12/17(金)、久しぶりにイオンへ行った。 店内は、すっかりクリスマスムードだ。 ファボーレで「悪人」を見て以来、すっかり映画づいてしまい、「レオニー」を見て、次に選んだのが「武士の家計簿」だ。 友だちとなかなか日が合わず、ここまで延びたが、案山子さん、ようこ姫さんと3人で観る。 けっこう客が入っていた。 人気なのだな~。
隣の書店、喜久屋には同じく公開中の「ノルウェイの森」が平積みされている。 すぐ傍に「武士の家計簿」も。 映画館と本屋はうまく助け合っているようだ。
新聞にも上の写真が載り、大宣伝。 お気に入りの出演者、お隣り金沢の話、とても楽しみだった。
原作は、磯田道史著、新潮新書「武士の家計簿~加賀藩御算用者の幕末維新」だそうだ。 映画が始ると、大きな算盤が映る。 もちろん五つ珠。 黒光りしている。 パチパチ、パチパチと小気味よく珠をはじく音。 親指と人差し指がリズミカルに動く。
馴染み深い金沢城石川門をくぐり、裃袴姿で出仕する主人公の猪山直之(堺雅人)。 加賀藩御算用者(ごさんようもの)だ。 父(中村雅俊)も、息子も将来は同じ勤め。 上の写真の左端、息子の直吉が「父を語る」形式で話が進む。
”刀ではなくそろばんで一家を守った侍がいた~実在の家計簿からよみがえる温かな感動作”と言うのがキャッチフレーズらしい。
直之は昇進するが、身分が高くなるにつれ出費が増える。 息子の直吉が4歳になり開かれる“着袴(きばかま)の祝いの宴で、盛大なお披露目をしなければならないが費用がない。 知恵を絞り、妻のお駒(仲間由紀恵)が鯛の絵を描き、鯛の塩焼きに見立て祝い膳に出す。困惑する親類縁者。 宴の後、直之は“家計立て直し計画”を宣言。 借金を返すために家財一式を処分し、家計簿をつける(”勝手方入り拂い帳”として残存する)ことを提案する。 「衣類は一人3点まで」と言うのが面白い。 これで行けば家の中も片付くだろうな~と思った。 母(松坂慶子)やおばばさま(草笛光子)の大切な品にも容赦がない。
家族皆で協力して、多額の借金を返済する。 その間、細やかな家族同士の支え合いや気遣い合いに心が和む。 だが息子には、幼いころから算盤、書道、論語などを厳しく教育する。 息子は父の一徹さに一時は反発するが、時代の流れの中でその教育を感謝することになる。 幕末の加賀藩の動きも垣間見られ興味深い。
浅野川での「友禅流し」の場面(実際には保津川らしい)や、猪山家の近くを流れる犀川の風景、中庭を囲む武家屋敷のたたずまい、加賀100万石の城下町の様子がなんとなく懐かしく感じられた。
リーダーが決断し、責任をもって家族に指示をし、皆で協力して危機を乗り越える、爽やかで温かい家族愛の話とも言えるし、一人の侍の一途な生き方とも言える。 チョッと珍しい時代劇でした。
『武士の家計簿』富山新聞に連載されていて
毎日楽しみにしていました。
この時代に家計簿をつけていたのに感心。
家計簿から時代の様子が見えてきますね。
今日のお茶教室でKakiさんがそう言っておられました。
磯田さんの原作が連載されていたのでしょうか。
家計簿から見えた時代をドラマにした脚本家も面白いですね。
お金の価値はサッパリわかりませんでしたが、息子に4文合わないと責める父です。
面白い映画でしたね。
場面場面で、面白い所、セリフのいい所など、メモをして来ればよかった。
忘れてしまって・・
あなたのを読んで、改めて思い出しています。
深く軽やかに書いている感想。読ませますね~
お褒めの言葉をありがとう。
面白かったので書きやすかったです。
yahooに監督やスタッフの思いや工夫が動画でアップされていて面白いですよ。
子役がクランクアップの花束に泣きだすシーンも。
”睨み鯛”の話などまだまだ書きたい事をありましたが。
年末年始に見るにふさわしい映画ですね。
楽しいものをみんなは求めているのでしょうか?
今日は久しぶり午前中車庫掃除しました・・・少しずつ大掃除してます。
家計簿「今年こそちゃんと細かく記入して節約しなきゃ」と思うのですが 大きな買物だけメモって終わり・・「来年こそ」と毎年K新聞に付いてくる家計簿をとっておくのですが・・・食費もかなり無駄使いしてるわ~賞味期限切れてるみたいなね。買った服も何回しか着てないのもあるし年末年始はお金使うよね・・・節約節約
実話と言うのに、かっこよく描かれているせいか気持ちがスカッとしますよ。
確かに今の時期にタイミングがいいですね。
家計簿は貧乏になるとつけるものかもね。
私は一人分だから、支出だけつけてますよ。
年末大掃除の整理整頓に役立つな~と思って見ました。家の中がすっきりするからね。
大掃除、もう始めているのですね。