、気を悪くしたら申し訳ありません m(_ _)m
(大学院の学生さんらしいので、きっと突っ込まれるのには慣れてますよね~・・。)

AKB48とスターシステム(フロッグ&トード)
http://blogos.com/article/35266/

[前略]

さて、スターが現れれば安心かというとそんな訳はなく、スターを維持せねばならない。スターの維持とは、1人のスターをスターであり続けさせても良いし、新たなスターを生み出しても良い。そして、AKB48(勿論、先駆けとなるモーニング娘。も)は後者を取る。女性アイドルの寿命は、おそらく男性のそれよりも短いだろう。(アイドルの性差については、凜氏が触れているように学問的に深める余地がある。)

結果として、同じスターに依存していては、システムの維持は難しいだろう。新しいスターを生み出す事で、初めてAKB48というスターの維持にもつながる。ここまでの議論からスターシステムを再定義すると、「スターを常に供給する事で維持可能な営業方法」であると言えるだろう。前田敦子を「卒業」させるという事は、「新たなスターが育った」若しくは「新たなスターが生まれる見込みが出来た」とマネジメント側が判断したからではないか(勿論、形式的には本人の自発的な、それも突然の卒業という事になっているので、その形を全面的に信用するならば、この説明では駄目だが。)

[中略]

以上の議論から考えると、「卒業」という現象に着目して分析する向きは多いが、それはあくまでも「話題性」の為に存在し、アイドルグループ全体を分析する上では本質ではない。言うなれば、「卒業」という名前を付けているだけなのだ。


私なんかAKB48ヲタを語れるほど詳しくもない人間ですけれども、そんな私でも、これを読んでものすごい違和感を感じました。
「あぁ、AKB48って理解されていないんだなぁ・・。」と少し残念な想いがしました。
(経済学の大学院生だっていうからさぁ。ごめんねきつくて。)

その点、小幡さんはさすがの内容ですね。

前田敦子 卒業するのは何からか
http://blogos.com/article/34992/

組織というモノは不滅にはなり得ない。なぜなら、組織は生きているのであり、組織は内的にも外的にも同じところにとどまってはいられないからだ。

Perfumeは組織ではない。AKBは組織だ。これが両者の決定的な違いである。おニャン子クラブとAKBの比較がなされることも多いが、両者は本質的には同一である。おニャン子クラブは、秋元康氏の描いた図に反して、消滅させられてしまった。そこで、今回はきちんとしたある程度継続可能でマネジメント可能な組織として打ち出してきたのである。


では、つれづれなるままに語らせて頂きます。

◆◆◆◆◆◆

まず、なぜ前田敦子の「卒業」が衝撃的であったのかを知らねばならない。

小幡さんが言うように、そして当Blogで腐るほど繰り返すように、AKB48は「組織」である。
この認識なくして、あっちゃんの卒業の意味を理解することはできない。


前田敦子の卒業が注目を集めたのは、前田敦子が「スーパースター」だからではない

前田敦子がAKB48の「センター」だからである

それも「絶対的エース」という名で呼ばれるほどの、唯一無二の「センター」だったのだ。

前田敦子はAKB48という巨大な組織の「要」だったのである。

(これを読んでさらに補足!『AKB48のタオ<道> 空っぽの絶対的エース 前田敦子』)

だから、前田敦子の卒業は、AKB48にとって痛手だというレベルの話では済まない。

組織というのは「要」を失うと、その形を維持することが難しくなり、混乱をきたす
場合によっては存続そのものが危ぶまれる状況に追い込まれてしまうこともある。
前田敦子の卒業は、AKB48という組織の未来を不確実なものにしてしまうくらい衝撃的な出来事だったのである
(安定していたものが不確実なものになるということ。ダメになると言っているわけではない。)

だから、あっちゃんアンチでも、AKB48のバランスが崩れることによる不確実性に不安になったのだ。

組織の構造上のバランスが崩れて、それをとりまくAKB48エコシステム全体への不確実性が高まり、不安や動揺が広がった。

最近だと、リーマンショックの時に金融機関が破たんして不確実性が高まり、世界中に信用不安が渦巻いたことがあったが、メカニズムとしては、それと似ている。

だから、「話題性のため」でもなんでもない。


もちろん、一方では、バランスが崩れることで、新しい芽が育つチャンスにもなる。

戸賀崎支配人が本気の「サプライズはありません」宣言

2012-03-30 00:59:13 | AKB48_軽ネタ



いいですね。


5,800名の嘆願書か~。

最近読んだ本に書いてあったある一節を思い出した。



「起業するいいアイディアが浮かびそうなんだけど」と父に言ったらこう言われました。

「必要なのはアイディアじゃない、顧客だよ。」

『イノベーション5つの原則 世界最高峰の研究機関SRIが生み出した実践理論』(カーティス・R・カールソン、ウィリアム・W・ウィルモット)

チーム4はどうすればいいのかな?

