進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

釈迦ならトイレ掃除で宇宙を語る

2013-01-31 17:47:45 | AKB48_心の叫び
ある人は言う。

この世には「価値のある仕事」と「価値のない仕事」とがある。


もしくは

「価値の高い仕事」と「価値の低い仕事」とがある。


ここでいう「価値」が、「経済的価値」をいうのであれば、この主張はおそらく正しい。

より少ないコストでより大きな利益を生み出す生産性の高い仕事は価値が高い。

しかし、この考えには、一つ前提があり、この前提条件を満たす時のみ正しい。

それは、ここでの「経済的価値」は「後づけの価値」であるということだ。

何かが「大きな利益を生み出す」かどうかは、事前にはわからない。

事前にわかってしまったら、「ヒットの法則」や「大金持ちになる方法」が実現化してしまう。

(それは素晴らしい世界なのか、つまらない世界なのかは難しい問題だ。)


一般に「経済的価値(Value)」は、「社会的価値(Values)」と違い、ある程度には定量的に判断できるものと考えるが、そのような考え方は実はかなり古くさい。

フランスの経済学者リュック・ボルタンスキーは現代における経済的価値の定義の難しさを次のように語っている。

社会的体制には「様々な価値体系」が含まれる。
現代経済は「複数の評価原理」から成っているのであり、価値を生み出す方法は1つではない。

現代において経済的価値は「市場合理性」、「産業的・技術的合理性」、「市民論理と組織化された合理性」、「忠誠の原理に従う合理性」、「ひらめき」、「地位と名声」などの価値体系の総合的判断で決定されるとした。

加えて、この論争に決定打を与えるのは、アメリカの実践哲学者ジョン・デューイである。

彼は、こういう。(当Blogの相当な意訳解釈)

価値の探求とは、資源を再認知することで機会を認識する実務である。
あらゆる計算は価値判断から分離できない。
情報処理で重要なのは解釈の能力である。
既にカテゴリー化されているものをパターンとして認識することと、新たな関連性を見出すことは全く別次元のことである。
未知なるものを認識する、つまりカテゴリーとして認知されていないものを認識するためには、単に情報をうまく管理することではなくて、何度もいろいろな思考を巡らせ解釈を通じて機能する「熟考型の認知」が働くことを可能とする「認知環境」が必要だ。

つまり、「価値は静的に評価できるものではない。評価プロセスが重要である。」といっているわけだ。

「価値」とは、常に揺れ動き、状況によって様を変える動的な文脈なのであり、その根底には「認知」の問題が潜んでいる。

価値を判断する前に、「何を現実として認知したのか」ということが決定的に重要なのだ。

だから、あらゆる価値判断は認知の影響を免れない。

同じ環境に身を置いたとしても、人によって感じ方が変わるのは、価値観の違いというだけではなく、何を現実として認知したのかが異なるという点が大きい。


釈迦ほど悟りを開いた人間なら、トイレ掃除をしていても、一般人には見えていない現実を見るだろう。

今を生きる私達にとっての「現在」は、いずれ歴史になるであろう「今」は、決して静止しているものではない。

それはミクロな素粒子の世界に目を向けるとよくわかる。

静止しているように見える巨大な岩でさえ、それを構成する素粒子は光のスピードで移動している。

この世界に、止まっているものなど存在しない。

全てのものは関連し、連鎖し、連続で、絶え間なく変化し、その姿を変える動的な文脈である。

認知の能力次第では、トイレの向こうに宇宙を見る事さえできるはずだ。


もし、あなたが自分から何かを発信したり語れない状況を場や環境や経験のせいにしているのだとしたら、

それはあなたが見ている世界が、そういう世界だと言うことだろう。

この宇宙に、「価値のない仕事」や「価値のないこと」などというものは存在しない。

何に価値があって、何に価値がないのかを決めているのは、あなた自身だからだ。


人は見たいものを見、聞きたいことを聞き、信じたいことを信じている。


あなたは何を見て、何を聞き、何を感じ、何を知りたいと望み、何を信じるのか。


涙の後に、何を見るのか、それを決めるのはあなた自身だ。

「信任決議投票」の歴史的意味「TDCの屈辱」 ~新たにSKE48が発見された日~

2013-01-29 13:58:08 | AKB48_オピニオン
※コメントに返信したいのですが、まずはエントリ書くのを優先させて頂くことにして・・



今回のリクアワ「信任決議投票」をどう位置付けるか、

このグダグダ騒ぎも、AKB48の歴史の中に組み込まれていくのだろう、

ふと、そんなことを考えていたら、1年前に書いたエントリを思い出した。

あれから、ちょうど1年だ。

あの時点では、前田敦子卒業発表前だからまだ「AKB48第2章」という言葉は存在しなかったが、

今読むと、とても示唆深いものがある。


嵐の夜に見えた「ググタスの春」 AKB48の第2幕が開ける
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/525d6d5d08d4d721f9e2c5e909ecc5a6


このエントリを、加筆し転載することにしよう。


◆◆◆◆◆◆


■ 「ググタスの春」の芽生え


参考:
勝手にルールを作るSKE・NMB運営スタッフを秋元康が非難し、Google+の検閲問題を解消(AKBまとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51798934.html


昨夜、ググタス民が酔いしれていた。
平成の世に起きたデモクラシーの高揚感に包まれていたのだ。

「ググタスの春」

私達は、「それ」を歴史の教科書やTV番組でしか知ることができない。
しかし、出来ることといえば、先人達の足跡をもとに静止画に置き換えられた歴史を、日めくりカレンダーをめくるように、眺めることだけだ。
だから、今の日本で、当たり前のようにあると思われているそれを、本当の意味で理解している人はいない。
民衆の力を信じている人々がどれだけいるのだろう。

私達は、それがどんなものなのか、知りたいと思うことすら忘れてしまっている。


>「ググタスの春」
当時、世界は「アラブの春」に沸いていた。


◆◆◆◆◆◆


■ 「歴史」は静止画だが、静止画で「今」を語ることはできない


今を生きる私達にとっての「現在」は、いずれ歴史になるであろう「今」は、決して静止しているものではない。
それはミクロな素粒子の世界に目を向けるとよくわかる。
静止しているように見える巨大な岩でさえ、それを構成する素粒子は光のスピードで移動している。
この世界に、止まっているものなど存在しない。
全てのものは関連し、連鎖し、連続で、絶え間なく変化し、その姿を変える動的な文脈である。
静止画で歴史を語れても、静止画で「今」を語ることはできない。
この文章でさえも。


◆◆◆◆◆◆


■ 我々は「今」を創ることによって「今」を理解する


歴史家とは、静止画をアルバムのようにまとめることで、パラパラ漫画のようにつなぎ合わせることで、歴史を動画にする職業の人々をいうが、今を動画にすることはできない。
「今」は、今を生きる私達によって、今を創る私達によってのみ、知覚でき、理解できるものなのである。

逆説的にいえば、私達は「今」を創ることによって「今」を理解することができる。

昨夜起きたことは、私達が「AKB48という今」を創ることによって、「AKB48」を再発見したということだった。
私達が見たものは、紛れも無く「AKB48」であったのだ。



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■ 「新しいアイドルの灯」が灯った日


始まりはどこであったか?

