ササユリを求めて大崩山へ(6/09)
3年振りに大崩山を訪ねてみることにしました。
今回の目的は、ササユリ鑑賞です。
気掛かりなのは、今年の山野草は花の付が少なくて”裏年”と言われている事!
祝子川(ホウリガワ)の登山口です。
美人の湯温泉で車中泊したかったけど、数年前から”車中泊禁止”されています。
ハードなロングコースなので入念にストレッチ&ザックの中身を再確認します
大崩山は、危険度★★★☆☆体力度★★★★☆経験値★★★☆☆(個人感想)
5:40-単独行なので想定ルートと時間を書いた登山計画書を出してスタートします。
人の手の入っていない自然そのものです。(手ぶれ?マクロになっていた。)
左:ステップ幅が広すぎると不評の梯子 右:足場板が重たくて運ぶだけで作業前にダウン寸前
6:02-無人の大崩山荘に到着
ここまでは、長丁場なのでウオーミングアップを兼ねて来ました。
パノラマコースは直進、左は小積みダキルートから徒渉してここ戻ってきます。
要所要所の分岐には、明確なプレートがあるので判りやすいです。
最初の危険ポイント、落差は10m位ですが、滑った先ほぼ垂直に落下します。
6:20-ワク塚分岐までは急登もなく比較的楽に歩けます。
以前は丸木橋だったワク塚の徒渉地点、橋は何度の流されてしまいました。
10年程前にグレーチングの橋が流されたのを最後に橋はなく飛び石で徒渉します。
最初から靴を脱いで渡渉する人が多いようです。(安全第一ですね。)
2回目の渡渉を終えると、早速ササユリが出迎えてくれました。(毎回ここが最初です。)
そして、なんと!声を掛けて下さった方が、Blog友?の”TENZANBOKKA78”さん
声を掛け下さって有難うございました。
大崩山は、辛いぞ~
メタボでは耐えられんから、一丁チェックしましょうとメタボ岩を通過
岩と岩の間は、ザックが擦れるほど狭い場所です。
6:53-最後の水場辺りから本格的な登が始まります。
ベットにもなりそうな休憩岩で、水分+エネルギー補給すると良いでしょう。
このガレ場登りで体力をかなり消耗するのでペース配分を考えて登ります。
3日前の大雨の影響で、苔生した岩が滑ったり足場探しに苦労しましたが
今回は、意外と疲労感を感じることなく登ることができました。
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切り通しみたいな場所で、風の通りが良くて汗ばむ身体に心地良い
後ろを振り返ると樹間から「木山内岳」の全貌が見られます。
ここを登ったら、最初の展望所の袖ダキ展望所が待っています。
ザラザラした花崗岩ながら、足がかりが少なくて2連の長いロープが助けてくれます。
7:40-袖ダキ到着
突端まで行くと足の裏ジンジン、お尻がすぼみ思わず尻込みします。
正面に展望抜群の小積みダキ 足元は谷底も見えない垂直の絶壁
右手には下湧塚から中湧塚へ続く岩峰 後ろを振り向くと、四角くて硬そうに見える”乳房岩”
袖ダキで少し遊んだら、湧塚巡りの山歩に向かいますが、チョット乳房岩に触れてきましょう。
先ほど四角に見えた乳房岩 ⇒ なるほね、これなら乳房岩と呼んで良いかな😁
ナデナデしがらよじ登ると、途中で会った若い2人が手を振ってくれました。
P
下ワク塚の岩峰です。
ここは穏やかなのでゆったり遊べます。
青の矢印まで行くことが出来ますが、かなりの度胸を必要とします。(1度だけ行きました。)
中湧塚に着きました。
下湧塚から下りすぎてしまい、登り返すのに7分のロス、しかも、行ってみたものの・・・
中湧塚に登ると、ドド~ンと上湧塚が迫って見えるはずでしたが
湧塚に登る足掛かり&手掛かりがなくなっていました。
張り付けば何とか登れそうだったけど、降りる時を考えて涙の断念でした。
先ほど引返したロスタイム、一体何だったんだぁ~
中湧塚から激!激!の下り、そして辛い登り返しが待っています。
途中に貴重な珍品の”岩茸”の群生があります。
*食べるまでには相当にお手間が必要と聞いたことがあります。
9:02-中湧塚から10分下り15分の登り返しで上湧塚の基底部到着しました。
登るには3つのルートがあり、正面ルートはスリル満点ですが、歳とともに恐怖心に勝てず無理!
登るのを躊躇しましたが、久し振りとあって右の裾巻ルートで登ってみたいと思います。
上ワク塚からの眺望です。
左上:奥に木山内岳・桑原山・中湧塚・小積みダキ 右上:大崩山の山頂方向(山頂は森の中)
左下:りんどう丘、矢印の下は抉れていて超絶壁、大崩山を知る上で一度は訪れたい場所
右下:鹿納坊主~五葉岳~夏木山の稜線、ここの素晴らしいルートなのでお勧めです。
七日廻り岩、丸枠の中が来るなら心して掛かってこいと!と厳めしい顔に見えませんか?
袖ダキ~下・中・上湧塚と歩いて来ましたが、まだ行程の半分で先が長いです。
一旦、ここで休憩を挟んで後半へとつづきます。