進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

努力とは何か

2012-06-29 21:50:57 | AKB48_オピニオン
またこの話題か。 ε=( ̄。 ̄;)フゥ

(などと言いながら自Blogのエントリを何度もアピールするのがブロガーの悲哀なんだ・・)


【AKB48】努力は必ず報われるって残酷な言葉だよな(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51829405.html


高橋みなみは嘘なんてついていない!

↓まずはこれを。


「努力は必ず報われる」 高橋みなみ道
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/63fc307f92313690d76a5205a2b94607


↓つづいてこれを。


高橋みなみの努力、原みづきの努力、やすす先生の努力 ~努力と競争戦略と学習のトリレンマ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/955b300923bbc4c6a1a256fab4a5c0df


↓そして、私の学生時代に座右の銘にしていたものを。


努力は嘘をつかない
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/efe787789cd71820e94b2b7dc1f5e24d


また、努力の「質」を考えるにあたって、↓これについては考えておくべきだ。
組織の話だけれども、これを個人に置き換えて読んで頂けると幸いです。


なぜAKB48は予定調和を壊し続けることをモットーとするのか? ~多様性とイノベーション~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/a6c037c1f0413c59b507b4c0357c8227


一部を転載する。


■検索(サーチ)とイノベーション

「検索(サーチ)」のテクノロジーは、我々の働き方だけではなく、買い物の仕方、社会の中での自分の位置づけなど、多くのものを変えてきたが、現代組織が抱える課題は検索では解決できない。
サーチのテクノロジーは、組織の知識管理上きわめて貴重だが、それが生み出す結果は今日の組織が直面する、より根本的な問題には答えてくれないのだ。
そのような根本的な問題を解決するためのサーチとは、あらかじめて特定されている物やカテゴリーを結びつけるサーチでもなければ、明確に定義された問題の解決方法を探すことでもない。
探している間は何を探しているかわからず、答えが見つかった時に初めてそれがわかるという類のサーチなのである。

そのようなプロセスと、単純なサーチを区別するために「リサーチ(Re-Search)」という用語がある。
(リサーチは「研究」と訳されることが多い。アメリカの哲学者ジョン・デューイは「探求(inquiry)」といった。)

また、リチャード・レスターとマイケル・ピオーリによる研究によれば、イノベーションの最も大切な要素は、きちんと定義された問題を解決する過程をとらないことだと結論づけた。
過去の事例を精査する限り、いずれのイノベーション事例も異種分野の結合を伴うことを明らかにしたのである。
「異分野の境界を横断した統合なしに、新製品が生まれることはない」のだ。

多くの産業においてイノベーションは、少なくとも初期においては特定の必要性や問題への対応として生まれてくるものではなく、製品が使われるようになってから問題が明らかになるものである。このような場合、製品開発者はしばしば何を創ろうとしているのかはっきりわからないまま着手していることが多い


既にカテゴリー化されているものをパターンとして認識することと、新たな関連性を見出すことは全く別次元のことである。
未知なるものを認識する、つまりカテゴリーとして認知されていないものを認識する興味深い認知機能を含むイノベーション過程は、矛盾をはらんだものになるのだ。
このような過程については、「リサーチ」「イノベーション」「探求」「探索」と様々な表現方法があるが、それは単に情報をうまく管理することではなくて、何度もいろいろな思考を巡らせ解釈を通じて機能する「熟考型の認知(reflective cognition)」を必要とするサーチなのである。

ジョセフ・シュンペーターは、イノベーションとは組み換えなのであり、それは文化として、当然のことと思われていることや組織的な認知のルーティンを根底から破壊するものだと主張した。
(創造的破壊)

逆説的に言えば、「リサーチ」や「イノベーション」は「問題を抱えた複雑で耐え難い状況」によって必要性にかられて引き起こされるということだ。

つまり、複雑な状況が創発的な探求を生むのであれば、イノベーションを求める組織は、複雑な状況を避けるのではなく、受け入れることが必要だ

もっと基本的なレベルでいえることは、何が重要かについての評価原理に関する相違がある時に、我々を困惑させる状況が生まれるのであるから、生産性の高い複雑な状況を模索するのであれば、ある一つの評価原理を組織が認める正統なフレームワークとして強制するのではなく、何が重要か、何に価値があるか、何を重視すべきかについて、別の考えをはっきり主張することが合理的であると気づくべきである
序列化された指揮命令系統があり、モノを認知するカテゴリーに概念的な序列がある形態とは異なるガバナンスが必要だ。
イノベーションを喚起する状況を積極的に生み出す「熟考型の認知」が働くことを可能とする「認知環境」である。

一流とのクロスオーバー 非選抜アイドルなやかんに賭ける

2012-06-29 02:21:27 | AKB48_軽ネタ
これは見ていて、めちゃくちゃ愉しい!