2012-03-29 20:40:42 | AKB48_軽ネタ
サプライズ手法に対する回答シリーズはまだ終わっていないのですが、ちょっと休憩。
すみません、集中が続かなくて・・。

  ε=( ̄。 ̄;)フゥ


たわいもない話なのですが、
SSAに行ってから毎日チーム4の『走れ!ペンギン』を聴いています。

チーム4は潜在力は高いと思うのに、いかせてませんね。
可能性は、AKB48内で随一だと思うのですが、はたして。

何かが足りない気がするのですが、う~ん。
経験?
違うな。

同期で集まり過ぎ?
それはあると思う。
仲良し感が良さでもあるんだけどね。

ベテランが必要かな。
う~ん、何か違う発想ができそうな気はするけど。

上がいて出番がない?
う~ん、作ればいいんだよね。
チャネルを。

何かと組むんだなきっと、何かと。
何がいいのかな。


チーム4推しの方はいらっしゃいませんか?
いろいろと教えてください!



それと、次の総選挙は投票したいのですが、あれ投票権だけ買いたいよね・・。
CDと投票権を抱き合わせにして複数枚買わせる気だなんて批判されるけど、一方でCDと抱き合わせになっていることが複数枚買いへの抑止力になっているのは間違いないよね。

10票くらいならほほいと入れたいけど、CD10枚もいらん・・

【AKB48】サプライズ手法に対する疑問に回答します(3) ~采配~

2012-03-29 12:31:10 | AKB48_オピニオン
やすす先生! 鬼になれ! そして前へ進み、河を渡るのです!
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e757f5634174d9975a4874bed4b2e24e

↑こちらの記事にYossie kaさんから当Blogとは異なる立場での非常にいいコメントを頂けたので、これを基に議論を発展させていきたいと思います。
(コメントありがとうございます!)

本エントリは、第2弾。

サプライズ手法に対する疑問に回答します(1) ~直接的な情報発信~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2b073e5db2ac14c7c2f3d4756030801e

サプライズ手法に対する疑問に回答します(2) ~「マクロ vs. ミクロ」の構図~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/fb8016295797abd4e6befdce2b362718

の続きです。

◆◆◆◆◆◆

3つめ。
AKBエース、象徴の卒業発表。
ネガティブサプライズはすべてここに繋がるのかと勘ぐらせてしまう、
全てが吹き飛ぶ激震です。
このタイミングは、前田敦子に委ねられていたのかもしれませんが
あまりに急です。

何を慌てているのでしょう。
確かに秋元氏は、今年は批判覚悟、痛みを伴う改革と断言しました。
今AKBは緩やかに下降を始めたと意識しており、改革は急務ですが、
それにしてもやり方が性急過ぎて鼻につきます。
劇薬投与にも用法・容量があるはずです。

この大切な場面をスマートに演出できなかったこと。
ぶっちゃけると「色んな意味で偏愛なサプライズだなぁ」という
感想しか生まれませんでした。

個人的に、ですが、この改革はドライに偏り過ぎです。
会社・社会組織を考慮する時、秋元氏の手腕、
スピード感は賞賛されるべき挙動だと思います。
が、型にはめるべきでないこともあります。


SKE48/NMB48からの2名のAKB48を兼務することが、前田敦子の卒業から端を発している、もしくは前田敦子の卒業は今なくても将来的には想定される事態ですので、この布石としての戦略だとすれば、これは運営が意図した「サプライズ」とは違います。

サプライズ手法に対する疑問に回答します(1) ~直接的な情報発信~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2b073e5db2ac14c7c2f3d4756030801e

で述べたように、今回のことは情報共有であって、サプライズではないと私は思います。

驚かせようと、面白くしようと思って発表したのではなく、練り上げた今後の戦略を皆さんに共有しようと思って報告した。
これが正しい認識だと思います。

前田敦子の卒業だけでなしに、上位メンバーの卒業なり、中長期的なAKB48全体のことを考えると、多少なりともスピード感を持って備える必要があると運営は認識しているのだと思います。
このままでも短期的にはうまくいくかもしれませんが、秋元氏はあえてここで決断したと。

「スマートに演出できなかった」のは、その余裕が運営にはなかったと考えるのが適切な認識ではないかと思います。
誕生日プレゼントのように、サプライズを企画して盛り上げるだけの余裕がなかったのです。

手遅れになる前に布石を打っておかなければならないということの優先順位が圧倒的に高かった。
だからあらゆることの調整が未にも関わらず、方針をまず出した。
準備が出来てからでは遅いのと、準備をしている途中で利害関係の調整が難しくなって動けなくなるのを回避するために。

