進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

【妄想】今年の総選挙で1位になったら壇上で・・・

2013-02-28 02:16:26 | AKB48_軽ネタ
今日酒の場で盛り上がった個人的にあったらいいなという妄想エピソード。



今年の総選挙、誰が1位になるかわかりません。

が、仮に大島優子が1位になったとしましょう。

ダントツで1位になったその時、その壇上で大島がこんなことを言ったら最高に面白い。



私たちはファンの皆さまからの気持ちのこもった本気の応援にいつも勇気付けられ、支えられ、そしてその応援があればこそ、私たちはこうして舞台の上に立つことができます。

私は去年1位という順位を頂いてから、今日まで、1位という立場にあって、1位という重みを受け止めながら、AKB48のため、ファンの皆さまのため、自分のために何ができるのかを考えてきました。

AKB48は、いつか、いつかはまだわかりませんが、私がAKB48を辞める時が来ても、AKB48はそれからもずっと続いていくグループだと信じています。

だから、これからのAKB48を支えていく若いメンバーたちや、これからAKB48に入ってくる未来のメンバーたちのためにも、今私たちはしっかりとしなければならないと、思います。

今日また1位という素晴らしい順位を頂いて、覚悟を決めました。


これまで、AKB48としても私としてもいろいろありましたが、私はAKB48に在籍している間、恋愛禁止を貫きます!

誰がなんと言おうと、AKB48は恋愛禁止です!!

それが私が出した本気の答えです。



起死回生、一発逆転、値千金のウルトラCで

これを言ったら大島は「私のことは嫌いでも~」を超えて「ネ申」の領域に突入ですな。

コモンロー的な話ね。


「恋愛禁止」で終わるとちょっと狭量な感じもするので、最後はもうちょっと前向きな内容にした方がいいとは思いますが。

AKB48も踊る

2013-02-25 23:40:36 | AKB48_その他
前回の『AKB48はビジョナリーカンパニーになれるか?!』の補足みたいな感じで小話。

これは論者によって基準が変わるから一概には言えないのだが、一度瀕死状態になった企業がその後不死鳥のごとく復活した例というのは少ない。
(ここでの「復活」とは短期的な「あたり」ではなく、持続的な成長力や収益力を取り戻したという意味。)

多くの場合、復活はない。

だからこそ「復活劇」は注目され、語り継がれ、時に感動を呼ぶ。
(映画やドラマになったりさえする。)

その復活劇の中でも最も有名な話といえば「IBM」の復活劇である。

その立役者はCEOルイス・ガースナーで、前のエントリ『ビジョナリー・カンパニー』に反して彼は雇われCEOであった。
(当Blogの論にバランスを与えるのにもいい話だ。)

今日は、彼の著書『巨象も踊る』の雑感を書き残しておこうと思う。
(昔違うところで書いた)





この本は「古くて新しい本」だと思う。

私自身多くのことを知っているわけではないが、ビジネスの世界ではトレンドの移り変わりが激しく、数年前のことが大昔のように感じることさえある。

多くの人は、インターネットの時代に電話時代の事を語られても読む気になれないだろう。

だから、たいていビジネス書は10年も経つと陳腐化して、読む価値がほとんどなくなる。

特に成功者と呼ばれる人々が書く「私はこれで成功しました」的な書籍がその代表だ。

偶然的に手にした個別的な成功を一般化しても時代とともに廃れるだけだ。

しかし、中には時代を経ても燦然と輝くものがある。

数学や物理の定理が時代を経ても色褪せないように、ビジネスの世界で見出される普遍的な知見や法則もまた色褪せない。

そういったものはClassics(古典)と分類される。
(いわゆる☆5つというやつだ)

この本もまた、古典の入り口に立つ価値のある書籍であろう。


この本が書かれたのはガースナーがIBMのCEOを退任した2002年。

AMEXのCEOであったガースナーがIBMにやってきた1993年であるから、今から10年前に書かれた「今から20年前から10年前の出来事」なわけだ。

当然ながら、10年前から今(つまり未来)を展望している点には幾つかの見立て違いはある(しかし、10年前に現在の状況を予測できた人などあろうか)。

しかし、その他の多くの点においてガースナーは時代の流れを掴んでいる。

いや、正確に言えば、本文中でガースナーが再三書いているように「IBMが時代の流れを作るのだ」という意思に基づいて「時代の流れを作った」と言うべきだろう。


また、私は、この本を読んで1つの驚きと、1つの納得を感じた。

驚きのほうを先に述べる。

ガースナーはIBMの置かれた状況と、そしてその原因を「イノベーションのジレンマ」として実に正確に理解していたという点だ。

この本を書いた2002年には既にクレイトン・クリステンセン著『イノベーションのジレンマ』は出版されていたので、執筆時にその影響を受けていないとは言えない。

後から記憶が再構成された可能性は否定できないだろう。

しかし、少なくてもガースナーがCEOとして振舞った数々の行動が、イノベーションのジレンマと同様の認識に基づいていたことはいえる。

つまり、ガースナーは、クリステンセンよりも早くバリューネットワークによる資源配分プロセスの硬直化の問題に気づいていたことになる。

彼が世界屈指の経営者と言われる由縁であろう。

彼は、これをダーウィンの「適者生存の法則」をもじって「肥満者生存の法則」と言っている。

企業の中では、もっとも肥満したものが生き残ることが少なくなく、資源配分を新しい成長分野や事業に傾けることは経営者の難しい仕事なのである。


納得の方を述べたい。

私にとっての納得は「第3部 企業文化」である。

内容はジェームス・コリンズ著『ビジョナリー・カンパニー』の主張とほぼ同じである。

ガスナーは企業文化こそが最も重要だと述べる。


私は3つの企業で合計25年以上、経営に携わってきた。
それ以前にコンサルタントとして、多数の企業の経営を見てきた。
IBMに来る以前に聞かれればたぶん、企業文化は企業を成り立たせ成功に導く要因の一つだと答えただろう。
ビジョン、戦略、マーケティング、財務など、いくつもある重要な要因の一つだと。
自分が関与してきた企業の文化のうち、良い面と悪い面を挙げていったかもしれない。