私が思うに、それはこの時であった。

ググタス黒歴史記念!咲子師匠、あやりんに贈る『風は吹いている』
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/7d18beac2c9b79c9486e83f4dc7618f3

今、AKB48リアル第2幕が開けた。

なんと清々しい気分か。
そう、AKB48が破壊と創造を是とする限り、この変化は必然だ。

[中略]

後世において「今日」という日は、アイドル史の歴史的転換点と評価されるであろう。
それはまるで、1942年12月2日、イタリア出身の物理学者エンリコ・フェルミ(当時既にノーベル賞受賞)らが、シカゴ大学の粗末な原子炉「シカゴ・パイル1号」で人類史上初の原子核分裂の連鎖反応を制御することに成功した、あの「原子の灯火がともった日」のように。
今日は、新しい時代のアイドルの灯火がともった日になる。

いや、ちょっと気が早かった。

どちらかというと、1938年、ナチス・ドイツの科学者オットー・ハーンらが、ウランの原子核に中性子を衝突させ、原子核が分裂すること(後にノーベル賞)、その分裂の際に、大きなエネルギーが放出される(失われた質量がエネルギーに変わる)ことを確認した日に近いか。

その4年後に「原子の灯火がともる」が、「今日」はその「原子の灯火がともった日」の4年前かもしれない。

何がそんなに歴史的なのか。
その点については、まとまった時間のとれる時に論じていきたい。



◆◆◆◆◆◆


■ AKB48が新しい時代へ向けて動き出す転換点


何がそんなに歴史的なのかを、今語っているのだ。
この時に灯った「新しいアイドルの灯」は、ここにつながる。


立て続けにメンバーが卒業。キャプテン山本彩に役に立たないアドバイスをしてみる。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/a0c3b841945d089bc50c92aca34a9cd2





「信じる」って何を?「乗り越える」って何を? NMB48 2期キャプテン島田玲奈に贈る説教
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/0872e2b1c8ac57c81f9013297225a39a


そして、さらにそれが、ここにつながる。

ググタス終了のお知らせです。 \(^o^)/ ググタス オワタ
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/1eb03e194e150105e07a213853355fbe




このNMB48キャプテン山本彩の発したメッセージは、多くのファンを巻き込んで大きなうねりになった。
そして、それは秋元康に届いた。








ググタスの意味は、何度も繰り返し述べているので、ここでは述べない。

重要なことは、私達が「AKB48」がどういうものであるかを再発見したことである

NMB48は、AKB48がヒットした後に出来たグループであったため、当初からマス的要素が強く出ていた。
AKB48が劇場での地味なスタートであったのに比較して、それに比べてNMB48は既存のアイドルに近いところからスタートしてしまったがために、AKB48のコアを継承していない状態だったのではないか。
AKB48は、メンバー、スタッフ、ファンが参加して、みんなで創り上げるところに、その必然性があって、顧客との関係性がAKB48の核心的要素である。
それを継承も踏襲も理解もしていないのがNMB48だったのではないか。

それでも、NMB48キャプテン山本彩が発信したメッセージから生まれたムーブメントによって、それが崩壊し、その中から「AKB48」を再発見できたことは、AKB48という組織に進化する力があることを示した。
AKB48が正真正銘の進化するアイドルであることを証明した出来事でもあった。


AKB48という組織が、その構造において、学習し進化する力を持っていることが、何よりも重要なことである。

そして、その情報発信を可能とするググタスの文化を醸成していったのは、秋元康とメンバーの意思であることは言うまでもないが、転換点となったのは松井咲子と菊池あやかの「黒歴史」であろうと見ている。

あれは、AKB48が新しい時代へ向けて動き出す転換点であったのだ。


◆◆◆◆◆◆


■ いま思うこと


当時、「AKB48 Now on Google+(通称:ググタス)」が始まったばかりだったため、

AKB48とSNSの相乗効果は、AKB48の本質を強化し、アイドル業界に革命的な構造変化を起こすであろうと、その興奮もあり、ちょっと表現が過ぎたかもしれない(笑)

でも、まだまだ不十分だが、方向性の認識としては間違っていなかったとも思うし、個人的なスタンスはあれからズレてもいない。

ググタスの登場で、AKB48関連のステークホルダー間のコミュニケーションのあり方は劇的変化をしたと思う。

ググタスに参加していない人もかなり大きな影響を受けている。

2ちゃんねる、まとめサイトがググタスの情報を参照しているため、ググタスに参加していなくてもググタスの影響を免れないからだ。


◆◆◆◆◆◆


■ 「信任決議投票」の歴史的意味


これも1つの転換点となるであろう。

SKE48のメンバー達が怒り悲しんだのは、

SKE48の代表たる湯浅支配人が公衆の面前で「研究生」扱いを受けたことが、

普段からの自分たち(SKE48)に対する扱いに重なって感じられたからだろう。

見ないようにしていた「支店」「バックダンサー」「2軍」・・・という現実を否応もなく見せつけられた出来事だったからだ。

マネジメントとしてどんなに出来が悪かったとしても、

仮にもSKE48立ち上げの時から苦楽を共にしてきた支配人が、本店では「研究生」である。

SKE48のメンバーとして、その現場にいる者であれば、

支配人のことをどんなに憎かろうが、気に入らないとしても、我慢のならぬ出来事である。

「屈辱」という言葉がふさわしい。

(だから現場にいた人とそうでない人、SKE48全体を考えている人とそうでない人との温度差は如実に出ている。問題がリアルに感じられたかどうかだ。)

その想いをファンと共有できないもどかしさ、それは彼女らのメッセージにありありと出ている。

自分たちの想いがこんなにも伝わらないのかと、行き場のない怒りだ。


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残念ながら伝わらないのだよ。

握手会問題 松井玲奈の主張に共感したので、全く役に立たないアドバイスをしてみる。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/d1aedba76e9f278c737b3edcc362744a

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この日は彼女たちの心の中で「TDCの屈辱」として歴史に刻まれるだろう。

「カノッサの屈辱」は11世紀に、ローマ教皇グレゴリウス7世と神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世の対立に関する話で、

ヨーロッパでは現在でも「カノッサの屈辱」は「強制されて屈服、謝罪すること」の慣用句として用いられている。

SKE48にとって、TDCの屈辱は、AKB48に強制的に屈服させられた出来事である。


(そんなつもり、全くなかったのだけど、そうなっちゃったという話。でもそれでいいのだ。)



■ 新たにSKE48が発見された日


「TDCの屈辱」ほど、SKE48のメンバーを覚醒させる出来事はあるまい。

本物のSKE48のメンバーが誰なのか、よくわかる出来事だ。

AKB48が再発見された日から1年。

1年後、今日という日は、「新たにSKE48が発見された日」と呼ばれるだろう。

そう呼ばれなければならない!


※まとちょっと表現が過ぎるけどね。

BBQ松村香織の「もったいない」。 湯浅研究生に『研究生会議』を持ち掛けろ!!

