今日も髪はクルックル

コーヒーロースターの毎日です。

僕らは逃げるのさ、世界の果ての向こうまでも

2014-11-21 21:23:14 | Weblog
逃げて生きてきた。
困難なことがあると違う道を選び、悲惨なことになりそうなら知らぬふりをした。
悲しかったり辛いめに合うのは嫌だと思っていたから。
だけどそれは勘違いだ
恐怖と同じでその場になるまでが我慢できないのだ。
案外その場になるとどうにかなる。

逃げ切れればいいが、中途半端に捕まると大変なことになる。
逃げ切るのはすごく困難な選択だ。
ドッジボールで一度も当てられずただ逃げ切るのは難しい。
ボールを当てられ外に出て誰かに当ててコートの中に帰るほうが
どう考えても楽だし現実的だ。

そう、逃げるのはロマンティックなのだ
弱者であり、結果はわかっている。
逃げ続ける訳には行かないのだ。
それがわからないから若者は無謀で美しい。
がバカで惨めだ。
どこまでだって行けるって思っているのだから。
目の前の彼女は自分を全部理解してくれていると思ってるんだから。

僕らは逃げるのさ、世界の果ての向こうまでも

ずっと頭の中で回っている言葉とメロディ。
まだまだ大丈夫。
裏切られて踏みつぶされても僕らは逃げるんだ。
見たことのない場所へ。
そこがどんな場所かなんて関係ない。
さあ、行こうぜ、見たこともない場所へ。

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犬と猫

2014-11-21 17:30:37 | Weblog
どうやら猫である。
うすうす感じていたのだが世の中は猫に甘いようだ。
犬を飼う家で育った私は当たり前に今も犬を飼っている。
猫を飼うという発想がまったくないのだ。
とは言え同じ境遇で育った弟の家では猫を飼っている。
しかも数匹。
犬はいない。
どうしてそんなことになったのだろう?
本当は猫が好きだったんだ!なんてことは一度も聞いたことがない。
犬にも関心がなかったような記憶はあるが。
そう言えば熱帯魚やトカゲを飼ってたな。
ある朝「にーちゃん、トカゲが逃げた!」と大声で
部屋のドアを開けてきた弟までが今や猫。

なんて言ってるが自分が犬派だなんてちっとも思ってはいない。
かわいい犬もいればそうでない犬もいる。
そもそも人に飼われることが良いことなのかそうでないのかもわからない。
そう言えば最近は野良犬を見なくなった。
近所にまるまるとした野良猫は結構いるのだが。
野良犬にさえなれないよ~って歌があったけれど
本当にそんな世の中になってきたんだなあ。
昔は野良犬の集団がいる場所があってその場所は遠回りをして
近づかないようにしたもんんだ。
その点野良猫はいい。
おばあちゃんにエサなんか貰えて飼い猫以上に肥えている。
あの皮下脂肪があれば冬も越せるかもと思わせる。

これからは、いやきっとこれからも猫である。
いつか飼ってみたいなあと思いながら今日も犬の散歩に出かける。
リード越しに伝わる犬の気持のあたたかさは最高だ。
でも猫の冷たそうな素振りもきっと悩ましく身もだえさせてくれるんだろうな。
犬と猫。
どちらも良い。

なんだこのブログ(笑


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徳島でコーヒーセミナーを開催します

2014-11-21 14:50:37 | Weblog
ひさしぶりに徳島でコーヒー教室をさせていただきます。
セミナー形式なので手ぶらで大丈夫です。
ご予約制になります。
お時間が合えば是非おみえくださーい!

日時:11月30日(日)10:00-11:30
場所:14g
料金:2,000円
ご予約制 店頭または14g@aaltocoffee.comまで

よろしくお願いします!

あっ この期間は「コーヒーの絵本」平澤まりこさんの
原画展開催中です。
こちらもお越しやす~

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模倣することは悪いことなのか?