 (中略)

IBMでの約10年間に、私は企業文化が経営のひとつの側面などではないことを理解するようになった。
ひとつの側面ではなく、経営そのものなのだ。
組織の価値は要するに、それを構成する人々が全体として、どこまで価値を見出せるかで決まる。

 (中略)

どんな分野の組織であろうと、これらの正しさがDNAの一部になっていなければ、長期にわたって成功を続けることはできない。

 (中略)

これは、国の文化がそうであるように、ほんとうに重要なルールはどこにも書かれていないからだ。


最後に、題名となった『巨象も踊る』について述べたい。

この書籍の最初から最後までを貫く1つのテーマは、題名の通り『巨象も踊る』だと思う。

おそらく、いまいちピンとこない人が多いのではないかと思うので、原著の題名である『Who Says Elephants Can't Dance?』を持ち出そう。

『巨象が踊れないなんて誰が言った?』の方がしっくりくる。

ビジネス史やイノベーションについて語る時、必ずといってIBMは登場する。

その役割は巨大で強靭ではあったが、環境の変化に耐えられず絶滅した「恐竜」だ。

ガースナーがCEOになった時も、世間ではIBMを「大きくて動きの遅い巨象」に例えて、主な関心事は巨大なIBMの解体・分社化だった。

彼自身ハーバードのビジネススクールでMBAを取得し、マッキンゼーでのコンサルタント経験があったため「企業の権限分散」に関する効用は熟知していた。

教科書はこう教える。

「小さいものは美しく、大きいものは醜い。小企業は俊敏で、企業化精神に富み、反応が早く効率的だ。ひるがえって大企業は鈍重で、官僚的で、反応が鈍く、効率が低い。」これが常識だと。

彼はこれを「まったくの戯言だ。」

と言って切って捨てる。

ガースナーが何度も繰り返した言葉が「インテグレーション(統合)」「サービス」の2つであった。


象がアリより強いかどうかの問題ではない。

その象がうまく踊れるかどうかの問題である。

見事なステップを踏んで踊れるのであれば、アリはダンス・フロアから逃げ出すしかない。


AKB48は見事なステップを踏んで踊れるだろうか。

AKB48はビジョナリーカンパニーになれるか?!

2013-02-25 16:13:21 | AKB48_軽ネタ
いい加減しつこいと言われそうだが、何度も繰り返してきたことを、再度ここでも繰り返したい。

危惧していたことが今起きている。

AKB48はこれからゆっくりと縮小均衡していく。


チーム4こそが次世代のAKB48 できなければAKB48はゆっくりと消滅するだけ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/112e9a62a9970d0be6f2d6734cdbafb6


AKB48が今後も持続的に内生的な成長をすることができるか否か、その鍵を握っているのはチーム4だ。

たしかに地方戦略にせよアジア戦略にせよ、同業・異業種コラボレーションの促進にせよ、拡大路線をとれば、その最中には全体として成長しているように見えるだろう。

しかし、それとAKB48自体が質的な成長を遂げることができているかは、別の話だ。

俄かな成長のためではなく、AKB48が永続的に存続する組織に成り得るかどうかを考える時、考えなければならないことは変わってくる。

その観点で述べるが、チーム4がブレイクできなければ、それはAKB48がゆっくりと消滅していくことを意味している。
(ブレイクの定義はめんどくさいから読み手に任せます)

AKB48に、組織として持続的な学習能力とそれを基にした成長力があるのか、ないのか、それを見分ける最もわかりやすい指標がチーム4だからだ。

チーム4は、9期以降のメンバーで構成され、AKB48に新しい物語を創るためのチームだ。

高まらないメンバーの新陳代謝(入れ替え)の妥協の産物でもなければ、研究生のガス抜きのためでもない。

新しいAKB48を創るためだ。

長期的な視野に立ったとき、チームA/K/Bとチーム4との間にある物語の深い断絶をあえて受け入れる意味が理解できるだろう。

チーム4がブレイクできないということは、AKB48は内に新たな成長エンジンを創り出す能力がないということを示している。

パイの拡大が止まれば、次に起きるのは大収縮だろう。

つまり、AKB48には組織として永続的に存続できる能力はなく、長い歴史を俯瞰してみれば一時代の一発屋だったということになる。

上記を理解していれば、組閣などの小手先の方法は、短期的な利益を追求する問題を隠すだけの方策だと言うことがわかる。

ブレイクするためのチーム4でブレイクしても意味が無い。

「チーム4」がブレイクすることができるか、これがAKB48の未来にとって決定的に重要だ。

AKB48が真正面から取り組むべき課題の一つは、チーム4をブレイクさせることができるか否かなのだ。

逆説的に言えば、もしAKB48運営が小手先の手段でチーム4をテコ入れするなどした時は、「AKB48の終わりの始まり」がはじまったのだと思ってほぼ間違いない。

その意味でも、チーム4はAKB48の未来を占うメルクマールになる。


AKB48の「終わりのはじまり」のタイミング
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/8130b48bbaf43934cc3536e207b1a3f2