2013-01-28 13:17:05 | AKB48_オピニオン

松村、勿体無いことしたなー。

せっかく転がり込んできた千載一遇の名を上げるチャンスを無駄にしてしまったぞい。

AKB48グループの中にあってただ一人、今回「研究生」を代表してモノを言える立場にあったのにさー。

(「SKE48の研究生」という立場が最も活かせる場面だった。)

SKE48主力メンバー達が支配人「研究生」という扱いに憤慨する中で、

「研究生」に関する異なる視点を提示して、AKB48グループの全研究生に光を当てるチャンスを逃したぞなお主。

向こうから餅が転がってきたのにスルーかいな。


残念で仕方がないよ。



湯浅さんに最年長研究生の座を奪われたのは残念ですが ~ ○△■×


私は「研究生」という地位でも誇りを持って取り組んでいます!


「研究生」でなければ得られなかった経験、想い、~ ○△■×


今までいろんな困難がありましたが、~ ○△■×


前を向いて、これからの難局を乗り切っていきましょう!


松村にできることはなんでもやっていきます!


明るい明日を創る為に共闘していきましょう!


的なね。


過去の歴史を乗り越えて、「未来指向の戦略的互恵関係」を構築していくべき。


(あっ、どこかで聞いたことある言葉だな~)


準備不足だったな。


油断していたと言うべきか。


今からでも遅くない!


湯浅に『研究生会議』の件を持ち掛けるんだ!!(笑)


(AKB48に集中しろとか言われるんだろうけど、研究生のことやるのは集中してることだよ。)



人生、転ぶことは多々ある。

だが、そこで何も考えずに起き上がる人と、起き上がるまでの間に「何か掴んでやる!」と思う人とでは、人生の中で得るものが違う。

人生、転ぶことが「多々」あるのだから、なおさらだ。

売れなくてもシングルCDを出し続けることに意味はある。コンテンツとメディアの価値を混同したらアカン。

2013-01-27 09:21:32 | AKB48_軽ネタ
音楽の価値とは??
http://blog.livedoor.jp/givemeyour/archives/52080337.html

音楽の価値とは?? の続き??
http://blog.livedoor.jp/givemeyour/archives/52080455.html


数日前にTwitterで流れてきて少々話題のようですが、

「コンテンツの価値」「メディアの価値」を混同するありがちな議論ですな。


たとえばCDアルバムは生産金額の総量は減少してますが、年間ランキングの上位の売上はあまり変化が見られないですね。

そしてランキングに登場するアーティストが多様です。

一方、シングルに関しては、ランキングは一部アイドルグループに集中しており、他は下降するばかりです。


これは一過性の現象かもしれませんが、ここから何を読み取るか、ですね。



【シングル・ラインキング:2012】
***1位 : 182.0万枚 … AKB48 「真夏のSounds good !」
***2位 : 143.7万枚 … AKB48 「GIVE ME FIVE!」
***3位 : 130.3万枚 … AKB48 「ギンガムチェック」
***4位 : 121.5万枚 … AKB48 「UZA」
***5位 : 107.3万枚 … AKB48 「永遠プレッシャー」
***6位 : *64.9万枚 … 嵐 「ワイルド アット ハート」
***7位 : *62.0万枚 … 嵐 「Face Down」
***8位 : *59.3万枚 … SKE48 「片想いFinally」
***9位 : *58.8万枚 … SKE48 「キスだって左利き」
**10位 : *58.2万枚 … SKE48 「アイシテラブル!」
**11位 : *55.9万枚 … 嵐 「Your Eyes」
**12位 : *44.9万枚 … NMB48 「ナギイチ」
**13位 : *39.1万枚 … NMB48 「ヴァージニティー」
**14位 : *37.6万枚 … NMB48 「純情U-19」
**15位 : *37.5万枚 … エイトレンジャー 「ER」
**16位 : *35.5万枚 … Kis-My-Ft2 「WANNA BEEEE!!!/Shake It Up」
**17位 : *35.3万枚 … NMB48 「北川謙二」
**18位 : *32.2万枚 … Kis-My-Ft2 「We never give up!」
**19位 : *32.0万枚 … 関ジャニ∞ 「愛でした。」
**20位 : *30.5万枚 … NEWS 「チャンカパーナ」



【アルバム・ラインキング:2012】
***1位 : 117.0万枚 … Mr.Children 「Mr.Children 2005-2010<macro>」
***2位 : 110.5万枚 … Mr.Children 「Mr.Children 2001-2005<micro>」
***3位 : 103.0万枚 … AKB48 「1830m」
***4位 : *84.8万枚 … 嵐 「Popcorn」
***5位 : *76.7万枚 … EXILE/EXILE ATSUSHI 「EXILE JAPAN/Solo」
***6位 : *75.8万枚 … 桑田佳祐 「I LOVE YOU -now & forever-」
***7位 : *69.4万枚 … コブクロ 「ALL SINGLES BEST 2」
***8位 : *61.3万枚 … Mr.Children 「[(an imitation) blood orange]」
***9位 : *55.0万枚 … 松任谷由実 「松任谷由実 40周年記念ベストアルバム 日本の恋と、ユーミンと。」
**10位 : *51.9万枚 … 山下達郎 「OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~」
**11位 : *51.8万枚 … 安室奈美恵 「Uncontrolled」
**12位 : *41.4万枚 … いきものがかり 「NEWTRAL」
**13位 : *39.5万枚 … ゆず 「YUZU YOU[2006-2011]」
**14位 : *38.2万枚 … EXILE 「EXILE BEST HITS -LOVE SIDE/SOUL SIDE-」
**15位 : *36.7万枚 … 関ジャニ∞ 「8EST」
**16位 : *32.6万枚 … Kis-My-Ft2 「Kis-My-1st」
**17位 : *31.4万枚 … 西野カナ 「Love Place」
**18位 : *29.6万枚 … KARA 「スーパーガール」
**19位 : *27.8万枚 … SMAP 「GIFT of SMAP」
**20位 : *26.6万枚 … FUNKY MONKEY BABYS 「ファンキーモンキーベイビーズ4」

【アルバム・ラインキング:2011】
***1位 : *90.8万枚 … 嵐 「Beautiful World」
***2位 : *83.0万枚 … AKB48 「ここにいたこと」
***3位 : *74.3万枚 … EXILE 「願いの塔」
***4位 : *65.9万枚 … レディー・ガガ 「ボーン・ディス・ウェイ」
***5位 : *64.2万枚 … 少女時代 「GIRLS' GENERATION」
***6位 : *48.4万枚 … 安室奈美恵 「Checkmate!」
***7位 : *45.1万枚 … KARA 「スーパーガール」
***8位 : *41.5万枚 … 桑田佳祐 「MUSICMAN」
***9位 : *41.4万枚 … SMAP 「SMAP AID」
**10位 : *39.7万枚 … いきものがかり 「いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~」
**11位 : *38.3万枚 … B'z 「C'mon」
**12位 : *37.4万枚 … aiko 「まとめI」
**13位 : *36.8万枚 … アヴリル・ラヴィーン 「グッバイ・ララバイ」
**14位 : *34.7万枚 … Superfly 「Mind Travel」
**15位 : *34.6万枚 … 西野カナ 「Thank you,Love」
**16位 : *34.2万枚 … aiko 「まとめII」
**17位 : *34.0万枚 … BUMP OF CHICKEN 「COSMONAUT」
**18位 : *32.8万枚 … JUJU 「YOU」
**19位 : *30.5万枚 … 加藤ミリヤ 「M BEST」
**20位 : *29.4万枚 … 東方神起 「TONE」

