acc-j茨城 山岳会日記

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会越・裸山ダイレクトスラブ

2014年11月02日 09時15分25秒 | 山行速報(薮・岩)
2014/10/29 会越・裸山ダイレクトスラブ



言うまでもない。
このロケ-ションは魅力だ。

裸山ダイレクトスラブ

秋の善き日に、と。

六十里越を只見側から越え、ヘアピンカ-ブを桑原沢沿いの林道に入る。
薮が煩いが車で入ることは可能。
50m程の場所に駐車する。
出立8:30





眺めるスラブ方面は若干彩づいた尾根に隠れて全貌は望めない。
林道を進むとすぐに大きな堰堤
右岸に渡って迷路のような魚道を堰堤上まで。
そこからスラブの全容が望める。





堰堤すぐ脇、右岸から入り込む小沢がスラブへと通ずる。
薮頼りに堰堤を降り、小沢へと入る。



一見、ヌメっているように見えるも、何とかフリクションは効く。
薮も多いのでそれを使えば不安はない。

ちょっとわかりにくい二俣。
左に入るとスラブ左ライン。
右に入ると頭へと続くダイレクトライン。
ここは右へ。



沢を詰めると、広がるスラブ。
傾斜はそれほどでもないが、この解放感は堪らない。
フリクションに不安なく、もはやこれは癒し系。
彩づく山容にこのシチュエ-ション。
これはさ、もうさ、「自分へのご褒美」だよね。



急ぐこともない。
ゆ------っくり、登って写真をパチリ。
前毛猛を望み、あの春の縦走を想い出してみたり。



ふくらはぎがいい具合に伸びてきたころ、上部でスラブ右の岩稜に乗る。
岩稜はスラブの頭へと繋がってる。
頭は岩峰となっており、前壁は断崖。
このすぐ上のスラブを行く。





途中まではポケットホ-ルドが豊富だったが、直下15mくらいは貧弱。
四つん這い状態で行く。
フリクションが良いので問題ないが、落ちると致命的なので初心者にはロ-プがあった方がいいかもしれない。



頭からはスラブ全容が見える。
左スラブもなかなか立ってて面白そう。

ここから裸山山頂は薮を漕いで僅かの場所。
休憩するならスラブ頭の方が断然いい。



山頂から少し下って、薮を拾って桑原沢方面へ。
薮といっても、ここもスラブなので、この手の下りに慣れてないと、ちょっと怖い。
岩溝から細い流水が湧き出しているあたりからは水線沿いに行く。



いくつかの流れを合わせて、ひと際大きな桑原沢に出る。
二段滝は紅葉と相まって、まさに美麗。



堰堤にもどりつき、今登ったラインを目で追ってみる。
なかなか、カッコイイ。
しかも、立って見えるし。



11:30帰幕。

帰路、田子倉から見た御神楽にはうっすら雪がついていた。




なんとなく、癒されたい。
そんな秋の善き日にオススメの一本です。

sak


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