上のエントリでチーム4にこだわった理由は「チーム4が素晴らしいチームだから」ではない。
(チーム4は素晴らしいチームだが)

何よりも重要なことは「AKB48に良い多様性が存在するか?」という点である。

誰かがスキャンダルに沈む時は、他の誰かが出てくる。

理念が失われAKB48への信頼が疑われる時には、誰かがそうではない!と言う。

何かのイベントが失敗に終わっても、他のイベントで取り返す。

AKB48が落ち込むときは、他のグループが盛り上げる。

「諸行無常の響きあり」という言葉があるように、何事も、どのような組織も永続的であり得ないのであるから、

盛者必衰の理
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/0a34386b6e6fe15f39300b46d1527f60

一発屋ではなく、持続的に利益を維持できる卓越した組織とは「自己革新することのできる組織」なのである。

全てのことが変わるのだとしても、自らがそれと同等かそれ以上のスピードで変わる(自己革新)ことができればよい。

自らが変化するためには「良い多様性」が非常に重要だ。

(組織が外部要因(環境多様性)に合わせて適応するためには、組織はそれと同等の多様性「最小有効多様性」を持っていなければならない。)

多様性を養うには、「生産力」が必要だ。

多様性とは、単なるカオスのことではなく「秩序ある混沌」のことであり、それは生産力によってできた余剰に生まれる。

その余剰がバラバラに分散し雲集霧散を繰り返すだけにならず、自己組織化され散逸構造を構築するためには、各要素に共通する「理念」や「意図」「ビジョン」「目的」などと呼ばれるものが必要だ。

AKB48はどのアイドルグループよりも多様性のある組織である。

その多様性を支えるズバ抜けた「生産力」(生産性ではない)を持っており、共通の理念と目標があった。

だが、それも「第1章」までの話だ。

「理念」と「目標」を失った以上、高速回転していた組織は安定性を失い、バラバラになってそれぞれある水準に縮小均衡するだろう。

自転車は動いている時には安定しているが、停止すると不安定になり横に倒れてしまう。

前に進んでいる時は自然と安定する(規律が保たれる)から、安定性について考える必要がほとんどない。

だが、速度が落ち停止するとどうなるだろうか。

運転手は何も変わっていなくても、速度が落ちるだけで転倒する可能性が高くなる。

その時、目に見えない力に支えられていたことに気づく。


AKB48は半年経った今もまだ1830m地点に留まっている
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f24dca476878b47f513981f328b66f84


日産スタジアム公演をやめて、チーム単独での東京ドーム公演を次の目標に掲げてみたらどうか?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/cf2020ee5fd5c5d646166d2342cdf914


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暗い話になってしまったので、最後に趣味の話をしよう。


ジェームズ・C・コリンズ著『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』




時を告げるのではなく、時計をつくる
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/91429274914372eb7fc7865aac457f6d


昔は正確に時を告げる能力は貴重なものであった。
その才能のある人が才能を生かして、生涯、正確な時を告げる役を負うか、そうではなく、正確に時を告げることのできるシステムとしての「時計」を創るのか、は大きく役割が違う。



世界は変化している。
この難題に組織が対応するには、企業として前進しながら、その基礎となる信念以外の組織のすべてを変える覚悟で望まなければならない。
組織にとっての聖域は、その基礎となる経営理念だけだと考えるべきである。

基本理念を、文化、戦略、戦術、計画、方針などの基本理念ではない慣行と混同しないことが、何より重要である。
時間の経過とともに、文化の規範は変わる。
戦略は変わる。
製品ラインは変わる目標は変わる。
能力は変わる。
業務方針は変わる。
組織構造は変わる。
報酬体系は変わる。
あらゆるものが変わらなければならない。
その中でただひとつ、変えてはならないものがある。
それが基本理念である。
少なくとも、ビジョナリー・カンパニーになりたいのであれば、基本理念だけは変えてはならない。

この点から、本書の中心になっている概念が導き出される。
概念とは「基本理念を維持しながら、進歩を促す」であり、これこそ、ビジョナリー・カンパニーの真髄である。

組織を築き、経営している読書に向けた本書の主張のなかで、何よりも重要な点をひとつあげるなら、それは、基本理念を維持し、進歩を促す具体的な仕組みを整えることの大切さだ。
これが時計をつくる考え方の真髄である。

会社を究極の作品と見るのは、極めて大きな発想の転換である。
会社を築き、経営してるのであれば、この発想の転換によって、時間の使い方が大きく変わる。
製品ラインや市場戦略について考える時間を減らし、組織の設計について考える時間を増やすべきなのだ。

ビジョナリー・カンパニーが素晴らしい製品やサービスを次々に生み出しているのは、こうした会社が組織として卓越しているからに他ならず、素晴らしい製品やサービスを生み出しているから素晴らしい組織になったのではないと思われる。

ビジョナリー・カンパニーは「ORの抑圧」に屈することなく、「ANDの才能」によって、自由にものごとを考える。
「ANDの才能」とは、様々な側面の両極にあるものを同時に追求する能力である。
AかBかどちらかを選ぶのではなく、AとBの両方を手にいれる方法を見つけ出すのだ。



ウルトラC的なものを狙ってサプライズ人事でこの状況を打破しようとすることは避けたい。

何にも解決にならないからだ。


チーム4のメンバーを入れ替えたところで、問題は何も変わらない
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/bf007919e6f741b14ea38f27b5e1fb68