【アルバム・ラインキング:2010】
***1位 : 105.3万枚 … 嵐 「僕の見ている風景」
***2位 : *90.6万枚 … いきものがかり 「いきものばかり」
***3位 : *64.5万枚 … 西野カナ 「to LOVE」
***4位 : *61.3万枚 … FUNKY MONKEY BABYS 「ファンキーモンキーベイビーズBEST」
***5位 : *59.7万枚 … Mr.Children 「SENSE」
***6位 : *57.4万枚 … 安室奈美恵 「PAST<FUTURE」
***7位 : *56.9万枚 … 東方神起 「BEST SELECTION 2010」
***8位 : *56.0万枚 … いきものがかり 「ハジマリノウタ」
***9位 : *54.4万枚 … 福山雅治 「THE BEST BANG!!」
**10位 : *46.9万枚 … 木村カエラ 「5years」
**11位 : *46.6万枚 … EXILE「FANTASY」
**12位 : *44.1万枚 … AKB48 「神曲たち」
**13位 : *42.3万枚 … JUJU 「Request」
**14位 : *40.6万枚 … レディー・ガガ 「ザ・モンスター」
**15位 : *39.8万枚 … 徳永英明 「VOCALIST 4」
**16位 : *39.4万枚 … EXILE 「愛すべき未来へ」
**17位 : *38.6万枚 … コブクロ 「ALL COVERS BEST」
**18位 : *37.1万枚 … 倖田來未 「BEST~third universe~&8th AL”UNIVERSE”」
**19位 : *34.2万枚 … 嵐 「All the BEST!1999-2009」
**20位 : *33.4万枚 … 宇多田ヒカル 「Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2」



まず、我々が捨てなければならない既成概念は、「我々が対価を支払って購入しているのはコンテンツだけではない。」という事実です。

「コンテンツの価値」=「商品の価格」というのは普通は成立しません。

普段、面倒なのでそういうことにしてますが。

(この辺りを理解していないから、AKB48のCD売上に関する批判もトンチンカンなものが多いわけですが)



「顧客が認知する商品の価値(顧客価値)」を考えるにあたっての重要なヒントの一つを提示します。

「顧客のシステム経済性」という概念です。

「消費チェーン」と言う方がわかりやすいかも)






音楽業界に関連していうと、上記を踏まえて成功したビジネスモデルが存在します。

「iTunes Music Store」です。


AKB48とフリーミアム
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/967345b9aeaa28b123bdca39a426e4d8

フリーミアムというのは、95%の無料ユーザに「時間」を使わせて、5%の金持ちユーザに「金」を使わせるのだ。


例えば、子供の時は、お金よりも時間を多く持っている。

だから、手間がかかっても無料のMP3ファイルの交換をするしかない。

かつてスティーブ・ジョブズは次のように指摘した。

P2Pのサービスで音楽をダウンロードすれば、問題のあるファイルフォーマットを扱うことになりやすい。

アルバム情報がなかったり、目当てでない歌がダウンロードされたり、音質が悪かったりする可能性がある。

お金を払わないために時間をかけることは、最低賃金以下で働いていることを意味するのだ。

それでも、時間がたくさんあってお金がなければ、それは合理的行動になる。

そういう人にとってはタダは正当な価格なのだ。

だが、歳を取って時間とお金の関係が逆になると、正規のダウンロードにかかる99セントはたいした金額に思えなくなる。

そうすると、フリーミアムの世界において、お金を払う顧客になるのだ。

(これがiTunesというサービスの理念的な支柱である)

(ちなみにライブ重視に変化してきている状況は、「フリー」の中で述べられているので、そちらを参照してみてください。)


「シングルが売れなくても、アルバムが売れる。」ということが一過性でも起きるのは、アルバムが提供しているものが「コンテンツの価値」だけではなく、「品質のよい音楽の探索コストとプレイリスト作成コストを無しに視聴できる。」というものだから、と考えることもできるのではないでしょうか。

顧客がトータルコストを無意識的に考慮に入れながら、対価を支払う判断をしているのです。

「デジタル・ネイティブ」などというバズワードに振り回されてはいかんのです。

我々が今見ているものは、ホモ・サピエンスが生物学的な変化をした結果ではなく、人間が行動原理に基づいて環境変化に適応した結果です。

数千年の単位では人間は変わりませんので、世代の違いによる変化を脅威として捉える必要などありません。



で、表題の「売れなくてもシングルCDを出し続けることに意味はある。」についてです。

シングルが売れないからアルバムだけを作りますとやった場合、アルバムが売れる可能性は低くなると思います。

顧客が楽曲1つ1つに対価を支払う価値を感じなくても、楽曲を束にした時に、本エントリで述べたような価値が生まれるからです。

楽曲が3曲あったら、1+1+1=3という「足し算」ではなく、「べき乗算」的変化によって価値が生まれるということです。

「べき乗算」ですから、1つ1つの楽曲の価値が全くないのではアルバムになっても価値がないでしょう。

ですので、シングルを出すというプロセスを通じて、1の楽曲を1.1や1.2になるようにすることが、重要になるのです。

運営人事は理に適ったものだが、「信任決議投票」が大愚策である。

2013-01-26 14:25:44 | AKB48_軽ネタ
ちょっと今時間がないので簡単に。


国内の運営に関して言えば、直近の懸案は、AKB48グループの一体運用は当然のことながら、HKT48の立ち上げと、SKE48のマスプロモーション(AKB48とSKE48のシナジー促進)だったのだから、今回の人事は理に適っていると思う。

それぞれ、tgskさんの総支配人、外部人材(尾崎氏)登用によるHKT48のテコ入れ、SKE48とAKB48の支配人交代によるAKB48/SKE48融合促進ということだろう。

批判している人には、それぞれの想いがあるのだろうけれど、

これらが絵に描いた餅にならないように、やすす先生がバックアップしていけば、私は期待できる人事案だと思う。



そんなことよりも、今回の「信任決議投票」が愚策すぎる。

投票権が「Googleアカウント」に紐づくのがナンセンス極まりない。

投票する側が支配人と責任を共有していないから(投票者が投票の結果責任を追わなくてもよいから)、

「継続的な」無責任な投票行動が可能になってしまう。

どこかで割り切る形にしないと「信任される側(運営)」と「信任する側(ファン)」の間で「ホールドアップ問題」が発生するぞ。

(ねじれ国会みたいにね。)

重要なことは、投票する側が投票行動の結果に対して「責任」という認識を持たないと、投票する側が学習しないという点だ。

それは結果として、信任される側の学習も阻害する。

民主主義にとって「よく知らされた市民(Well known public)」と「学習」は前提だ。

運営もファンも、「お互いに学習し合う関係性」というものを考えるべきであり、そのための制度をどう設計するかにもっと知恵を使うべきだ。



SNSのアカウントを使うのはコンセプト的にはわかる。

「投票者の評判」を担保として投票させるのだ。

だが、実名アカウント以外禁止のアカウント原則が守られていないという実態が、この方法を無意味化している。


なぜこんな形式になったのか?