2014-11-20 11:40:31 | Weblog
地域一番店になるのが最も良い方法だ。
模倣が出てくれば出てくるほど元祖であるってことが価値を持つし
出てこなければ独占できる。
しかし無いものを作るわけだからかなり困難な道であることは間違いがない。
簡単なら誰しも始めるのは世の中の常だ。

ならばどうすればいい?
二番目ならば大丈夫なような気がする。
一番目が切り開いてくれた道に乗ることが出来ると
最初の荒れ地を耕す力を他のことに使える。
三番目以降は薄れていくため記憶に残りにくい。

大切なことは模倣をするのなら礼儀と尊敬を持ってするべきだ。
競争社会なんていうことを言い訳にしていたら大切なものを失ってしまう。
売れているから、成功しているから真似る。
そういうやり方もあるだろう。
だけどやっぱり好きだから、そうなりたいから真似から始める。

その違いはきっと将来的に大きな差となる。
一瞬一瞬に生きるのなら今だけ儲かればいいのかもしれない。
だけど地域で生きていくのなら、しかも家族があるのならば
大切にしなければならないのは長くその地で店を続けられることだと思う。
それならば上辺だけを真似てはいけない。


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21日はcimaiのパンの日

2014-11-20 10:47:15 | Weblog
明日11月21日(金)16:00-はcimaiのパンの販売です。
月に一度のお楽しみ、寒くなりパンとコーヒーがおいしい季節になりました。
是非お見えくださいませ。
シュトーレンのご予約をいただいているみなさんも
お待ちしております!
よろしくお願いします!

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イメージ

2014-11-19 08:26:33 | Weblog
店をはじめるときに決めたことがいくつかある。
その中のひとつに「政治と宗教と野球の話はしない」というのがある。
お客さんが話をしているのは全然いいと思うのだけれど
特に小さな店の店主がそれに混じるのはちょっと辛いと
思ったからそう決めた。
あとよく聞かれるのが「おすすめのお店」。
お客さんからいろいろ教えていただくのはとてもうれしいことだけれど
店主が言うのはちょっとなあと思っていた。
特に飲食店は同業であるために余計にそう身構えてたのかもしれない。

出来るだけフラットで無個性な店にしたいと思っていた。
だけどそんな思いと裏腹にこだわりの強い店だと思われていた。
これには困った。
さほどこれと言った信条などあるわけでもなく
組織が嫌だからって会社をやめ、なんとなく出来そうだって
理由でコーヒーロースターになったような男。
こんな男にこだわりなどある訳がないと大声で言いたい!
そう否定すればするほどこだわりのある人となっていく。
これにも困った。

イメージは外側から作られるのだ。
よく自身でイメージをコントロールできる!なんて言う人がいるけれど
それはかなり難易度が高いことのように思う。
自分で自分の姿が見えないように
この評価はまわりの人がするものなのだ。
店も同じ、店主の思いの通りに評価されるとは限らない。
そのギャップに悩むことはきっと誰しもあると思う。
そこで我を張るか、世間に流されるかの判断はかなり難しい。
どっちが正解っていう明確な答えがないから難しんだ。

だけど商売にはイメージが重要だってことはみんな知っている。
イメージ戦略なんて言葉や本もあるくらいだ。
成功体験がたくさんあるから何となく信じてしまう。
けれどその何倍も失敗している事案もあると思うのだ。
小さな店のイメージは戦略を持つよりキチンと仕事をして
信用を得ること以外にないような気がしている。
気じゃないなあ、毎日現場にいて思う実感なんだ。
今も「政治と宗教と野球の話」はしない。
きっとこれからもそうやって生きていくんだ。




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14gのこれから(ちょっと先のこと)

2014-11-18 14:50:43 | Weblog
9月の下旬にオープンした14gはたくさんのイベントを
していただけております。
いやー感謝感謝です。
12月は1日のピエール高橋さんのライブ、
3日はリクオさんのライブ、
22日まで平澤まりこさんの原画展があります。
お時間が合えば是非お見えくださいませ!
(ライブはご予約いただけるとうれしいです)

でもって来年2月から夏ごろまでもイベント目白押しになります。
が1月が何も予定がないと今気付きました。
そんなわけで何か14gでやりたいな、14gっぽいイベントだ!って
お思いのかたがいらっしゃれば庄野までご一報くださいませ。
世界のほとんどのことを私は知らないと
思い知る毎日です。
何か楽しい出会いがあればいいなあと思っております。
これからどんな場所になっていくのでしょう。

年甲斐もなくワクワクしています!

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休日は必要だ!