明日のAKB48を創れるのは、AKB48を愛してやまない者だけだ。

AKB48を愛している者なら誰でも、この機会に参加して、明日のAKB48を語るべきである。

プロデューサーであれ研究生であれ、ライトファンであれ誰であっても構わないはずだ。

プロデューサーが落ち込んだら誰かが代わりに叫べばいいのだ。

「秋元康・宇多丸 スペシャル対談!」を聴いて。このままではマズイな。

2013-02-24 10:11:35 | AKB48_オピニオン
まとまった時間がとれないので過去エントリを使って駆け足で


昨夜ライムスター宇多丸のWEEKEND SHUFFLE「秋元康・宇多丸 スペシャル対談!」を聴いた。


率直な感想としては、このままではマズイなと思う。



(変な喩えだが)

「AKB48という器」は、エネルギー生成器ともいえる。

メンバーという要素に公演やイベント、楽曲などの課題やテーマを提示すると、1人ひとりのメンバーからエネルギーが放出され、それが他のメンバーにも作用して新たなエネルギーが生み出される、という連鎖反応が起きる。

この連鎖反応をねずみ算的に起こせば大きなエネルギーを生み出すことができるが、エネルギーには正負の両面があって、正のエネルギーがいかに有用であっても、それと同等の負のエネルギーを処理する能力がなければエネルギー生成を持続的に運用することはできない。

ここには大きく2つの立場が存在する。

「理論」と「実践」である。(医療なら「基礎」と「臨床」)

わかりやすくいうと、「AKB48という器でどうやってエネルギーを生み出すか」という話と、「どうやってAKB48という器を作るか」という話の2つがあるということであり、両者に求められる能力は相補的ではあるものの別のモノである。

それゆえ以前から当Blogとしては、稀代の天才クリエイターのエネルギーの多くを前者の「理論」に集中させるべきであり、後者の「実践」は事業家や組織論者に任せるべきであると主張していたつもりであり、↓実際ある水準ではそうなっていると思っていた。


AKB48が革新的である理由。経営論の常識を覆すやすす先生のAKB48経営論
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/b4deb8f97c5849c2e58477ef3736611a


だが、実際には、問題が起きるとそうも言ってられず後者の部分もやすす先生が引き受けなければならなくなる。

AKB48というエネルギー生成器を運用していく上で「正のエネルギー」と同時に発生する「負のエネルギー」の処理システムの設計もせざるを得ない。

一つには後者を担う人材の不足が原因といえるのだが、やすす先生も言うように「AKB48が大きくなり過ぎた。」ことも大きな要因の一つだ。

「理論」と「実践」の両方をカバーするにはもう既に個人の能力を超えているのだ。

これはAKB48の特殊性でもなんでもなく、あらゆる組織に共通する普遍的な課題である。

組織が大きくなれば必ずぶち当たる課題であるのだ。

それゆえメンバーよりも、運営やスタッフにおいて「チーム」の概念が重要になってくるだろう。


AKB48がチーム活動を重視しなければならない理由をもう一度語ろう
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/cd2369445963c0bba14b08501f1dbb86



そして何より、AKB48が1831mへ進めていないのは、「今日から1831mだ!」と檄を飛ばしたやすす先生自身が1831mへ踏み出せていないことが最大の理由である。


AKB48は半年経った今もまだ1830m地点に留まっている
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/f24dca476878b47f513981f328b66f84


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宇多丸さんはもっとやすす先生が前面に出てくるべきだと主張していたが、私は違う意味で同じことを主張する。

やすす先生は、説明しだすと全てに答えなければならないし、揚げ足も取られるし、完全な説明などできないと言っていたが、説明を全てやすす先生がする必要は無い。

やすす先生を起点とするAKB48の優良顧客ネットワーク(コミュニティ、ググタス流に言えばサークル)を構築して、偏見やデマの発生や流布を抑えるのだ。

「ネットワークの力」を利用するのだ。

(ググタス初期にずいぶん主張したから今はもう語らないけど)


やすす先生!あなたがもっとググタスで語るべき理由の1つを説明します。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/160f4c424d60acd40b875393f558faa9



それと、AKB48が直面している問題は、みなが思っているよりもずっと難しい問題だと思う。


ミエナイチカラよ輝け
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2bbf4831b68d8a0ac37ec285e4199518


AKB48が挑戦している難しい問題 ~社会的複雑性(多様性の高まり)~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/81af48ec44ccac04b031909ccd3327c3



前述した「ネットワークの力」とともに、「みんなでファンの理解を引き出す方法論を探求するべき」である。

説明し尽くすことはできないし、理解を与えることもできないのだから、進む道はAKB48を辞めるか、この道を行くかの2択しかない。

その活動の中で「恋愛禁止条例」の理解も深まり、広がっていくだろう。

とにかく新しい発想が必要だ。



入山杏奈の素敵なクイズ投稿を支持する。みんなでファンの理解を引き出す方法論を探求するべき
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e4337029ed5bbe32ab7b48e2ec9f96c2


AKB市民をどう醸成していくかが本丸 ~ 恋愛禁止条例は「コモン・ロー」である ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/55a577149d152112419717d55ea7a760

まったー論文を書いてくれ

2013-02-21 10:55:46 | AKB48_軽ネタ

干されて出番がないAKB仲俣汐里「ふてくされてサークルいきましたーわら」(AKBip)
http://blog.livedoor.jp/matome_2ch_/archives/23751096.html


まったー頭使えよ。

(これは前に主張していたのだが)

サークル行くのもいいが、AKB48関連のネタで「中の人」にしか書けない視点で論文書いてくれ。

経済本もよかったとは思うが、そういうのは求められていないよ。

他に出来る人いっぱいいるんだから。

エッセイ的なやつでいいから、とにかく「AKB48の中の人」じゃないと書けないやつね。

濱野さんが「前キリ」書いたように、君も君なりの視点で書いたらいいじゃないか。

世の中の人に、わかりやすくAKB48を説明してあげてください。

ライバルはなかやんの『非選抜アイドル』だ。

なかやんにはチームBの「初日」があった。

「チーム4」を絡めたらいいんじゃないか?