個々のメンバーのレベル高いし、それぞれの努力の形が見えるのがいい。

普段グループで活動している時は、みんなの力をぐっと一点に集中させるわけで

目の前にあるもの全てなぎ倒していくような圧倒的なパワーで押し進むわけだけど

今回みたいに、そこから個性がばっと解放される時の弾ける煌めきも最高だ。

やっぱり人間って、本質的にがんばってる人を応援したい生き物なんだと思う。

ガチなんだよ。


そして宮本亜門・・さすが「違いがわかる男」だ。

ちゃらり~♪

見習いたい。


AKB48はさ、せっかく有名になったんだし、いろんな一流とのクロスオーバーによって、様々な角度からスポットライトを当てるでもいいし、いろんなところから、いろんなものを吸収していくべきなんだと思うよね。


みんなが言うように、素晴らしい企画だ。


※すぐ削除されるのかな・・?


【HD】 AKBINGO! 宮本亜門ミュージカルオーディション第2次審査 (1/2)



【HD】 AKBINGO! 宮本亜門ミュージカルオーディション第2次審査 (2/2)




ここから先はドウデモです。

完全に趣味の世界の話なのでございます。


梅田と増田は実力的には抜けてると思うよね。

この中では完成度が違うと思う。

中村は今回あまり放送されなかったけれど、たぶんうまいんだと思う。

いつもうまいしね。

斉藤もちょっとしか映らなかったけど、なんで選ばれたわかる気がする。

この人の成長を見てみたいと思わせるものがあるから。


で、個人的には・・なかやんじゃないか?

宮本亜門が何を考えるかによるんだけど、

会場を埋め尽くす観客と、その視線を舞台の中央で一点に集めて歌い踊る姿をイメージすると、なかやんかなと。

なぜかというと、この人のミュージカルを見てみたい!と思わせるものがあるから。

何度も見てみたいと思わせるものがあると思う。

声の力がいいと言っていたけど、声の向こうにいるなかやんに興味を持つわけ。

表現力とは別次元の力だね。

この中でなら、みんな素晴らしいから誰がやってもというレベルだと思うけど、

私ならなかやんで新しいスターの誕生に賭けると思う。

ほんと誰がやっても素晴らしいものになると思うけど、

ドウデモな意見だけどなかやん一択だね。

未来を取り戻しにいこう

2012-06-28 22:45:13 | AKB48_心の叫び
検索してたらたまたま自分のブログがひっかかったので、再掲します。

ただ単にあの言葉をコピペしただけのやつなのですが。

今とても自分に言い聞かせたいんです。

自分に。

私は「やり直したい」と思ったことは人生の中で一度もないんです。

やり直したいとは思わないけれど、でも後悔はします。

やすす先生ではないけれど、後悔しない選択肢なんてないと思うんですけどね。

決める時に諦めきれていないのかもしれませんし、でも後悔がなければ反省もないと思います。

反省がなければ成長もないですよね。

だから、どのみちを選んでも人は成長できる。そんな気がしています。


疲れてんのかな・・



未来を取り戻しにいこう
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/0762ab4b57cf5a69c67e1a45dfbb1dce


10年後にはきっと、

せめて10年でいいからもどってやり直したいと思っているのだろう。

今やり直せよ。未来を。

10年後か、20年後か、50年後からもどってきたんだよ今。

(2ちゃん就職板)

『中村麻里子殺人事件』 ~AKB48は永遠に完成しない 世界に想像力がある限り~

2012-06-27 23:28:07 | AKB48_軽ネタ
少し出遅れましたが、『中村麻里子殺人事件』を。




永尾まりや作『中村麻里子殺人事件』(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51828719.html#2


すごく面白いですね。

メンバーの特徴をよく捉えている気がします。

前からググタスの投稿を読んでいて思うのですが、NGOは考えることができる人だなと感心します。

もったいないと思います。

劇でなくてよいので是非チーム4で作戦会議でも開いて一つ何かを仕上げてみて欲しいのです。

忙しさが違うとはいえ、HKT48のメンバーでさえやってるのだから・・。

難問はチーム学習で乗り越えろ ~三人寄らば文殊の知恵~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/392eb22fe56b65c96b5bf5bf3dd694f0



え?NGO推しが過ぎるって?

