表銀座の中間地点です。(7/29)
午後の天候↓↓&雷予報で、出発を早める(7:00⇒5:00)ことにした。
夜中の2:20、小屋の外に出ると星空が広がっていて絶好の山日和の予感に浸る。
しか~し、夜明けとともに麓はガスが覆い、空には雲が漂いつくしてしまう。
日の出を見ることもなく、4:55燕山荘を出発
5:10-朝陽が上がってきました。
果てしなく続く稜線を歩きますが、稜線の奥にはガスが漂っていて見通せません。
北鎌尾根~槍ヶ岳を期待していたけど残念、雨にならないだけが幸いです。
更に緩やかな稜線を歩くと「大下りの頭」です
5:50-大下りの頭からグングン下って行きます。
が、名前とは裏腹にごく短い下りでした。
お腹が空いてきたので、お弁当の朝食を戴きます。
蛙岩(ゲーロイワ)を通過します。
槍の穂先でもと目を見張りますが、ガスに覆われて槍の穂先は見えません。
何人かにすれ違ったけど、この2日間で槍を見た人と言う登山者はいなかった。
切通し岩と呼ばれる場所に梯子&ロープがあります、
高度感もなく難しい場所じゃありません。
この後、喜作レリーフを見落としてしまった。"(-""-)"
大天井ヒュッテ/大天荘分岐
大天井岳に登りたいので、分岐を常念岳方向へ進みます。
ガレ場の急坂が続くので、ゆっくり登っていきます。
花を愛でながらエンヤコラ!ドッコイショ!と登って、08:15-大天荘に到着します。
大天荘の佇まい
ベンチにザックをデポして、大天井岳の山頂を目指すことにします。
天の悪戯でしょうか、山頂到着と同時に雨が降ってきました。
後で思うに、ベンチに荷物を置いたので、山の神の機嫌を損ねたのかも知れません。
大天井岳から一気の駆け下りて、ポンチョを小雨を凌ぎながら歩きます。
**小雨とは言え、大天荘から大天井ヒュッテの登山道は少し怖い気がしました。
09:35-大天井ヒュッテに到着です。(最初の計画では、10:50)
まだ早い時間ながら、名物の”ナンとカレー”をお願いすると怪訝な顔をされる。
なんのこっちゃない!
「”ナンとカレー”は、大天荘のメニューですよ~」との返事が返ってきて愕然とする。
雷予報に早い小屋出発とメニュー提供の小屋まで間違て、ナンを戴く夢は叶わず😢
”ナンとカレー” 未達はショック、ショックをインスタントコーヒーで紛らわす。
大天井ヒュッテを過ぎると、登山道は一変して樹林帯とお花畑です。
北アルプスの短い夏に、如何に昆虫を呼び種保存ができるか?
種保存の逞しさを垣間見る思いのする登山道でした。
10:40-ビックリ平に到着
何がビックリ?
樹林帯から突然、目の前を遮るもののない展望台だからだそうです。
振り返って、自分の軌跡を辿って感慨を得ます。
でも、でも、北鎌尾根~値ケ岳は見えていません。
ガスに包まれた北鎌尾根と槍方向を見て、ヨシ!行くぞ~と気合いを入れています。
ビックリ平から赤岩岳を巻いて、西岳を目指して歩くがメチャ長い!
幾度も幾度も尾根を縫うように進み、西岳が見え始めた時に遂に槍の穂が見えた。
終に顔を見せた、北鎌尾根から槍の穂先
西岳の前衛峰?へ続く鹿の背を乗り越えると、ようやくヒュッテ西岳が見えてきた。
ヒュッテの手前に西岳の登山口があるが、取り敢えずヒュッテ西岳にチェックイン
ヒュッテ西岳から、東鎌尾根から延びる槍ケ岳山頂が素晴らしく
後ろを振り返ると大天井岳~常念岳~蝶ケ岳の天空の尾根が目に焼き付いた。
槍ヶ岳~大喰岳~中岳~穂高連峰への尾根
簡単なランチの後、西岳の山頂へと向かう。
片道10分弱ながら、花と展望が望める登山道だった。
西岳の山頂(背景は、槍ケ岳)
西岳の山頂(背景は、常念岳)
西岳山頂の展望を愉しんだら、小屋に帰って長い歩行(8時間歩行)の疲れを癒やす。
ヒュッテ西岳は、定員70人程度と小さな山小屋です。(トイレが外の別棟なのが残念)
一人分のスペースは、畳半分程度で寝返り不可!
最終的には、8人⇒6人で少し余裕が生まれた。
狭い空間を共有することで、素敵な出会いの始まりとなった。
***滋賀県のM川さん、東京のT中さんとの出会いでした。
ヒュッテ西岳の夕食「ビールは¥800」
夕食後は、ロングランの疲れもあって、20:00消灯前には夢の中でした。
いよいよ明日は、東鎌尾根から槍ヶ岳を目指します。