チーム4の「走れペンギン!」を使うんだ。


仲谷明香『非選抜アイドル』 ~彼女の才能に今さらながら驚いた!~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/665750fb755f78183242c992679474d0


そのために大学という資産を使おうよ。

それが他のメンバーにはない圧倒的な優位性じゃないか。

コアコンピタンスになり得る。

その過程でまったーがAKB48にいる意義も強化されるんじゃないか?

それが認められれば、なくてはならない存在になるよ。


まぁ就活で名刺代わりに使えるしね。






CD売上枚数の実績(2013.2.20)

2013-02-20 01:31:32 | AKB48_アナリシス
CD売上を週次で見てみると各グループの違いがわかって面白い
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/8995797aa12edc5c57b5cdfd7335776f


のグラフを幾つかアップデートしてみました。

整形するの面倒だったので大きさなどは適当です。


■AKB48








■SKE48









■NMB48








■乃木坂46








■その他

CDシングルの売上枚数の推移だけ見てると、SKE48が順調に伸ばしているように見えるが、グループ別で年間売上で見ると、実はSKE48とNMB48の大差なかったりする。

NMB48の方がリリース間隔が短いから。






年間ではなく時系列でみると、AKB48のピークアウトとパワーバランスのシフトっぷりがよくわかる。


AKB48グループ(AKB48/SKE48/NMB48/ユニット/ソロ)のCD売上枚数の推移と分析
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/d3027408e5f5a3c7b7f5e838cd897d0c









SKE48の『チョコの奴隷』が60万を超えたということだけど、売上の伸び率を見ると『アイシテラブル』より低い。

SKE48の売り上げは初動が伸びてる、つまり基礎ファンのベースが伸びている、ということがいえそう。







いやっほおおお

2013-02-19 13:02:48 | AKB48_軽ネタ



いやっほおおおお!!


速報いい仕事するジャマイカ!(笑)


AKB永尾まりやが推され始めてる件いやっほおおお(AKB48速報)
http://akb48sokuhou.doorblog.jp/archives/54396177.html


タイムズも!!

まりやぎといえばタイムズなのに遅いなー(笑)


永尾まりやが推され始めてる件いやっほおおお(AKB48タイムズ)
http://akb48taimuzu.livedoor.biz/archives/24696990.html

Team4 1st stage 「僕の太陽」が素晴らしい。

2013-02-19 02:43:44 | AKB48_軽ネタ




『Team 4 1st stage 「僕の太陽」』を買った。

最高だ。

いろいろ意見はあると思うが「僕の太陽」公演が一番好きだ。

し、それもあるが、チーム4の「僕太」のバランスがいい。

元チーム4は他3チームより平均年齢が若かったが、年代が幅広く、

子供の若さと大人の渋さとが絶妙にバランスしてる。

(今、研究生公演が「僕太」公演だが見たことも聴いたこともないのでよくわからない。)



同じアルバムの『1830m』よりも断然出来がいい。

というか、

AKB48の楽曲がAKB48のものであっても誰のものかわからないノーマライズされた記号みたいになっているから

1人ひとりの顔の見える公演曲の良さが際立つ。

マスメディアに出てくるAKB48は「アイドル」だが

一方で劇場で公演をやってるAKB48は「パフォーマー」でもあるのであり、

公演曲はその二面性がうまく表現されている。


(一貫したコンセプトに基づいて構成や楽曲、パフォーマンスを作り込む「公演」と、アルバムを同列に語るのはそもそもナンセンスかもしれないが。)



こういうの聴くと、なんでAKB48ってこっちでは勝負しないんだろう・・って不思議に思う。

表題曲をTV番組で100回流すより、心に響くものがあると思うけど。

もちろん、どちらにも長所短所があってどちらも重要ではあるわけだけし、顧客層も多様化してるから、どこ狙っていくかもあるけれども。

しかし、そうやって積み上げてきたものを今一生懸命消費しまくってる感じだと思うんだ。

根っこになっているコア層の力が弱まってくると、全体として浅くて薄っぺらいものになっていくんじゃないと危惧するが。

やっぱり劇場公演を拡張して、そして公演に集約していく方向を考えるべきなんじゃないの?

これは決して守りに入るという意味ではなく攻めの投資だと思うけどなぁ。

って思うけど、リソース足りなくて握手会というイベントをがんばって設計しようとしているわけだよね。

戦略を練り直したほうがいいと思うけどなぁ。

このあたりはこれまで何度か繰り返したので今はこれ以上言わないが。



『レ・ミゼラブル』のサントラ聴いていたのだが、乗り換えた。

とにかく素晴らしい。

(今のところ6,000枚強くらいしか売れてないみたいだが・・)

AKB48は「処女性」を売りにしていたのか?

2013-02-17 18:09:13 | AKB48_軽ネタ
体調不良で寝込んでいました。

復帰して早速プレモル→ワインのコンボを極めつつ、気になっていたことを。

テレビつけたらNHKに力士さんとももクロが出てる。

ももクロって好感度高いのかな。


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ある日、とある論者がこう言った。

AKBは「処女性」をアピールしてるわけだが~~


え?!!