(いや、言われたんですよ。あるところで。)

通ってた高校の話を聞いたら親近感がわいちゃって・・(笑)

UTBよかったw


◆◆◆◆◆◆


中村麻里子がいつもネタを募集しているので、
今ならエア・プロデューサーになれるので、是非協力してやってください(笑)

励ましもいいし金をかけるのもいいけど、もっといいのは「知恵」を出すことですよ。
知恵をみんなで出していきましょう!

この大好きな言葉で締めくくろうと思います。



ディズニーランドは永遠に完成しない
世界に想像力がある限り成長し続ける

(ウォルト・ディズニー)



AKBは永遠に完成しない 世界に想像力がある限り

をいえるようになるといいですね!!


如何にして顧客の日常となり得るか ~ 「ゼロの力」とググタスの未来 ~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4c9821ec2aceb2416ab5aa3af807c062

少年少女よ嘘をつけ!!

2012-06-27 19:35:40 | AKB48_心の叫び
繰り返しになりますが、本件は指原の件とは関係がありません。
(語ろうと思ったきっかけは指原の件があったからですが)

これは「教育と嘘」の話です。


人は嘘をつく。 そんな当たり前のことを批判しても何もはじまらない
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2d9167628cf417f0ba9efb17cad0e0c8


↑この件について誤解される可能性が大なので、考えを改めて述べることにします。

少々感情的になって書いた文章なので、ちょっと乱暴な文章になっていることは間違いないです。

その点、お気を悪くされた方がおりましたら申し訳ありません。


私は半人前ながら社会的な定義としては「大人」であり、生物学的な定義としても「親」でもあります。

そんな私は、常日頃から子供に「嘘をつけ」と教育しています

意識的にも無意識的にもです。

珍しい話ではありません、こんな風に「嘘をつけ」と言っているのです。


子供が遊びたい時に「勉強しろ。」

子供がTV観たい時に「TV観てないでご飯を食べろ。」

子供が眠くて風呂に入らずに寝ようとしている時に「風呂入ってから寝ろ。」

人間関係に悩む子供に「眼の前の人間関係よりも5年後10年後の未来を考えろ。」


つまり、言い換えるとこうです。

私は子供に対して

「自分に嘘をついて、理屈で情動を屈服させろ。」

と言っているわけです。

これは屁理屈ではありません。

単純な理屈です。

自然に「嘘」も「本当」もないのです。

あるとすれば「本当(現実)」だけがあるのです。

「嘘」は人間の創作物なのです。

人間だけなのです。

「これが嘘だ」なんていって現実を歪曲するのは。

そんなことはない!と思う人がいるなら、「嘘」を定義してみてください。

「嘘」と「非嘘」の定義ができるなら、それは素晴らしいことです。

「現実」と「仮想」の区別さえつかない人間の脳に、「嘘」と「非嘘」の区別をつけれることができると言うわけですから。

素晴らしい発明です。


「これは本当の私ではない。」

「本当はもっとできるんだけど。」

「私はやったのだけど、タイミングが悪くて。」


と人間はついつい嘘をついてしまいます。

でも、それは全て本当(現実)なのです。


「夢」だって嘘です。

嘘ですよ。

有りもしないことを、さも本当のことのように語るわけですから。

予知ができるならわかりますが、確定していない未来を語る時、全ては嘘になります。

(正確にいうと、「嘘」でも「本当」でもない)

でもその嘘が時に本当になるのです。

夢が実現すれば。

明日をつくるものはいつだって嘘です。



だから、私は子供に、こう言います。

現実を受け入れろ。

その上で「嘘」をつけ。

どれだけ素晴らしい嘘をつけるかどうかが、お前の人生を決めるんだ。


自分の表現の仕方が正しいと言うつもりはないです。

もちろん、日ごろから「嘘」だけを使っているわけではないです。

「物語」と言ったり「ストーリー」と言ったり「意味」と言ったり、その時々によって変わります。

でもどれも「嘘」と意味は同じです。

ただ、私は「夢」という言葉が嫌いなだけです。

「夢」という言葉だけは使わないようにしています。

私自身が、子供のころから「夢」という言葉に違和感を抱いていたから、という理由です。

それが教育上いいことなのか、悪いことなのかはわかりません。


少年よ嘘をつけ! (作詞:秋元康)
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-120530-141

【PV】渡り廊下走り隊7/少年よ 嘘をつけ!(Short ver.)【公式】

羽田⇔博多の格安航空便 ~会えるかもしれないアイドル~

2012-06-27 11:14:36 | AKB48_軽ネタ
コメント欄での話をここで。

ビジネスユースがほとんどかもしれないので、ないかもですが、プロモーションに使ったらどうです?