◆◆◆◆◆◆

と、ここまで書いてググタスでやすす先生の投稿が。




やはり、前田敦子の卒業は最後まで本人に委ねられていたようですね。

すると、運営(やすす先生)は、いつ来るかわからない前田敦子の卒業に備えて、将来の不確実性に備える必要があって急いだ。

急いだことが良いことなのか、悪いことなのか。

私は、やすす先生の判断を評価します。
なぜなら、私がやすす先生の立場だったら、やすす先生のような決断ができたかというと、できなかった可能性が高いです。

まず、最終判断を前田敦子、本人に任せた。
これができない。

辞めるかどうかわかっていないし、卒業して欲しくないから根回しのしようもない。
やすす先生の胆力は、さすがとしか言いようがない。

それでいて、そのための布石を打っていおいた。

中日ドラゴンズの監督、落合博満さんの『采配』の言葉が、思い出されます。

自分の采配を「正しかったか」
それとも「間違っていたか」
という物差しで考えたことがない。

ただあるのは、
あの場面で最善と思える決断をした
ということだけである。


どんな局面でも、采配というものは結果論で語られることが多い。
采配の是非は、それがもたらした結果とともに、
歴史が評価してくれるのではないか。
ならばその場面に立ち会った者は、
この瞬間に最善と思える決断をするしかない。


決して完璧な決断ではありません。
しかし、その瞬間において最善と思われる決断を積み重ねている。

言い訳に聞こえるかもしれませんが、私はそう思います。

【AKB48】サプライズ手法に対する疑問に回答します(2) ~「マクロ vs. ミクロ」の構図~

2012-03-29 10:58:22 | AKB48_オピニオン
やすす先生! 鬼になれ! そして前へ進み、河を渡るのです!
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e757f5634174d9975a4874bed4b2e24e

↑こちらの記事にYossie kaさんから当Blogとは異なる立場での非常にいいコメントを頂けたので、これを基に議論を発展させていきたいと思います。
(コメントありがとうございます!)

本エントリは、第2弾。

サプライズ手法に対する疑問に回答します(1) ~直接的な情報発信~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2b073e5db2ac14c7c2f3d4756030801e

の続きです。

◆◆◆◆◆◆

2つめ。
タイミングです。
今回はこれまでにない新しい波が来ている最中での
イベントでした。
SKE48が控えた4月単独コンサート。
NMB48の新公演。

そして、ぐぐたす選抜。

大切な、新しい芽です。
しかしこれらの淡く新鮮な期待感を、
「ファンにとっては」ネガティブな発表で
一気に蔑ろにされた感があります。

ぐぐたすのあの盛り上がり、何だったんでしょうね?
素晴らしい歌、衣装、見た事も無い選抜の組み合わせ。
しかし残ったのは、これからどうするの?という
不安だけです。今の所。


みんなが一生懸命に積み上げたモノをあっさりとぶち壊す秋元氏の手法への憤り、だと受け取ってよいでしょうか。
(違ってたらコメントください!)

気持ちは非常によくわかります。

ただ、今回の人事に関する理解の全般に言えることなのですが、
これはもう「立場の違い」としか言いようがありません。

政治の世界に見られる「マクロ vs.ミクロ」の対立構造と同じものです。
けっこう前に似たような主旨のエントリを書いたことがあるのでリンクを張ります。
民主党が政権交代を果たした2009年当時のものです。
(読みにくいこと極まりない文章ですが・・当時はこのBlogも堅苦しかった・・)

亀井金融相が浮き彫りにする「マクロvsミクロ」の構図
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/67d8a60006790b69fa7762872c8aaf29

政治的紛争を解決するためには、皆がもう少し「マクロvsミクロ」という構図に着目すべきだと思っている。

今回の案件についてもいえることだが、いわゆるマクロ重視派は合理的な全体最適を指向しているが、ミクロ重視派は全体最適よりも個別最適を指向しており、両者の意見は一致することがほとんどない。

政策が個別的案件に深化すればするほど全体最適から遠のく可能性が高いからだ。

両者の違いの理由は簡単で、前者は何らかの特定の物事に利害関係を持たないので全体最適指向を持つことができるが、後者は利害関係を持っているので個別最適指向になりがちだ。

前者は学者に多く、後者には政治家や弁護士、活動家などに多い。

これは、それぞれの立場(役割)から必然的に導かれる特徴であり、単純には正誤をつけられる問題ではない。

完璧な政策を立案できない以上、両方のバランスをとるのが最適解だろうと個人的には考える。

[中略]

全体最適の方が効果は高い。

だが個別最適を無視した形で政策を進めることもまた難しい。

この両方のバランスをとることが、政治そのものなのである。


「マクロvsミクロ」の解決に向けて
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/5503aed405c498d34b4f339527cbe914

結論としては、「マクロvsミクロ」の問題を乗越えるためには、ミクロ重視派の動機となる部分の「生存本能」と「自己投影」に十分に配慮した上で、最大の要因である「限定合理性」の部分に解決策を提案することである。