理由は、コストをかけずに出来る投票方法がこれだったというだけだろう。

メンバーに関することならまだしも、運営スタッフのイベントに金かけられないよ、という気持ちはよくわかる。


「2本柱の会」や「モバメ会員」の権利を裏づけとしてとることや、もしくは最高裁判所裁判官の国民審査と同様に、メンバーの選抜総選挙と一緒に信任決議をやるなどするアイディアが必要だったと思う。

しかし、おそらく時期が合わなかったということだろう。

今年の総選挙まで待てなかったということ。



今回の件を反省材料にして、次に活かしてください!

(あっ、まだこの後どうなるか決まってなかったね。よかったねってなる可能性も。)

たぶんリクアワでやすす先生がキレるのは毎年の恒例行事

2013-01-25 18:41:39 | AKB48_軽ネタ

やすすも昨日のMCにはお怒りの様子です(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51862499.html


去年のリクアワでも初日の出来に怒ってたよ。

そして、その後はよくなったという展開。

「モチベーション低い」 → 「喝入れる」 → 「よくなる」 

の流れね。


この時期は、1年のうちにあるモチベーションの谷間になりやすいという問題もあるのではないかと。

ある意味で、毎年の恒例行事といえるのではないのか。

年間を通してモチベーションをコントロールしていくのは大変なことなのだが、ムラがありすぎるのは問題だ。


と、いうより、「リクエストアワード」という楽曲の総選挙をするという企画が、既にモチベーションに繋がりにくいということが、問題なのかもしれないよね。

リクアワが問題なのか、それともリクアワの企画が問題なのかはわからないが。

今の内容だったら、4日間かけてやるイベントでもない気がする。

ユニット祭り含めて5日間もあったら、もっとやれることあるのでは?

と言われても仕方がない。

まぁ、恒例行事ってことで。



【追記】

かなり改善されてるじゃないの。

待ち時間をスポットライトで見せるとか、

MCもメンバーの対応力すごいな。

やっぱ選抜クラスはさすがである。

でも、これだといつものAKB48やないかい!ww



【追記2】

今日面白いわー。

ちょっと指原と峯岸に頼り過ぎな面もあるものの、

こうじゃないとね!



【追記3】

Show fight が51位に入るということは、むっとむ今年の選挙でも来るなこれは。

パレートの法則が働くなら上位20%に80%の票が集中しているはずで、
その観点で言えば、20位以上が他を引き離す人気曲のはず。



【追記4】

告知ちょーうけた(笑)


運営の一体運用、がんば!

ミエリーノ柏木を観てマジについて考える。

2013-01-24 19:53:17 | AKB48_軽ネタ



ようやく『ミエリーノ柏木』を観た。

面白い。

そして、すごいやすす先生臭のするシナリオだな。

「着眼点」に注目するところね。

問題は線形ではなく、循環してる、という話。

まさにシステム論。



「後ろめたさが滲み出てしまう。」とかいいね。

人間のコミュニケーションの9割は、非言語コミュニケーションなのだから。

言葉でうまく繕ってみたところで、「あなたの顔に嘘って書いてある」という話は本当だ。

「マジ」かそうでないかは、一緒にいればわかる。

言動が同じだとしても、マジな場合とマジでない場合では微妙な違いが生まれる。

それは認識できないかもしれないレベルかもしれないが、その些細な差異が、大きな結果の違いを生み出すのだ。

カオス理論「バタフライ効果」ではないが、「ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こす。」である。

だから言い訳する前に「マジ」になれと、AKB48は言うのだ。

そして「お前のマジはそんなものか?」と。

握手会の意義を再考する

2013-01-24 01:08:17 | AKB48_経営戦略・組織論系
握手会に行くのをやめたヲタはいる?(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51862026.html


そういえば最近は握手会に関連する問題で盛り上がることが少なくなったなと感じる。

一昔前と違って「AKB48の握手会」は良くも悪くも市民権を得たということだろう。

当たり前のことを、あえて語る人は少数派だ。

だが、当たり前のことを語り直すことで、見えてくるものがあったりもする。



まず、決して外してはならないのは、「握手会にはCDを売る以上の目的がある。」ということだ。

だから握手会を辞めることはできない。

いや、より厳密にいえば、「未来のCDを売るために握手会は存在する。」ということになろうか。

これについては後述する。

それゆえ、握手会そのものを否定するのはナンセンスなのであり、握手会の「量」について考えるべきなのだ。

この問題は、資源配分に関する戦略をどう練り上げるかに尽きる。



で、今回は「CDを売る以上の目的」とは何か、について簡単に整理することにしよう。

まず、「顧客視点の獲得」である。

メンバーが直接顧客とのコミュニケーションを持つ意味は、非常に大きい。

大企業が衰退する一つの大きな理由は、分業化によって顧客視点が失われ、組織内から価値統合機能が喪失することにある。

(組織内の価値観を統合する理念を持っていれば、それで代替は可能。)


『従業員』の誕生 ~時代遅れになった経営管理思想~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/3b47570c6eaf0e12ed74bac960e3f2d8


握手会は、電波の向こう側にいる見えない相手にではなく、目の前にいる顧客に触れ合う絶好の機会である。

何かのメーカー企業の社員なら、自分たちの開発した製品に対する聞きたくない意見に直面することになるわけだが、

顧客の意見を肯定するにせよ、否定するにせよ、その意見から逃げるようでは、おそらくそのメーカーに未来はない。

中には辛らつな意見もあるだろう。

接したくない顧客も存在する、それは事実だ。

しかし、だとしても、問題を消すことを考えるのはナンセンスだ。


握手会問題 松井玲奈の主張に共感したので、全く役に立たないアドバイスをしてみる。
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/d1aedba76e9f278c737b3edcc362744a


伝える技術のない顧客を支援する仕組みが必要なのだと思う。




次に、「メンバーの淘汰プロセス」である。

握手会でメンバーと顧客の接点を作ることで、メンバーにAKB48メンバーとしての自覚を促しながら、主力メンバーの選抜プロセスを兼ねることができる。

この握手会を通して這い上がれるメンバーでなければ、主力メンバーになれる可能性はほとんどない。

この先のAKB48としての活動の中に待ち構えているであろう、様々な苦難を乗り越えることができる忍耐や創意工夫の能力を試されていると思ったほうがいい。

自覚の芽生えないメンバーや、向上心のないメンバーを、握手会を通して離脱を促す効果が期待できる。

いわば、ふるいだ。

握手会は適性のないメンバーを淘汰させる機能を持っている。

(当Blogではこれまで繰り返し述べているが、これは能力がないという意味ではなく、より適性のある場所を目指すべきだという意見。)


自然は命をムダにする
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/e98d828c318cbd4d9677b82f653b26c8



他にも「人材育成」「プロモーション」「組織力強化」がある。

組織力強化についてだけ、簡単に触れておく。

(これまで何度も書いてきたことだが)