2014-11-17 17:13:41 | Weblog
久しぶりの休日。
妻と神戸に買出しに。
って休みじゃないじゃんっていう話ですが
息抜きには丁度いい距離なんだ。
ドライブってそんなに好きじゃないけれど
たまにはいいな。
それにしても高速道路の工事が多い。
たくさんの人が現場にいました。
怖い仕事場だと思う、感謝感謝です。
朝寝坊して朝風呂して犬の散歩して
神戸へ行って帰ってきてもまだこの時間。
いやー1日って長いなあ。
さあ、飲まなきゃ(笑

休日は必要だ。
たくさんはいらないが全然ないのも困ってしまう。
労働基準法の通りしか働けないのなら
退屈で死んでしまうかもしれない。
全然休みがないのも煮詰まってしまうだろう。
程度な頻度で休みましょう。
そんなことを思う月曜日。
今晩は家でおでんだ!

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点数をつける

2014-11-16 09:18:30 | Weblog
点数をつけるというのが苦手だ。
いや苦手というよりは嫌いだ。
悪ければ腹が立つし、良いと調子に乗ってしまう。
点数をつけられるということより、そんなことに一喜一憂する
自分の弱さを目の当たりにすることが耐えられないのだ。
弱いなあわたくし。

コーヒー豆も点数をつけられたりしている。
生産者のことを思うと胸が痛い。
彼らはゲームをしているのではなく良いものを作ろうと懸命に働いている。
飲食店にしてもミュージシャンにしても小説家にしてもみんな懸命だ。
人はなぜそんなに評価したくなるのだろう?
自分が好きなものを好きだっていうだけで満足しないのだろう?
人の目を気にしすぎる自意識過剰。
わたしもずっとそうだった。

インターネットでアアルトコーヒーを検索して、褒められていたら気分が良く
ネガティブな記事を見ては憤慨したり落ち込んだりしていた。
そんなに感情を動かしていたところでやっていることやるべきことはなんら
変わることはないのに。
そんなことに気付くまですごく時間がかかった。
ってかっこつけてるけど今もネガティブな記事を目にするとしっかり落ち込む
自分がいる。
弱い人間はいつまでたっても弱いのだ。

だけど人は慣れる。
良いことではないかもしれないがやっぱり人は慣れるのだ。
それが怖い。
なにより怖い。
常に怯えながらもなにかをしたいと思っている。
面倒くさい性格だなあ。

点数をつける人はずっといる。
それに怯えていたって仕方がない。
そして弱い人は強くなることは出来ない。
だったらどうする?
世界、すなわち自身の価値観を変える以外方法はないんだ。

ゴミを捨てるなって怒る原理主義者がいる。
捨てている人に注意をする。
だけどそんなことをしていても道からゴミがなくなることは絶対にない。
だけどゴミがあるなと思ったら拾えばいい。
そういう人がゴミを捨てる人よりもひとりでも多くなれば
道からゴミは無くなるんだ。
全部を変える必要はない。
必要な数だけあればいいのだ。

点数はつけない。
つけられたら笑っていよう。


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歳をとったからこそ何処に行ったっていいんだ

2014-11-15 15:24:23 | Weblog
最近自分の中の閉じていた扉がゆっくりと開いていっているような気がする。
丸くなったんじゃないの?って言われることもよくある。
たしかにそんな気がするんだけれど、よく考えてみると別段
尖って生きてくんだ!なんて思っていたことは一度もない。
どちらかと言えば出来るだけ争いは避けたいなあと思う性格、
強者がいるとスルスルと横滑りして違う場所に行くタイプ。
真っ向勝負は苦手なんだ。

媒介になりたいとずっと思っている。
アアルトコーヒーもそうだ。
コーヒーを媒介にしてワクワクすることが出来ないかなあと思っている。
その時コーヒーはあくまで脇役、だけどコーヒーで良かったなって思われるのが理想。
そして14gは場でありたい。
あそこに行けば何かあるかもしれない(ないかもしれない)
誰かに会えるかもしれない(出会わないかもしれない)

確実じゃないからいいんだ。
答えありきじゃつまらない。
答えを求めてばかりもつまらない。
どんな場になるか自分だってわからない
わからないことだらけだから混乱する。
そしてその混乱の中にこそ光はあるんだと確信している。
カオスなきところに光はない。

閉じてた時間は無駄じゃない。
開きはじめたのは間違いかもしれない。
わからない。
だったら今の自分が思うがままに生きていこう。
もちろん自分で責任をとれる範囲でね。
さてどこに向かっていくのでしょう?
行き先のわからない人生は途轍もなく面白いんだよ。

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