↑という玉虫色の結論になっているのですが、中長期的な観点で全体の為にも個人の為にもなると考えられることが、短期的な要因でうまくコトが進まない、ということは往々にして起きる問題です。

その最たるものが「教育」ですね。
今勉強しておくべきなのに、ついつい後回しにすることが起きたりします。

人には「非時間整合性」という特性があって、同じことについて考えるにしても、今と未来とでは考え方が変わってきます。
人の知性は不完全だという「限定合理性」の問題が潜んでいるからです。

また、この不確実な世界では、未来のことを確定できる人はいないため、それがうまくいくというアイディアもまた、信念に基づくものであって、完璧な論拠を提示することはできません。

だから、ひたすらに、中長期的にその方がうまくいくという発想を信じるかどうか、という問題なのです。

AKB48の場合は、多くの人々が秋元康氏の考えを信じるという行動原理を示していると思います。
資本関係もないAKB48をとりまくステークホルダーが、秋元康氏の号令をひたすらに受け止めるのは、自分達よりも、彼の信念、経験、能力を信じた方がよいと思うからです。

もちろん、秋元康氏の判断がいつでも正しいわけでもありません。
だから彼は「悩む前にやってみて試す、だめならやめればいい。」をモットーにしているはずです。
(イノベーションはこういうところから生まれるものです。)


彼を信じることができない人は、彼の判断に反対するでしょう。
しかし、反対する人がいても不思議ではありません。
政治の世界ではよく見られる、それこそ毎日のように見られる話です。
立場の異なる人がいれば、意見対立が起きるのは極自然なことです。

では、どうすればよいか。

答えはありません。
それは政治の世界をみればわかります。
かつて様々な政治哲学者が挑んてきたこの問題に、答えは出ていません。

全体最適の方が効果は高い。

だが個別最適を無視した形で政策を進めることもまた難しい。

この両方のバランスをとることが、政治そのものなのである。

だから言えることは、たった一つ。
運営は、ファンの「気持ち」を大切に想う、しかないということです。

ここに答えがあれば、それこそマイケル・サンデルより有名になれますよ。

HKT48 宮脇咲良 の被災地訪問に関する投稿がよくできてる

2012-03-29 06:00:34 | AKB48_メンバー
名前が間違っているのは大目にみてやってください。
(横山由依,仲俣汐里,竹内美宥)











被災地を訪問した岩田華怜と宮脇さくらの投稿に感動した(AKBまとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51812218.html


中学生で小論文(作文?)コンテストやったら入賞する内容ですね。
国語できるんだろうな~。
(私は国語が苦手でした・・)

子供なりの知的さがすごい出てると思います。
それだけで、ものすごい好感が持てるものです。

文章全体の構成もいいし、「きらきら」の表現が特にいい。
「さくら咲け」は毎投稿の最後に入れてるようなのですが、今回の内容にすごいはまってる。
最後に「桜」と自分の名前である「さくら」がかかっていて、すごい暖かい気持ちになりました。



なんにせよ、文章を書く力は、すごく大事なものです。

文章を書くテクニックもそうなのですが、
そもそも、書く内容がないといけませんので、
普段から視点を持っていないといけませんし、
その視点から入力された情報を、
自分の内面にあるものと突き合わせて理解する力もないといけませんし、
その解釈したものを形のあるものへ変換する表現力が必要です。

これは人間にしかできない、すごい知的作業なのです。

書く力というのは、広い意味での人間力なのですね。

【AKB48】やすす先生! 「芸能界予備校としてのAKB48」を卒業して「大学」にしませんか!?

2012-03-28 16:34:19 | AKB48_オピニオン


やすす先生、時は来ました!

今のAKB48は、もう今までのAKB48とは違うものでしょう?!

「芸能界への予備校としてのAKB48」はもう昨日の姿です。

謙遜する必要はありません。

「高等研究機関の役割を担う教育機関」になりましょう!!

学部で卒業して就職するのもあり!

中退するのもあり!

大学院に残って研究するのもあり!

そのまま教鞭をとるのもあり!

卒業して大企業に就職するのもありだし、

中退してベンチャー企業起こすのもありだし、

残って後進の育成をするのもありだし、

残ってスター研究員になるのもありでしょう!!


どうですか?!


ごめんなさい疲労困憊でハイテンションです m(_ _)m

次期センターについて ~ポスト前田敦子か、それとも~

2012-03-27 01:48:31 | AKB48_アナリシス
すみません、回答スレをやる前にこの話題に乗らせてください・・
今日はこの話題が旬なのと、今日はもうこのくらいの軽さでないと余力がないという・・だけです。
相当適当ですので、戯言レベルの話と思っていただけると助かります(汗

AKBの次期センターを予想するスレ(AKBまとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51811820.html


まず、最初に言っておくと、こればっかりはわかりません。
やすす先生の胸の内としかいいようがないですが、やすす先生すらハッキリとしたビジョンを持っているかどうか、怪しいところです。

まだ決めていないのでは?

