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映画「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち」

2021-05-03 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 「ヒノマルソウル」は、5月7日に公開だそうです。 きっともっと早い公開予定だったのでしょう。 長野オリンピックは1998年2月。 20数年前とは言え、リアルタイムでテレビ画面を見つめた人たちは数多いはず。 舞台裏にこのような英雄たちがいたとは!

 数年前に城端小中学校の「卯辰会」で野沢温泉へ行った。 その時、山の向こうを指して「あの辺りにジャンプ台があって…」と説明してもらった。 ラージヒルのジャンプ台は白馬村。 競技前にそこへ集まった25名のテストジャンパー達の実話に基づく物語だ。

 テストジャンパー…。 競技前にジャンプ台の状態を確かめる、選手が安全に飛べるようになるまで繰り返し飛ぶ裏方。 そのメンバーの中に、野沢温泉村出身の西方仁也(田中圭)がいた。 彼は4年前のリレハンメル五輪でのラージヒル団体の銀メダリスト。 原田雅彦の失速がなければ金メダルは確実、と地元野沢温泉村では「金メダルおめでとう!」の垂れ幕が作られていた、と言う。

 4年後の雪辱を誓い練習するも、怪我、治療、リハビリ…との努力も空しく、西方は代表選手選考から漏れてしまう。 そしてテストジャンパーを依頼されるのだ。

 様々な人生を背負い、それぞれ異なる目標を持ち集まった25名には、大会当日思いがけない天候に見舞われた結果、大きな試練が待っていた。 そして大逆転劇が起こるのだ。 誰も知らない25人のテストジャンパーたちが起こした奇跡…。「この隠された真実にあなたはきっと涙する~」とあるが、涙が出ました。 強制でも命令でもなく、一人一人が考えて決めた吹雪の中でのテストジャンプ。 そして25名全員が無事に飛んで競技が再開された瞬間。 原田が船木に駆け寄って喜ぶシーン。

 映画の公式HPに、原田雅彦、西方仁也、田中圭の鼎談が載っており、選手たちが4年ごとの大会に臨む計り知れない思いと苦労を知りました。


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