Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

前進座「裏長屋騒動記」

2019-07-24 | 映画・テレビ・演劇・芸能

   7/19(木)昼、高岡演劇鑑賞会7月例会・前進座の「裏長屋騒動記」を観た。いつだったかシネマ歌舞伎の「らくだ」を三津五郎と勘三郎(二人とも亡くなられたが…)の主演で観たことがあるが、今回のお芝居はその「らくだ」に「井戸の茶碗」も加えて山田洋次が脚本・監督を担当したと言うから”こうご期待”物である。しかも、前進座の公演、屑やを嵐芳三郎、他に藤川矢乃輔。河原崎国太郎などが出演。かつての中村翫右衛門、河原崎長十郎、梅之助、梅雀、嵐圭史などの舞台をずっと見続けて来た者にとって、若い役者さんたちがしっかり跡を継いでおられるのが頼もしい。

 

、 《ものがたり》
 江戸のとある裏長屋に出入りする紙屑屋の久六が、浪人朴斎と娘お文に懇願されて買い付けた古い仏像。それを若侍の作左衛門に売ったところ仏像の腹の中からなんと五十両の大金が出てきた。ところが朴斎も作左衛門も、自分のものではないと受け取らず、久六は大金を持たされたまま二人の間を行ったり来たりする羽目に…。(ここにラクダの話が絡んでくる)
 一方同じ長屋の”らくだの馬という鼻つまみ者は、今日も傍若無人のふるまいの末、フグにあたって死んでしまう。兄貴分の半次は、馬の弔いにかこつけてご馳走にありつこうと、久六を巻き込んで、強欲大家の家に乗り込み大騒ぎ。(死人のらくだにかんかん踊りをさせる場面に大笑い)…。

 若い作左衛門と朴斎の娘の恋も成就し、めでたしめでたしとなります。

 👆のポスターにあるように、「武士のプライドと屑屋の良心、可笑しくてちょっぴり苦い、江戸の長屋の底抜け大騒動でした。お芝居は本当に面白いです。


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