決めることできないんじゃないかな、とも思う。
わかんないから、誰がセンターに相応しいか、みんなに決めてもらったらいいんじゃないかくらいに思っているのでは?

そもそもセンターが1人かどうかもわかりません。
つまり、ポスト前田敦子というフレームで考えていない可能性すらあるということです。


だからほとんど意味がないとわかっていながら、無駄に予想します。

考えてみたら、だいたいみなさんと同じになりました。


人間力という意味での器の大きさ、能力という観点から考えれば適任者は大島優子しかいないと思います。
群を抜いています。
能力だけで考えたら、直近は大島優子しか有り得ません。
たかみなはサブでしょう。
メディア露出でセンターのアンダーとしてはいろんなバリエーションがあるでしょうけれど。

しかし、難題が一つあります。
大島優子が適任かどうか、曲調に大島優子のキャラが合うかが問題になります。
メリットでもあるはずのキャラが濃さが、曲を選ぶというデメリットにもなってしまいます。
(失礼過ぎる言い方かもしれませんが・・申し訳ありません。)

前田敦子がセンターに抜擢され続けた理由の一つは、色がないということです。
大島優子は色が濃く出すぎてる。

だから、大島優子がセンターかどうかは「曲による」が答えになると思います。

大島優子と同じ基準で選ぶと成ると、板野友美という選択肢もあるかと思います。
しかし、あくまで直近ということになってしまう気がします。


人気、将来性という観点では渡辺麻友ですが、タイミングが難しいという気もします。
ソロもやってるし、ワロタでセンターもやってますが、ソロでブレイクする頃が適切なタイミングなのかな~という気がしています。
その心は・・人間性の深みが足りないといいますか。
もう一歩突き抜けられるはずの人なのですよ、この人は。


センターといえば、松井じゅりなですが、私は難しいと思います。
実力、将来性ともにありますが、うまくいえませんがまだ子供かなという気がしています。
(かなり失礼を・・申し訳ない)
意気込みだけでは、背負えないものがある、という説教くさい話をしたくなってしまうのですが、自重します。


ただ、まゆゆとじゅりながセンター争いで切磋琢磨して成長するところは見てみたいですね。
この組み合わせは、私も可能性を感じている組み合わせです。


あとは、ぱるること島崎ですね。

(次のセンターがポスト前田敦子になるのかどうかは別として)
素質としては、ポスト前田敦子として最も適任かと思います。
のびしろがあると思います。
プレッシャーに耐えうる成長を見せると、私の勘がそういっています。

ただ、1年後には有り得る選択肢だと思うのですが、今となると、、わかりません。


川栄はまだ早いし・・


よって、私が思う候補は、4人。

大島優子
渡辺麻友
松井珠理奈
島崎遥香


と考えて思ったのが、曲ごとにセンター決めればいいのでは?

ということ。

1年くらい、誰が適任か競わせてみればいいのではなかろうかと。


しかし、チームAって層が厚いのにセンター候補となると・・・

【AKB48】サプライズ手法に対する疑問に回答します(1) ~直接的な情報発信~

2012-03-26 18:58:55 | AKB48_オピニオン
時間が細切れでしか取れないので随時更新します!書き始めたところなのですが、めちゃくちゃ長くなりそうなので、ひょっとしたら別エントリにするかもしれません。
◆◆◆◆◆◆

物事を考える時、考えを昇華させていこうと思う時には、様々な視点に基づいて検証した方がいいと思います。
「完璧な考え」というものは存在しないからです。
数学の世界の定理にせよ、普遍的と思われる物理法則にせよ、それらには必ず前提があります。
つまり、どんな天才が考えることにも必ず穴があるものです。

だから、議論を醸成するには、多様性が必要です。
(全てのフィードバックを受け入れるには時間とコストがかかりますので、最終的にはどこかで前提を置いて決めるしかありませんが。)
ただ、考えを鍛え上げるには、コストの許す限り、打って打って打って、叩き上げることが有効です。

と、いうことで

やすす先生! 鬼になれ! そして前へ進み、河を渡るのです!
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e757f5634174d9975a4874bed4b2e24e

Yossie kaさんから当Blogとは異なる立場での非常にいいコメントを頂けたので、これを基に議論を発展させていきたいと思います。
(コメントありがとうございます!)