すごく新鮮だった。

いや「新鮮」だと思っているのは私だけかもしれないが「新鮮」だった。

「恋愛禁止条例」って「処女性」をアピールするための意味合いもあったのだろうか??

今考えると非常に不思議なのだが、実はその視点はなかった。

私は、AKB48が「処女性」を売りにしたことは一度もないと思っている。

「恋愛禁止条例」というのは「処女性」を売りにするためのものではない。



そもそも「アイドル」なるものが「処女性」を売りにする。

これはある。

AKB48も例外ではない。

だがしかし、だからといってAKB48は「処女性」を売りにするために「恋愛禁止条例」を立てているのではない!!

断じてない!!

よって、加入前の恋愛は問題視しない。

「処女性」が大事なのは言うまでもないが、「処女」かどうかは関係がない。


「処女性」はアイドルの前提だが、AKB48は売りにはしていない。

AKB48が売りにしているのは「マジ」である。

「恋愛禁止条例」は「マジ」のことであって、「処女性」のことではない。



ということを考えて、ようやくわかった。

「恋愛禁止条例」を巡る一連の世論と私の間にあった差異を。

つまるところ、やはり「アイドル観」と「AKB48観」の差異も認識することとなったのである。

そういうことだったのかと。


失敗を許すのは容易であるが、人を許すことは難しい ~罪を憎んで人を憎まず~

2013-02-17 17:51:32 | AKB48_心の叫び

罪を憎んで人を憎まず


東洋にも西洋にも、同様の意味の諺があるという。

実に、深い言葉である。

ということを、今日は持論を述べたい。




起業家や識者が集まって「日本のイノベーション」について議論すると、

たいてい「日本はもっと失敗に寛容になるべき」という意見が出る。

新しいアイディアは「千三つ(千に3つくらいしか本当のことがない)」と言われるほどほとんど失敗する。

しかし、失敗することを恐れて誰も新しいアイディアに挑戦しなくなると、その3つに巡り会うことができなくなる。

だから、とにかく挑戦者を多くすることが重要であるが、

新しいアイディアは往々にして直感や慣習に反するものが多いし、何よりも既にモノを持ってる人にすれば新しいモノの必然性が見えにくいため、その活動が支援されないばかりか阻害されやすい。
(イノベーションのジレンマである。)

よって、社会や市場、企業には失敗を許容し挑戦者を多くしていく空気や文化が必要である。

という論理だ。


新しい道を切り拓こうとするドラマや映画などの物語では、寛容で太っ腹のリーダーが、理想のリーダー像として描かれる。

そうだ。

みんなが求めているのは

「失敗を許容する社会なり市場なり企業なりリーダーである!」


となる。

これにはほとんど人々が賛同するだろう。



しかし、これは本当の話だろうか?

私には、それが安っぽい論理に思えて仕方がない。

我々が失敗に寛容的ではないのは「失敗が憎い。」からではない、と私は思う。

そうではない。

我々が、失敗に怒れる時、我々は失敗そのものに怒っていない。

人は「失敗」自体を許すことは比較的容易にできるのだ。

しかし、その裏側にある人の「愚かさ」を許すのはなかなかに難しい。



誰かから何らかの損害を被ったとする。

例えば、「大切な人が傷つけられた。」「部下が結果を出せなかった。」「子供が言うことを聞かずしでかす。」「推しメンが嘘をついていた。」

その時、我々は何について怒るのだろうか。

「失敗」そのこと自体に怒るだろうか?

「大切な人が傷ついたこと」「部下が結果を出さなかったこと」「子供がしでかすこと」「推しメンが嘘をついたこと」に怒るのだろうか?

はじめはそうだろう。

まず、そのこと自体に傷つく。

しかし、間も無く「起きた事象の向こう側にある何か」が気になりだす。

「なぜ大切な人が傷つかなければならなかったのか?」「なぜ部下が結果を出せなかったのか?」「なぜこの子はわからないのか?」「なぜ推しメンは嘘をついたのか?」

それは、「あいつが救いがたい悪人だから」「あいつの能力が足りないから」「あいつの配慮が足りないから」「あいつは自己利益しか考えていない」etc...

我々は「浅はかさ」や「思慮不足」「能力不足」、こういったその人の「愚かさ」が許せないのだ。

だから、我々はいつも「反省」を求める。

同じ説教を「お前はわかっていない」と何度も繰り返す。

「対策」や「救済」ではなく、まず「謝罪」を求める。



しかも、この時、人は合理的に安易な方向に流れがちである。

情報が不足している状況では、事実関係を明らかにし結論を得るのに長い時間をかけるよりも、

限られた情報の中から事実を「仮定」できることの方が、有用な場合も多い。

だが、その結果、とんでもない袋小路にはまることもある。

「あいつが救いがたい悪人だから」「あいつの能力が足りないから」「あいつの配慮が足りないから」「あいつは自己利益しか考えていない」etc...