スカイマークあたりの格安航空便で。


博多で活躍する指原を応援しに行こうとすると、

頻繁に羽田⇔博多便を利用するであろう指原と飛行機の中で会えるかもしれない。

会えるかもしれないアイドル


だめ?(笑)

人は嘘をつく。 そんな当たり前のことを批判しても何もはじまらない

2012-06-27 07:57:43 | AKB48_心の叫び
本エントリは教育の話であって、指原個人の話とは関係がありません。

細かいところに噛み付くのは大人げないですが、あまりにも馬鹿ばかしいので言わせてください。

批判する側も批判する論拠が欲しくて意図的に言うのだと思いますが、


嘘はいけません。

小さな子供達が見ているのに悪影響があると思います。

うちの娘に説明つけられません。


などと馬鹿げたことを平然な顔して言ってる大人がいるかと思うと、ため息が出ます。


私は言いたいのです。


あなたは嘘をつかないのか?


意識的にしろ無意識的にしろ、人は誰もが嘘をつくものです。


人は嘘をつく生き物だ。


この世に嘘をついたことのない人がいるのでしょうか?


「私を嘘をついたことがありません。」と言う嘘つき以外はいないと思います。


極端なことをいうと子供に嘘を付くなと教えるのは「死ぬな」というのに近いです。


不可能です。


だから私なら、人はいつか死ぬことを前提に生きるべきだと教えます。


人は恋をしたとき、嘘ばかりつくでしょう。


死の間際にも嘘をつくこともあります。


子育てなど、嘘の連続です。


人は嘘をつく、その現実を見せないことこそ悪影響だろう。


「嘘は子供に悪影響が」などという嘘で塗り固められた話を子供に求める大人や親がいるかと思うとき、今後の社会の安寧を祈るばかりです。


2ちゃん文学と事実と嘘と意味
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2357c54e680273637ea2268b5b43de62

大人になるということ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/17c53a4824deb9cbaa76a3d0b8d8e973

「愛するべき」で愛する人は、その愛によって滅ぶ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e2f44f9b4b22657d75060738ebe08f62

なぜ天使は堕落せねばならなかったか
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/57eb0f11090772523ef10f0a505f1399

[スピリチュアル対話シリーズ][01] 人生に真剣に向き合う
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e94b0b355a08c9455181033f378d0a2a

指原ヲタの気持ちを代弁しよう

2012-06-27 01:56:07 | AKB48_心の叫び
(一部書き直しました。)



もう今更何が出てきても驚かないと思う。

暗黙的かもしれないが、わかるべきものはもうわかったよ。

今分かっていることの大概はANNに出演した時点でおよそ想像ついたこと。

やすす先生も他のラジオ番組で言ってたけど、本人の主張を確かめることはできないが、そういうことがあったのは間違いないだろうと。

それを踏まえた上で運営が判断をしたのだから、

何度も述べるように、ここから先はファンが決めればいい。

というか、ファンしか決めることができない。

やすす先生はボールをこっちに投げてる。


ただ一つわかっていることは、これもAKB48の物語の中に組み込まれるということだけだ。



指原ヲタに対する「盲目的」などという批判も見当違いだ。

だから指ヲタの気持ちを代弁しよう。

この歌で。


Mr.children -GIFT




ごめん。

指ヲタとか言い訳つけてごめんなさい。

本当は私の気持ちだ。

火曜曲また生ドッキリかよ!

2012-06-26 21:47:20 | AKB48_軽ネタ
火曜曲また生ドッキリかよ!


しかも指原ww


火曜曲は徹底して指原をネタとして使うね(笑)


それ生ドッキリはやばいだろ・・お、おそろしい・・w


ドッキリだなんてうそだろぉ~~?


-----------


これは・・・ドッキリではない(笑)


また炎上マーケティングか・・


徹底しているな~ここまで来るとある意味すごい。

如何にして顧客の日常となり得るか ~ 「ゼロの力」とググタスの未来 ~

2012-06-25 21:45:14 | AKB48_行動原理系
さて、ニワカな知識でAKB48について語るシリーズの続編です。
続きというより、ちょっと逸脱してしまいます・・。


「変化」も重要だが、本質的な「絶対量」を忘れてはいけない。いつだって基本が大事。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/bdf7548f7139201858d41566e5880152


指原莉乃が背負ったカルマ ~優越性ルールの侵害~ [途中] ←途中のままだ・・
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/85e5b4bb6e4a707ea700e555bca5051c