◆◆◆◆◆◆

まずは単純に手法について語ります。


まず1つ。
サプライズは全てグループ内周知の上、
少なくとも本人・スタッフには納得の上行っているもの、と理解していましたが
そうではなかったようです。
これはぐぐたすが始まって明らかになったことなのですが。
悲壮に泣き崩れるメンバーを見て、さすがにちょっと違うんじゃないのかな、と首を傾げました。
事務所移籍の発表は嬉しい話と概ね納得もできましたが、
(これこそ周知は行き渡っていると思っていました)
松井玲奈のぐぐたすで、これも本人意志は介在していないと分かり複雑になりました。
また「昇格」「留学」「兼務」という言葉選びも
大いに憶測を呼ぶ物で、熟考されていないなぁ、と。
ショッキングなリアクションを見せる事だけが
サプライズでは決してありません。


「サプライズ手法」に対する問題提起と理解いたしました。
仰ることはよくわかっているつもりです。

ただ、これは情報を発信する側と、情報を受信する側の、ボタンの掛け違いが起きている可能性が多いにあります。

現在、サプライズには、大きく2つの意味があると思います。
1つは、サプライズの内容でメンバーやファンを驚かせて、話題を作るというもの。
もう1つは、サプライズという手法を使って情報共有をするというもの。

多くの人は、サプライズを前者だと考えているようですが、私は後者こそサプライズの本意であると思います。
手法こそサプライズという形をとっているものの、その実は、情報共有の手段なのです。

では、なぜこのような形で情報共有を行う必要があるのか。
理由は大きく3つあると思います。

情報共有を行う理由:1つ目

1つは、メンバー、スタッフ、ファンその他、みんなで同じ感動、同じ感情、同じ場を共有するためです。
根回し済みの内々で決定された情報の共有ではなく、今まさに「生きている情報」を共有したいと考えたら、今回みたいなサプライズになると思います。
みんなで、情報を、面白さを、悲しみを、怒りを、喜びを、そういうものを分かち合う凄さ、醍醐味、面白さ、これです。

本人が裏で聞かされて、その場で泣いて、みなさんに周知する時に笑顔で伝えて欲しいのか、それともみんなと一緒に驚いて、みんなと一緒に泣いて、みんなと一緒に考える方がいいのかということです。

これを会社組織に置き換えてみましょう。
「会社の決定をメディアを通じて知る」なんてこともよくあることです。
(インサイダー取引などに悪用される可能性があるため内部情報は秘密にせざるを得ないのですが)

自分たちのあずかり知らぬところで検討され決定された情報が、経営陣から順に伝えられてきて、最終的に部長→課長→社員と伝えられて、関与することも、質問をすることも、もちろん反論の機会も与えられず、上の命令を理解することだけを求められる状況に、誰もが辟易しているのではないのでしょうか。
このように何階層も情報の伝達が行われる場合、もはや誰に何を言ったらよいのかすら曖昧で、現場の無力感たるや相当なものだと思います。

トップダウンという点においては、AKB48も民間企業も同じかもしれませんが、しかし、私はトップから中間層をほとんど挟まずに、直接、メンバーやファンに伝えられる凄さを感じています。

賢い人は言うでしょう。
「根回しをしないのは幼稚なだけだ」と。
それは、たぶん組織の目的次第だと思います。

今みたいにサプライズでなかったら、関係者間で調整済みの情報が公式ブログなどで公開されるだけになるかもしれません。
生の情報に触れる機会はなくなるでしょう。
情報管理を重視する、それこそ民間企業によくある姿を求めるのであれば、それも有りでしょうけれど。

私は、今のAKB48の荒削りな情報共有のあり方を評価したいと思います。


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余談ですが、「3つのE」という話をさせてください。
あくまでも参考程度の情報なのですが、注目して頂きたいのは、既存の組織と比べて、AKB48がこの「3つE」をずいぶんと高い次元で実現しているということです。
AKB48もまだまだなのですが、ずいぶんとマシです。
(特に「関与」の部分については、いろいろと模索している途中でしょう)


経営陣がある革新的な戦略と中核になるシステムを考えたとしても、そこで働く人々が良い事尽くめのイノベーションを自分たちの貢献機会を奪い取る「敵」として捉えられると頓挫することが多いそうです。

チャン・キム著『ブルーオーシャン戦略』によると、どれだけ計算され尽くされた素晴らしい戦略も実行段階で躓くことがあるそうですが、その中でも「公正なプロセスに関するリスク」を軽んじていたため生じる問題が多いというのです。

ある社会学者が、人々が法的環境に関心を向けて、人々が法律制度を信頼して自ら進んでそれに従うのは、何の力であるかを理解しようとする研究を行い「手続き的正義(procedural justice)」という学説をまとめたそうです。

人々は、成果と同じくらい成果にいたるプロセスを気にかけるというのです。

この研究結果から、手続き的正義が保たれれば、成果への献身と満足も大きくなると『ブルーオーシャン戦略』の著者はいいます。
従業員は熱意と積極性を発揮して、あるいは自分の利益さえ犠牲にして全力を出し切って戦略を実行しようとするのです。