という「仮定」が許せなくなる。

「事実」ではない「仮定」を許せなくて怒るのだとしたら、これは不幸であろう。



だが、どうだろう。

なぜ我々はこれらを愚かしいものと考えるのだろう。

自分の想像を超える範囲での失敗かもしれないのにである。

それは、相手を自分よりも愚かしいと存在だと思うからである。

「わかっていない」から問題を起こすと考える。

だから、「失敗を許容する社会、市場、企業」こういったものが欲しかったら、

まずそれを構成する人々が知の不完全性を自覚しなければならない。

簡単に言ってしまえば「自分はバカだ」と思う人々に構成される組織体は、失敗に寛容である。

自分が知らないと思うから、何が起きたのか、何が起きているのか、知ろうとする。

何が問題だったのか、何が問題の再発を抑止するために課題となるのか、これらを知ろうとする。

逆に「自分は賢い」と思っている人々が多数派となるような組織体に進歩はない。

あらゆることを見下し、「仮定」して、怒るからである。



罪を憎んで人を憎まず


実に優れた知恵である。

格言とは、かくあるべきだろう。

これが現実です。ぱるるはまゆゆを追い越してます。

2013-02-15 10:29:57 | AKB48_軽ネタ
今年の総選挙は島崎遥香のトップ争い参加に期待するのつづき。


リクエストがあったので添付します。

これが、ある一面での「現実」です。

あくまでも「ある一面での」ですが。

ストックではまだまゆゆですが、このままいけば時間の問題です。






ぱるる島崎遥香がまゆゆに肩を並べたようだ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/ce1e1da63c84e184cebb3d4f5041cc90


島崎遥香の「ぽんこつ」が武器に変わる時
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/88bf2e3bd46bd5007ffdf572f01a48e4

今年の総選挙は島崎遥香のトップ争い参加に期待する

2013-02-15 01:27:18 | AKB48_軽ネタ

また島崎遥香の「やらせ疑惑」「八百長疑惑」が"一部"で盛り上がっている。

こういうのは想像力が足りない。

運営の立場にたって考えてみたらわかる。

私だったら「票数」を誤魔化すようなあからさまな手は使わない。

リスクが高すぎるからだ。(これは前にも説明した。)

チームA/K/Bのドラマ、私の周りでは推しとは無関係にチームBの支持率が高い。

もちろん演技もよかったのだが、ドラマの設定が一番まともだった事がいい方向に作用していると思う。

もう少し考えて批判してくれれば、もっと本質的なところで盛り上がるのだろうに。



これは何度目かの繰り返しになるのだが、

人間の脳は「現実」と「仮想」とを厳密には区別することができないらしい。

これは非常に重要なことだ。

もし、人間が「現実」と「仮想」を厳密に区別できるとしたら、どういう世界になるだろう?

きっと進歩のないつまらない世界になるだろう。



「夢」を追いかけるというのは、

「現実」を「自分の頭」にあわせて創り上げるということであり、

そういう意味で、「夢」というのはいつも「嘘(仮想)」である。



しかし、それは「現実否認」についても同じ構図が成り立つ。

「現実否認」というのは、「自分の頭」に「現実」を合わせてしまうことだ。

この場合は、「現実」に「自分の頭」を合わせた方がいいだろう。



両者を厳密に区別することはできないゆえに、

大望を抱く者はホラ吹き扱いされるし、アンチは進歩しない。

しかし、その一方で「夢」は何かを成し遂げるし、「現実否認」は時に勇気を与えてくれる。

この絶妙なバランス感覚に人生は大いに影響を受けることになる。

なんにせよ「現実」が何なのかを直視する勇気を持つことが重要だ。

(まぁ、いつも通り自分にブーメランで返ってくるのだが・・)



それと、「握手会人気が低いからやらせだ。」という主張には論理的には無理があると思う。

「握手会」と「選抜総選挙」には相関関係はあっても因果関係がないことは、これまでの実績が物語ってる。

これは顧客が「握手」に求めるものと「総選挙」に求めるものが必ずしも一致しないのだから、当たり前の話である。

(握手会が重要なプロモーションの場であることは間違いない。)


というのも、そういう私自身が「握手会には行かない」が「公演やイベントに行く」し「CDを買い」そして「投票をする」ヲタだからである。

そんな私の立場から見ると、「握手会人気があるから人気メンバーだ」と言われてもピンとこない。

「握手会」と「総選挙」のどちらも重要な人気を表す指標ではあるものの、どちらも相補的な関係であって人気の絶対指標にはならない。

どちらかではなく、どちらも意味がある。

ただ、「総選挙」の方がより影響力が大きいだろう。



ググタスの指標を見るとここ最近は大島、松井R、指原、島崎の4強(もしくは山本を入れて5強)であるし、永遠プレッシャーの売上げの伸び方、リクアワでの走れペンギンの1位、各種メディアでの取り上げられ方、一般の認知度および評価、今回のドラマ1位などなどを見る限り、島崎は明らかに伸びてるし、まだまだ伸びると思われる。

私は、今年の選挙で島崎は過去最高の飛躍を記録すると予測する。

以前から主張するように「大島 vs. 渡辺 vs. 島崎」は今年の争点になる。

(今年は「総選挙」ないとかいう噂は誰が流してるの?)