人はおとりに釣られる。 相対性の前では全てが錯覚。 ~おとり効果~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/7fc79b658340efabf6fb9461cbf8231d


今回も参考図書はダン・アリエリー『予想通りに不合理(増補版)』です。




今回はちょっと長いです。


◆◆◆◆◆◆


■今回のテーマは「顧客の日常」になるための秘策


これまで当Blogでは、ググタス(AKB48 Now on google+) を例にとって「如何にして顧客の日常をおさえるか」が重要な戦略になるということを述べてきたつもりです。

つい数年前まで観られた議論ですが、ネットビジネス界隈の多くの人々は「キラーコンテンツ」を求めていました。
顧客を獲得するには「キラーコンテンツが必要だ」というのです。
多くのインフラ企業がコンテンツ企業を買い漁りました。
高級な価値を持つコンテンツで顧客から高額の支払いを引き出そうと躍起になっていました。

結果は、ほとんど惨敗です。
そして、今ではこのような論説を述べる人はほとんどいなくなりました。
「SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)」や「ソーシャルゲーム」の浸透がキラーコンテンツ論を駆逐したのです。

人々はそんな大それたものを求めていなかったのです。
多くの人が日々求めているのは、4年に1度のオリンピックのような出来事ではなくて、もっと日常生活をよりよくしてくれるものだったわけです。
人々が求めてやまなかったものは、朝起きた時のだるい時間帯、電車の待ち時間や寝る前のふとした瞬間の暇つぶしだったのです。
(もちろんたまに行くシルク・ド・ソレイユや高級フレンチ料理も魅力的ですが。それが魅力的なのはたまにだからです。)

賢い企業や人々は思想的転換の必要性に気づきました。


さて、今日はそんな話を理解するのに一助となるであろう話をしていきたいと思います。


■ゼロの歴史


「ゼロ」の歴史は長い。
ゼロの概念を発明したのはバビロニア人だ。
古代ギリシャ人たちは、高尚な言葉でゼロについて議論した。

どうして何かが何もないことがありえるのか?

古代インドの学者ピンガラは、ゼロと数字の1を組み合わせて2進数を創った。
マヤ人もローマ人も記数法にゼロを使っていた。
しかし、ゼロが本当に居場所を見つけたのは、西暦498年ごろ、インドの天文学者アリヤバータがある朝ベッドから起きあがって叫んだ時だ。

「スタナム・スタナム・ダシャ・グナム」
(値が10倍で位から位へ)

この時、10進法の位取り記数法の概念が生まれた。
あとはとんとん拍子だ。
ゼロはアラブ世界に広がって繁栄を究めると、イベリア半島を通ってヨーロッパに達し、イタリア人に少し手を加えられた。
ゼロはやがて、大西洋を横断して新世界に伝わり、ついにはシリコンバレーと呼ばれる場所で山ほどの仕事にありつくことになった。
(デジタル技術という意味)


■お金のゼロ「無料」


「無料」には重要な意味合いがある。
値下げやマーケティングの話だけではなく、どう使えば自分や社会の利益につながる決断に役立つかという話にも関わってくる。

MITで行われた実験結果を説明しよう。


実験でチョコレートの商売を始めた。
トリュフと大量生産されている市販されているチョコレートの2種類を使う。
(つまり高級チョコと安物のチョコの2種類だ。後者を市販チョコと呼ぶことにする)

※お客はどちらか一方しか選べない。
(二者択一の選択)


・実験1

価格をトリュフを1つ150円、市販チョコを10円に設定する。

お客はトリュフと市販チョコの値段と品質を比較してから、どちらかを選んだ。
およそ73%がトリュフを、27%が市販チョコを買った。


・実験2

価格をトリュフを1つ140円、市販チョコを無料に設定する。

果たして違いは出るだろうか?
どちらのチョコレートも10円安くしただけなのに。

およそ31%がトリュフを、69%が市販チョコを買った。


一体、何が起きたのだろう?
お客がこれほど劇的な反応をしたのはなぜだろう?