手続き的正義をマネジメント界隈では「公正なプロセス」と呼ぶそうです。

公正なプロセスは、関与(Engagement)、説明(Explanation)、明快な期待内容(Clarity of Expectation)の3つE(three E principles of fair process)から成ります。

「関与」とは戦略策定に関わることです。一人ひとりの従業員とその考えを経営陣が重視しているというメッセージになると同時に、反論の機会が設けられると各人の考えが研ぎ澄まされ、全体としてよりよい発想が生まれます。

「説明」とは戦略を決めるにいたった理由を説明して理解を引き出すことです。自分たちの意見が通らなくても経営者の意図に信頼を寄せ、学習を促す効果を持ちます。

「明快な期待内容」は、説明するまでもないので省略しますが、明快な期待内容が設定されると駆け引きやえこひいきなどが影を潜め、みながいち早く戦略の実行に注意を向けます。3つの内、どれか1つが欠けても公正なプロセスにはならず、従業員の心からの協力は得られなくなるということだそうです。

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情報共有を行う理由:2つ目

2つ目は、変な憶測やデマの発生を出来うる限り避けるために、直接的な情報伝達を行うということです。

情報というのは伝達される階層が増せば増すほど劣化しますし、また形が変わります。
発信者の意図とは離れて伝わってしまうことが多々あります。

また、これは政治の世界や産業界などに見られることなのですが、自分の思うところと違う方向へ組織が向かおうとした時、これに対抗する手段として内部情報をリークして、潰しにかかるというものがあります。
議論の途中で横槍を入れて、最終合意を防ぐのです。

たとえば、世に出せば様々な意見が出てまとまらないような物議を醸す法案であれば、形になるまで内部で極秘に検討したいところですが、これをマスコミにリークして潰すとか。
他にも、検討段階の企業の合併交渉を邪魔するために内部情報をリークして、両社の信頼関係を地に落として合併話を潰すとか、そういうものです。

情報を適切に関係するステークホルダーに届けるために、直接的な情報伝達チャネルを持つことは武器になります。


◆◆◆◆◆◆

情報共有を行う理由:3つ目

3つ目は、トップが全方位に直接的な情報発信をすることで、組織の変革スピードを向上させるということです。
Twitterの孫正義氏にしろ、Google+の秋元康氏にしろ、言うまでもない事例があります。
トップの意見が即座に全体に拡散される環境を利用して、組織の感度を高め、またそれに対応するための組織の能力を鍛え上げる効果が期待できます。

いつなんどきも油断できずアンテナを張っていなければならないため、組織が常時臨戦態勢を維持することができるとともに、業務プロセスがルーチンワークになることを避けることにも有効です。


以上が1つ目の問題点に関する答えです。

相当長くなるので、エントリを分けることにします・・。

(つづく)

前田敦子の卒業

2012-03-26 03:04:47 | AKB48_心の叫び


前田敦子がAKBを卒業 号泣で発表(デイリー・スポーツ)

ステージ上、「私から話があります」と静かに切り出した前田は「きょうここで、(人生)2回目の大きな決断をさせて下さい。私、前田敦子はAKB48を卒業します。ハタチ(20歳)の夢に向かって歩き出します」と身を震わせ、号泣しながら自身の言葉でファンに説明した。


前田敦子「私なりに頑張ってきた6年半でした」(スポニチ)

私は14歳のときにAKB48のオーディションを受け、初期メンバーとして加入させていただきました。それは、私の人生にとって初めての大きな決断でした。そして、今日ここで2回目の大きな決断をさせてください。私、前田敦子は、AKB48を卒業します…。

 私は昔から感情の起伏がすごく激しくて、メンバーにもたくさん迷惑をかけてしまいました。そして、ファンの皆さんにもたくさん心配をかけてしまったと思います。それでも私なりに頑張ってきた6年半でした。

 コンサートの1日目のときに東京ドームの発表があって、14歳のころからみんなで一緒に夢を見てきた、その夢がかなったと、とても感動しました。20歳の夢に向かって歩き出さなければといけないと、改めて思うことができました。

 正直、不安でいっぱいです。 どうなるかわかりません。ここにこうしてたくさんいる後輩のためにも私が卒業して、歩き出さなければいけないと、そう思いました。今は、まだ詳しいことは決まっていません。いますぐやめてしまうわけではありません。決まり次第、皆さんの前でご報告したいと思います。


前田敦子の卒業に高橋みなみ「去年、私に打ち明けてくれました」(スポニチ)

