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おおるりが赤裸々に綴る脱線転覆の感想記!(舞台やライブの感想です)

映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」

2011年10月16日 15時19分23秒 | 映画

相手が男でも女でも、誰かと映画を見に行く時は、やっぱり二人の好みが一致した作品じゃないとつまらない。
一緒に楽しめばあとで話が弾んでお酒が美味しいものね! って、最近そればっか(笑)
なので「アンフェア」は後回しにして、こっちを先に観に行きました。

  

猿の惑星シリーズを映画館で観たのは初めてかも。
でもテレビで全部観ているんじゃないかな。
第一作目のラストシーンはテレビの画面で見てさえも衝撃的でしたよね~!
なぜ地球があんなことになってしまったのか?
今回はその疑問が解けてすっきりしました。

個々の尊厳とは知性の高い人間だけが有するもののようですけど、人間じゃなくたって、少なくとも喜怒哀楽という感情を持つ動物ならば決して「無いことはない」と思いましたね。
天才でなくても、捕らわれて折に入れられた普通の猿たちの虐待シーンに心が痛かったです。
それは第一作目の、猿たちのした「知性低い人間」への扱いよりも酷かったかもしれません。

人類の滅亡をまねいたのは、人間のおごりと強欲さ。
まあ、そんなふうに思いましたけど、やはり薬の開発は進んで欲しいですよね。
癌にしても、アルツハイマーにしても、それをすっかり治す新薬が本当に出来たならば、どれほどの人が助かることかと思いますから。
この映画で知能の高いチンパンジーが生まれたのは、アルツハイマーを治す試薬の投与が原因でしたが、それをめぐって「善い人」と「悪い人」がとても解りやすく分かれていました。
悪人にちょっとデフォルメしすぎじゃないか?というのが、いかにもハリウッド映画らしいです。

なんて、これ以上書くとネタバレしちゃいますから、ほどほどにしますけど。
リーダーの条件は腕力よりも、やっぱり戦術に長ける知性と人心(猿心?)を捉える心なのね。
というのは、いかにも人間的な発想かしら。
最後は優れた知将のようなチンパンジーが繰り広げる戦いのなかで、、「毛利の三本の矢」だとか、義経を守る弁慶の「仁王立ちのシーン」とかね(笑) 猿VS人間の戦いは見応えがありました。
ラストはうるうるしましたが、結局人類は滅亡するのよね…。

想像通りに恐い映画で面白かったです。



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