2つのチョコの相対的な価格差は変化していないし、それぞれから得られるであろう満足度も変わっていない。
値下げ後も相対的には何も変わっていないのだから、値下げしてもお客の反応は全く同じはずだ。

ところがどうだろう。
お客は我先にと人を押しのけて市販チョコを掴みとった。
それも事前に理論整然たる費用便益分析をしたからではなく、単に市販チョコが「無料」だったからだ。


・実験3

価格をトリュフを270円→260円→250円市販チョコを20円→10円→0円と変えてみた。

トリュフを270円→260円市販チョコを20円→10円と変えた時に結果に変化は見られなかった。
しかし、市販チョコを0円にした途端に、やはり劇的な変化が見られた。
お客は圧倒的に市販チョコを欲しがったのだ。


・実験4

お客は小銭を出すのが面倒だったかもしれないし、お金を持ち合わせていなかったかもしれない。
この可能性を検討するために、レジの脇にチョコレートを陳列して実験を行った。

結果は同じだった。


■無料の力


「無料」の何がこんなにも心をそそるのだろうか。
自分は本当に求めているものではなくても、無料となると不合理にも飛びつきたくなるのはなぜか。

ダン・アニエリーはこういう。

たいていの商取引には良い面と悪い面があるが、何かが「無料」となると、私たちは悪い面を忘れ去り、「無料」であることに感動して、提供されるモノを実際よりもずっと価値のあるものだと思ってしまうのだ。


なぜだろう?

それは、人間が失うことを本質的に恐れるからではないか。
「無料」の本当の魅力は、恐れと結びついている。
「無料」のものを選べば、目に見えて何かを失う心配はない。
(無料だから)

ところが「無料」でないものを選ぶと、まずい選択をしたかもしれないという危険性がどうしても残る
だから、どちらにするかと言われれば、無料の方を選ぶ。


そのため、価格設定の世界では「ゼロ」は単なる価格設定とは思われない
もちろん、企業活動などにおいて1円の差が大きな違いを生むことはある。
しかし、「無料」の感動に打ち勝てるものは何もない。
値段ゼロの効果は、単独で独自のカテゴリーをつくっている。

「タダで何かを買う」というのは少し矛盾した表現だろう。

しかし、この粘着力の強い「無料」のせいで、私たちがいかに罠にはまり、いらないものを買ってしまうのか。


■交換でも発揮される無料の力


値段を話題にする限り、「無料」は間違いなく人を引き付ける。
しかし、値段が無料となるのではなく、交換が無料だとしたらどうだろう?
我々は無料の品物に釣られるように、品物を無料で手に入れることにも釣られるのだろうか?

こんな実験がある。

大きいチョコバー(60g)、小さいチョコバー(30g)、市販チョコ(5g)があるとする。
子供に市販チョコを3つ先にあげておく。

・実験1

その上で、「市販チョコ2つくれたら大きいチョコバーを、市販チョコ1つくれたら小さいチョコバー、どちらかをあげる。」と言う。

子供は賢い。
単純な計算を難なくこなす。

[A] 市販チョコ2つで大きいチョコバーと交換する場合:
 60g - (5g * 2) = 50g

[B] 市販チョコ1つで小さいチョコバーと交換する場合:
 30g - (5G * 1) = 25g

子供は瞬時に[A]を判断する。


・実験2

今度は、「市販チョコ1つくれたら大きいチョコバーを、無料で小さいチョコバー、どちからをあげる。」と言う。

さて、子供はどう行動したか?

だいたい想像がつくと思うが、7割の子供が選ぶのは「小さいチョコバー」だ。

[C] 市販チョコ1つで大きいチョコバーと交換する場合:
 60g - (5g * 1) = 55g

[D] 無料で小さいチョコバーと交換する場合:
 30g - (5g * 0) = 30g

よく考えてみよう。

[A] - [B] = 25g
[C] - [D] = 25g


どちらが損得は変わっていないのに、結論が変わった。
ちなみに、これはもう少し大きな子供であるMITの学生で実験しても同様だった。


お気づきの方も多いと思うが、この「無料」の魔法を使っている商取引は多い。
例えば、Amazonで1冊買うと配送料がかかるが、2冊買ってある金額を超えると配送料が無料になる。
人によっては、配送料が無料になることが魅力的で2冊目を買ってしまう。

Amazonが始めたこの配送料無料サービスは好評であったが、世界でたった一か国だけ売り上げが伸びなかった。
Amazonのフランス支社が配送料を「無料」とするのではなく「1フラン」にしたからだ。
「無料」と「1フラン」は金額だけ見るとたいして変わらないように思うが、意味合いは大きく違うということだ。


■時間にもあてはまるゼロ


ある活動に費やした時間は、他の活動から奪われた時間だ。
だから、「無料」でアイスクリームを試食するために1時間並んだり、わずかな払い戻しのために30分かけて長い書類に記入したりすれば、その時間にやらなかったコトが発生する。


■情報としてのゼロ


「カロリーゼロ」商品が、「1キロカロリー」と表示していたら、きっと売れないだろう。

これは私の体験からしても間違いないが、カロリーゼロのビールが健康にいいことをしている気分を高めてくれる。
おかげで気分が良くなり過ぎて、フライドポテトを一皿注文してしまうかもしれない。