最後に前田敦子(20)がAKB48からの卒業を発表した。その横で突然の報告を聞きながら高橋みなみは「私も突然のことでとても驚いています。メンバーも知りませんでした。隣でずっと見てきました。私は、たくさんの涙と笑顔を見てきました。(AKB48を卒業することは)去年、私に打ち明けてくれました。だから、敦子は一時の感情ではないことをわかってあげてください。たくさん考えたうえでの決断です。AKB48にいることがゴール地点ではありません。皆さんの温かい声がきっと彼女の背中を押してくれます。皆さんがいるから大丈夫です。本当はやめてほしくはありませんが、私たちに止める権利はありません。だから温かく背中を押してあげてください。よろしくお願いします」と話し、前田と強く抱き合った。


前田敦子さん、AKB48卒業発表 「後輩のためにも」(朝日新聞)

最後に「AKB加入は人生で初めての大きな決断でした。今日ここで2回目の大きな決断をさせて下さい」と前置きして卒業を宣言。「不安でいっぱいですが、後輩のためにも私が卒業して歩き出さなければいけないと思いました」と涙ながらに話したという。ただし「いますぐやめてしまうわけではありません」と付け加え、具体的な卒業時期には言及しなかった。



?!


なんてこった・・



・・でも、らしいな

前田敦子らしいよ。


いつもそうやって背負い込むんだ。


それが前田敦子という人間の不器用な生き方であり、それが彼女の魅力だろう。






夜も遅くて、頭が動かないから、うまい言葉がみつからない。

心の整理ができていないのかもしれない。

それは違うだろう・・という言葉が頭の中をよぎる・・

正しいも間違いもないが、ただ少し残念な気持ちがある。

違う未来も見てみたかった。

しかし、いろんな考えを踏まえた決断であることには間違いない。

6年半もAKB48のセンターとしてやってきた彼女にしかできない決断なのだ。

それを理解できずにいる自分が情けない。

【AKB48】やすす先生! 鬼になれ! そして前へ進み、河を渡るのです!

2012-03-25 16:58:52 | AKB48_オピニオン









やすす先生、鬼になれ!

やすす先生! 今が仕掛け時です! 鉄は熱いうちに打て!!
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2b1f18adebabc568a1aef2b59ee6ef6c

冷徹かつ情熱的な強心臓を持てるかどうか、そこが分かれ目だ。

やすす先生は、そこまでできるだろうかなぁ・・。

こういうことの為に、たいてい歴史上には名参謀という鬼の役をする者がいるのだ。

AKB48に鬼になるやつはいるか!?


ここで引いてどうする。
やすす先生、あなた以上にAKB48全体のことを考えている人がいるだろうか。
投げ出したら、それこそ無責任だろう。
自分にしかできないことを投げ出すのだから。

それをみんなわかっているから、進めばみんなついていくさ。



希望とは、もともとあるものとも言えぬし、ないものとも言えぬ。

それは地上の道のようなものである。

地上にはもともと道はない。

歩く人が多くなれば、それが道となるのだ。

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自己満足しない人間の多くは永遠に前進し、

永遠に希望を持つ。

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いかなる暗黒が思想の流れをせきとめようとも、

いかなる悲惨が社会に襲いかかろうとも、

いかなる罪悪が人道をけがそうとも、

完全を求めてやまない人類の潜在力は、

それらの障害物を踏みこえて前進せずにはいられない。


魯迅


◆◆◆◆◆◆

なぜ鬼になる必要があるか?

それは「イノベーションのジレンマ」に嵌るからです。
明日の顧客を獲得するために、鬼になって既存の顧客を断ち切らないと行けないということなのです。

鈴木まりやに贈る 愛のダメだし ~イノベーションのジレンマ編~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/5589b5803ccdd9895ee920d7d983f89b


 たいていの経営者は、組織を運営し、重要な決定を下すのは自分であり、自分が何かをやると決めたら、すぐに全員が動き出すと信じたがる。しかし、企業に何ができて、何ができないかを実質的に決定するのは、企業の「顧客」である。

 企業は、顧客がその製品を求めていると分かれば、技術的にリスクの大きなプロジェクトにも投資を惜しまない。しかし、収益性の高い既存顧客が製品を求めなければ、はるかに単純な破壊的プロジェクトを完成するための資源も集められない。これは、企業の行動の自由は、企業存続のために必要な資源を提供する社外(主に顧客と投資家)のニーズを満たす範囲に限定されるという主張である。

 企業が依存する資源を提供するのが顧客であるがゆえに、実際に企業の行動を決定するのは、経営者ではなく顧客である。企業の進路を決めるのは、組織内の経営者ではなく、組織の外部の力である。

 特に、成功している企業では経営陣の決定より、顧客重視の資源配分と意思決定プロセスの方が、投資の方向を決める上ではるかに強力な要因になるという点で一致する。

 それでは、顧客が明らかに求めていない破壊的技術が出現したとき、経営者はどうするべきだろうか。その技術を必要とする新しい顧客のなかで活動させるべきなのである。

 つまり、企業経営においは、どの顧客に貢献するかという選択が、戦略的に重要な影響力を持つ。