AKB48は1年のうちにいつ何をするかというタイムラインが非常にしっかりしている。

このタイムラインを基礎として、その上に様々な創意工夫でデコレーションをするのが、AKB48の基本戦略の一つとしてある。

タイムラインの安定性が高いからこそ、創意工夫をする余裕ができるのだ。

組織としては、タイムラインの堅牢性を高く保つために、オペレーションに関する能力を常に磨かなければならない。

そのため、オペレーションをうまく回す基礎体力をつけておくために、組織に不断の努力を強いるのである。

だから、組織としての能力を高めていくためにも、CDのリリースタイミングと握手会には大きな意味がある。



個人的には、CDリリースと握手会の間隔をもっと縮める努力がAKB48運営にもっと必要だ。

仕込から収穫までの時間が長すぎる。

半年では在庫回転率が悪過ぎる。

「ジャスト・イン・タイム」に取り掛かって欲しい。



ということで、如何にして、限りある資源を有効に使って握手会の意義を最大化できるように、握手会を設計できるか。

これが握手会を運営する側の問題意識だ。

まず、以上を踏まえて議論をするといいのではないか、と思う。

↓この意味もきっとわかることだろう。










あと、本当は新劇場があったら出来る事がいっぱいあるのだが、この手が禁じられているために、

(おそらく財務的な理由よりも理念的な理由で)

そうすると、握手会イベントをうまく設計して、劇場公演を代替させることを考えるしかない。

という側面もあるのだろう。

握手会イベントを単なる「握手会」ではなくて、

もっとライブやお祭り的な要素を組み込んだ総合的なイベントへと変化させるのだ。

大島優子「AKB48第2章のセンターは空中に存在する。」  ~ センターからサークルへ ~

2013-01-23 17:29:16 | AKB48_オピニオン
※表題は大島本人の言葉ではなく、当Blogの意訳解釈です。






大島優子はセンターになれないという風潮(akb(メ・ん・)?)
http://akbakb0048.doorblog.jp/archives/23087717.html


・・・古い。

古い「センター論」だ。

いつまで我々は第1章のセンター論を語るのか。

その点、大島優子はさすがである。

先を見ている。


AKB48大島優子 「センターというのは動くスポットライト」(芸能ニュース)
http://newslounge.net/archives/60710


メンバーにとってはとてもヘビーな「センター」という概念だが、大島は

「私にとってセンターというのは、それぞれのポジションがあって、そこに向けられたスポットライトがたまたまそのメンバーを指したというか。センター自体もすごく動いているように思えますね。空中に存在するというか、立ったポジションに(スポットライトが)当てられた状況が、センターなのかなと思います。」

と独自のイメージを語った。


これまでのAKB48にとっての「センター」というのは「立ち位置ゼロ」であり、要であり、中心点であったわけだ。


前田敦子の卒業が注目されたのは「スーパースター」だからではなく「センター」だから
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/4a9b8457e8fb7616e78c129acf0924df


だがしかし、この「センター観」を脱却する哲学が今提示されているわけだ。

重要なのは次の部分だ。


センター自体もすごく動いているように思えますね。空中に存在するというか、


深い。

これは日本の哲学の伝統「主客一体」論である。(禅の境地)

さきほども述べたが、これまでの「センター」は序列の基点、グループの中心点であった。

AKB48は「センターとメンバー」の相対位置関係(=序列関係)が重視される、

ある意味での絶対主義(=冷酷なまでのガチ)を身上とするグループであった。

これは、夢に向かって皆が一丸となって突き進むことと、

つまりは、AKB48それ自身の歴史が成長物語(AKB48第1章)であったことと相性がよい。

むしろ相乗効果があった。

しかし、「絶対的エース(センター)前田敦子」が卒業し、AKB48がある程度に成長し、成長率が相対的に鈍化した今、

これまでのやり方では、新しい物語(AKB48第2章)は作れないことがわかった。

「第2章」といくら叫んでも、第1章と同じ道筋を辿れないわけなのだから、同じやり方で新しい物語が作れるわけがない。

思想的転換の必要性にを迫られているのだ。

そこで、これからは「メンバーとメンバー」の相対位置関係を重視する、

ある種の相対主義を身上とするグループに生まれ変わるのではなかろうか。

これからの「センター」は「立ち位置ゼロ」を意味するのではなく、「物語の生成点」を意味することになるのだ。

そして、その「物語の生成点」は、固定されておらず、命のゆらぎのように動的にゆれ動き、その形を絶えず変化させる。

意図的で明示的なものではなく、不確実だが動的で生成的なものなのだ。

まさに「センター自体もすごく動いているように思えますね。空中に存在するというかという言葉がふさわしい。

それこそが、「AKB48第2章」ということではないか。


という一つの視点ね。

「正規生兼任研究生」というアイディアはどうでしょうか

2013-01-21 17:32:22 | AKB48_軽ネタ
BBQ松村香織は「非昇格系選抜アイドル」になるべき ~本当の下剋上~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/96b1ad562ef7c94e2c3b48a7cdb9e7b9


のつづき。


昨日の西田幾多郎「絶対矛盾的自己同一」に関連して、ひらめいた。


「正規生待遇研究生」


ではなく、


「正規生兼任研究生」


なんてどう?(笑)


この「兼任」の形は新しいと思わないか?!(笑)


「横の兼任」ではなく「縦の兼任」だよ。


あくまでも「研究生」として「正規生」を兼任するというカタチ。


「臨時」つけてもいいのかも。


一生「臨時」だけど。


「臨時正規生」ではなく「臨時正規生研究生」



もう訳がわからないね。


だって「正規生」なのに「研究生」、「研究生」なのに「正規生」なのは矛盾してるじゃないか!


この矛盾してる感じがいいなー。


明確に解釈できないでしょう。


合理性の軸となる中心点がないわけで、多用な解釈が存在するわけだよ。


「あいつ何もんなの?」という不思議感というか、


この予定調和を崩す違和感が、AKB48劇場の意味不明で邪魔くさすぎる「2本柱」のように、新たな物語を紡いでいくのでしょう。


「正規生と研究生の矛盾的自己同一」だね。



松井Jの兼任騒ぎの時に、兼任を肯定したらSKE48ファンの人々にけっこう怒られたけど、これなら笑って聞いてもらえるかとww


これは決してふざけているわけではない。


応援している人の気持ちはいろいろとあるだろうけれど、

研究生である価値を認めてあげることは、BBQ松村香織を最大限認めることだと思うんだよね。

研究生のまま松村が活躍できる環境を整えてあげることこそ、全てが報われる処遇だよ。

だからSKE48運営が持つべき問題意識は、

どうやって研究生のままでBBQ松村の価値を認めて、その価値を向上させていくことができるか、

そして、それをSKE48全体にどうやって結びつけるか、

ということだと思う。

これを外したらアカン。

AKB48は多様性を育むプラットフォームであって欲しい

2013-01-21 00:51:43 | AKB48_軽ネタ
NHK Eテレ『日本人は何を考えてきたか』をたまたま観たところ「近代を超えて 西田幾多郎と京都学派」というテーマで、西田やその弟子達が太平洋戦争にどう関わっていったかという内容であった。