■値引きによる需要増加


伝統的な考え方に基づくと、2つの理由から値引きによって需要は増える。

・市場に参加する顧客が増える
・値段が安くなることで複数買う顧客が増える


■社会規範と市場規範


わかっている人は言わずもがなだが、市場の法則は我々に働く力の一部に過ぎない。
社会的動物である我々には社会的な力にも対峙しなければならないが、経済と社会の力が混ざり合うと、予想とは違う結果になる場合がある。

例えば、私が

「タイヤの交換を手伝ってくれ」


と頼めば、あなたはこう答えるかもしれない。

「そうだな。お前にはいつもお世話になってるし、ちょっと手伝ってやるよ。」


ところが、私がこう頼んだらどうだろう?

「タイヤの交換を手伝ってくれないか。300円でどうだい?」


すると、あなたはこんな感じで考えるだろう。

「おいおい、冗談じゃないぜ。俺の時間にそんな価値しかないって言うのかい。」

基礎となる教訓は、社会規範が支配する状況で金銭による支払いを持ち出すと、金銭が加わったせいで、手伝ってやろうという相手の意欲が減る可能性があるのだ。


■無料による総需要の変化


逆に、こちらが何かを提供するからお金を払ってくれと求めたらどうだろう?

面白い実験がある。


お菓子売り場を設置して、キャラメルを売ることにする。
売り方は2つ。
同じキャラメルを「1個10円」で売るか、「無料」で売るかの違いだ。


・実験結果1

「無料」の時の方が「1個10円」の時よりも客数が3倍になった。
これは、これまでの説明から言えば、想像通りだろう。
では、次の結果はどうだろうか?


・実験結果2

1人の客が何個キャラメルを買ったか?

「安い方が多くキャラメルを買うはずだ」と考えるのが普通だが、結果は・・

キャラメルが「1個10円」の時、1人の平均購入数は平均3.5個だったが、
キャラメルが「無料」の時、1人の平均購入数は平均1.1個だった。


「無料」だと消費者は自制するようだ。
そう、多くの消費者は、無料の時には社会規範の決まりを適用していたと考えることができる。
簡単に言ってしまえば、無料の場合、人は礼儀正しくなるのだ

結局、「無料」の方が客数は3倍に増えたが、消費者あたりの購入数がそれ以上に減ったので、売れたキャラメルの総数は「無料」の方が少なかった。

非常に面白い結果だ。
価格が交流の一部ではない時、我々があまり利己追求をせず、他社の幸福を気にし始めることを意味する。
値段がゼロの時、商品はより多くの人にとって魅力的になるものの、同時に、人々は他の人の事をもっと考えたり、気にかけたりするようになり、他の人の利益のために自分の欲望を犠牲にするようになる。

我々は「思いやりのある社会的動物」だが、ゲームの規則にお金が絡むと、この性向が抑えられてしまうことがわかる。


■大皿に残る最後の1つ


みんなで大皿料理を囲むとき、最後に1つだけぽつんと残る経験をしたことがないだろうか。
どうやらこの現象は多くの国でみられるものらしい。

大皿という共同の皿が、食べ物を共有資源に変えてしまうからだと思われている。
何かが社会的なものになった途端、我々は社会規範の領域へと誘われ、他社と共有するための決まりごとに従うことになる。

実験によれば、この奇妙な人間の行動は、値段がゼロになった時にしか現れない。
なぜなら、我々は価格が交わらない場合のみ、自分の行動の社会的影響を考えはじめるからだ。
利用できる資源に負担をかけすぎない程度まで消費を抑える。
値段がゼロになっている時、人々は世界を共同体のモノとしてとらえる。


■まとめ


一般に知られている需要の理論は確かなものだと考えることができます。

ただし、値段ゼロ「無料」を扱う時を除いては。

「ゼロの力」をうまく使えば、値引きよりも有利に顧客層の拡大ができます。

そして「ゼロの力」に関して言うと、AKB48のビジネスにとってさらに特徴的なことが言えるのです。

値段ゼロの時、市場規範よりも社会規範が優位となるため、人々に他者の幸福を思い出させることに着目してください。

値段を持ち出さないことが社会規範をもたらし、社会規範があることで私たちは他者のことをもっと気にかけるようになるのです。

これは、まさにAKB48ビジネスのコアである「顧客との関係性」を構築する足がかりになっているものですし、ググタスを使ってさらに加速することのできるものです。

ググタスのコメンテーターはメンバーに対してプロデューサー気取りで指導することから「エア・プロデューサー」などといって批判されることがありますが、このような事象がなぜググタスで起きやすいのか、本エントリをお読みいただいた方にはご理解頂けるものと思います。