ただ、トップ争いは重要だが、全体として盛り下がるようでは意味がないので、これは1つ2つ仕掛けを考えていかないとだめだろう。

課題は多いだろうなぁ。

スキャンダルに過去か現役かは関係ない。 ~モラル・ハザードを抑止する~

2013-02-13 12:39:41 | AKB48_オピニオン
今日そんな話をしていたので、ここでも軽く話をしよう。


スキャンダルが発覚して「過去だから」「現在だから」という話があるが、そんなものは一切関係がない。

(ここでいう「過去」は「加入前」という意味ではなく、「加入後の過去」という意味です。)

「過去だから」ということで処分を軽くしてしまったら、「モラルハザード」が発生してしまう。

※モラルハザード:リスク回避行動を阻害するという現象


「過去」だから処分が軽くなるということが広く知れ渡ってしまうと、それを知ったメンバーはスキャンダラスな行動を地下に潜らせておいて、もし発覚したら「過去のこと」にしてしまえばよいと考えるインセンティブが働いてしまう。

「過去」も「現在」も同等に扱われるのだとしたら、将来「過去のスキャンダル」が発覚してしまうのを恐れ、そういうインセンティブが働かない。

(言うまでもなく、これはインセンティブ(誘因)の話であって、これだけで対処になるという話ではない。助長するなという話。)



じゃぁ「指原の件はなんだったんだ?」「過去だから処分が軽くなったんだろう?」と言う人がいるが、それは全く違う。

指原の場合、指原は大分から上京してきた高校生だったので、AKB48側の監督責任も加味された結果が含まれている。

当時のAKB48は「管理責任はメンバー側(親含む)にある。」と主張していたわけだし、指原は母親と同居していたわけだから、情状酌量の余地はないと指摘されそうではあるが、それでもAKB48側に全く責任がないとは言えないので、その分を考慮してイエローカード判定となったわけである。

なぜなら、AKB48が中高生メンバーの管理責任を放棄してしまったら、学生メンバーの親御さんたちはAKB48に安心して預けてくれないことになる。

そうすると、AKB48は優秀な人材を集めることができなくなるので、中高生メンバーの管理責任に関して考慮しなければならない。

それは、AKB48ブランドにとっても重要なことであるので考慮する必然性はあるのだ。

(考慮するというだけで、中高生だからガチガチに管理するという話にはならないと思うが。)



実際の処分に関する判定が「過去のことだから」で軽くなることはあるかもしれない(その後のがんばりや活躍を評価して)が、運営としては「過去だから」とか「現在だから」などとは絶対に言えないのである。

BSプレミアム『密着!秋元康2160時間』を観てAKB48の組織能力の高さに感じ入る ~ジャスト・イン・タイム~

2013-02-12 00:57:05 | AKB48_経営戦略・組織論系




BSプレミアム『密着!秋元康2160時間 ~エンターテイメントは眠らない~』を観た。

AKB48の「表の競争力」は、「裏の競争力」に裏付けられているのだと改めて感じ入った。

「表の競争力」とは、顧客の評価に基づくもので、価格・知覚された品質・ブランドなどであり、

「裏の競争力」は、顧客に(見えないゆえに)直接評価されない「生産性」「リードタイム」「歩留まり」「不良率」といったものである。

※藤本隆宏氏による「競争力」に関する洞察に基づく



「裏の競争力」の中でも最大のキーワードであったのが「ジャスト・イン・タイム」である。

「ジャスト・イン・タイム」と言えば「TPS(トヨタ生産方式)」が有名ではあるが、今ではTPSを基にMITで作られた「リーン生産方式」として様々な分野に応用されている。



「ジャスト・イン・タイム」のポイントは「From Concept To Cache」「時間」である。

コンセプトからキャッシュに変換されるまでの価値の流れに注目し、ここから一切の「ムダ」を排し、かかる時間を短縮化する。

ここでいう「ムダ」とは、付加価値(顧客価値)を生まない作業全てのことである。

(逆に言うと、付加価値に繋がる無駄ならそれはムダではない。適度な「遊び」とかね。)

そのためには余計なバッファ(在庫)を持たず、あらゆることをリアルタイムに処理する能力が必要だ。

組織の能力を磨き上げなければならない。



誤解されがちなのだが「時間の短縮化(ムダを省く)」は、狭義の意味での「生産性の向上」が目的ではない。

コンセプトからキャッシュまでの道のりが短縮化されることで「結果がすぐわかる」ことが重要だ。

早期に顧客価値の高低に気づくことができれば、商品やサービスの修正や戦略転換などが可能になるからだ。

コンセプトを創造してからフィードバックを得るまでの時間が長ければ長いほど、軌道修正をするのに手遅れになる可能性が高くなる。

(それゆえ『リーンスタートアップ』では、「小さく生み大きく育てる」式の開発の有効性が主張されているわけだ。)



フィードバックを得るのに時間がかからなければ「仮説検証式」の開発がやりやすくなる。

様々な顧客価値に関する仮説を立てては、それを試すことができるのだ。

「PDCA(Plan-Do-Check-Action)」サイクルも回しやすい。

(『リーンスタートアップ』では、より学習に重点を置いて「BML(Build-Measure-Learn)」の「構築・測定・学習」が提起されている。)



まとめると、まずクリエイターの頭の中でコンセプトが創造されてから、商品なりサービスが最終形になるまでの時間が短くなれば、1単位当たりの生産性が向上するし、打ち手を増やすことができるので、その意味でも生産性は向上する。

そして、その間にどれだけ修正サイクルを回すことができるかによって、その分だけ完成度は高くなる。

また、フィードバックを早い段階で得られることで軌道修正がしやすくなり、大量の工数をつぎ込んだ挙句に失敗するリスクを軽減することができるというメリットもある。



今回の『密着!秋元康2160時間 ~エンターテイメントは眠らない~』を見て、スタッフやプロセスの問題点を指摘するのは容易ではあるが、上記の視点をもって、組織がどういう能力を持っていて、どういうことを学習しようとしているかを考えると、ちょっと違うものが見えてくるかもしれない。

少なくても、ウォーターフォール型のプロセスをかっちり決めてやるのでは、AKB48のようなエンターテイメントグループは成り立たないであろうなという気がしてならない。



ただ、これをチームに展開するのは容易ではないな~。

リソースが足りなそうだよなぁ。