歴史を知らぬ私にとっては大変に勉強になった。

軍部の要請に答える形で「大東亜共栄圏」や「近代の超克」の理論づけをどう議論したか、「盟主」と「共栄」の論理的矛盾を乗り越えるのに、西田哲学の絶対矛盾的自己同一が使われたということを暗に言っているような内容ではあった。

番組内で、結果として西田らは時局に流され軍部を後押ししたのか、それとも持てるコマを最大限に使って軍部や世論の暴走を少しでもよい方向へ誘導しようとしたのかが議論になっていたが、何も知らずに言うのはあれだが個人的には後者だと思う。

当時の日本を覆っていた空気を想像するに、現実を真っ向から否定しても何も始まらないので、後追いでも現実を受け入れた上で、どう思想的な転換をはかることができるかが、問題意識としてあったのではなかろうかと。


そんなことを考えていたら、やっぱり健全な「多様性」は大事だなと思う。

ありきたりな話だけれども。

価値観と価値観の摩擦が起きる認知環境が重要だ。(創造的摩擦)

言論統制などがあると選択肢が狭まるので価値観と価値観の摩擦が起きなくなり、価値観が磨かれる機会が少なくなる。

よく政治家や経営者に対して人々が「面従腹背」になっている様を見ることがあるが、こういうものは問題を大きくしてしまう。

「ダメな意見」がダメなのではなく、「ダメな意見」がダメなままにまかり通る仕組みがダメなのである。

AとBの違いを認めることが、Cを生み出す動機になるのだから。


転じてAKB48。

朝日新聞や読売新聞などの各種新聞社や、テレビ局や雑誌などなどが独自のポジションを取ってもいいように(NHKは公平性を重視するらしいが)、AKB48に関しても各種メディアが独自のポジションを取ることは、私はいいことだと思う。

むしろ、マスコミについて今提起されている問題は「多様性が不足している」ということなのであるから。


AKB48関連で有力なメディアというと「まとめサイト」が影響力は大きいと思うし、取り上げるスレや表現の違いといったそれぞれのサイトの特徴があると思うものの、参照している2ちゃんねるのスレが同じなだけに独自性という観点ではあまり強くないので、もっと独自色が強いメディアがあってもいいのかなと思う。

参照元の2ちゃんねるに多様性があれば、自然とまとめサイトの多様性が担保される可能性はあるが、ただ、リアルへの働きかけが弱いので、オペレーションを担えるメディアもあって欲しいなとは思う。

通常、ファンサイトではなくて、営利メディアが運営主体の意向とは別に独自性を発揮するというのは珍しいわけだが、こういうことができるのがAKB48というプラットフォームだし、面白さの一つだと思うし、どんどんやって欲しい。

好き勝手やると言うのとは訳が違う話ね。





・・眠いからうまく書けない(汗

努力曲線理論

2013-01-20 17:13:43 | AKB48_軽ネタ
よく自分のコトは棚に上げて誰かにアドバイス的なことをするのですが、その中で使う「努力曲線理論」を。

「観念論」なので、細かいところは気にしないでください。



人生は、かけ算だ。

どんなにチャンスがあっても、

君が『ゼロ』なら、意味がない。

by 326


いい言葉だし、

人生が「足し算」的なものではなく「掛け算」的なものだというコンセプトが素晴らしい。

自分が大きくなれば、それだけ目の前で起きた出来事の意味も変わる。

感じるものもが変わるのだから、同じ世界にいても、見えてる世界が人によって違うということになる。



だけど、私はもっと急進的にこの問題を捉えている。

人生は掛け算どころか、「べき乗」である。

自然は「べき乗」を愛している。

でも我々の考え方は「線形」思考に支配されがちなので、この非連続的な変化をついつい見落としてしまう。

しかしながら、実態は「べき乗」的に変化する。


Did you know? ~あなたは知っていましたか?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/558ec8f9b03150644bd02f0077b543ca


この認識としての「線形」と、実態としての「べき乗」のギャップが、我々に様々な誤解を与えるのだ。

自分の変化はべき乗で効いてくる。

「べき乗」の特徴は、はじめは、ひっそりとして静かで、その変化の結果に気づけないが、

ある時に、突然として、それは奇跡と言われるような、急激な変化を感じるようになり、

あっという間に想像を超える領域へと到達し、その先では、これまでとは全く異なるような世界が待っている。

これを私は「努力曲線理論」と呼ぶ。



※緑の線を自分以外の誰かについての認識だと思ってください。



うまくできているなと思う。

はじめの潜伏期間が、信念を貫き通せぬ者を振り落す役割を果たしているのだ。

決して悪い意味ではなく、場所を変えた方がよいというシグナルを贈ってくれるのだ。

このようにして本物だけが生き残る。

川栄李奈 選挙対策本部に期待する

2013-01-19 23:08:40 | AKB48_軽ネタ

川栄李奈 選挙対策本部
http://www.rina-senkyo.jp/


川栄李奈が総選挙で選抜入りを宣言(執拗にAKB)
http://akbmato.doorblog.jp/archives/7690270.html


ちゃんと具体的な行動に移しているのは素晴らしいです。

以前より当Blogでは、AKB48の各メンバーを仮想領主様として捉えなおしておりまして、

地道に、独自にファンを組織化する活動を推奨しておりましたので、こういう活動には基本的に賛成です。


ゴリ推しの基本は「相乗効果」である
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/7bae3a20beab108baacee7dfe2ec8f4b


月刊ヒーローズという組織が1人のメンバーを推すということに批判的な人もいらっしゃると思いますが、

組織として一つのポジションを取るというのはリスクのあることであります。

結果がついてこなければ失うものもあるでしょう。

それを承知の上でリスクテイクして1人のメンバーを推すという戦略について、個人的には賛同します。


組織票、ドーピングに賛成!!
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/8941a4e54c3bae79d8c0bea39a04fdbe


他のメンバーもどんどんやったらいいですよ。

選抜総選挙を盛り上げていこうぜ!

「警察沙汰」の何が問題なのか?

2013-01-18 15:39:52 | AKB48_軽ネタ
AKB48河西智美写真集の件で講談社が警視庁から事情聴取(AKB48まとめんばー)
http://akb48matome.com/archives/51861444.html



昔特捜、今警視庁ってことですか。

日本人はお上に従順だな。

「警察沙汰」という無意味なワードに過剰反応するのはよくないね。

で、中身の方は?

自分たちの日本社会に対する影響力、とりわけ過剰コンプライアンスに与えている影響を自覚して、よく熟考してから出てきて欲しいよね。

今回の件で、一体何に対してプレッシャー与えたかったのよ。

社会風紀を正そうとでもしたのだろうか。

自分たち基準で。

この発想が怖いね。

この国ではいち行政機関の権力がとんでもなく、政治家でさえ簡単に潰されるしね。


マスコミも「聴取」とか「配慮が足りない」攻撃ばっかりやってないで、何がどう問題なのか持論を展開しようよ。



ずいぶん前から書いてきているが、AKB48のことよく思っていない人は多いからね。

「現代日本の堕落の象徴」など何の根拠もなく気持ちよくなりたくて主張している人ね。

思わぬところで足元すくわれるからコンプライアンスは気を付けないとね!