つまり、この性質を利用すれば、多くの「エア・プロデューサー」を獲得することができるのです。
「エア・プロデューサー」は報酬(外発的動機付け)によって動いているのではなく、自らの意思(内発的動機付け)によって動いているため、モチベーションが高いというメリットがあります。

「推し」という概念の発明にも繋がっているものです。
(今はググタスに着目していますが、握手会なども同様の理屈で説明できます。)


「推し」という破壊的イノベーション ~「推し」知らずしてAKB48を語れず~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/fb3d486d39725c251911af9d07c763cc


指原の成功(今となっては・・)も、ググタスにおけるBBQのヒットも、そもそものAKB48全体の成功は、このような性質によって支えられているのです。
これだけで説明するには少し強引かもしれませんが、こういった大きな思想的変換を理解できているかどうかで、今後の成功は大きく左右されることでしょう。


料金をとってアイドルをプロデュースとか訳の分からないビジネスも多数ありますしね(゜Д゜)

難問はチーム学習で乗り越えろ ~三人寄らば文殊の知恵~

2012-06-25 01:01:11 | AKB48_軽ネタ
みんな人知れず努力をしているんだよね。

たまたま、わかるかわからないかというだけで。





なんにせよ自分たちで考えてやってみることは重要。

人は自分の問題として考えない限り本気にならないから。

そして、1人ではなくてチームで考える。

もちろん、考えること自体は1人でしかできないんだけど、その考えたアイディアをみんなで叩き上げる。

この叩き上げの反復プロセスが非常に大事。

所詮、1人だけで考えられることなんて高が知れているから。

チームで繰り返し叩き上げることで、「チーム学習」が起きて学習効率が飛躍的に向上する。

知識移転が進み、知識創造が起きやすくなる。

生成的学習の基礎だ。


ミエナイチカラよ輝け
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/2bbf4831b68d8a0ac37ec285e4199518


三人寄らば文殊の知恵というのは本当だと思う。

AKB48 10期/11期研究生の昇格が決定 ただし昇格先は「未定」 ・・・どういうこと?

2012-06-24 14:06:39 | AKB48_軽ネタ



10期と11期の研究生の昇格が決定!

でも昇格先「未定」って。

なにそれ?!(゜□゜;)


ふつうに考えたら、先に昇格した連中がいる「チーム4」のライバルとして「チーム8」を作って、ガチで闘ってもらうのがよいと思う。

しかし、なぜ「未定」という変化球を使ったのかわからないね。

今後起きるであろう何かに備えた配慮か。

まさかとは思うが組閣に近いチーム構成変更がある?

でもそれなら今昇格を発表する理由がわからない。


気になるのは、先に昇格を発表しなければならなかった理由が何か?だ。


もしくは「チーム8」と見せかけて、他のグループのチームだったりして。


12期生が入っていなかったので特に意味はないかもだが、選挙でランクインした武藤十夢が入っていないのも気になる。


深読みする必要はないかもだが、なぜ昇格先を発表できないこのタイミングで昇格を発表したのか、気になる。



2週連続ANNを聴いてみた

2012-06-23 03:00:03 | AKB48_軽ネタ
先週やすす先生出演の時に聴いたのをキッカケに今週もANNを聴いています。
今日はチーム4の中村麻里子、永尾まりや、仲俣汐里の3人です。


コマリコの声が聴きやすくいいね。
話し方も歌も上手いし。
ラジオドラマやったら強そう。

かなり仕上がってるな。
ちょっと変なくらいに。
演劇部部長の立場をもっと活かそうよ。>コマリコ


久石譲の選曲もよかった。
こんな時間に聴かされたら癒されて眠ってしまいそうだ・・



ん?まりやぎがUTBでソロ・グラビアだとぉおお?!
か、か、か・・・う?


なかまったーから知的さを感じないのは声のせいなのか。
はたして。
偏見か。

そういえば、なかまったーの経済本読んでないや。
今度読んでみよう。


う~ん、しかし、コマリコいないと厳しいなこれは。
まぁ他の2人は初めてらしいから。
そういう私もできるか言われたらできないと思うからたいしたもんだ。


眠い・・寝る。
もう少しで終わる・・あとちょっとだ。

終わったら、あっちゃんの『右肩』を聴いてから寝よう。


終わった。
さて寝よう。