最悪なのはこれで自粛モードになってしまうこと。

変に気を使わないで欲しい。

頼むぜっ!

BBQ松村香織は「非昇格系選抜アイドル」になるべき ~本当の下剋上~

2013-01-18 11:11:02 | AKB48_メンバー

SKE48 松村香織はどうころんでも選抜か昇格だな(AKB48タイムズ)
http://akb48taimuzu.livedoor.biz/archives/22596937.html


すまない。

はじめに謝っておきます。

ごめんなさい m(_ _)m



でも、ここで自分の主張を曲げるつもりはありません。

曲げるべき理由が特にないからです。

では言わせて頂きます。


BBQ松村香織は「研究生」であるべきです。

「選抜」はあっても「昇格」があってはなりません。

昇格して正規生になっても、得るものよりも失うものの方が大きいからです。

(これはBBQ松村個人についても言えますが、SKE48にとっても同じことが言えます。)

誤解を恐れずに言えば、BBQ松村にとって、今のSKE48の「正規生」というポストには、研究生を捨ててまで得る価値はないと私は思います。

(それは、つい先日8人の正規生が同時に辞めたことからも、現状のSKE48の正規生たちの現状を見ても感じることができる問題です。)


今のSKE48の「正規生」にどれだけの価値があるのか?
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/fa4dfdc04c3ba7c99cb0d10ba3a1adc0


BBQ松村の競争優位がどこから来ているのかを、よくよく考えるべきです。

目先の利益にとらわれてはなりません。

昨年、BBQ松村が「今夜も1コメダ」によって大躍進できたのは、「今夜も1コメダ」の品質が高かったからではありません。

「今夜も1コメダ」がSKE48のメンバーでなければ出来ないものだったからです。

(これは過去何度か語っていることですが)

金や技術力では解決できない「中の人」でなければ覗けないもの、感じれないもの、表現できないもの、こういうものがあるのです。

メンバーでなければできないが、メンバーには意志と能力と時間を持っている人が少ないため、BBQ松村が競争力の高い独自な存在感を示すことができたのです。

その上、とりわけ良い方向に作用したのが、彼女がアイドルとは程遠い人生経験を豊富に持つ年長者で、かつ研究生であったことです。

彼女のアイドル適性が低いことが、彼女を最年長かつ最長研究生という立場に追いやるわけですが、しかし、そのアイドル適性を低くしている彼女の適性ゆえに彼女は「今夜も1コメダ」や「ぐぐたすの輪」などにおいて、また他のメンバーとのコミュニケーションで独自性を発揮することができるわけです。

つまり、BBQ松村は”たまたま研究生の時に”「今夜も1コメダ」で大躍進を遂げたのではなく、研究生に相応しいBBQ松村であるからこそ「今夜も1コメダ」で大躍進を遂げることができたと私は考えます。


もう一つ、BBQ松村の活動はところどころで炎上することも多くリスクが高いといえます。

しかし、そのリスクの高さを恐れないからこそ、持続的な競争優位を発揮できる側面が大いにあるわけです。

ですから、BBQ松村がリスクテイクし続けるためには、研究生でい続けることが彼女自身にとってもSKE48にとってもお互いの利害が一致するのです。



総合すると、この問題の捉え方としては、「研究生でいた方がおいしい」ということではなく、そもそも「彼女が研究生であること」と「彼女らしさ」との間には切っても切り離せない深い関係にあると解釈するのがより適切だと思います。

彼女の独自性、コアコンピタンスを強化するためには、「研究生」でなければならないのです。

BBQ松村にとって、「研究生」であることは生命線です。


↓「コアコンピタンス」についてはこちらをどうぞ。


「強み」と「逃げの正当化」の違い ~やすす先生が作詞をアウトソースしない理由~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/63ef10d27c631b1a94cc791a25d662d4


ですから、「研究生」であることをもっと使い倒すべきなのです。

昨年は「今夜も1コメダ」で大躍進をしました。

今年は1コメダはもちろんですが、新たに「研究生会議」に期待しています。


BBQ松村香織の会心の一撃 ~『研究生会議』~
http://blog.goo.ne.jp/advanced_future/e/303a21e6549ed691eb04ac3a942fd553




最後に、もうひとつの視点を追加したいと思います。

昨年BBQ松村を使っていた「下克上」ですが、この意味を問い直しておきましょう。

部分抜粋します。


山本七平botまとめ/『秩序としての下克上』/~「下克上的」平等とその”安全弁”としての天皇~
http://togetter.com/li/314690


下剋上という考え方は言うまでもなく、上下という関係を前提にしない限り出てこない。
下剋上と共和制とは全く相いれない考え方であると共に、下剋上と革命もまた相いれないであろう。
天皇制は下剋上がなければ存続しえないし、下剋上は天皇制もしくは天皇思想なしでは存立しえない。

「上」を剋しつつ、一方では「上」を強化する
というより「剋するため上を護持する」という、非常に興味深い行き方になる。
そして幕府が衰えると今度は、大諸侯がこの護持役を引き受けるのである。

これが下剋上の本質であろう。


そこで下剋上という言葉を、この言葉が前記のように一般化する以前からの「下剋上的状態・秩序」をも含めて定義すれば、それは「下が上に向かって実質的な権力を行使することであっても、下が上を打倒して、自らが上になることではない。
従って、下は上に向かって権力を行使しうるために、あくまでも上下の関係を下が維持しようとする一面をもつ関係」というべきであろう。
従って下剋上と反乱はあくまでも分けて考えるべきで、反乱は、上が「下剋上」という秩序に従わない場合に起ると考うべきである。
上が下に従っている限り反乱は起こらず、下剋上が一つの永続的状態として存続する。
実朝歿後の鎌倉幕府の執権と将軍との関係は、いわば下剋上が永続的状態となった一つの例である、
従って、この場合、将軍がもし執権に従わなければ「将軍様御謀叛」となるわけである。


そしてこの「言葉では拒否して、実際には承諾する」という事、これが典型的な下剋上の行き方、即ち上からの権力は拒否するが上を維持する義務は当然と考える事であろう。
と同時に、この逆、即ち「言葉では承諾して、実際には拒否する」もまたありうる。

いずれの場合も下が自由意志で上を支配する――経済力による場合でも武力による場合でも――しかし上を支配する以上、上下の秩序はあくまでも上下の秩序として守り、それを守る義務は下にある。
しかし上が下に従わなければ、下は上を排除する権利を留保する、という事が下剋上の本質であろう。

もう一度言うが、下剋上は、原則として「下が上になる」のではなく「上下をそのままにして、下が上を支配する」体制と見るべきである。これが民衆的な面で行なわれると、一種の共和制に似た形態になってくる。

ただこういう行き方は、東アジアに共和制の祖型がないために顕在化して定着するに至っていない。また資料が少なくてその実態はよくわからないのが残念である。



こういう視点からしても、「正規生」にこだわる必要はないと、私は思います。



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SKE48松村香織生誕祭まとめ「私はクビになるまで辞めない!」
http://encra48.doorblog.jp/archives/22388261.html


走り続けろ!